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となりの国

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岩山トンネルを抜けてチャチャグイへ




朝7時。


洗車待ちのトラックの運転手たちに話しかけられながらテントを片付け、レストランで朝食をとろうとしたところ、朝食も4000ペソするのだという。

昨日の夕食も4000ペソ(180円)。
朝食にしてはちょっと高い。
それに何よりお金がない。


しかし背に腹はかえられないのでそれを注文すると、昨日仲良くなった男性が朝食に誘ってくれた。

彼に頼んでレストランの注文をキャンセルしてもらい、家へと招待される。



卵とごはんとプラタノ(調理用の緑のバナナ、揚げると甘くておいしい)、それから豆でできたひき肉のようなものが出てきた。
コーヒーもいただく。

おいしかった。



彼らの話では、ここには自分のような旅行者は来るが多くは通り過ぎていってしまうようであまり話す機会はないらしい。

そして日本人はあまり見かけないという。
この先エクアドルにはたくさんいるんだとか。

この先の都市・Pasto(パスト)は貧乏人が多くかなり危険だからできれば泊まらずに通り過ぎるかちゃんとしたホテルに泊まったほうがいい。
自転車は特に狙われるから気をつけて、と忠告を受けた。

雲が出ていたので雨が降るかも…と天気のことを聞いたら、
この辺はここ5ヶ月降っていないから大丈夫だ
とのこと。

なるほど、どおりで荒野になるわけだ。




実はさっきトラックの運転手に、「パストまで行くから乗っていかないか」と言われていた。

そのときはかなり乗り気だったのだが、やっぱりこの先の景色もゆっくり見てみたいということで断ることにした。


しかしその必要はなくなった。

親切な家族たちの会話を終え、時計を見てみるとすでに10時をすぎている。

外へ出るともちろんトラックはすでにいなくなった後だった。




この先にトンネルがある。














これは珍しい。

もっとトンネルを造ってくれれば坂が少なくなって楽なのに。
トンネル内は暗くて狭くて危ないけど。





トンネルを抜けると、そこはのぼり坂だった。

しかも尋常じゃない。





ひたすら自転車を押して歩き、太陽の日射しと戦いながら必死に進む。

やっぱりトラックに乗せてもらうんだった。
失敗した。




休憩中に昨日もらったマラクジャを食べる。
すっぱい。
ジャリジャリという種の歯ごたえが口のなかに響きわたる。

手がベッタベタだ。




景色を見ている余裕はない。


フラフラと先を急いでいると、車がエンストして修理屋を待っている人達に出会った。

彼らと話をすると、
「信じられなーい」
というオーバーなリアクションと2000ペソ札を1枚もらってしまった。




頑張れ。

みんな応援してくれているぞ。





2つ目のトンネルを抜けてもまだまだ先はつづく。

水はもうちょっとしかない。

ミント味のtictacのタブレットで空腹をごまかす。



何度も書くが、やっぱりトラックに乗せてもらうべきだった。
幾度も後悔した。





そしてそんな中、朦朧とした頭で、なにかがひっかかった。



もう一人の自分が何か語りかけてくる。



何かが残っているらしい。

なんだろう。

ぼやっとした映像が浮かぶ。

昨日のこと?

マラクジャはもう食べたけど…






あっ!




思い出した。


昨日八百屋でバナナをもらったのがまだ残っているんだった。
たしかデイバックの中に・・・



あった!



一つは腐っていたが他は大丈夫だったようで、2つ食べてエネルギー充填。

一気に元気が出てきた。





道は橋を渡って隣の山へ移る。

そして数時間ぶりの店を発見。
ジュースと水を買って補填。


    ↑やっぱり物価が高い



    ↑向こうの山のポツポツと緑が落ちているのが、複数の成分が混じった石のようで、それなのにあんなに大きいのが不思議だった




その先数kmで待望の町が見えた。

昨日山の奥に見えた町だろうか。



    ↑いやー登りましたね



料金所を通り越してガソリンスタンドのレストランで夕食。
それから町へと入っていく。




他の町とは違い、まわりの家の屋根がかなり急角度の三角形をしている。
雪でも降るのだろうか。



そして全体的にオシャレな家が多い。
お金持ちが多いのかもしれない。



もう少し中に入ると全体的に古めかしくなる。

警備中の警官からATMの場所を聞くと、すぐそこにある空港かもう3kmほど行った町の中心部にあるという情報をゲット。

どうやらこのChachagüi(チャチャグイ)という町は空港側とセントロ(中心部)側に別れているそうだ。




もう疲れたので空港側のホテルに泊まる。

25000ペソ(1130円くらい)の部屋を20000ペソ(900円ほど)に負けてもらう貧乏旅行者の鏡。
っていうか、もっと安い部屋はないか聞いたらすんなり負けてくれたんですけどね。


もっと安いところもあったけど、ネット屋もやっているここのスタッフの男性はかなり親切で優しいので別にいい。


wi-fiを使えるかと思ったけど使えなかったが、別にいい。


もう寝る。
疲れたー。







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