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となりの国

Home > ブログ > 9、コスタリカ

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コスタリカを出国し、コスタリカへ…?





パナマの2つ手前の町、リオクラーロから出る。
たしかこの町から モン/テベルデ国立公園 という有名な自然公園に行けるのだが、何かと金がかかりそうだし天気もよくないので、まっすぐ国境へと向かう。

 ↑間違い。モンテ/ベルデはリオクラーロからではなく、その前に大雨で避難したレストランがあった場所、Chacarita(チャカリータ)からでした。

 ↑またまた訂正。コルコバード国立公園でした・・・ だから固有名詞はだめだってあれほど。



それにしても、コスタリカはレストランが多い。

グアテマラからニカラグアまでは飲み物やお菓子が売っている小さな店多く、たまにレストランがあるという感じだったのだが、
コスタリカに入ってそれが逆になってしまった。

おかげで気軽に飲み物が買えず、少し不便だ。



次の町で軽食を食べ、そのまま1時間くらいで国境の町、Paso Canoa(パソカノーア)に入る。


出国手続きをするため、最初はバス停と勘違いしていたイミグレーションに入る。

並んでいると、おばさんが堂々と横入りしてきた。
それを目の前で見ていた欧米人風の男性が大笑い。
笑いながらおばさんになにか注意をしてくれている。

こっちはこっちで、自転車のフロントタイヤをガツガツぶつけて嫌がらせ。
そう、やっていることは自分もおばさんもどっこいどっこいなのだ。

だって、何もせずに屈するのは悔しいでしょう?


欧米風青年がこちらに英語で話しかけてきた。

これからいいことあるといいね
と言ってくれた。

それで少しは救われた。
嫌なことがあって、そのまま出国なんて嫌だ。
この国が一気に嫌いになって終わってしまう。



出国には税金を払わねばならず、出国カードを持った見張りの警察官がカードを渡すとともに

あっちで7$払ってきてね

と案内してくれる。


待っていたのはただのバン。
”出国税はここで”という手書きの紙がフロントガラスに貼っつけてある。

7$と言われ、レシートにも7と書いてあるのに、受付の女性は8$を要求する。
余っていたコロンで払うと、5000コロンしか返ってこなかった。
笑顔でサヨナラという女性。

あー、やっぱりこの国嫌いになったわ。



バスターミナルのような出入国カウンターに並び直す。
さっきのババアがまた横から入ってきたが、警察官に後ろに並べ、と指示される。
私ここに並んでたの、と弁解するも虚しく列の後ろを指差す警官。

しめしめ。


パスポートを渡して返ってきて、それで出国はおしまい。

次はパナマ入国だ。





今度はもっと立派な黄色い建物のほうへ向かう。
大きな柱が3本ついた巨大で奥行きのある門のような形になっていて、
中央の柱にたくさんの部屋や階段を設置したような造りだ。


入国カウンターを探していると、気の強そうな金髪の女性警官がこちらへ向かってきた。
パスポートを渡すとスタンプを押す所に切手のようなものを貼付けられた。
そして1$払えと言う。

これも税金だろうか。
コロンで払おうとすると、ドルだけだ と怒った調子で言う。
この町のレストランの女たちもこんな感じで感じ悪かった。

なんだかなぁ。

もちろんレストランではなにも頼まなかった。





自転車と共にその門の真ん中へ入っていって、入国審査を受ける。


yeruiwahfjkldsan?  ☜出国の航空券を見せろ と言っているようである。

???  ☜全然わからない自分。

彼、自転車で来てるみたいだよ  ☜隣で審査を受けていた旅行者の男性が助けてくれる。

オーウ!!  ☜と、アメリカ人ばりのオーバーリアクションで後ろにのけぞる審査官。



後ろで審議をする審査官たち。
振り返って、


じゃあ500$あるか見せて


ガラケーで数ヶ月前に取っておいたネット銀行の残高の画面メモを見せる。
審議する審査官たち。


英語にできない?

