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となりの国

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ジブン率 in ひと、または世界

一時期は極端な節約を試みることもありました。

初期の頃は朝早すぎるくらい早く起きて夕方には寝るというサイクルで毎日自転車を走らせていたこともありました。

でも今それをやっていないのには、理由があります。

今地球をこうして自分の目で、手で、ふれあっているという事実、

これがあることをもう少し有意義にしていたい。

できるだけたくさんの物事を目にしたいし、多くのものに触れてみたい。

ただなんとなく 通り過ぎるというのは ちともったいないのではないか、

そう思えてくるのです。

いろんな所へ行き、たくさんの景色を目に入れて、きれいだと思いたい。

人間なんか嫌いだけど、特に大勢・団体というものが大嫌いなのだけれど、

それでも本当は好きでいておきたい。

すべてを受け入れるのは難しいけど、できるだけでいいから、自分の心に閉まっておきたい

旅を続けていくと、ふっとそう思う時があるのです。

でもそうするには、心にも身体にも余裕がないといけないと気づかされました。

体がグロッキー状態のときに誰かを心配することができません。

心がクサクサしているときに相手の想いを拾い返すことができません。

倹約を念頭に置きすぎると、自分の場合はですけど、心が狭くなってしまいます。

この人は日本から来たという外人からぼったくろうとしているのではないか

ここは他の店より高い、足下を見ている

などという懐疑心がどうしても生まれてしまうのです。

それ以外でも

たとえば自炊を自己強制した場合、ガスカートリッジの希少性により心配事が増えたり、毎日の献立の思案や食料の補充の不安を常に持ち続けなければならないということが起こりえます。

自分は近い未来に予定を立てるのが鬱になるほどのものすごいストレスになるので、こういう小さなことの積み重ねでも参ってしまいます。

朝早く起きてその日走る時間や距離を決め、たとえ疲れて今日はここでやめようと思っても無理矢理進んでいくことに、次第に疑問を覚えました。

こんなことしてなにになるんだろう。
ただ身体だけ疲れて。
他は目に入らない。

周りはこんなにきれいなのに、世界は思っているよりも素晴らしいのに、どうしてそれをまったく気にせずに走り続けているんだろう。



だから

自分は自分らしく行けばいいのだな、と

そう思ったのです。

気分屋でマイペース、いいじゃないか。

運と直感とマイナーな知識ですべてをくぐり抜けてきたことに自信を持て。

誰かと比べたり、この先の金勘定で神経質になることはない。

こうでなければならない、なんて決してないはずだろう。

みんなが立っているこの地球というフィールドで、

自分だけの世界きっと見てみよう。

なかなか難しいけれど、大事なことなので。

守っていきたいです。

感受性や、そういうなんもかんもを。



               グアテマラ・Moralesのホテルより、風邪の療養の中にて




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