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となりの国

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日本人宿「ペンション田中」を探して 〜 San Jose

連投します。



7月20日


ここ数日は晴れが続いている。
この日も晴れ。
自転車に荷物を詰めて出発。



ガガッと進みすぐにグレシアの町に着く。

カフェに入って優雅に昼食。
のはずが、料理はどれも高く、安めのイチゴチーズケーキを一切れだけ食べた。
おいしかった。


グレシアまですぐに着いてしまったので、ここは飛ばして次の町を目指すことにする。

 
    ↑オサレな教会だけ撮ってササッと通り抜けた



ここからAlafuela(アラフエラ)の町まで田舎道が続いた。

 


小さな村が数km毎に並んでいたが、今日が日曜日だったため店のほとんどは閉まっている。

途中、8000コロンの安いcabinasを見つけるが、まだ時間が早かったので先に進んでしまった。
今思えばここに泊まればよかった・・・


 
    ↑イグアナを発見。やっとちゃんとした動物を撮れた
     イグアナでパッと出てくるものといえば菅野美穂が出演してた「イグアナの娘」。あとゲームボーイの「ドンキーコング」に出てくる尻尾の長いイグアナもかわいくて好きだった。そんな世代。




アラフエラに着いたのは3時少し前。
この分だと首都のSan José(サンホセ)に着く頃には夕方になってしまう。
宿がすぐに見つかれば問題ないが、見つからなければ真っ暗な中を探しまわることになるだろう。
それはちょっと避けたかったので、目についたホテルへ行ってみる。


しかしここは値段が高かった。
そこの受付が半額くらいにまで値下げしてくれると言い、オーナーに電話で交渉。
結局無理だと言われ、30分待たされただけだった。
他のホテルも安くても18000コロン(3300円)くらいするらしい。

ちゃんと自分の足で探せばもう少し安いところもあったことを後で知ることになるのだが、このときはそれを信じ込んでしまった。


どうせ高いのならここに泊まらずにさっさとサンホセに行ってしまおう。
ということで、空港の横を通って高速道路のような道を進む。
念のため泊まれそうなホテルを見ながら進むが、どこも高かったり休みだったりでだめだった。




”39号線”と書かれた道に入る。
昨日調べたところによれば、ここから2本目の大きな道路を右に曲がるとパバスという地区に入ることができて、その通りにアメリカ大使館がある。
その近くに日本人宿「ペンションたなか」があるという。
看板はなく、美容室tamaeという店があるそうだ。


空は夕焼けになってしまったが、その色がとてもきれいだった。
少し疲れてはいたが、それを見ていると元気が出てきた。
体にやる気がみなぎり、わくわくしてくる。
だが、そのわくわくの後はいつも悪いことが起こるので、慎重にいくよう自分を抑える。

 

 



住所を見せて道を尋ねた。
が、全然わからないと言われる。

その人に突然「日本人だろ、言葉の間に日本語しゃべってるよね」と言われ驚いた。
彼は以前東京大学に行ったことがあり、日本語を少し話すことができるらしい。
もちろん英語も話せる。

向こうに中国人か日本人かわからないけど住んでるよ

という話を聞き、そちら側をウロウロしてみる。

まったくそれらしい美容室が見つからない。
ちゃんとした住所がないようで、調べたものも「〜薬局から75m先」としか書かれていなかった。


 



探し続けて疲れ果て、
この日は昼のケーキ一切れしか食べていなかったので、マックで2$のハンバーガーを食す。
食い足りないが早く探しにいかなくては。



外は真っ暗。
警備小屋のようなところがいくつも並んでいるのだが、その1つに道を聞いてみる。

なんとか通じたようで、

日本人で髪を切るところだよな!

とジェスチャーつきで言い、自分が持っていたペンション田中の電話番号に電話してくれた。
出た女性は日本語が全く通じず、なにかわめき散らしている。
どうやら違うところのようだ。



じゃあ直接行ってみよう、ということで警備員の一人がバイクを持って来る。
その間にコーヒーを1杯ごちそうになった。


バイクについていき美容室に到着。
近くに薬局もある。 が名前が違う気が・・・

チャイムを押すが誰も出てこない。

ネットの写真で見た家とも全然違う。


ここじゃないよ、
と警備員に言うが、彼は絶対ここだ、としか言わない。
暗雲が立ちこめてきた。


彼はどこかに電話している。
そして携帯を渡された。
向こうは中国人女性のようで、英語が話せるらしい。

田中玉枝さんは知っていますか?