日本語だけ




パスポートにスタンプが押され、OKが出た。



ふー、楽勝楽勝。


向かいにあったツーリスモで地図をもらう。
無料だ。
地図というか、ガイドブックだった。
小さいのでよかったんだけどな。

英語版をもらえたし、ホテルやホステルの情報も載ってるから、まあいいか。



と、地図を鞄に閉まっていると、勢いよく雨が降ってくる。

陸地づたいに国境越えすると、タイミングよく大雨に降られることが多い気がする。
今のところ50%くらいの確率ではないだろうか。

よし、行こう! と思った時に降られるので意気消沈してしまうのだ。
一回はイミグレ—ションに閉じ込められたし…




とりあえず近くにあったアイスショップに避難。

ついでにアイスを買う。
2.50$だった。
まだ物価の感覚がないので安いのか高いのかわからない。

ただ、これにはイチゴやチョコやマシュマロなどのトッピングがついていて、
食べ終わるとフィリピン人だという小さな女の子が「これもういい?」とかわいい声で尋ね、下げてくれるサービス付きだ。




そうそう、パナマではUS$が使われている。
呼び方は「ドラレス」と「バルボア」2種類があるが、両方とも同じ物をさす。
ただ、パナマ独自のコインも流通していて、それは他の国では使えないので注意しないといけない。




雨が止まないのでこの辺でホテルを探すことにした。
目についたホテルで値段を聞くが高く、
そのカウンターに 向こうが安いですよ、と言われたのでそっちへ向かう。


途中、見知らぬじいさんに声をかけられた。
安い宿があるからついてこい、ということだった。


でもちょっと待った。

こういうときはまず相手の服装を見よう。
もし服がボロかったりしていたら要注意だ。
チップを要求される可能性がある。

そしてこの「ついてこい」という行為。
これはかなり高確率でチップを要求される。

特にこの町はパッと見ても浮浪者が多く、治安がいいとは言いがたい。
あまり気を緩めないようにしよう。


と心に決め、しかしフラフラとついていってしまう自分。



どうしよう、いつ別れようと迷っていると、今度は別のおっさんが
「こっちがいいから、こっちがいいから」と勝手に宿の中で交渉し始める。

どうやら部屋はいっぱいだったようだ。
よかった。


最初のじいさんが呼んでいる。
しかしそこもいっぱい。
次へ行こうとしているじいさんに無理矢理別れを告げると、さっきのおっさんが別の宿の場所をこっちへ向かって叫んでいる。

はいはい、と適当にやり過ごした。
そこはさっき目にして行こうと思っていたから言われなくてもわかってるよ。



結局そのホテルも値段は高く、初めにホテルの従業員に紹介されたところに泊まることに。


街中をうろついていると2番目のおっさんに偶然会い、チップを要求されたが、

違うホテルにした
おれのほうが金がない
くれ

と返答する。

おっさんも金はないと言われたが、その手には別の人からもらったのであろう100コロン硬貨がたくさん握られていた。








コロン?



そう、ここはまだコロンも使われているのだ。
おっさんが

ここ、コスタリカはいい国だぞー!

と叫ぶ。



ええ!! ここまだコスタリカなの!?


スーパーを覗いてみると、全部コロン表記だった。
もうコロンを作りたくなかったので、買い物は我慢。
夕食もドルでちょうど払えるように値下げしてもらった。


しかし手持ちの水がもうない。
ここでは買い物ができないとなると、パナマのもっと奥で水を買わないと…


そこで日本のガイドブックを見てみる。

パナマでは水道水が飲めるらしい。

これは有益な情報!



しかし次の日、ホテルで水をくむのを忘れてしまったのである。

これはピンチだ。
どうなる、次回!





