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となりの国

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無題

今日、ヨットでコロンビアへ向けて出発です!

最近僕はメキシコ人かと聞かれます。
どういう訳かメキシコいた時もメキシコ人に間違われました。。

ベリーズには行かなかったのでベリーズの話はとても新鮮で楽しみです。
僕もベリーズ行けば良かったかなw
Re:無題
  •  Rei
  • (2014/04/01 01:34)
ついに南米ですね! 気をつけていってきてください
メキシコ人に間違われるってすごいですね。スペイン語が流暢に話せるとかですか?
ベリーズは入国料がキツいです… 観光地なのになにもないし
のんびりすごしたい人向けでしょうか。そうじゃなければ行かなくてもいいかも。英語通じるからか北米からのバックパッカーはよく見ますけどね

販売人と物乞いと子どもと村人とのやりとりが捗る国 〜 ベリーズ Orange Walk

ホテルの庭に座っているオーナー夫妻と会話をし、見送られて出発。


次の町のレストランで朝昼兼用の食事を注文する。
点いていたテレビがスペイン語だったため、スタッフにスペイン語で話しかけてみる。
ちゃんと通じたようだ。

会計時にメキシコ人か、と聞かれたので違うと答える。

じゃあドイツ人?

違うよ。日本人。

へー。んーと、你好(頭を下げる)・・・・・あ、これは中国かハハハ

やはりスペイン語は楽だ。
なんでだろう。
文法とか気にせずに使っているからだろうか。
そしてそれが素直に通じてしまうからだろうか。



通りに座っている人たちはこちらに"Hey!"と声をかけ挨拶してくれるし、
トラックに乗っている子ども達は全員が手を振ってくれる。

いい国だな、とつぶやく。



今走っているこの道は村がずらっと並んでいるようで、畑や野原に出ても数十分走るとまた家が建ち並ぶところに入る。

そのため飲み物を買い飲みしながら走ることができた。
買いだめする必要がないのは便利だ。
自転車が重くなってしまうと進むのが大変になるから。

とある村の中華系のスーパーで飲み物を買った。

AriZonaの見たことがなかった味、オレンジ。
あとチョコミルクだ。
両方ともなかなかおいしかった。


その同じ村でのこと。

自転車で走っていると目の前の男が道を塞いできた。
手にはギブスのような筒状のものをつけ、首にかけている。
最初のほうは聞き取れなかったが、「俺たちは心の友だ、2ドルくれ」ということらしい。
こっちも金がないから2ドルくれよ、と言ってみた。
すると、

俺が? 君に?

と少し驚いた表情を見せた。
が、すぐに泣くような仕草をし出す。

God bless me...

と言っている。
こちらとしては、この人が信仰している神を持っているわけではないので何と言っていいかわからず、とりあえず

せやな(yeah)

と答えておいた。

男は目から涙を流しながら

2ドルでいいんだ、くれよ

としつこくせまってくる。
ごめんね、泣き落としはこっちの得意分野だから、君の嘘泣きは通用しないんだ。

男は自転車を片手で強く掴み、タイヤを脚で挟んでいるので前には進めない。
ギブスに銃が隠れていないかチェックした後、

がんばってね

と言いながら男の肩を叩き、バックして彼を振り払う。
男は、後ろから車が来てる、とあわてて教えてくれたが、それでも手を離そうとしない。
バス停でおしゃべりしていたお母さん達がこちらに気づき、声をかけてくれたおかげで男はひるみ、自転車から距離をあけた。
その隙に男の横を通り、good luck, good bye.と言って逃げ出した。

他でも物乞いに絡まれたことは数回あるが、こんなにしつこいのは初めてだったな。



Orange Walkの看板が見えたのでそちらにタイヤを向ける。
進むと店がいくつか現れるが、「町」という感じではない。
地図の文字の太さからすると、結構な大きさの所なはずなのだが。


日よけパラソルの下で食べ物や飲み物を売っている家族がいたので、ちょっとよってみる。
“コップに入った白い何か”がオススメだと言われたので、試しにそれを購入。1ベリーズ$(50usセント)。
食べてみると、とろっとした牛乳プリンという感じだった。

その家族はニコニコとこちらに話かけてきた。
ちょうどいいので情報を聞いてみることにした。

そして、
オレンジウォークはもう半マイル(800m)先であること、
ベリーズはベリーズシティ周辺以外は治安がよくキャンプもできること、
などを聞き出した。

やっと英語になれてきたみたいだ。
スムーズな会話ができて嬉しくなった。



オレンジウォーク中心部へ到着。

路上で何か民芸品のようなものを売っている年齢不詳の男に声をかけられる。
お互いグーにした手をぶつけ合う。

お前日本人だろ

とずばり言ってきた。

なんでわかったの?

見た目でわかるよ。中国人は目がもっと小さいからな

あれ?でもけっこう中国人と間違えられてたんですけど。
ってことは他の人は知っててわざと間違えていたということか?
いやでもさっきのプリン売りの女性も話の流れ的に中国人だと思っていたようだったし・・・

考えてもわからないので、その男が何を売っているのか聞いてみた。
カラフルな細い布状のそれは、ベルトだったようだ。
白い紐で belize という文字が縫われている。

これをつけておけばベリーズに行ったことのある人に会ったとき話が弾むだろ

と男は言う。
ベルトもだいぶよれよれになってきたし買ってもいいかな、と思ったが、長さが短かったのとすぐに破れてしまいそうだったので保留。
グッと親指を立てて男に突き出すと、男はまた拳を差し出した。
ぶつけ合う挨拶をして別れる。


メキシコでも似たような挨拶があったが、少しだけ違う。
メキシコ版は、手を握手の要領で合わせてパンと叩いたあと、すぐに拳をぶつけ合うのだ。

これを教えてもらったのは、メキシコシティにいた時に自転車を修理してもらった職人のおっちゃんだった。
さすが職人というべきか、拳をぶつけるタイミングが非常にシビアで、なかなか納得してくれず何度もやらされた。
メキシコに来てすぐに教えてもらったので、結構使いどころがあっておもしろかった。



久しぶりに酒を飲んでみようと、店でビールを買ってみた。

ベリーズ産のビールらしい。
入国したときからこの名前がよく目に入ってきたので気になっていた。

味は・・・うーん、あまり好きではない。
苦いなーと思っていたら、なかなかのアルコール度数だったようだ。


酒はまた当分いらないかな。



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無題

今日、ヨットでコロンビアへ向けて出発です!

最近僕はメキシコ人かと聞かれます。
どういう訳かメキシコいた時もメキシコ人に間違われました。。

ベリーズには行かなかったのでベリーズの話はとても新鮮で楽しみです。
僕もベリーズ行けば良かったかなw
Re:無題
  •  Rei
  • (2014/04/01 01:34)
ついに南米ですね! 気をつけていってきてください
メキシコ人に間違われるってすごいですね。スペイン語が流暢に話せるとかですか?
ベリーズは入国料がキツいです… 観光地なのになにもないし
のんびりすごしたい人向けでしょうか。そうじゃなければ行かなくてもいいかも。英語通じるからか北米からのバックパッカーはよく見ますけどね

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