と聞いてみても、

中国人の知り合いはたくさんいるけど日本人はわからない

と言われる。



警備員にまたついてこいと言われるが、なんだか怪しい。
こんだけ付き合ったんだからと莫大なチップを要求されるのではなかろうか。

もういいや一人で探す

と言っても

いや大丈夫、見つけられるから
ひとりでここにいるのはとても危険だ

と引いてくれない。



警備員がいろんなところに聞き回り、住所に書いてある薬局を発見。
しかしそのまわりにも美容室tamaeは見つからなかった。


しょうがないので近くにあったホテルへ。

一泊55$。
高すぎる。


ホテルの受付員にもう一度改めて電話をかけてもらおうとするが、番号が一桁足りないらしくダメだと言われる。
じゃあwi-fiを使わせてと言うと、泊まり客じゃなきゃ無理という返答。



警備員が来いと言い外へ。
不信感を抱きつつ、ついていくしかなかった。


行き先はこの警備員と会った警備室の近くの中華料理屋だった。
そこでwi-fiを使わせてくれるという。
どうやら彼はこの店の警備員だったらしい。


料理屋の中は豪華でタキシードを着たスタッフが数人立っている。
ソファーに座り、wi-fiのパスワードと水をいただく。

調べてみても今持っている情報以上のものは見つからなかった。



店の女性オーナーに相談してみる。
調べてもらった結果、彼女の話によると

・田中さんはすでに引っ越してどこかへ行ってしまっている。
・電話番号は古くてもう使えないものだった。
・所在はわからない

ということだ。


あとで別の人に聞いてみると、2007年ころにはすでにペンション田中を閉めてしまったらしい。



とりあえず今日は近くのホテルを紹介する。55$よりは安いホテルがあるから

と、そのオーナーが警備員を呼び出した。
別れ際に「さよなら」と日本語で挨拶してくれたその中国人の女性オーナーには感謝している。




バイクについていく。
アメリカ大使館の横を通り、ついた先はB&Bと書かれたところだ。
隣にはbudoukanと書かれた看板がおろされた武道・スポーツ教室があった。


B&Bからモコモコの帽子をかぶったおじさんが出てきた。
もう部屋はいっぱいらしい。
他にホテルはあるか聞いてみるが、ここより安いところはないという。


さっきの高いところに行くしかないのか、
とがっかりした矢先、警備員がどこかへ電話している。

そしてまたついてこいのジェスチャー。



今度もまたB&Bに連れていってくれた。

ってかホテルまだあるじゃねーか!!!
とか思いながらチャイムを押すと、北米風の女性が出て来る。

15000コロンで泊まれると言われたので承諾。
警備員は自分の電話番号をこちらに渡し、チップも取らずにそのまま帰ってしまった。

時刻は夜の9時30分。



B&Bというのは初めてだった。
他より少し高いイメージだったのだ。
入ってみると中は普通の家だった。

キッチンの横にある部屋に連れて行かれた。

ホテルのようなきれいな部屋だ。
室内にシャワーもトイレもある。
B&B = bed and breakfastなので朝食もついてくる。



感じのいい穏やかな老夫婦2人でこの宿を切り盛りしているらしい。
カナダ人の夫婦らしく、夫はコスタリカやカナダ以外にも多数の国に手を広げている会社を持っているという。

盛大に歓迎してくれて、優しくしてくれた。

ペットのでかい犬・ココには腕をベロンベロン舐められて仕舞いにはかじられそうになったが、彼は彼で歓迎してくれているようだった。




この日は大変な目にあったが、色んな人の助けがあって落ち込むことも危険な目にあうこともなく一日を終えることができた。

関わった多くの人に救われたのだ。



   泊まった宿

B&B DOBSON MANOR

tel. (506)2232-2627 / 2232-2002


Calle 92, Avenida 21

Rohrmoser, 200 meters west, 300 meters south of Plaza Mayor, San Jose, Costa Rica