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海外初、顔なじみの店







ホテルでキャンプをした次の日。

この日は体がダルくて少し筋肉痛になっていた。
テント泊ではやはり体の疲れが取れにくい。


テントをたたむのも面倒くさく、ダラダラと片付けながらホテルの庭を見ていた。



    ↑中米でよく見る歯切りアリの列




    ↑木の又のまんなかにキツツキが立っている


もう一泊しようか迷ったが、まわりには店すらないこの場所に留まったところでどうしようもない。

それじゃあ進みましょう、本日づけで
という草案が自分会議で可決。

「休みたい」という本心を、その意見を盾にしてごまかし、身支度を整えた。


本で見て以来ずっと見たいと思っていた ソライロフウキンチョウ もここで見れたので満足ではある。


    ↑左上がソライロフウキンチョウ。淡いきれいな色をしていた




体が疲れていることもあって、ゆっくりゆっくり進む。


しかしまさかParmar Norte(パルマールノルテ)という小さな町で10泊もすることになるとは思ってもみなかった。






















……うそです。


本当は3泊です。



最初に多めに言っておけば「3泊」がごまかされるかなーというトリックを使ってみました。



贅沢してちょっとだけ高めのホテルに泊まったので、居心地がよくなってしまって…

それだけではなく、この町は小さいけど物は多く、喧噪としていない、
という自分好みの町だったので、離れがたかったのだ。


ひいきの店もできた。
大衆食堂のようなカフェのような店に行くと、

カサードの安いのでしょ?

と店員さんが笑顔で出迎えてくれるようになった。


「おばちゃん、いつものね」状態が異国の地でできあがった。
顔パスってやつ。




    ↑高い山の麓にあるのも気に入っている理由の一つ。景色がいい。が、そのせいで雨に降られやすい



    ↑この黒い点のところがパルマールノルテ




もっとここにいたかったが、自分で自分のケツをたたき、先に進むことに。

しかしこの日は雲行きがあやしい。




   ↑町を出てすぐにジャングルっぽい川を発見




    ↑次々に現れる看板が誘惑してくるんですが…



腹が減ったので休憩がてら、レストランに入る。
雨もちょうどパラパラと降ってきていた。


食事をしていると、一気に大雨が。



    ↑雨が止むのを待つ間にデジカメをいじっていたら、写真設定の仕方をまた一つ学んだ。
     雨粒が見えるようにしてみたんだけど、どう?




    ↑大雨のなかを闊歩する馬と人


雨が小降りになったので、今だ! と急いで金を払って出発。
なかなか人のいい店長だった。




先に行くにつれて道が悪く、そして狭くなってゆく。

もしかしたら道を間違えたんじゃなかろうか、と心配になった。
雨宿りをしながら、パナマ国境との距離はじわじわと縮まっていく。




    ↑どんどんジャングル化していく




雨は止みそうにない。
こりゃもうだめだと思い、流れ着いた小さな村の酒場の一人に、ここらで泊まる所があるかどうか聞いてみる。

うーん と唸りながらまわりにも聞いてくれるが、どうやらないらしい。

こっから自転車で40分走ればもっとマシな町がある、という話だったので、
その町の存在を信じて走っていった。




大きな看板に

ようこそ、Rio Claroへ

と書かれているのが見えた。


やっと着いた。
とりあえず目についたホテルへ行き、値段を聞くと高くなかったのでそこに部屋をとる。
水シャワーを浴びて一安心。
疲れたー。

距離はそれほど走っていないが、雨のおかげで時間がかかってしまった。

ホテルに入った時間は夕方の5時。
体感ではまだ3時くらいだった。
雨が降ってからずっと暗かったので、時間感覚が狂ってしまったようだ。








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テントの中にホタル






8月10日



朝。
出発前に朝食を食べにいく。

コーヒーをおまけしてくれたうえ、お釣りを米ドルで返してくれたので、それだけで300コロン近く得をした。

ラッキーだ。




ここから道の起伏が激しくなる。
海沿いは崖が多いため、少し内陸側に入るだけでも急な坂道となってしまうのだ。


自転車を押して歩く。
アナグマのような動物が道を横切る。
向かいからサイクリストが何人も駆け下りていった。



途中の店でちょっと休憩。

 



セビーチェという名前をここ最近よく聞くようになったので、試しに買ってみた。


 



