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となりの国

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コスタリカを出国し、コスタリカへ…?





パナマの2つ手前の町、リオクラーロから出る。
たしかこの町から モン/テベルデ国立公園 という有名な自然公園に行けるのだが、何かと金がかかりそうだし天気もよくないので、まっすぐ国境へと向かう。

 ↑間違い。モンテ/ベルデはリオクラーロからではなく、その前に大雨で避難したレストランがあった場所、Chacarita(チャカリータ)からでした。

 ↑またまた訂正。コルコバード国立公園でした・・・ だから固有名詞はだめだってあれほど。



それにしても、コスタリカはレストランが多い。

グアテマラからニカラグアまでは飲み物やお菓子が売っている小さな店多く、たまにレストランがあるという感じだったのだが、
コスタリカに入ってそれが逆になってしまった。

おかげで気軽に飲み物が買えず、少し不便だ。



次の町で軽食を食べ、そのまま1時間くらいで国境の町、Paso Canoa(パソカノーア)に入る。


出国手続きをするため、最初はバス停と勘違いしていたイミグレーションに入る。

並んでいると、おばさんが堂々と横入りしてきた。
それを目の前で見ていた欧米人風の男性が大笑い。
笑いながらおばさんになにか注意をしてくれている。

こっちはこっちで、自転車のフロントタイヤをガツガツぶつけて嫌がらせ。
そう、やっていることは自分もおばさんもどっこいどっこいなのだ。

だって、何もせずに屈するのは悔しいでしょう?


欧米風青年がこちらに英語で話しかけてきた。

これからいいことあるといいね
と言ってくれた。

それで少しは救われた。
嫌なことがあって、そのまま出国なんて嫌だ。
この国が一気に嫌いになって終わってしまう。



出国には税金を払わねばならず、出国カードを持った見張りの警察官がカードを渡すとともに

あっちで7$払ってきてね

と案内してくれる。


待っていたのはただのバン。
”出国税はここで”という手書きの紙がフロントガラスに貼っつけてある。

7$と言われ、レシートにも7と書いてあるのに、受付の女性は8$を要求する。
余っていたコロンで払うと、5000コロンしか返ってこなかった。
笑顔でサヨナラという女性。

あー、やっぱりこの国嫌いになったわ。



バスターミナルのような出入国カウンターに並び直す。
さっきのババアがまた横から入ってきたが、警察官に後ろに並べ、と指示される。
私ここに並んでたの、と弁解するも虚しく列の後ろを指差す警官。

しめしめ。


パスポートを渡して返ってきて、それで出国はおしまい。

次はパナマ入国だ。





今度はもっと立派な黄色い建物のほうへ向かう。
大きな柱が3本ついた巨大で奥行きのある門のような形になっていて、
中央の柱にたくさんの部屋や階段を設置したような造りだ。


入国カウンターを探していると、気の強そうな金髪の女性警官がこちらへ向かってきた。
パスポートを渡すとスタンプを押す所に切手のようなものを貼付けられた。
そして1$払えと言う。

これも税金だろうか。
コロンで払おうとすると、ドルだけだ と怒った調子で言う。
この町のレストランの女たちもこんな感じで感じ悪かった。

なんだかなぁ。

もちろんレストランではなにも頼まなかった。





自転車と共にその門の真ん中へ入っていって、入国審査を受ける。


yeruiwahfjkldsan?  ☜出国の航空券を見せろ と言っているようである。

???  ☜全然わからない自分。

彼、自転車で来てるみたいだよ  ☜隣で審査を受けていた旅行者の男性が助けてくれる。

オーウ!!  ☜と、アメリカ人ばりのオーバーリアクションで後ろにのけぞる審査官。



後ろで審議をする審査官たち。
振り返って、


じゃあ500$あるか見せて


ガラケーで数ヶ月前に取っておいたネット銀行の残高の画面メモを見せる。
審議する審査官たち。


英語にできない?

日本語だけ




パスポートにスタンプが押され、OKが出た。



ふー、楽勝楽勝。


向かいにあったツーリスモで地図をもらう。
無料だ。
地図というか、ガイドブックだった。
小さいのでよかったんだけどな。

英語版をもらえたし、ホテルやホステルの情報も載ってるから、まあいいか。



と、地図を鞄に閉まっていると、勢いよく雨が降ってくる。

陸地づたいに国境越えすると、タイミングよく大雨に降られることが多い気がする。
今のところ50%くらいの確率ではないだろうか。

よし、行こう! と思った時に降られるので意気消沈してしまうのだ。
一回はイミグレ—ションに閉じ込められたし…




とりあえず近くにあったアイスショップに避難。

ついでにアイスを買う。
2.50$だった。
まだ物価の感覚がないので安いのか高いのかわからない。

ただ、これにはイチゴやチョコやマシュマロなどのトッピングがついていて、
食べ終わるとフィリピン人だという小さな女の子が「これもういい?」とかわいい声で尋ね、下げてくれるサービス付きだ。




そうそう、パナマではUS$が使われている。
呼び方は「ドラレス」と「バルボア」2種類があるが、両方とも同じ物をさす。
ただ、パナマ独自のコインも流通していて、それは他の国では使えないので注意しないといけない。




雨が止まないのでこの辺でホテルを探すことにした。
目についたホテルで値段を聞くが高く、
そのカウンターに 向こうが安いですよ、と言われたのでそっちへ向かう。


途中、見知らぬじいさんに声をかけられた。
安い宿があるからついてこい、ということだった。


でもちょっと待った。

こういうときはまず相手の服装を見よう。
もし服がボロかったりしていたら要注意だ。
チップを要求される可能性がある。

そしてこの「ついてこい」という行為。
これはかなり高確率でチップを要求される。

特にこの町はパッと見ても浮浪者が多く、治安がいいとは言いがたい。
あまり気を緩めないようにしよう。


と心に決め、しかしフラフラとついていってしまう自分。



どうしよう、いつ別れようと迷っていると、今度は別のおっさんが
「こっちがいいから、こっちがいいから」と勝手に宿の中で交渉し始める。

どうやら部屋はいっぱいだったようだ。
よかった。


最初のじいさんが呼んでいる。
しかしそこもいっぱい。
次へ行こうとしているじいさんに無理矢理別れを告げると、さっきのおっさんが別の宿の場所をこっちへ向かって叫んでいる。

はいはい、と適当にやり過ごした。
そこはさっき目にして行こうと思っていたから言われなくてもわかってるよ。



結局そのホテルも値段は高く、初めにホテルの従業員に紹介されたところに泊まることに。


街中をうろついていると2番目のおっさんに偶然会い、チップを要求されたが、

違うホテルにした
おれのほうが金がない
くれ

と返答する。

おっさんも金はないと言われたが、その手には別の人からもらったのであろう100コロン硬貨がたくさん握られていた。








コロン?



そう、ここはまだコロンも使われているのだ。
おっさんが

ここ、コスタリカはいい国だぞー!

と叫ぶ。



ええ!! ここまだコスタリカなの!?


スーパーを覗いてみると、全部コロン表記だった。
もうコロンを作りたくなかったので、買い物は我慢。
夕食もドルでちょうど払えるように値下げしてもらった。


しかし手持ちの水がもうない。
ここでは買い物ができないとなると、パナマのもっと奥で水を買わないと…


そこで日本のガイドブックを見てみる。

パナマでは水道水が飲めるらしい。

これは有益な情報!



しかし次の日、ホテルで水をくむのを忘れてしまったのである。

これはピンチだ。
どうなる、次回!





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