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となりの国

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仮出発!



一文あらすじ
    カリのホステルでぐーたら




3泊したホステルからいざ出陣。


実は前日の夜に食事を探しにさまよっていたところ、偶然見つけた空手道場が気になっていたので、町を出る前にそこを見に行く。

行く道とは反対方向だが、ホステルからそう離れていない場所にある。




「忍耐道場 無限の力」 という名前らしい。
稽古厳しそう。


ちょうどふすまが開いて(もしかしたら開けてくれたのかもしれない)中が見える様になった。
奥には「空手道」の扁額。2階には「闘魂」の文字。

下のように閉じたふすまがかなり和風で浮いている。



とてもしっかりと作られている道場。

もっと早くに見つけていたら見学させてもらっていたかもしれないのに。
残念だ。



通りで見つけた中華料理屋でコロンビアンな昼食を食べて、町を出るために先を急ぐ。


決して昼食の部分にツッコんではいけない。

決して。




そうして道路を走るのだけど、国際空港があるくらいの都市だもの、そう簡単に出してくれないよね。

思っていた以上に広いのだ。
手に持っている地図の外側へ出てもなお店の並びは続いている。


今日もカリに泊まるのかとちょっぴりヒヤッとした。



    ↑遠くまで見える街並



    ↑闘牛場があったが、この日はやっていなかったのだろう、人は見当たらなかった



    ↑メキシカンなショップを発見。入りたかったが時間もあれだし何か買っちゃいそうなのでスルーを決め込む



    ↑カリの町外れあたりには花のタペストリー?ブーケ?がたくさん売られていた。宗教のお供えものだろうか





やっとこさ脱出できたと思ったらすでにいい時間である。

地図上では数ミリの距離。


こんなちょっとしか進んでいないのに今日の走行をやめるわけにもいかず、畑の広がるわびしい道路を次第に暗くなる空とともに走った。


このあたりは治安がかなり悪いらしく強盗被害があるみたいなので、さすがに人気のない場所での野宿は危険そうだ。

どこかの町まで辿り着かなくてはならないだろう。





空の機嫌は悪く、雨が降り出しそうな中見つけたのがVilla Rica(ビジャリカ)という町。
キャンプのためガソリンスタンドでもないかと入ってみる。


今までとは違い、町にいる人々は黒人が大半を占めている。


入口の雰囲気がよろしくなく警戒しながら入村していくが、中心部へ向かうにつれて明るい感じになってきた。

これならそこまで危険ではないだろう。


家と家は密集していて隙間がないし、大きなガソリンスタンドもないようなので、キャンプできそうなところはなさそうだ。



そこでとりあえず目についたホテルに入ってみる。

話を聞くと、部屋がすでにいっぱいであり、今日出る客はいるがいつ出て行くかわからないので2時間は見てほしい、ということだ。



近くにあるというもっと安いホテルの場所を教えてもらい、そちらへ。



・・・そちらへ向かっている途中で先ほどのホテルの人が自転車で追いかけてきて、

「部屋が今あいたからこっちに来ていいよ」



値段が高めだったのでお金がないことを伝えると、ここから交渉がスタート。

「ホテルの宣伝をしてくれたら18000ペソ(900円いかないくらい)でいいよ」

と言うので了解した。


25000ペソ(1200円くらい)の部屋を18000ペソで使えるのならかなりいいところまでいっているのではないか。

普段そこまでしつこく交渉しない自分にしてはかなり頑張った。







部屋はすごーく広い、というわけではないが十分な広さはあり、きれいに掃除もされていた。

水シャワーの出は悪くチョロチョロとしか出なかったが、バスルームはとても広く使いやすい。

wi-fiは夜の10時頃までの最繁時はかなりプツプツしていたが、それ以外の時間はスムーズだった。

あと、部屋になぜかラジカセが置いてある。

ベッドには枕の他にクッションが2つ置かれていて楽な姿勢でパソコンやテレビをみることができた。

チェックアウトが昼の2時というのもポイントが高いだろう。




一階にあるレストランで食事をとりにいく。

お値段は5000ペソ(250円とかそのへん)と、コロンビア全体で見ればまずまず。
ここの辺りではまあまあ安い方だと思う。


この日はビーフのレバーのあっさり玉ねぎソースがけ(すごくうまい)とライスを、出てきた量と同じ分だけ継ぎ足してくれた。
つまりほぼ2倍のおかわり。

あまつさえバナナパウンドケーキまでおまけしてくれた。


腹はひさしぶりにいっぱいになり、これには大満足。



ちなみに次の日、出発する前にもここで食べたが、忙しかったせいもあったのかもしれないがこのようなサービスはなかったことをここに明記しておく。
普段はこんなことしていないのかもね。





まあとにかくスタッフもフレンドリーでいいところだったので、よかったら行ってみるのもいいかもしれませんね。

っていうか行く人も行ける人もあまりいないだろうと思いますけどね。
カリからそう離れていないし。





〜ホテル情報〜



  El Saman Hotel
      Calle 4 No 7-56 Villa Rica(Cauca) ・・・セントロの目の前
   311-868-6435/314-815-1555

facebook
   https://www.facebook.com/pages/Hotel-El-Saman/611942482234354?hc_location=ufi




※途中Jamundi(ハムンディ)という町に着きましたが、近くに宿が見当たらなかったこと、もう少し距離をのばしたかったこと、あまりこの町が気に入らなかったことを理由に、かき氷だけ食べてそのまま通り抜けました。




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