味も見た目も、メキシコで食べたコクテルに似ている。
コクテルの茶色いソースを取り除いたら、まんまセビーチェになることだろう。

中身は四角く切った白身魚と小さなエビがぎっしり。
味は酸っぱくてしょっぱくて甘い。
酢が入っているのだろう、酢漬けに近いこの ク〜 っとくる酸味が疲れに効く。


わかりやすく言ってみると、信玄という駄菓子の味に似ていると思う。
 
 ↑
これ北海道に売ってないんですよね。



ここのセビーチェは1300コロン(238円)。
メキシコのコクテルは小さいサイズでも60〜80ペソ(480〜640円)はしていたので、こっちのほうが安い。



近くにいた警官たちと世間話をしながらセビーチェを食べた。
この辺は強盗は出ないが置き引きが多いので自分の荷物はよく見ておいたほうがいい、ということだった。
あと、コスタリカの物価は現地の人でもやはり高いと感じているらしい。

世間話と言っても、自分のスペイン語ではこのくらいしか話すことができない。




その先ものぼってはくだり、のぼってはくだり。
アリクイの死体を横目に自転車を押していく。

が、もう面倒くさくなってしまって、自転車をこいで一気にのぼってしまう作戦に変更。


降りて押す行為は、ペダルに力を込めなくてもいいし
自転車に乗る体勢から歩く体勢に変えられるという点でそのときは楽なのだが、
後々キツくなってくる。

というのも、重い自転車を押して坂を歩く労力は、坂をペダルでこぐ労力と同様に多く体力を使うし、
自転車をこいだほうが早くのぼり切れるので、その分だけ体力を温存できるのだ。


自分はギアをあまり変えたくないほうなのだが、今回はガンガン変えていく。
普段あまり使っていない”1速”も使っちゃうぞー。


         ,  r::ム--‐ァ:::::;r‐ -==::;; 、,,_
        ,_、/''7゙::/ r‐'´::::;=- _  __ ``''-゙=;; 、
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  ‐-<..,,,_!'、'、::::::::'::::::_;;::::;;__::´:::::::::::'´´::::'´''"‐-:..、
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  三====:::;;;;;---く
  ─‐ァ 、、..,,,_,,,....、、..`二ヽ_、         /ノ
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   /:::::::;;:::::::i           _二"´   ゙ミ:::::::::::::::::::``
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   レ=≡';:::lヾ、, '' ‐、      (_)       ';::::::::::::::
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    ヽ、=≡ヽ ゙i 、 ,ノ    、ニ+-‐ヾ       !:;r'゙r‐`
      `ヽ、_= i " ヽ、‐_ ,. .--───--、 レ /,ニ、
         `f゙i ,-'' ´ _,,..、 --- 、,r _, / L..ゝ /,/
         '、! ゙、_,. ' ´  ,.、-‐ ''"""'''''ソ ノ_,,/
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               ` `、'' '',.´ィ''"ヽ :.:.:.:.; イ;;;;;;;;;;!
                /;;`´;;;;;l`ヽ、  / /;;;;;;;;;;;|
                  /;;;;;;;;;;;;;;;;!     /;;;;;;;;;;;;;;;!


    ーーーー^ーーーー
    ギアファースト!!
    ーーーーーーーーー




苦しみ呼吸を荒げながら坂をのぼる。
寄り道したり休憩中にオカリナを吹いたりしていたら予定よりもずっと遅くなってしまった。
次の町まで行こうと思っていたのだけど、今日はここまでにしよう。



ホテルと書かれた看板をたよりに道を外れる。
奥に建っていたカラフルな建物に人影があったので声をかける。

ここはホテルではなくバーだと言われた。
しかしそのフレンドリーで馴れ馴れしく話す上半身裸の男はすぐにこう言い放った。

隣に友達がやっているというホテルがあるぜ。
それにこのバーで週末にパーティがあるから、もしその準備を手伝ってくれたらここにテントを張らせてあげられるし食い物も食えるよ。向こうにある島にも安値で案内してやるよ。


