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となりの国

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サンイグナシオでの休暇〜ベリーズ出国までの道のり

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ベリーズに入ってから、瓶の飲み物を買うときにここで飲むかどうかを聞かれます。
どうやら買った店で飲むのと持って帰るのでは値段が少し違うようなんです。
比べてないのでよくわかりませんが、おそらく店で飲んだ方が安くなるんだと思います。
きっとカナダの”ペットボトルデポジット”みたいに瓶を回収して金が戻ってくる仕組みがあるのでしょう。

とある店で、客が他店で買ったであろう空き瓶を、わざわざ店員に見せながら置いていたのを見ると、
もしかしたら瓶だけ持っていけば小銭が手に入るのかもしれません。
が、やっぱり真実はわかりませんでした。


ちなみにカナダの場合、ペットボトル飲料を買った時にデポジットを(所によってはリサイクルフィーも)払い、回収屋に持っていくとそのデポジットが帰ってくるという仕組みでした。(フィーは戻ってこない)

カナダの道中、ためしに落ちているペットボトルを回収したという仮定で、いくらくらい儲かるのか数えてみたことがありました。
結果、1日(田舎道約80km)で大小合わせて11本、値段にして4$くらいだったかを回収することができることがわかりました。
実際カナダの4$ははした金で、すぐになくなってしまう金額です。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜


サンイグナシオにて。


レストランに貼ってあった、例の出身地にピンを刺していくやつ。
 
意外とヨーロッパやオーストラリアからも来ているんですね。


日本からは自分も含めて5人でした。

 
↑これマジ!!!!!! 北極から来てる人いる!!

 
ホステルのネコ。人を怖がらず、誰とでも付き合いがいい。名前は忘れた。フィオーナとか、そんなん

 
この街の見所のひとつらしい川を渡っているカウボーイ。かっこよい。馬乗りたい

 
街中にあるアイスクリームショップのアイス。この量で3ベリーズ$だったかな。めっちゃ安い。31アイスより量が多い。
バターピーカンとコーヒーを頼んだら、コーヒーというよりはコーヒー牛乳だった。



水を補給しつつのんびりと過ごして、となりの国グアテマラへ向け、出発。
・・・書いてみてわかるが、おまえいつものんびり過ごしているよな。
ちょっとは先を急ぎなさい。金もないんだし。



ここから坂道の勾配がきつい。
この感じ、どうやら山の中に入っていっているようだ。
以前走ったメキシコ・グアダラハラからプエルトバジャルタまでの苦しい道を思い出した。

すぐに汗だくになり、水が欲しくなる。


食堂のメニュー看板が見えたので、そこでナチュラルオレンジジュースを頼む。
絞りたてのオレンジが喉においしい。

2杯飲んで値段を聞いてみると、なんと2ベリーズ$だって。
つまり1杯50円。

やっす!
メキシコより安い。

これに気分を良くし、グアテマラボーダーまでどのくらいか聞いてみると、あともう一息らしい。


 

周りにホテルが増え、車が川を渡る装置↑が見えた。
多少の賑わいを見せるその町を抜けると、そこにはベリーズの国境が現れる。



そこで出会った衝撃の事実とは!?
今度はうまく入国できるのか!

カテゴリーが変わってしまうので、詳細は次回。



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日曜はどこもお祭り騒ぎ(商店街以外)、San Ignacio

いつまでもベルモパンにいてもしょうがないので、丁寧な接客が好印象だった中華系(多分台湾の人)のオーナーに別れを告げ、先へ進む。


昼に小さめの食堂で"牛足のスープ”とやらを頼む。
一人なの?」「疲れているみたいね
と色々聞かれ、やたら優しかったので料理に睡眠薬でも入っているのかと思ったが大丈夫だった。
旦那さんが「これを食べれば力一杯つくぞ」と言ってくれたが聞き取れず、料理を作ってくれた女性が「こうこうこう言っていたのよ」と教えてくれる。


途中にあったマラソンの給水所のような屋台で飲み物を頼むと、オレンジジュースをタダでくれた。

俺もヨーロッパとか旅してたからさ

とジュースをくれたおじさん。
1杯おかわりして、もう1杯欲しかったがさすがに遠慮しておいたが、きっと何も言わなかったらコップにまたつぎ足していただろう。

グアテマラに行くんだろう? そうだと思ったよ。またこの国に来たらここに寄ってくれ。歓迎するからな!

