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となりの国

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出入国ってなぜかいつも不安を煽られるのだが



さて、フライト当日。

飛行機の時間は11:30。
余裕がありそうな時間帯だが、ここグラナダからマナグアの飛行場まで50kmほど離れているので早起きして向かわなければならない。




 コロンビアへの関門その1・起床


空港まではバスかタクシーを使うことになる。

タクシーだと$40ほどかかるらしいのでもちろんバスを使うことになるのだが、その分時間がかかってしまう。
つまりもっともっと早く起きなければならないのだ。


起きる時間は6時に設定。

朝に弱い自分にはこれはかなりの難問なのだが、ここは難なくクリア。
予定より30分遅れて無事起きることができた。


6:36am


ホステルのスタッフたちにお別れを言い荷物を持ってバスターミナルへ歩く。
そこまでの道はすでにリサーチ済みなので、迷わずまっすぐ行くことができた。


7:30am


待機していたバスに乗り込む。
快速ではなく地元民が普段使うバスなので、逐一止まって客を乗せるため時間がかかる。

軽く酔いながら1時間30分後にマナグアに到着した。


8:50am


しかしここからが大変だ。

この先どのバスに乗ればいいのか知らないのだ。




 コロンビアへの関門その2・マナグアから空港までのバス


ウロチョロしていると、バススタッフらしい人が声をかけてきてくれたので、空港に行きたい旨を伝えると、そのバスの方向を指差してくれた。


言われるままバスに乗り込む。
いわゆるチキンバスだ。


ネットや本ではスリが多発すると書いているものをよく目にする。
ここは犯罪が多いと悪名高いマナグアなのでなおさら心配だ。


しかもどこで降りればいいのかわからない。
わかるのは”終点まで行ってしまうと行き過ぎだ”ということだけである。


これはどうしたものか、と考えているうちにバスは出発してしまった。



徐々に増える乗客。
荷物が多いので場所をとってしまっている自分がなんだか悪いことをしているような気がしてくる。


しばらく乗っていたが空港が見える気配はなく、心配になってきたので前の席の人に空港はまだ先かどうかジェスチャーで聞いてみた。

手をひらひらとバスの先頭へ流して「まだまだ先だ」という返答が返ってきた。



荷物を見るに空港へ向かっていそうなおじさんがちょうど乗ってきたので、
ここは賭けだ、その人が降りるところで一緒に降りることにしよう。



その後まだしばらくバスは走り、
もう過ぎてしまったのではないか、このまま遅刻して飛行機に乗れず帰ることができないのではないか、
と心配になってきた頃、さっきジェスチャーでやりとりした前の席の人が「ここだよ」と教えてくれた。

優しい。



こうして無知な自分でも無事空港に着くことができた。



ちなみにバスの値段はマナグアまで19コルドバ、空港まで5コルドバ、合計24コルドバである。
2015年7月現在では約27コルドバでus$1なので、100円かかっていない計算だ。

グラナダのホステルから快速バスとタクシーを使って空港へ向かった人達いわく、
一番安くてus$12かかると言っていたので、とてつもなく安くすんだわけだ。




しかしまだまだ不安は続く。
ちゃんと出国できるのか、そして何事もなく入国できるのかどうか。

それが問題だ。





 コロンビアの関門その3・出国と入国



10:30am

イーチケットをチケットにしてもらうためにカウンターへ進む。
すると受け付けの人から

「出国のチケット持ってますか?」

という悪魔の質問が飛び出してきた。



いえ、持ってませんけど…と答えると


「出国のチケットがないと飛行機に乗れません」


と言うではないか!



「それじゃあインターネットでもう一回取ってきて」と言われたが、そんな時間はない。

ここでチケットを買うこともできるとも言われたが、値段はなんと7万円もするという。

ボッタクリかよぉ!!



自転車で渡ると何度か説明してみると曇った表情で「ちょっと聞いてみますね」と奥へ入っていく受け付け。

そしてなんと奇跡的なことに渡航許可が降りてくれた!

「入出国時に何か聞かれたら自転車のことを同じ様に説明してください」と、
かなり迷惑そうな顔で見送ってくれた。

最初はあんなに笑顔だったのに。



こうしてなんとか余分なチケットを買わされずにチェックインできることになった。

だがここでこんなにあーだこうだ言われたということは、この先また一悶着も二悶着もあるのではないか。

最悪強制送還になるのではないか。

そういう心配が込み上がってきた。




その心配で心はもやもやするばかりだったのだが、それはいったん置いといてまずは通貨両替だ。

空港にあった両替所でニカラグアコルドバをコロンビアペソへ。

すると284,64コルドバが32000ペソになった。

日本円にすると1282円が1464円になった計算。
そして手数料はかからず。



…これってものすごく得したんじゃない?