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上り坂の報酬

7月18日


お気に入りのサルセロの町。

前日は「もう一泊しよう」と決心していたのだが、この日は快晴。
明日にはまた雨かもしれないので、自分で自分のケツを叩いて出発。


ここからくだりの坂が多いと聞いた。
確かに、時々アップダウンはするものの、くだり道が多い。
今までの報いがやっときたのだ。

分かれ道がいくつかあり、進んでいる方向が合っているか心配になってくる。
分岐点にあった店のお姉さんに、次の町Naranjo(ナランホ)の場所を尋ねながら進む。




青空が広がる。
晴れた日に走るのはこんなに気持ちのいいものなのか。
冷たい風が頬をかすめる。






    ↑畑の点々が並んでいるのが気に入っている



せっかくアベルさんに直してもらったブレーキが潰れてしまう というほどのくだり坂を降りてナランホに到着。

”ナランホ”という田舎臭い名前とはうってかわり、中はそこそこ都会だ。
中心部をまわるがホテルは見当たらない。


道路交通をしていたおじさんにホテルを聞くが、もっとさきに行かないとないと言う。
あれ? サルセロではここにcabinas(キャビンホテル、安くてきれいで広くて設備が整っているところが多い)があると聞いたんだけどな。


中央の公園にいた警察に話を聞いてみる。
すると1軒だけホテルがあるという情報をゲット。

行ってみるとボロボロのホテルがひっそりと建っていた。
値段は安めだが、部屋はせまくて自転車が入りそうにない。
wi-fiも通っていないそうだ。


それなら先へ進んだほうがいいかもしれない、という結論になり、
ドリンク屋で飲み物を1杯飲んでから町を脱出。

その先小さな山を2山越えてそのままSarchi(サルチ)という小さな町へ入った。



サルチの入り口にホテルの看板が見えたのでそこへ突入。
優しそうなおじさんが出てきた。

ここの値段は一番安いところで12000コロン。
部屋はきれいだが改装途中という感じの内装だ。
ネットは使えるとのこと。

もう少し奥にもっと安いcabinasがあるよ

とおじさん。
しかしそこはネットが使えないらしい。

一旦見てきたら

と言われたが、前回の反省をいかし即決。
ここに泊まることを伝える。
すると10000コロンに負けてくれた。



ここサルチは小さな町だが、並んでいる店の種類も多く楽しい。

カテドラル前の公園では祭りのような出店がいくつか出ていたが、そこには人が集まっていなかったのは見ていてちょっと悲しい光景だった。


    ↑このへんの教会はどこもこんな風にきれいだ



    ↑結婚式がぴったり似合いそう






    ↑ステンドグラスもたくさん見れて嬉しい


物価が安く、1000コロン代で食事することができる。
服屋でTシャツを買おうかとも思ったが、サイズが全部大きくてデザインもあまり好きではなくウィンドウショッピングで終了。


居心地がよかったのでついつい2泊してしまった。





7月20日
のことも一緒にしてしまおうと思っていましたが、とてつもなく長くなるので次にします。



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この町、ヤバいぞ・・・ Zarcero








アベルさん家、3日目。


明け方は大雨が降り雷も鳴っていたが、今や止んでいる。
パンにサワークリームを塗ったサンドイッチを朝食にもらった。


しだいに空が晴れ出した。

これは、と思い、
アベルさんに今日、今すぐ出発することを伝える。

アベルさんは驚いて

え、今!?

というリアクション。


いつもの気分屋が発動してしまってすみません。
でもね、ここは雨期の影響がモロに出るみたいだし、早めに出立したほうがいいと思うのね。
明日はどうなるかわからないし、チャンスを逃したくなかったのです。



昼ご飯も食べていけばいいのに、と引き止めようとするアベルさん。
しかし、彼のお父さんを介護している女性が

今行きたいっていってるでしょ!