とてもおもしろそうだ。
ネタにもなるかもしれない。


頭ではそう思ったが、今は体が非常に疲れているし、週末ってことはつまり5泊しないといけないということでしょう?
なに言ってるのかよくわかんなかったけど。

とにかく今は普通に休もうと、隣のホテルを案内してもらった。



ホテルで使われていない2階にテントを張らせてもらい、安値で泊めてもらうことに。

 


 




夜、大雨が降る中、電気ケトルを借りてインスタントラーメンを食べる。
チキン味。


それからテントに入ると、
ホタルが1匹、緑に光っていた。


蛍の墓みたいだと思いながら、
テントの中、一匹だけ光を放つホタルがかわいそうになったので外に逃がしてあげる。


テントから顔を出すと、眼前の草原で無数のホタルが飛び交っていた。

 
    ↑低画質のデジカメでなんとかギリギリ撮れたホタルの光。
     もしかしたら船の光が写り込んだだけかもしれない 
 



しばらくホタルの乱舞を見ていた。
蚊にたくさん刺されてしまった。





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一体 おれは何人なんだ!?



8月9日



ケポスの町から出発。
川沿いで休憩したりしながら、なだらかな道を すすすー と走る。


















Dominical(ドミニカル)という海沿いの村に着いた。
この日はあまり走っていないが、もう暗くなってきているのでここらで休むことにする。


ここは海水浴を目的とした観光街道のようだ。
レストランやカフェ、お土産屋やホテルが並んでいる。

道の脇に立っていた看板には安そうなホステルの名前が書かれていたが、
途中のcabinas(カビーナス ー 安めのホテル、穴場が多い)を覗くと10000コロン(2000円くらい)の部屋があったのでそこに決めた。
決め手はオーナーの人の良さだ。

オフィスの中にこっそり置かれてあった値段表には、30$と書かれていた。
値下げしてくれたのかもしれない。


オーナーのおばさんはとても丁寧な人だ。
英語でちょっとした会話をしたあと、部屋の説明を逐一してくれた。

あなたは・・・日本人ね

なんでわかったのか聞いてみると、

ええ、だって日本人顔だもの。ええっと、あなたは面長だけど、中国人ってもっと顔が丸いでしょ。それに、日本人だったらいいなと思ったの。思った通りだったわ

と言ってくれる。




コスタリカでは、仕事に成功している中華系の人たちが増えてきているらしい。

アジア人顔を見るとchino(中国人)と呼ぶ中米人の雰囲気を見ると、chino=アジア人 という語彙変化が起こっているのかもしれない。
そのため数年経ったら 中国人=金持ち という図式ができて、他のアジア人も狙われてしまうことを危惧していた。

しかしこのおばさんの反応を見ている分だとそれは大丈夫そうだ。



…いや、中国人も狙われなければいいとも思っているけど。
というか、中国人も日本人もどこも似たような顔だよね、自分達から見てもさ。




本などで「”中国人”という総称を差別用語として使う国が多くある」と書かれているのを何度か目にした。

たしかにひどい使われ方をしているところもあった。
しかし、多くの人はただの呼びかけであったり、時には愛称や敬称として使っているようだった。

これを見ても、中国の人が世界に進出してきているということがわかる。



なぜこれだけchinoという単語に詳しいかというと、自分も時々chinoと言われるからである。
大方訂正せずに、そのまま中国人として振る舞うというわけではないけど、中国籍と間違われたまま出会って別れる。
特に言い直す必要性が思い浮かばないからだ。


でも同じくらいの確率でJaponesと当てられてしまうし、
Filipino(フィリピン人)と勘違いされることもある。
カナダのドーソンシティで一緒にすごした日本人には中国人顔だと言われたし…

結局自分はどう見られているのだろう。
なんだかよくわからん。



これをごらんのみなさん、自分、何人に見えます?





    ↑村の中で買ったフレッシュオレンジジュース。300コロン(60円くらい)だったか500コロン(100円弱)だったか忘れた。安いしうまい






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