- 2024/11/25
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今のところ自転車でなんとかやりくりしつつ 踏ん張りながら だましだまし 時には励まし合い時には喧嘩もしながら一人で世界を旅行中です。よかったらpart2 現地情報ややってほしいこと、知りたいことなどありましたらコメントかメールにて受付中!
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この日から書くことがたくさんありすぎて困っている。
それくらい楽しいことと大変なことが色々起きたのだ。
長くなるけどあまり省かずに書いていきたいと思うので、投稿を2つに分けました。
連続で更新しますのでどうぞよろしくお願いします。
さて、Donなんとかという町のホテルから出る。
ホテルの出口で自転車が引っかかり動けなくなった。
早速つまづいた。
普段なら出て行くのを躊躇しそうになる自分を抑えるのに苦労するのだが、今回はそれとは違う意味で出発に苦労した。
少し雨がぱらついているのが気になるが、2泊するにはちょっと高い。
ということで、気にせずに走る。
小高い坂を数キロ登っていくと見晴らしのいい場所に出た。
↑崖ギリギリに家が建っている。怖くないのかな
おそらくBarbosaという町であろう。
ここまでは曇っていてそこまで景色がよく見えなかった。
しかしここから少し先へ行ったところに広く見渡せる景勝地があった。
そこからのパノラマビジョンがホントにもう素晴らしかったの一言。
谷間になっている町と道、山々がずっと見通せるのだ。
まさかあの奥に見える山を登るのではないだろうな、と不安になる。
先に道が続いているのが見えた。
ちょっとわくわくしてくる景色だ。
パラグライダーをしている人がいた。
楽しそうだけど怖そう。
一回グライダーやってみたいんですよね。
高所恐怖症だけど。
この景色!
写真じゃわかりにくいかもしれないけど、この広い光景を間近でみたらもう鳥肌が立ちますよ。
この圧倒的な世界といいますか、端から端まで広がる圧力が直に感じられるんです。
いやー本当にこっちに来てよかった。
太平洋側からブエナベントゥーラに渡らなくてよかった。
天気もみるみる良くなっていき、視界は最高潮。
馬がポツンと草を食んでいる。
おっかなくないの?
見ての通り、ここから一気に下りになる。
かなりスピードが出るのでブレーキは必須。
どんどん利かなくなっていくブレーキ。
ひぃぃ・・・!
一応メデジンで直してもらう予定なのだが、それでもブレーキが利かなくなる感覚というものは味わいたくない。
以前にも書いたと思うが、長いこと自転車に乗っていると自転車のコンディションが乗り手の気分に移ってしまうのだ。
だから自転車の調子が悪くなると、自分の調子まで狂ってしまう。
それにしても、下りの途中でもこの景色。
うおおおお!
しゅばらしい!!
坂を真ん中まで降りたあたりの光景がこちら。
あまり変わらないかな。
でもくっきり見えるようになってきたでしょ?
てっきり写真に見える町に行くのかと思いきや、左ではなく右手側の谷間を縫って進む模様。
あのくらいの大きさの町だったら滞在するのにちょうどいいのに、少し残念に思った。
大きすぎるところはどうも苦手だ。
坂の途中にあるホテル。
あーここに泊まってみたいなぁ。
しかしまだ12時過ぎだ。
もっと走らなくては。
そこから見えるレストランでランチ休憩。
こんなきれいな自然に囲まれながら食事ができるなんて。
魚のスープがうまい。
値段も3000ペソでそこまで高くない。
一息ついたらまた自転車を走らせなくては。
つづく
はい、もちろん一日で宿泊がすむはずもなく、ここサンタ・ロサ・デ・オソスにプラスもう2泊してしまいました。
いやだって雨が降りそうだったし。
寒空の下濡れながら走りたくないし。
だから2日目はホテルを変えてwi-fiの繋がるところに泊まることにしました。
3日目は早起きしすぎて寝不足になってしまって、それでもう一泊しようということに・・・
いやはや怠惰とはかくも恐ろしいものであるな。
さて、2日目に宿を変えたあと、町探索に出かけました。
遠くから見えていたこの尖った教会。
これが気になっていたんです。
行ってみると、こんなかんじ。
なんだかぎょうぎょうしいというか、すごそうな建物ですね。
中に入ると、
壁にはガラスが多く使われていて光が入り、思っていた以上にきれいでした。
かなり広いし、内装はシンプルながら「キリスト教徒ではないけどここなら毎週通ってもいいかも」と思わせる清らかさがありました。
そこから真っすぐ、五重塔みたいな柱が建っているのが見えたので行ってみます。
住宅地のなかを通ります。
こういう所を歩くのも、現地の人の暮らしが垣間みれて楽しいですね。
五重塔の正体は、こちらも教会だったようです。
扉が開いていなかったので残念ながら中を見ることはできませんでした。
しかし町を歩いているだけでも楽しい。
天気も良かったので明るい気分になります。
その後スーパーでお買い物。
ここ最近パンに塗るジャムを探していたのですが、どこにいっても見つかりませんでした。
それというのもこちら、
瓶ではなく
チューブに入っていたのです!
