国境近くの町、イピアレスから少し南東に外れたところ、そこにLas Lajas(ラスラハス)という場所がある。
そこには崖の中に建てられた教会があり、観光客の間でひそかに評判になっている。
天気の機嫌を見て、今日はそこへ行ってみることにする。
実はここに行くのが楽しみだった。
日本の中ではあまりメジャーではないのでこの場所を聞いたことのある人は少ないと思うが、旅人の間ではここは結構有名なところである。
きれいな教会が見られるということで、期待しながらホテルを出発。
荷物はホテルに置いてきているので自転車一本、とても軽い。
距離にして7km、この調子だと30分ほどでつけるのだが、お腹がすいたので立ち食いをしながら進む。
クワハーダという名前の、コンポートとチーズのスイーツ。
今回はイチゴと甘酸っぱい黄色い果物(チラクワンだったかな)をミックスしてくれた。
コンポートは甘さが控えめで食べやすい。
が、ちょっと水分が多いようで味も薄め。
これならもう少し砂糖を入れてもいいかも。
これが1000ペソ(38円)
小さなエンパナーダが売っていたので購入。
4つで1000ペソとめちゃくちゃ安い。
イピアレスだと大きめのものが1つ800ペソだもの。
しかしこれ、ふつうのエンパナーダと違うようだ。
まず目につくのが、外側にグラニュー糖がふりかけてある点である。
エンパナーダというのは一般的にしょっぱい食べ物だ。
中には米やジャガイモ、小さな肉が入っていることが多い。
そこに砂糖とな。
そして外側の皮がどうやらドーナッツ生地を使用している模様。
これは甘いバージョンなのかな? と思いながら噛んでみると、中はちゃんとダシのきいた米が入っている。
うーん、この生地と米はあんまり合わないなぁ。
でも食べれないことはないので間食する。
そうこうしている間にラスラハスに到着。
高台から見下ろした写真はこちら。
谷間に橋をかけて、そこに教会を作っているようだ。
町もあるようなので、そこを通りながら教会を目指す。
さすが観光地だけありお土産屋がたくさんある。
ホテルもけっこう建っているので、こっちに泊まってもよかったかもしれない。
下りる場所が分からず少し迷いながら、坂を下って教会のある真後ろに自転車をとめ、階段を下りていく。
↑壁には一面文字入りのプレートが貼付けられていた
かなりの人が来ている。
今日が日曜日だったということもあるのかもしれない。
教会ではミサが行なわれていた。
奥は岩盤が露出している。
教会前広場。
人が多い。
教会正面全景。
自転車が無事かどうか心配でチラチラ確認。
↑隙間から自転車が見えるのがわかるでしょうか
水を出している像を発見。
みんな触ったり汲んだりしているところを見ると、どうやらこれは聖水の一種なのだろう。
人がいなくなった一瞬の隙を見てその像を激写。
そして頭から水をかぶる。
バケツ部分の角に頭をぶつけながら。
↑この尖ったところに頭をぶつけた
この日はアクアボトルを忘れてきたのだが、持ってきたらよかった。
ただ、他の人のボトルを見てみると水がかなり濁っていたので、飲料水としては適しているのかははなはだ疑問である。
↑お土産屋にこんなペットボトルが売っていた理由がこれでわかった
サイドに移動して少し遠くから見てみる。
↑みんなが撮りたがる角度
↑下側のほうが味があってきれいだね
帰るときに見つけた教会の模型
教会自体は期待しすぎていたせいかそこまで感動はしなかったが、きれいにメンテされているし見応えはあった。
情報なくこれを見つけてたら多分すごく感動して興奮するんだろう。
しかしなんにも知らずにここまで来るのには余程の強運が必要である。
帰りには太陽が出ていたので、さっきの高台からもう一度写真を撮る。
ここら辺はラスラハスまでの道もなかなかきれいだ。
イピアレスから歩いていけない距離ではないので、時間がある人は巡礼よろしく歩いてきてみてもいいかもしれない。
帰りはこの自然を眺めながらオカリナの練習。
そして忘れてはならないのが、ホテルに泊まっているイピアレスに入る手前の店でコーラ1,5ℓを買う。
イピアレスで買うと3000ペソもしてしまうが、ここで買えば2300ペソで済む。
ふふん、旅行者の知恵ですね。
まあ水を買えばもっと安くすませられるんですけど、水だけ飲んでるとなんというか喉に入っていかないというか、別のものを飲まないとなかなかどうしてうまくいかないのです。