と言ってくれたおじさん。

とっても嬉しく、いつもならウキウキしながら先へ進むのだが、今はそんな気分になれない。
前よりいっそう人間に拒絶感を感じるようになったようだ。



それでも自転車をこいでいれば少しは気分が良くなる。

それまでは平地が続いていた大地が、ベルモパンを越えたところから起伏の激しい道になっていた。
辛い坂道は押して歩き、下りは道路の穴に気をつけながら一気に下りきる。

小さく5軒くらいしか家がないが明るく楽しそうな村々を何個も通り越し、
大きなタープの下でチャーチ音楽をポップス風に歌っている騒がしい集会を素通りし、
道沿いに見えるヤシの木平線と整然とした低木の果樹園を横目に。





次第に家が増えていき、その道はそのまま街になった。
地図上ではまっすぐになっていたが、看板では右にやじるしが書かれている。
それにしたがい道をくねくね曲がりながら進んでいき、木の橋を渡る。






ここを左に入るとSan Ignacio(サンイグナシオ)。
もう一息行けばグアテマラの国境がある。

今日はここに泊まることにし、街中を適当に歩いていたらホステルを発見。
実は前日に軽くこの街を調べていて、適当に開いたここのページに宿が載っていたのだ。
はっきり記憶していなかったが、ところどころキーワードだけ頭に入っていた。
まああまり大きくない所なので、すぐに見つけられるのですが。

http://ameblo.jp/shotabi/entry-11304569754.html ☜旅行者のブログ

でも安くて22ベリーズ$だったよ。
今時期15$なんて泊まれないですよ。
探せばあるのかもしれませんが。

普通に25$のホテルとかあったからそっちにすればよかったかな。
キャンプ場もあったけど、連泊の場合は荷物を置けないのが辛い。



持ち金がなかったのでザックを背負ったまま銀行への道を歩いていると、いろんな人に声をかけられた。
車の窓から国境に行くなら乗せていこうかとか(多分タクシー)、道に座っている人からタクシーはいるかとか。
ってか全部タクシーだこれ。

せっかくなので車の中から話しかけられた人にここはいい街か、何か見所があるか聞いてみた。

うん、いいところだよ。
見る所もいっぱいあるよ。そうだなぁ、川とかぁ・・・あと 〜 (聞き取れなかった)があっちにあるから行くといいんじゃない。え、そう 〜 。あっちにそういうのがあるんだよ。


お礼を言いササッと別れた。


街もホステルもちょっと面白そうなところだと思ったので、2泊たのんだ。
ホステルには犬もいるしちゃんとネコもいる。



荷物をおろしたあと、さっきの橋の所に行ってみる。
祭りかなにかやっていたようだった。


バレーをしたり野外演奏をしたり川で泳いでいたり、なんというかとってもフリーダムな祭りだった。

グルーッとまわり今度は街中を探索。


旅行者用の通りがあるだけ、ベルモパンより栄えて見える。



このビーンズ&ライスというのがベリーズでよく見る食事だ。
味付きの小豆ご飯とポテトと肉がワンプレートに乗っているのが一般的。
けっこうおいしいが、肉が少なくご飯がハンパなく多い。
値段は7〜12ベリーズ$くらい。



こんなところでだらだらしているから金もなくなっていくし滞在日数もギリギリになるのだ。
わかっている。
わかっているのだが、どうしても「もっと見てみたい」となってしまう自分を抑えられない。
特にこういう小さいけど大きい町というのは興味を引かれる。
なぜだろう。


また犯罪に巻き込まれないといいが。。。



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ベルモパンのゲストハウスにて

はい、こんにちは。


いやね、特に書く事もないんですけど、一応更新しておこうかなー、なんてね。


今ベリーズのBelmopán(ベルモパン)というところで、休憩と警察の連絡待ちで数泊しています。
なんだか疲れちゃって少し休みたかったので。
ついでに必要なものも買いそろえないといけませんし。


今必要なものは
タオル(キーカーカーに1つ忘れてきた)、ダガー、調理用ナイフ、空気入れ、ガスカートリッジ、その他なにかいい物があれば。

スーパーでタオルを買って、宿近くの自転車屋で空気入れをゲット。
でもちょうどいいスポーツタオルってホントないんですよね。
日本でも見つけるの苦労するくらいだから。


ナイフもいいのがなかったのですが、一応小型のステンレス折りたたみナイフを買っておきました。
本当は折りたたみではない刃渡りがまあまあのシースナイフを求めていたんですよね。
折りたたみは溝にゴミや汚れが溜まるのであまり調理向きじゃないんですが・・・
見つからなかったのでとりあえずはいいでしょう。
これ洗いやすそうだし、カバーついてるし、当分料理しないだろうし。


