今日はついてない日の話をしようか。
そう、あの日はベリーズシティについたときのこと。
ベリーズシティは治安が悪いと聞いていたので、警戒しながらダウンタウンの方へ向かっていく。
町の地図を見ていると、男が横から話しかけてきて道を教えてくれた。
チップをせびられるのかと思ったがそのまま去っていって肩すかしをくらった。
彼の説明によると、このまままっすぐ行って右手側にある橋を渡ると中心部らしい。
その少し手前で「ゲストハウス」と書かれた建物を見つけたので入ってみる。
部屋の中を紹介され、あれよあれよという間にここに泊まる運びとなっていった。
まあゲストハウスなるものには泊まったことがなかったのでちょうどいい、ためしにここに泊まってみよう。
部屋の説明を聞いてみるとみると、どうやらホステルとほとんど同じらしい。
安いドミトリーを選択。
狭い部屋だが誰も泊まっていない。
環境の変化のせいで最近疲れがたまっているので、ここには2泊することにした。
すると、一泊30ベリーズ$から25ベリーズ$にまけてくれた。
2日目にはお母さんのご好意で個室に移してくれさえもした。
ここまではよかった。
ゲストハウスには人懐っこいネコと人懐っこすぎる犬が飼われていた。
かわいい。
ここまでもよかった。
問題はここからだ。
ちょうど今wi-fiが動かなくなっているということで、ゲストハウスを運営する家族の娘の一人が
この先にフリーのネットが使えるカフェがあるから、コーヒーが飲みたいときとかに行ってみたら?
と教えてくれた。
早速行ってみると・・・
まずwi-fiを使うには20ベリーズ$使わないといけないらしい。
コーヒーひとつ5ベリーズ$くらいなのでかなり頼まないといけないし高いし、そもそも一人じゃそんなに使わない。
で、このシステムを聞いた時に20$払えば使えるのだと勘違いして、こっちはこっちで合計金額を提示してくれるのを待ってるし相手も相手で注文してくるのを待ってるしと、会話がまったく噛み合わない。
せっかく来たんだからネットを使っていこう、とメニューに載っているものを注文しても「どれもない」と言われる。
しょうがないので現在ある残り少ない商品何個かとコーヒーをもう一杯頼むと、一人なのにコーヒー2杯頼んでるからおかしい、と話が進展しない。
お前が20$頼めって言ったんだろうがよ!!
なんとか話もまとまり、パスワードをもらっていざネットを繋げてみると、重すぎて全く動かない。
20$も払ったのに・・・
これはひどい。
街中へいくとインターネット屋があったので、素直にそちらへ行くべきだった。
ショックだ。
不運その1:ネットカフェで大損!
ゲストハウスに戻りシャワーを浴びると、なんだか水が変な匂いがする。
下水臭い。
しかもこのゲストハウス、全体的に清潔とは言いがたく、正直に言うとものすごく汚く、なかなか使いづらかった。
よく見ると道路を挟んで反対側にもゲストハウスと書かれた看板が見えた。
こっちにしておくんだった。
スタッフの人たちがみんないい人なので、そこだけは救われた。
不運その2:宿泊地の選択ミス!
カリブ海だー と思って海を見にいったが、
なんというか全体的に抹茶色。
そして海辺へ行っても食事処へ行っても金をせびってくる人がいる。
子どもも大人もウェイターも。
それがしつこく、本当に嫌だった。
不運その3:人々がうざい!
一泊して朝起きたら、肩から腕にかけて肌に奇妙なぶつぶつが発生していた。
かゆくはないが触ると少し痛い。
ニキビだろうか。
日焼けのせいか。
初めてこういう風になったのでよくわからない。
不運その4:ぶつぶつがいっぱい!
食事の時間のタイミングが合わず、いつも出かける頃には大体のレストランが閉まっている。
おかげで簡単な食事しか食べることができず、体は少しずつ弱っていった。
不運その5:食事時のタイミングがシビア!
ゲストハウスを出るとき気づいたのだが、気に入っていた空気入れが盗まれていた。
自転車本体につけていたことをすっかり忘れ、外しそびれていたのだ。
使いやすく非常にコンパクトだったので、なくなっているのに気づいたときはかなりへこんだ。
不運その6:盗難に遭遇!
庭で特大のゴキブリと人懐っこすぎる犬に見送られてゲストハウスを出る。
犬が飛びついてくるおかげで泥だらけだ。
自転車屋で新しい安めのポンプを買い、船でキーカーカーという島へ渡るためボート乗り場へ。
数日前にレストランでもらったサインを見せるが、その人が達筆すぎたためにみんな文字を読めず、しかもなんとか読めたのか弟らしき人が受け取ったにもかかわらず値下げをしてくれなかった。
不運その7:値引き失敗!
チケットは往復で35ベリーズ$。
自転車は10$プラスだと聞いたが、その値段は入っていなかった。
きっと入れ忘れたのだろうけど、これがサインの値下げ分だと思っておこう。
こうして、ものっそい憂鬱になりながら船に揺られてキーカーカーへ行くのだった。
気分は本当にブルー。
海だけに。
そして乗り物に弱いので少し酔いそうになった。
とりあえず、ここに来た印象として
ベリーズは好きだがベリーズシティは嫌いだ。
最初っからあまり行きたいとは思ってなかったんですけどね。
元々は避けて通るつもりでした。
でもキーカーカーには行きたかったし。
しょうがない。
こうなったらキーカーカーに期待だ。
旅行者はベリーズシティには滞在しないことをオススメします。