”ジャムは瓶”という思い込みがあったので、この形のジャムが目に入っていなかったのです。
しかしこれ、瓶よりも持ち運びやすいかも。
いい買い物をしました。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
サンタロサ4日目。
さすがにここを出なくてはと思い、11時ごろに出立。
パラパラ小雨は降っているが、これくらいならすぐに止むだろう。
上りが続くが、非情な角度の坂ではないので自転車を降りることはなかった。
途中のくだり道の途中、勢いのある小さな滝とキリスト教に関係する建物があった。
先客が何人かいた。
有名なところなのだろうか。
子ども達が川で水遊びをしている。
階段を上り神殿部分へ。
誰が管理しているのか、汚れは目立たなかった。
奥の滝が、修行僧が打たれるものを連想させる。
キリスト教が滝に打たれるのかは不明だが。
走っていると突然大雨が降ってきたためカフェに逃げ込む。
しばらく待つが雨は止まない。
スープやコーヒーを頼みながらしばらく待った。
結局2時間くらいそこに立ち往生してしまった。
待っている間、行商人からラテン音楽のジャンルであるレゲトンが入ったマイクロチップを買った。
値段交渉で30000ペソ(1500円)から15000ペソ(750円)にしてもらう。
レゲトンはいろんなところでよく耳にしていて、好きな曲も何曲かできていた。
後日これを聞いてみたところ、なんと3.5GBも入っていた。
曲数でいうとゆうに800曲は越えている。
これ全部聞くのに何ヶ月かかるんだろう。
もう遅くなってしまったので、その少し先のDonなんとかという町でホテルをとる。
23000ペソ(1150円)といつもより高かった。
しかし他のホテルはもっと高かったのでまあしょうがない。
それだけ大きな都市に近づいているということだろうか。
この日走った時間はたったの2時間。
距離にするとおそらく20km前後だ。
先行きが不安である。
気に入ってしまった、地図にも載っていないロスジャベスの村。
もう一泊といきたいところをこらえ、12時すぎに出発。
↑現在ヤルマルのちょい下あたり
↑なんか闘技場みたいな建物
↑右にストーンサークルのようなものがある
↑かわいい家。シルバニアファミリーみたい
↑☆の形をしたオレンジ色の花が道を彩る
↑相変わらずな高原世界。ここらへんに住んでもいいな
レストランがあったので寄る。
スープの値段を聞くと、5000ペソ(250円)もするという。
無言で出て行ったら、そこで食事をしていた客が店から外へ出てきて叫び、呼び止めた。
戻ってみると、なんと言っているかわからなかったが、どうやらその人がスープをおごってくれるらしい。
しかし断ってしまった。
おごられてしまうとどうしても気を使ってしまう。
なにも気を使わずに
「あ、いいの?んじゃあいただき。それじゃ」
と特に話もせずにあっさり去れるならそれがいいのだが、そうはいってもそうもいかないだろう。
この日は一人がとても楽しかったのでそれを邪魔されたくなかった。
誰かと話をしなければならないのなら、それよりはなにも食べないほうを選んだのだ。
出た!コミュ障!!
これですわ。
直接人と関わるのが、色々考えてしまってとても疲れるときがある。
普通に誰かと接っした場合、自分では全然意識していないのだが非常に感じが悪いらしく、
自分に慣れている姉かそういうのをあまり気にしない兄くらいしか長く一緒にいるのは難しいみたいだ。
少しの間ならテンションを上げて明るくコミュニケーションをとることができるのだが、それも長くはもたないし、そうすることであとで鬱になるのでできれば避けたい。
それ以上は自分ではどうしようもできない。
この性格はどうしたらいいのだろう。
そう言いながら、
そのもう少し先のレストランでご飯をごちそうしてもらった。
そこのオーナーが英語を話せたのでスムーズな会話ができ、その流れでおごってくれることになったのだ。
この人もアメリカで料理の仕事をしていたのかもしれない。
出してくれたのは、人参とコーンのスープとマッシュルームのチーズリゾット。
このリゾットがとてもおいしかった。
なるほど、チーズを入れることによってパラパラの米ももちっとした食感になるのか。
今度作ってみようかな。
おいしく食べていると、ジュースにおかゆと次々に皿が出てくる。
このおかゆはチキン出汁で煮てあるようで、そのままでもおいしく食べられた。
お礼を言って少し話をしたのだが、自分の頭が英語脳にならずスペイン語混じりになってしまい、しかも会話があまり噛み合わなくて、その後案の定ひとりになったときにへこみながら自転車を走らせることになった。
そしてついたのがSanta Rosa De Osos(サンタロサデオソス)。
ここが本当にオシャレな町だった。
一個前に止まったロスジャノスより好きになってしまった。
なんでこの辺はこんないい町ばかりなのだろう。
すてきすぎる。
セントロの大聖堂。
この街もレンガ造りの家が多数あるのだが、それにとけ込むようにこの教会もレンガで作られている。
なかに入ってみると、
中型のステンドグラスが壁のサイドに並んでいた。
やっぱステンドグラスだよねー!