ほかは別のどこかで手に入れる事にします。



それから一応警察にも行ってみました。

白人男性の電話番号にかけてもよかったのですが、たぶん夜の限られた時間しか出られないでしょう。
それに少し怪しかった部分があるんですよね。

別れ際に「ベルモパンにいた方がいいか」と聞いたら、「そうだね。君の予算次第だけど」と言っていたんですが、そのあとの笑い顔になんだか悪意がこもっていたので。
返答として「ホテル見つけるかそれともキャンプすると思う」と話をそらしつつ金がないアピールはしておいたんですが、
ちょっと真意はわからないですね。
気のせいかもしれないし。

まあどっちにしても先に本の警察から情報をもらって裏をとっておこうということです。


で、どうなったか聞いてもらうために警察署へ。

目の前に手錠をはめた3人組がいて、なんだか現実離れしている世界。
そんな中でカウンター越しに立っていた警察官の一人に事情を書いた紙を見せます。
電話番号を知りたいのか、と聞かれたので「英語ヘタなのであなたが聞いてください」と頼みました。
おそらく電話だったらこの英語力じゃうまく伝えられないし、
むこうは別の警察から連絡があったほうが背中を押されてより探してくれるでしょ、きっと。
それとたくさんの警察を巻き込んで、できるだけ広く伝えたておきたいという魂胆もあったのですが、こっちのほうはあまり上手くいかなかったようです。
みんな忙しそうにしていたし。


電話ではただ今捜索中という連絡が入ったらしく、ベルモパンの警察直通の電話番号をもらいました。
明日かそれ以降に電話したらまた聞いてくれるということだそうです。


街で開かれていたフリーマーケット的なものを覗いてみたけど我が盗難品は見つからず。
やつらには次にベルモパンに行くと言ってしまっているので、いるとしたらベリーズシティに行っているはずです。
今週は安静にしてこういう所に顔を出さないという可能性も高いですが、盗品をずっと持っていないといけないというリスクもあるため、犯人にとっては早く売ってしまいたいというのが心情でしょう。

いい感じの軍用ブーツがあったから欲しかったのですが、まだ暑いところを走るだろうしサイズも合わなそうだし重そうだしで、買うのはやめることにしました。



あとは街中を何時間も歩き回ったり、へやでゆっくりしたりしています。
カフェがいくつかあるので、色々比べてみたり。
今のところ、プチ中華街みたいな所にあるFORMOSAと言う名前のカフェのフラペチーノが一番おいしかったです。
値段は結構しますけどね。


警察もあまり当てにならなそうだし、おそらくもう売り払われているので、
もう少したったら出発しようかな、と考えています。

ポーチを触った時とかなんとなくブラブラしている時にフラッシュバックで落ち込むこともありますが、
まだ先へ進まなくては。


あと、これからはもう少し自分の直感を信じて動いてみようかなと思っています。
失敗しても、まあいいや。



ってことで。
それでは、また。



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スリの常習犯、Belize Zoo周辺 〜 Belmopán

前回のつづきから


朝起きて、奥さんにお礼を言う。
夫は道路工事の仕事に行ってしまったようだ。

朝ご飯に魚料理を出したいけど、ガスが止まってしまって料理できないと彼女が言う。
それでちょっと金が欲しいと言ってくるので、面倒にならないうちにここから出る。

自転車を見てみると後ろの荷台が少し緩んでいて、ドリンクボトルがひとつなくなっている。
夫が持っていってしまったと間髪いれずに奥さんが言った。

この先通る道で働いているからと送り出してくれ、本当は彼女が取ったのではないかと思いながら出発する。


すぐ近くで工事系の車がいくつか止まっていた。
そこで休憩していた人たちがいたので、ある男を探していると尋ねてみる。

すると車からヒョコっと夫が出てきた。

話を聞くと、彼は持っていっていないと言っていた。
様子からすると確かに知らなそうだった。


じゃあなんであの奥さんは彼が持っていったと言ったのか。
とりあえず家に戻ることに。


彼女が出てきてそのことを話すと、それでは中を探してみると言ってがさごそ音が鳴り、すぐに出てきた。
自転車を置いていたすぐそばに落ちていたと、手にはドリンクホルダー。