もっと降ろしておけば良かったと思ったが、こちらはATMでお金を降ろすのにけっこうな手数料がかかるのでむしろマイナスかもしれない。





出国は顔写真だけ撮られて何事もなく終わり、飛行機へ搭乗。


そしてパナマで乗り換え。

パナマの空港で$21のひげトリマーを買おうかと思ったが、我慢した。





飛行機でコロンビアに到着。
そして運命のイミグレーション。






イミグレ審査官「スペイン語はしゃべれる?
        ここでの滞在場所はどこかな?
        旅行だよね?
        OK!行っていいよ」






うわ、超スムーズ!!



そのまま荷物を受け取り、ササッと空港を脱出できた。
結局、すべては無用な心配だったようだ。


一安心して街のバスターミナル行きバスに乗り込んだのだった。




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いつ頃からか私はたくさんの友達を失いました。





ニカラグアに来て3ヶ月が経とうとしていた。




長い間同じ場所で生活していればそれは色々なことがあるわけで、


たとえば日本人チャリダーの3人組が来て一緒に食事に行ったり、
彼らから「もう使わないから」とパンクしにくいタイヤをもらったり、


オカリナをいたく気に入ってくれたストリートチルドレン風の青年たちと仲良くなり夜の街で音楽をかけながらたむろったり、
彼らはそれぞれ特技があって、オペラを歌えて入れ墨を生業にしている人、ギターやベーズやドラムを演奏できる人達など多才で、そんな彼らからスケボーの乗り方を少し習ったりもした。


ホテルの外でひったくりを見つけるのも数回に増えた。
盗みと宗教についてホテル従業員に聞いてみたところ、

「働きたくないからあいつらは盗みをする。彼らにとって盗むことと宗教は関係ないんだ」

と言っていたので、あまり宗教って意味がないのではないのかと思ったりもした。
ただそれで人生が変わったという人もいるので、なんとも言えないところだ。




ニカラグアを出る前日、長期間ずっと一緒に同室ですごしていたフランス人のオリバーが出て行くことになっていたので見送る。

彼とは一緒によくネットゲームをして遊んだ。

レストランにある台のサッカーゲームで遊んだこともあった。
瓶ビールを飲みながらの試合は白熱を極めた。
こちらの負けず嫌い加減にかなりウンザリしていたようだったので少しかわいそうだったかもしれない。

バスに乗っていく彼を見送り、翌日は自分の番だ。




ホステルのスタッフたちはみんな自分のことをひいきにしてくれて、とても居心地のいい環境で過ごすことができた。

時には言葉が通じず気持ちのすれ違いで喧嘩もしたけれど、しかし最後まで自分のことを見捨てずにいてくれたことがとても驚きだし、感謝している。



彼らに機嫌を聞く時はいつも「100%元気だ」と答えていた。
なぜいつも100%なのか謎だったし、そしてそれが羨ましかった。

自分は決して100%とは答えなかった。
いつもなにかしら小さな失敗や気になることがあったからだ。

彼らにとってそのような小さなマイナスは加算されないようである。


自分もいつも100%だったらいいのに。
そう思った。



きっと口で「元気出せ」とか「頑張れ」と言われてもこのような気持ちにはならなかっただろう。

彼らのカラッとした元気な姿と口ぶりと人懐っこさがそうさせたのだ。



そんなスタッフの一人、ロベルトは前日の帰る前にわざわざ挨拶に来てくれ、ジミーはその夜色々とご馳走してくれた上に”Nicaragua”とかかれたブレスレットをプレゼントしてくれた。
それは彼が毎日腕につけていたものだった。