久しぶりにこんなに立派なものを見たので、かなり嬉しくなった。
太陽光を美しい光に変えて放つ。
すてきです。
革のカウボーイハットやポンチョを着ている人が男性も女性もたくさんいる。
かっこいい。
欲しい。
なぜかみんな食べていたので、まねしてアイスを買った。
1000ペソ(50円)。
寒いとは言っても、昼間に太陽に当たっていれば少し暑いくらいだ。
壁中に電飾がつけられている建物。
ターミナル デ トランスポルテ ということはバス停だろうか。
この辺はホテルが安いので、遠慮なく泊まる。
ネット環境はないが窓辺を紹介してくれたので、騒音はあるが暖かかかった。
・・・あれ?あたたかかった?あたたかかかった?
ヤルマルのホテルの室温は外より寒く、洗濯物も数日間乾かずに部屋中干し物だらけになってしまったが、それでも調度品がそろっていて居心地がよかった。
そんなホテルも今日でおさらば。
もっと寝たいのを我慢して気合いでこの町を出た。
時刻は11時をすぎている。
↑街を出た途端この下り道。ブレーキが削れるぅぅ
↑後ろを振り返り撮影。さいなら、ヤルマル
急な下り坂を駆け下りしばらくするといつもの上り。
けれども、その前に体験した坂より苦しいものではなかった。
休憩はそんなにしなくても大丈夫そうだ。
ゆっくり、だが確実に前へ進んでいくと、
空模様もこちらの真似をしたいのか、ゆっくり確実に怪しくなってくる。
なにもない場所で大粒の水滴が一滴二滴と落ちてきた。
上り坂を急いで走り、たまたま1km先にあったレストランに逃げ込んだ。
息も絶え絶えにスープを注文。
呼吸が苦しい。
そして一息ついて椅子にすわるとすぐに晴れてくる空。
おいおい。
そういえばコロンビアに入って以来、コーヒー以外でも呼び名が変わったものがあった。
それがスープ。
それまではsopa(ソパ)だったのだが、こちらではsopita(ソピータ)というらしい。
コロンビア方言だろうか。
それとも南米全体の方言なのか。
しかしソパでも十分通じるので問題無し。
がれ場に透明なかけらがたくさん落ちているのを見つけ、立ち止まる。
水晶かと思ったが、ただのガラスだったようだ。
がっかり。
ここで、コロンビアの石はどんな感じなのか観察することにした。
コロンビアはエメラルドが世界一採れるらしい。
だから日本とは石の質が違うかもしれない。
このあたりの石は緑色や白っぽいものが多い。
↑白い石は白く濁った半透明で、裏側が少し透けてみえた
日本のものとほとんど変わらなく見えたが、重さがほんの少しだけ軽く感じた。
が、気のせいかもしれない。
基本緑っぽい色だが、ところによっては薄い黄土色や赤っぽい岩も見えている。
↑その先の崖の壁面になにか文字が掘られていたのでなんとなく写真を撮る
ハイウェイの料金所を抜けて入ったところはLos Llanos de Cuivia(ロスジャノスデクイビア)という小さな村。
今日はここで終了にしよう。
小さなガソリンスタンドとレストランが一緒になっているこのホテルは15000ペソ(750円)と安い。
ホテルの人達もアミーゴアミーゴと接してくれるし、室内は狭いがレンガ造りでなかなかいい。
wi-fiの繋がりもヤルマルよりずっといい。
夜になり、併設されたレストランへ。
なんとここの料理が5000ペソ(250円)。
ヤルマルのレストランよりは味は落ちるが、それでもすごくうまい。
↑この量でですよ!! 250円!!!
腹もふくれ気をよくしたので、その足で街のほうへ行った。
もう12月なのでそこら中でイルミネーションが輝いている。
↑まずは目についた教会に行ってみると…ごらんの通り
↑ホテルから少し歩いたところにある中心部にも電飾がこんなに
↑商店街風の通り。クリスマスだねぇ
↑その通りにあったケーキ屋さんの派手派手なショーウィンドウ
↑プレゼントボックスにネコが入っている
ぁぁぁああやられた!
この町がとても気に入ってしまった。
こんなのを前にして先になんて行けない。
ダメだ!もう1泊だぁ!!
次の日は村のなかを軽く探索しながらウロウロ。
牛や段々畑が見渡せる牧歌的な村でした。
オカリナを吹いたり、のんびり過ごしましたとさ。
↑料金所のあたりからみえる段々畑
↑教会に入ることができた。こどもたちがいっぱい。全面には目を見張るほどの壁画が
↑ステンドグラスも美しい
↑家の裏はすぐに草原が広がっていて牛がたくさんいる