彼女はお土産にこれが欲しいと言うが、この先必要なので無理だ。
今度は自転車を欲しそうにしている。

お礼をいい、ボトルのかわりに持っていた、長旅でボロボロだが装丁のいいメキシコガイドブックをあげる。
これ、メキシコに来て2つ目の町、トルーカのツーリスモでただでもらったものだったが、
すべて英語で書いてあるのでベリーズで売れるかなーと思い、ずっと保管していたのだ。


本当は彼女が取ったんじゃないかなーと思いながら別れを告げ、1時間くらい走ったところにあったレストランで昼ご飯を食べる。
その時に気づいた。

いつも身につけているポーチにはチャックとボタンがついている。
そのボタンがきっちりと留まっていたのだ。
いつもは面倒なので外しているし、かなり固いので自然に留まることはない。

中を見てみると持ち物が数点なくなっていた。
一応自転車の鞄も見てみる。
するとやっぱり見つからないものがある。


結局、4点約2万円ぶんのものがなくなっていた。
単眼鏡と電子辞書、ナイフに空気ポンプ。
全部売れそうなものだった。

これは確実に大人の、金銭目的の犯行である。
おそらくあの奥さんだろう。
シャワーを浴びている時か外にいる時にポーチを取っていったのだ。
寝ている隙に自転車をチェックされたに違いない。

正直面倒だったが、単眼鏡以外はないと困るので1時間かけて舞い戻る。



奥さんに問いただしたが、もちろん知らないと言う。
そりゃ簡単に白状するわけない。

部屋の中をかなり探したが全く見つからない。
中から壊れたデジカメや服、皿などが出てきた時に、「普段こういうのを売っている」と答え、
あー絶対この人が盗んだんだなと思った。
発言や行動にも不可解な部分がたまに見て取れる。

結局何も見つからず、彼女が呼んだらしい昨日の兄弟が現れた。
犯人探しと言っていたがおそらくこちらを追い出して欲しかったのだろう。

何も言わずにフラッと彼は去り、今度は夫がやってきた。
するといきなりこちらに怒鳴りつけ、なにかをまくしたててくる。
そして出て行けと何度も言った。

「じゃあ警察行くから顔写真撮らせて」と言ってみる。
するとカメラを払い落とされ、ポケットから小さいカッターを取り出しこちらへ向けた。
「まさか声を録音してたんじゃないだろうな」と夫。
しまった、その手があったか!
しかしもう遅い。


しょうがないのでそこから去ることにする。
喉が乾いたのですぐ近くにある店でコーラを頼み、そこにいた客達に物を盗まれたことを言ってみた。

すると、どうやらここのポーパー家は旅行者を狙ったスリの常習犯らしく、
「お前で3人目だよ、誰かに聞いたらすぐにわかったのに」
と言われた。
「今朝、奥さんが小さいコンピュータはいらないかと何か売りつけようとしてきた」
と店員の女性が言う。
白人の男性は、この前はカナダ人が泊まっていて次の日ipadを盗まれ途方に暮れていたことを教えてくれた。

どうすればいいかと聞いてみると、じゃあ警察へ行こうということになり、自転車を店の物置に置いておき(また盗まれるんじゃないかとかなり渋ったが)、白人男性と黒人男性と一緒に車に乗り込む。

白人の男性も若い頃色々旅行していたそうで、メキシコのチワワで日本人と仲がよくなったらしい。
簡単な日本語が話せ、「2人でよくバカをやったよ」と陽気に笑っていた。


警察で事情を話し、またさっきの店へ戻ってきた。
自転車は無事だった。
盗まれた物が見つかったらこの店が保管してくれるということで、白人男性の電話番号をもらい状況を聞けるように手配してくれた。




場所はこの辺だったと思う。

多分コースタルハイウェイの上側の角の所。
ちなみにカナダ人はテント泊だったそうだが、それでも盗まれたらしい。




出発が遅くなってしまったので明るいうちにベルモパンに着くか不安だ。
少し急ぎ目でペダルをこぐ。


暗くなってきたころになんとか着くことができ、次は宿探し。
しかしどこも満杯だ。
空には雷雲が広がり、雨がポツポツ降ってきている。

B&Bに立ち寄ったとき、「昨日ベリーズシティから来たでしょ。あなたを見たわ。昨日は暑かったからとても疲れているようだった」とオーナーの女性に言われた。
たしかに昨日は体の熱が出ていかず熱射病になりかけていた。
彼女に地図をもらい、「満室でごめんね、気をつけてね」と優しく送り出してくれたのだった。



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