翌日の朝、バスで空港へ向かい飛行機に乗ってコロンビアへと発つのだが、その間にいくつか問題があった。


その問題とは・・・


       次回へつづく






隣町までコロンビアの友達のためのお土産を買いにいった。





買ったものの数々。
自分のお土産が多くなってしまった。
左上の包みは木の宝石箱。
漫画『キミのかけら』でありそうなタイガーアイのネックレスとパチンコは自分用。







空手の張り紙があったので一度行こうと思っていたが、忘れてしまっていた。
結局行けずじまい。





使い勝手が本当によかったお気に入りのユニクロカーゴパンツともここでお別れ。
こんなやつとまたどこかで巡り会わないかな。




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いつ頃からか私にはたくさんの友達に囲まれていました。



今回は普通の現状報告。




ニカラグアにきて早2ヶ月半。
この生活にも大分慣れてきました。


相変わらずグダグダやっています。


時々路上でオカリナ演奏をしているのですが、それを聴いてくれた人達が声をかけてくれます。

曲のレパートリーはまだまだ少ないうえにゲーム音楽を中心に吹いているというマイナー嗜好なため広く食いついてくれることはないのですが、

「ゼルダの曲吹いてたでしょ」

と言ってくれる人がちょいちょい出てきてくれたりして嬉しいです。
”ゼルダの伝説”は知っている人がどこにでもいるので反応もよく、練習してきてラッキーでした。



他にも

「あ、アヴェマリア吹けるのか」

「コンドルパサ(コンドルは飛んでいく)だね」

と注目してくれる人もいて、そのおかげで知り合いもたくさん増えました。




以前ちょっとだけサンドイッチとアイスコーヒーを売っていた時期がありました。

本当に少しの間だけだったのですが、今でも街角を歩いていると「おーい卵サンドイッチ!」と言われたりしています。



「今日はアイスコーヒーないの?」

とか

「サンドイッチどうしたの?」


と聞かれるときには、

 みんな好きじゃないみたいだから

と答えるのですが、

「あらそうなの。私たちあなたのコーヒー気に入ってたのよ」
「私はあの卵サンド好きだったけどな」

と言ってくれる人達がいて驚きました。
だって全然売れなかったんですよ、本当に。


やめてしまったことを残念に思ってくれる人達がいてとても嬉しかったです。

もしかしたら、もっともっと続けていればもう少し売れていたのかもしれないと少し後悔していますが、しかし今更再会する気はありません。
環境も変わりましたしね。


ここニカラグアのマヨネーズって日本のものと違い酸味が強いんですよね。
日本のはもっと甘くてコクがあるのですが、その違いのせいでこちらで作る具の味がかなり変わってしまい、おいしく作るのが難しいのです。

なにを足したらあの”コクまろ”な味になるのかわからないし、自信のないものを売るのはあまり好ましいことではないので、今更売りたいという気持ちにはなれません。






動画も作らないといけないのですが、なかなか作ることができません。
やる気が全然出ないのです。



今までなら動画内でやりたい企画や編集がなにかしらいつもあるんですよ。


たとえば、

オープニングを作ってみようとか、
BGMやSEをつけてみよう、
この曲を入れたい、
リプレイやムービーの静止画を挿入してみよう、
音声を外して他のムービー画像につけてみよう、などです。


それをどう差し入れるか考えながら白熱して動画を作っていたのですが、今回はそういうのがあまりなくモチベーションが維持できていません。


初期のころなんかは
撮影時に構成を想定して「このシーンをこういう風に使おう」と考えながら撮っていたのですが、
いつのころからか編集の遅れやアイディアの枯渇によりそういうのもなくなってしまい、「とりあえず撮っておこう」の連続で編集に余計時間がかかっているのが現状です。



ニカラグアにいる間にニコニコの動画を1つ、youtubeの動画を2つ作るつもりだったのですが、今までの成果は



なんと



です。



これはマズい。
早く進めなくては。

でも、やらなきゃやらなきゃと思ってると余計できないんですよね。



なんだか反省回になってしまいましたが、これから精進したいと思います。

ただこの怠惰な性格はどうにも治りそうにありません。





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ニカラグア滞在の現状報告!!





最近あまりブログを投稿できていないので、近況報告を。

といっても全然書くこともなく、ないからこそ更新もはかどっていないわけだが。



大きな出来事と言えば、チケットの日にち変更に失敗したことだろうか。

本当は5月27日にコロンビアに戻れるはずだったのだが、国際電話がうまく繋がらないのでコロンビアの友達に頼んだところ、後日まったくなんにもやってくれていなかったことが発覚。

ホステルで知り合った人に協力してもらい調べた結果、すでに5月と6月のエコノミー席はソールドアウト。
高いチケットしか残っていなかったのだ。


それでも新しいチケットを買うよりは安いのだが、そうはいってもさすがに今は手が出せない値段で、それよりも変更せずにそのままのチケットを使った方が安上がりかもしれないという決断が下る。



一応他の人からもアドバイスをもらった。

団体ツアーに参加して途中でドロップするという方法があるらしいのだ。
そうすると普通に個人で飛行機のチケットを買って行くよりも安く辿り着けるらしい。
ただし国境を越える時はツアースタッフには任せずに自分でやらなくてはならないし、なにより旅行エージェントの了解を得なければいけないので少し敷居が高い。


