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悪い値切り方、そして直線からの脱却…Isla〜Acayucan

疲れが回復しきっていなかったのでIsla(イスラ)でもう一泊、
と思ったがホテル従業員と軽いゴタゴタがあったのでこの日に出発。

自転車のタイヤの空気が抜けているが、直すのが面倒だったので空気を入れてそのままにする。
そのうち直そう。


町外れで昼食。
注文した牛肉のトマトスープ煮はさっぱりしてて、トマトの酸味が暑さにやられて減った食欲を増幅させてくれる。
けっこう高かったがうまかった。

そこの息子が英語を勉強しているようで、教科書とノートを持ってこちらに質問をしてきた。
日本でいう中学校低学年くらいの内容の教科書だった。

息子とおばさんと一時間ほど話をし、神に祈られながら店を出る。
この店を右に曲がると東へ行く下道だと教えてもらった。


下道は思っていたよりも激しかった。

とにかくアップダウンが酷く、平坦なところがまったくない。
のぼったと思ったら降り、降りたと思ったらのぼる の繰り返し。

暑さで飲み物もみるみる減っていく。


疲れたのでこの日は15km離れた隣町、Juan Rodríguez Clara(フアン・ロドリゲス・クララ)に泊まることにした。
全然進んでいないが気にしないことにする。


数件まわったがホテルはどこも高かった。
ここらは物価が高いのかもしれない。


Islaが騒がしかったせいだろうか、この町はどことなくさびれていて寂しい。
道路に面して警察署のようなところがあるが、少し治安が心配だ。


ホテルのロビーでパソコンをいじっていると従業員の男の子2人が何かこちらに話しかけてきた。

よくこのブログで「話をする」という言葉が出てくるが、大抵の場合は
相手がスペイン語で二言三言ベラベラと言い、こちらはわからないというジェスチャーをする、あるいは適当にうんうんと相づちを打つ

というものであり、あまり会話は成り立っていない。

今回もほとんど実のある会話はできず、お互いのネット翻訳ソフトを使い、翻訳ソフト特有のよくわからない母国語同士でやりとりしあった。


夕食を食べに出かける。
ボロい食堂で、料理が40ペソということなので注文する。
飲み物にはaguafresca(こう注文すると果汁に水を混ぜたものかオルチャータが出てくる)。

料理はとてつもなく辛く、食べるのに苦労した。

会計のときになり料金を聞くと、なんと60ペソだと言う。
今までaguafrescaは大体どこもセットにしてくれるか高くても10台の値段だったので、これは高すぎる。
ぼったくられているのではなかろうか。
しかし、前もって「これは高すぎます」というスペイン語を書いたノートはホテルに置いてきてしまっていた。

とりあえず40ペソ払ったあとに単語単語で文句を言いつづけていると、相手は不機嫌ながら
じゃあ10ペソでいい
と言ったようである。

が、それも確証が持てない。
金を多く払いたくないのでずっと店の中で立ち尽くしていたら、相手はそのうち何かぶつぶつ言い、こちらを見もしなくなった。


これは・・・もう帰ってもいいってことだよね?


隣には警察があるし、食い逃げだと言われて銃を持ってこられても嫌だ。

しかし何も反応しないのでそのまま外へ出てみる・・・・・・






勝利!!



飲み物代がタダになってしまった。
10ペソくらいなら払うつもりだったのだが、これはラッキー。

後味は悪さは半端じゃないが、さっさとここを後にする。



次の日、
自転車のチューブのどこに穴が空いているのか、小さすぎて見つけられないので新しいチューブを投入。
早くもスペアチューブを使ってしまった。


部屋の鍵を返しにいくとスタッフたちが握手してくる。

この町に着いたときに検討はつけていたが、念のためアウトピスタへの道を聞いてみる。
下道はやはり坂道がつらく走りづらいので、高速道路を走ることにしたのだ。
するとスタッフの一人がスクーターで道案内してくれるという。

彼の後を自転車でついていき、無事に町を脱出することに成功。



それから60km強の道のりを走り続け、なんとかLa Tinajaから続いていたアウトピスタの直線部分を抜けることができた。

    ↑この緑色の線              ↑この黒い線まで


途中の食堂で突風が吹き、空を見ると雲が出てきていた。
これが太陽を隠したおかげで後半は少し涼しくなったが、雨が降りそうな空模様だった。




    ↑アウトピスタからの光景。



    ↑これはなんでしょう。気球にしてはまったく動いていなかったし…






    ↑伸びた!!! 少し先へ行ってから振り返るとこんな形になっていた



    ↑田園風景がずっと続く




アウトピスタを一旦抜け出し、Acayucan(アカユカン)というところへ。

適当なホテルに飛び込んだ。


ここの印象は、
建物がかなり古い。

全体的にボロボロだ。
だから新しく建ったのであろう中央部のホテルなんかがすごく目立っている。

セントロは賑わいを見せるこの町も、少し外れるとのどかな下町風景に早変わり。
あとなぜかタクシーがたくさん走っていた。
バスよりタクシーを使う文化なのだろうか。


”メガ”と書かれたトルタを持ち帰りで注文。
チーズやアボカドが入っていてクリーミー、揚げた豚肉も香ばしくておいしい。


夕方、空には雨雲が広がっていた。

夜8時から次の日の11時まで眠り続けた。



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