- 2024/11/22
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今のところ自転車でなんとかやりくりしつつ 踏ん張りながら だましだまし 時には励まし合い時には喧嘩もしながら一人で世界を旅行中です。よかったらpart2 現地情報ややってほしいこと、知りたいことなどありましたらコメントかメールにて受付中!
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11時過ぎにサンタエレナのホテルから出発。
この町はそのままサンタベニートという町に繋がっていて、境目を見分けることができない。
サンタベニートで道を曲がり、南へ進路を変える。
道を聞きながら先へ進み、すぐに25km先のSan Franciscoという小さな村に来ることができた。
まだ1時だ。
まずは腹ごしらえ。
ということで、村へ入るとメキシコ料理のバン屋台があったのでタコをひとつ注文する。
タコというよりブリトーに近かったが、味はとてもおいしかった。
ここでずっと気になっていたメキシコpopソングの情報を知ることができた。
というのも、メキシコの中盤くらいからどこの町でもそれがかかっていて、「あ、またこの曲だ」「あ、まただ」と何度も耳にしていたのだ。
iphoneで音楽を流している男達に曲名を聞き、携帯でメモしておく。
きっと流行っていたのだろう、4、5ヶ月前からメキシコ・ベリーズ・グアテマラと聞かされてきたこの曲の詳細をやっと手に入れられた。
Prince RoyceのDarte un Besoという曲名らしい。
www.youtube.com/watch?v=bdOXnTbyk0g
初めて聞いた時からいつも誰かにタイトルを聞こう聞こうと思って聞きそびれていたので、これでスッキリだ。
現地で人気のある曲に触れられるというのは、その国の人になったようで嬉しい。
このサンフランシスコ村はたしかに大きくはないが清潔感があり、人々の笑顔も温かい。
通りを通っただけでここが好きになったが、まだ昼なのでもうちょっと進んでおこう。
次の町Santa Ana(サンタアナ)を目指し進む。
↑通りがけに、まるで魔女の森のような景色があった
看板に”Santa Ana”と書かれた所に到着したが、思っていたよりもずいぶんと小さい。
セントロはどこか、と店の人に聞いてみると、どうやら行き過ぎてしまったらしく、もっと後ろだと言われてしまった。
ここは「サンタアナ”村”」だったらしい。
紛らわしい。
また戻る気も起きないのでもう少し先へ行って様子を見ることにした。
どこにも辿り着けなくてもテントで野宿ができるし、大丈夫だろう。
と思う間もなくサンタアナ村のすぐ隣にゲートがあり、そこに立ててあった看板には、
TURISMO
と書かれていた。
自分の中のセンサーが反応した。
旅人にとってこの文字は、地図をもらえたり情報をもらえたりタダで泊まらせてくれたりする、いわゆる ありがたポイント なのだ。
このNuevo Horizonte(ヌエボ・オリソンテ)という村、英訳するとNew Horizonだろうか、
そんな英語の教科書のような名前の村にツーリスモがあるということは、きっとホテルが用意されているに違いない。
外から見る限り全然そう見えないが、観光客がくるんだからきっとあるだろう。
そんな確信を持ちながら中へ入り、入り口にいた人にホテルの場所を聞いてみると、
村人「あっち行って左」
よし!!やっぱりだ!
中央部へ入るとおじさんに呼ばれ、turismoと書かれた建物に案内された。
ここのスタッフであろう老年の女性を呼んでくれ、部屋を用意するからちょっと待ってくれとのこと。
横から話を伺ってみると、どうやら女の子が鍵を持っていってしまったらしい。
待っている間、この村のことを尋ねた。
ここは1996年まで戦争をしていた。
室内にはそのときの軍隊や装備など写真が飾られ、村のあちこちで「もう革命はない」という、戦争反対や平和への文字と絵が描かれていた。
案内されたのは集会場のような場所。
寝ることになったところは二段ベッドがたくさん置かれ、映画で見た「宿のない人たちをかくまう教会の一室」といった感じだった。
ここも昔兵士達が使っていたのだろうか。
一通り村を巡り、ホテル?に帰ろうとすると、肌の白い女の子が同じ建物に向かっていくのが見えた。
彼女もここに泊まっているらしい。
眼鏡をかけた可愛らしい21歳のフランス人女子で、メキシコのトルーカで3ヶ月勉強しにいった後、バスでここまで友達に会いに旅してきたそうだ。
彼女は1週間ここに滞在すると言った。
スペイン語はペラペラで、彼女も英語とスペイン語がごっちゃになってしまうと笑っていた。
以前あった人たちもみんな同じことを言っていたが、やはりスペイン語と英語は似ているということだろうか。
話し好きの彼女が通訳をしてくれ、他の人たちの話し相手もしてくれるので、こちらとしては大変助かった。
それにしてもコミュニケーション能力の高い人はすごいなあ。
誰とでもすぐに打ち解け、話でもり上がっている。
ぼくにはとてもできない。
ツーリスモのおばあちゃんに案内され、女の子と二人で小さな商店兼食堂で料理を食べにいった。
これで20Q。
けっこう量があった。
まあ安いほうなのではなかろうか。