一応コロンビアへのツアーをネットで調べてみたが、ここからだと思っていたほど安くなく、しかもすべてスペイン語なので手続きがやっかいだった。


面倒なのでやっぱりここに残ることにした。

でもこれは結構便利そうなテクニックなので今後のために覚えておこう。




あとは取り立てて書くほどのことは起こっていない。


この空いた時間をどう使うのか。

金銭をなんとかフォローするために仕事を探そうにも、残り1ヶ月ちょっとととても中途半端な時間しかないため、どこかで雇ってもらうのは厳しそうだ。

かといってオカリナを路上で吹いても多くて1日40コルドバ(160円ほど、ちなみにホテル代は500円)しか稼ぐことができない。

突っ立って吹いているだけなのでこれぐらいだが、ちゃんとパフォーマンスすればもう少しはいくのかもしれない。


が、怖い。
大勢の前でしゃべって演奏する勇気も自信も、今はまだない。





金銭的には苦しい一方だが、ホステル内ではリラックスしてすごせている。


従業員たちはみんなこちらのスペイン語力アップのために協力してくれているし、
自分と同じくここで長期間滞在している人も数人いて、その中の一人とも仲良くなった。

このホステルはベッド数も少ないが人も少ないというちょっと経営が心配になる宿だったので、自分と同じように長い期間泊まっている人がいるというのは珍しい。




料理も少しずつだが慣れてきたように思う。

味見をしてもらうとおいしいと言ってくれることが多くなった。


    ↑オムライスを作った。卵が高いのでケチった結果ライスに圧倒されるものの半熟具合はうまくいった。ケチャップは買えないので塩で味付け



なかなかチャーハンがうまくいかなかったためか、ある日元料理人のスタッフがチャーハンを作ってくれた。




味はおいしくコクがあり、卵でフワフワになったごはんの食感とピーマンの歯ごたえもいいバランスだった。

しかし味付けにチキンコンソメを使うのは反則だ。

自分は節約のためそれを封印していたのだ。



作るばかりではなく現地の料理もよく食べている。

公園では30コルドバ(120円)という安さで軽食を出してくれるところがあるし、ここニカラグアの有名な料理というのもちょっと買ってみた。


    ↑日替わりでメニューが変わる30コルドバの料理。この日はチキンライス




    ↑ビゴロンという名前。笹のような葉にくるまさった郷土料理で、中に揚げた豚の皮と酢漬けキャベツなどが入っている




    ↑こちらはガジョピントという家庭料理。母の味らしい




    ↑ビゴロンとガジョピントを食べてる風景をネットの生放送で中継しようとしてうまくいかなかったところを撮影。
     回線がプツプツなうえに宿泊客がどんどん帰ってきてしまいうまく話せなかったのと、もっと食べ物を用意しておくべきだった




バスキング(大道芸)でオカリナを吹くのは夜なので、昼間はブラブラしたりオカリナの練習をしたり買い物したりホステルの人達と軽く話したりチェスのグランドマスターの試合を覗き見したりしてすごしている。

チェスはパソコンに最初から入っていたソフトを使ってメキシコに旅行中のときにルールを覚えたのだが、そのソフトに一度たりとも勝てたためしがない。

いつかこのパソコンを打ち負かす日を夢見ていたので、チェスには興味があった。



少額をかけながらほぼ毎日試合をしているようでそれを眺めていたのだが、ある日「ちょっとやってみないか今日はタダでいいから」と誘いを受けた。

席に座る。

アドバイスをもらいながらやってみて、
結果はぼろ負け。
まあそうでしょうね。



他の国でもたまーにチェスをしている人達を見かけた。

おそらく彼らもお金をかけていたはずだ。




つまりだ。



チェスの腕がよければそれで稼げるということだ。




チェスに自信のある人はやってみるといいかもしれない。

他にもトランプやドミノ、ペットボトルのふたを使った石取りゲームなんかをやっているところもよく見かけるので、それらの腕前を鍛え上げてから旅行すればなかなか楽しいものになるのかな、というのがこれまで路上賭博をちょこちょこっと覗き見してきた印象である。


警察に見つかったら捕まるかもしれないけどね。




そんな感じで日々をすごしているのだが、この時間を使ってもう少しなにかできないか模索中だ。


このブログはコロンビアに帰るまで書くことがなければ日記は少しオヤスミして、適当に思いつくまま書き連ねようかと思っている。



あとごく最近になって写真のレタッチを少し覚えたので調整しているのだが、どうだろう。

見にくいかな。


こういうのってあんまりいじらない方がいいのかもしれないが、写真だとどうしても目で見るよりも色がくすんで写ることが多い。

これで改善されればいいのだが。



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