とフォロー。
助かる。



ということで、すぐに荷物を整えて出発。

山道でとっても辛いが、天気がいいので景色も格段にきれいに見える。



    ↑目の前が開けていると走っていても気持ちがいい↓






    ↑なぜか牛が集まってきたので記念撮影



ここは標高が高いのか、かなり涼しい気候だ。
北海道の秋口くらいの寒さ。
なんだか懐かしくなった。

自分はこれくらいがちょうどいいので、とても走りやすい。
ただ腹が冷えて腹痛に見舞われることがあるので、そこが欠点だ。
そろそろ腹巻きの出番かな。





山を覆うガスが出てきた。
雨が近いのかもしれない。

が、そんな心配もさておき、
こういう景色も大好きな自分は写真を撮りまくりはしゃぎまくり。



    ↑なんて幻想的なんだろう



    ↑上の雲と下の雲の隙間があるって考えると不思議




    ↑途中いくつもの村がある




雨が降ってきた。
バス停がたくさんあるため、雨に濡れずに進むことには成功。

しかしのぼり坂が続いて苦しい。



もっと時間がかかるかと思っていたが、昼過ぎくらいにはZarcero(サルセロ)の町に着くことができた。


    ↑サルセロ。
        ズームしてみると、

    ↑真っ赤っかじゃないですかー




そしてここがもう本当に素晴らしかった。
本当にオススメです。
できるなら何日も泊まりたかった。いや住みたかった。



まずね、街中に入ったとたん誰かに話しかけられて、
ようこそサルセロへ
とか言われんの。

すごい歓迎してくれてんの。



でね、店もホテルも働いてる人の接客態度が今までの中で最高なんじゃないかってくらいすごくて、もうホントびっくりです。
ただただ驚き。

みんなニッコニコだもの。



で、一番ヤバかったのがこちらなんですけど。










まずはこれ、カテドラル前の公園です。
植木のこの形、この管理、見てくださいよ。




すごいでしょ。





そしてカテドラル内。


















    ↑これは天井絵






ステンドグラスがたくさん!
夢のよう!!

ああ、素敵すぎる。
壁の彩色も凝っていてきれいだし、もうここに住みたいくらいです。
興奮覚めやらない。



こんな感じで楽しくなっちゃってハアハアいいながら宿探し。

まあ細かいことは書きませんが、値段を聞き回って色々と右往左往してしまって結局いい所に泊まれなかったという結果になってしまいました。


やっぱり自分は一発でわりといい所を探し出す才能みたいなのがあるみたいなので、
最初に引いた場所がひどくないのなら、その才能とやらを信じてみたほうがいいのかもしれないと反省。

次からは気をつけよう。


でもね、その時泊まった宿も、狭いだけでとてもいいところで全然悪くなかった。

結局は「どこを選ぶか」じゃなくて、そこにいて「どう思ったか」が重要なんだな
ということにも気づけたので、宿も心も満足です。




きれいな夕焼けをバックに夕食を食べにいく。


ちなみにコスタリカではレストランのことを”ソーダ”と言うそうです。



こっちでの”レストラン”は、アルコールが飲める「レストランバー」になるんだそう。
だからレストランはどこも高かったんだな、と納得。

このソーダという店、ずっとドリンク屋だと勘違いしていたんですが、よく見ると食事も置いているので一体なんなんだろうと思っていました。

たしかに、カフェ(テリア)というのもあるくらいだから、ソーダというのがあっても別に構わないよなぁ。


しかしこっちにも”カフェ”があるので、それとソーダとの違いはまだわかっていません。




帰りには沈みかけの太陽が町を照らし出す。
明日は晴れるだろうな。




 


 








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便利屋の一日を追跡!





