- 2024/11/21
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今のところ自転車でなんとかやりくりしつつ 踏ん張りながら だましだまし 時には励まし合い時には喧嘩もしながら一人で世界を旅行中です。よかったらpart2 現地情報ややってほしいこと、知りたいことなどありましたらコメントかメールにて受付中!
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計4泊したポパヤンのホテルを出て先へと進む。
ポパヤンを抜けると高速道路のような広い道路の交差にぶつかり、そこからのぼり坂が始まる。
ポパヤンは山の谷間に作られた町だったようだ。
↑この道を見よ! うねんうねんしてる
↑猛禽が死肉にワラワラとたかっている光景がなんというかもうすごかった。虫を連想させる
すぐに次の町のTimbio(ティンビオ)へと着くが、さすがに10kmほどしか走っていないので、ここではノンストップ。
もっと先を目指す。
山のなかの店でborojo(ボローホ)のジュースがあるという文字を見つけた。
聞いたことのない果物だったので、試しに注文してみる。
オレンジミックスとミルクミックスのどっちがいいか聞かれたので、オレンジも気になるが、じゃあミルクで。
味はミルクセーキのような感じ。
ウズラの卵やハチミツを入れているらしい。
これは力がつきそうだ。
金を払うときにぼったくられそうになった。
旦那が5000ペソ(250円弱)と言うので驚いて聞き返したところ、妻に確認してくれて3000ペソ(150円くらい)だと判明。
おい、適当すぎるだろ!
ひたすら自然が続き町は見えない。
アップダウンを繰り返しながら進んでいくのだが、さっきからかなり風が強い。
風を浴びるのはとても好きだ。
だが、自転車に乗っているときはできれば背中を押してほしい。
前から吹かれるとスピードががくんと落ちるし、横から煽られると自転車がぶれてスリップしそうになるから危ない。
↑風が強いのはこの大地があけたところだからだろう。遠くの山まで見えてきれいだった
↑畑が広がっている。なにを育てているんだろう
夕方になってようやく小さな村にぶつかった。
距離にして25kmくらいだろうか。
相変わらず進むペースが遅い。
ファストフードの店で夕食のハンバーガを注文し、ネット屋の敷地でテントを張らせてもらう。
今日はあまり走れなかった。
夜の外は真っ暗。
多数の星々と天の川がはっきりと目に見えた。
流れ星が一つ流れた。
今ごろ日本は流星群が見られるころかな、と思った。
朝テントから起床。
まだ眠い。
8時に出発だなんて。
しかしネット屋家族に迷惑はかけられない。
道はまだしばらくのぼりが続いているのがしんどい。
テント泊のため体に疲れが残っており、途中で休憩。
ニカラグアで買ってきたパチンコの飛び具合を確かめたり、オカリナの練習をした。
誰もいない景色のいい場所で、久しぶりに思いっきり気持ちよく吹くことができた。
突然、道が急降下。
これで一気に行ける、と勢いよく飛び出すが、横にはホテルと商店がポツポツと数軒並んでいる。
ああ泊まりたい。
入ろうか悩みながらとりあえず近くの売店に入ってみると、どれも高い。
ここに泊まれば他より値段の上がったこれら商品を買うことになるだろう。
やめておいたほうがよさそうだ。
道をもすこしググっとくだると、1kmほどでまたもやレストランと売店の列が現れた。
しかも今度はちゃんとした町のようである。
看板には標高1600m、平均気温18℃と書かれていた。
うそでしょ。
18℃?
絶対もっと暑いって。
だってこの日射しがさぁ、すごい肌を焼いてくるんですけど。
…でも待てよ、確かにそこまで汗をかいているわけではない。
中米では滝のように汗をかいたが、ここら辺はポトポトたれる程度だ。
そして夜は肌寒い。
実は意外と涼しいところなのかもしれない。
そして2000m越えないと高くないと思い込んでいたが、これでもかなり高い場所に位置しているのかも。
この気候に慣れてしまったせいで一般平均がよくわからなくなってきているようだ。
でも自分はもっと涼しいところが好き。
涼しい場所プリーズ。
売店で飲み物を購入。
うむ、適正価格。
するとまわりの人達がみんな声をかけてきてくれ、長話になった。
ここRosas(ロサス)には安いホテルがあるしかなりいいところだよ、
と教えてくれたので、まだ昼前だが今日はここに宿泊決定。
15kmしか進んでいないけど、いいよね…?
ホテルは20000ペソ(900円くらい)。
まあ普通。
だが部屋はめちゃくちゃきれいで広さも十分。
ベッドが2つついている。
wi-fiはないが、隣の店の人がちょうどここへ来ていて、その人が彼女の店のwi-fi
パスワードを教えてくれたので、とてつもなく重くはあったがネットをロビーで使うことができた。
静かでなかなかいいところだ。
人々もみな優しかった。
こちらを見て外人だと気づいた女性が、彼女は学校の先生をやっているらしいのだが英語で話しかけてきてくれた。
手助けしてくれようとしたみたいだ。
そんな雰囲気についつい2泊頼んでしまった。
そういえばこれまでたくさんコロンビアの家に泊まってきたが、その構造ついて今まで書いていなかったので、ここで説明してみよう。
家は1階~3階建てが多く、壁は石やコンクリート、木など素材は様々。
入口のドアは軽い金属製のオートロック式。
ドアノブや手をかけて下げるタイプの扉はあまり見かけない。
オートロックといっても電子のものではなく、外側のノブがなく鍵穴のみの扉を想像していただければいいだろう。
中側はレバーがついていて、それを横にスライドしながらドアを引くことで開けることができる。
入るとすぐに長細いリビングがあることがほとんどで、ちょっとリッチになると廊下やガレージになっているところもある。
ルームシェアをしていたり普通の一軒家をアパートの様に使っているところもたくさんあって、そういう人用に二階の階段が外についているところがあった。
つまり1階と2階で出入口が違うのだ。
暑いことが多いためか簡素な造りの家がほとんどで、山の上の寒い地方でもそこまで頑丈にしている様子はない。
コロンビアは家電製品がかなり普及しているので、壁に隙間があってどんなにボロボロなところでも、中がガランとしていて家具もなんにもないところでも、TVがあり冷蔵庫がある。
それがコロンビアのすごいところだ。