朝起きてベランダから外を見てみる。

50m先が見えないほどの濃霧だ。
サイレントヒルのような光景だった。


今日も泊まっていってもいいから
と元警察官は言う。

ここは小さな村で警察があまり来ないからスリが多いそうだ。
それにこんな天気だと交通事故も多いという。

雨も降っているし、ありがたく泊まらせてもらう。



朝食のやわらかフランスパンを食べ終わると、
これから友達がきて牧場に行くんだけど、一緒に行くかい
と聞かれた。

楽しそうなのでついていくことに。



トラックが1台家の前に止まる。
工具が入った鞄と木でできたはしごを持ち、トラックに乗り込む。

どうやらこの元警察官、名前をアベルというが、現在彼は修理を中心とした便利屋をやっているようだった。
金をもらっているように見えなかったので、もしかしたら近所付き合いなのかもしれない。



霧の山道を仕事仲間が運転し、牧場についた。


牧場の中は牛糞の臭いであふれ、牛の糞尿が垂れ流されている。

が、高校のころに牧場の手伝いを1ヶ月ほど尽きっきりでやった経験がある身としては、これくらい平気だ。
懐かしくすらあった。




搾乳小屋の高いところにある電球が漏電していたようで、その修理を頼まれていたようだった。

少しだけ手伝いをしたがほとんど役には立てず、全部2人でパッパと終わらせてしまった。
慣れた手つきだ。



    ↑牧場で飼われていた犬。人懐っこい


仕事が終わったあと、牛乳を飲ませてくれた。
日本の牛乳のような濃さはなく、さっぱりとした味だった。





時おり霧が晴れて山の奥が見えるときがある。
それがとても神秘的だった。
もちろん写真を撮る。







奥にブタ小屋があるようで、アベルさんが見せてくれた。
ブタ小屋を見るのは初めてだ。



    ↑狭い檻に寝かされている状態。出荷前という感じ




母ブタはとてつもなく大きい。
ブタを想像した数倍はでかい。
『千と千尋の神隠し』にでてくるブタそっくりだった。

子豚は小さくてかわいい。



最後に皆で記念撮影。

    ↑左がアベルさん、右から2番目がトラックを運転していた人、あとはここで働いている作業員と農場主のおかみさん




家に戻って昼ご飯を食べる。
食べ物はすべてまかなってくれた。


    ↑飼われている猫。日本語の”ネコ”を教えてあげると、アベルさんは彼女を「ネコ」と日本語で呼ぶようになった



自転車の様子を見てみると、フロントタイヤがパンクしていた。
前のタイヤがパンクしたのはこれが初。

荷物をすべて後ろに積んでいるので、普段はリアタイヤしか潰れないのだ。


それに気がつくと、アベルさんが直すのを手伝ってくれた。

ほかにできることがないか聞かれたので、荷台が壊れていることを見せて伝える。
知り合いに溶接工がいるらしい。
その人のもとへ荷台のパーツを持っていき、1000コロンで直してもらった。


帰りに、通りがかりの店が預かっていたというオウムを持ち主に返すよう頼まれていた。
なんでもやるんだなぁ。



その後も仕事が入っているらしく、友達のところへ行くが行かないか、と誘いをうけるが、
眠たかったので部屋で1時間寝かせてもらうことに。




夕方、
まだその仕事は終わらないようで、ご飯も食べるから一緒に来い、と言われた。


連れて行かれたのは金細工を生業にしている家で、小さな作業小屋がある。
アベルさんが車の窓の上げ下げする部分を修理している間、その職人と話をしたり作業を見せてもらった。




このチェーン部分を作るらしい。



これが加工前の金。
銅線かと思った。



これを熱します。



赤くなってきた。



で、こんなことして巻いたり、



それを小さく切ったり、



なにか塗ったり、



こんな風に軽くプレスしていくと

 

完成!



職人さんの息子は日本の漫画が大好きで、小さい刀のキーホルダーを集めていたりする熱狂ぶりらしい。
サンホセで日本人の空手家から空手を教わり、やっと黒帯にいったんだよと話してくれた。

メールを交換してお別れ。



昨日あった警察官の家へ行くが、まだ帰っていないようだった。
どうやらここは友達の家でご飯を提供しあう文化があるようだ。

結局家に帰って作って食べることになった。



天気がよくなるまであと2日はここにいてもいいから

と楽しそうなアベルさん。
お互い勉強になるし、いい機会だということだった。


じゃあお言葉に甘えて、天気が良くなる日までここに寝泊まりさせてもらうことにしよう。



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