- 2024/11/24
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今のところ自転車でなんとかやりくりしつつ 踏ん張りながら だましだまし 時には励まし合い時には喧嘩もしながら一人で世界を旅行中です。よかったらpart2 現地情報ややってほしいこと、知りたいことなどありましたらコメントかメールにて受付中!
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オベハスの宿を出る。
最後までここの店員達は無愛想だった。
少し走ったところで自転車のタイヤがパンク。
甲高い音を立てているところを見ると、どうやら大きな穴が空いたらしい。
ちょうどレストランがあったので、その隣で黙々と修理していると、雨が降ってきた。
面白いほどにどんどん不幸がおしよせてくる。
レストランの許可をもらい、屋根の下で修理のつづきをする。
ちょうど立ちよっていた軍隊の数人や、レストランの従業員たちと会話したりしながら、パンク修理は最終段階へ。
ガソリンが入ってそうな小型のトラックでやってきた若そうな男性がこちらに近づいてきた。
「いい空気入れを持っている」というので、使わせてもらった。
トラックに備えついていたそれは、自転車屋で見るような自動で空気が入る本格的なものだった。
以前、雨は降り続いている。
とりあえず寒いだろうからスープでも飲みねぃ
と男が他のスタッフになにか言葉を交わした。
すると、彼女達は無料でスープとジュースを出してくれた。
このトラックの男は海軍なんだそうな。
当たり前のように長いことこの店に居続けていたので、てっきりこのレストランの関係者かと思っていた。
実際はただの友達で、たまたまここに来たらしい。
従業員の女性達のほうはみんな血のつながった家族で、ここの近くに住んでいるようだった。
女性2人がしつこくせまってきてそれを曖昧に断り続けたり、ハンモックを貸してくれて昼寝をしたりして時間を潰す。
しかしまったく雨は止まない。
暗くなるまで止みそうになかったので、今日はここに泊まることにした。
幸か不幸かここは1部屋だけ宿があったので、今日はそこで眠ることに。
部屋がなければテントを張らせてもらえたのだが。
ドアがノックされて店員たち、もとい家族がみんなやってきた。
ここの主人も帰ってきたようで、手厚く歓迎してくれた。
これから夕食を出してくれるという。
肉料理を頼むと、部屋にテーブルを持ってきて次々と食器が並べられる。
ステーキと野菜、ごはん、スープ、レモネードがそろったところで
すごいね
と言うと、
12000ペソ(600円)だよ
かくも残酷な知らせが舞い降りた。
なんとか話をつけ、「8000ペソなら」と言うところを無理矢理7000ペソまで値下げしてもらった。
金を払うときに財布を覗き込まれ、「全然ないな」というようなことを言われた。
と思う。
でしょ?
次の日は曇り。
また雨が降ったら嫌なので急いで出発。
・・・したかったのだが、ここの人達に写真を撮れと言われる。
こっちの人は写真を撮られるのが好きなようだ。
なぜかはわからない。
プリンターも持っていないのに。
自分は写真に写るのが苦手だ。
なんとか解放され、先へ。
カフェで安くておいしい昼ご飯を採りつつ、数十キロでCorozal(コロサル)という大きめの町に到着。
そこから次の目的地・Sincelejo(シンセレホ)まで自転車道が伸びていた。
適当に第一目的地に設定していたシンセレホ。
ここに今日、やっと着いた。
そこは思っていた以上に大きな町だった。
どれくらい大きいかと言うと、安食堂が見当たらなくて替わりにファストフード店がたくさん建っているくらいの都会。
小さいがモールもある。
数日ぶりのネットにありつけそうだった。
ここならwi-fiも通っているだろう。
高いだろうと思って様子見で入ったホテルが70000ペソ(3500円)!
ホントに高かった。
すごく迷ったが、しかし今日は贅沢しよう。
本当は2泊するつもりだったが、ここに泊まって1泊にしたらいいんじゃないか。
そうだそうだ、せっかくだし泊まっちゃおう。
朝食付くし、コーヒー飲み放題だし。
日本の料金で考えたら激安だし。
明日から3日くらい多めにキャンプすれば大丈夫。
ドラえもんの”先取り約束機”という道具のようなもんさ。
後でキャンプするから、ってな。
そう自分をごまかしてここに部屋をとった。
ちなみに日本のホテルの値段は、ビジネスホテルで5000~8000円程度。
安いところで4000円。
民宿の素泊まりや小学校の宿泊学習で使うようなホテルでは2000台3000台のところもある。
さすが高いホテルだけあり、冷蔵庫とその上に置かれた食料がこんなに充実している。
しかし食べたり飲んだりしてしまうと、帰りにちゃんと料金を徴収されるようだ。
以前読んだけらえいこのエッセイ漫画でこれのことを
ぼったくり箱
と読んでいたのを思い出したが、そのシステムを目にするのはここが初めてだ。
さっそく外出してみた。
喉が渇いていたので、ジュース売りの人からジュースを小サイズ500ペソ(25円)で買う。
意外と安い。
さすが大きいところだけあって少し治安が悪そうだ。
人は多いが、なんだかギスギスしている。
モールの中にあるスーパーで食材を調達。
久しぶりに食パンを買ったので、これからパン食になるだろう。
走りながらパンを持つのはメキシコぶりである。
なぜずっと買っていなかったかというと、食堂が安くてパンをあまり食べずにカビさせてしまうというのと、
荷物がいっぱいでものがこれ以上持てなかったからだ。
しかし、少しだけ積載量が増えた今、もう怖くない。
アラスカだったかカナダだったかで食べて気に入ったのだ。
ちょっと高いがアメリカ大陸どこにでもあるし、ヨーロッパでもおなじみらしい。
重いがナッツが入っているのでカロリーは申し分ないだろう。
そもそもとして、飽きがきにくいというのが重要なポイントだ。
レストランで肉を中心に食すため今は必要ないとも思ったが、なんとなくプロテインを購入。
すると、会計のおねーさんが10%ほど負けてくれた。
うれしい。
これは余計だったかもしれない。
右下は蛍光イエローで色彩豊かな色だったが、解けて全部取れてしまった。
どこも値段が高いため、物足りないがハンバーガーを買ってきてホテルサービスのコーヒーで胃に流し込み、夕食を済ました。
そして久しぶりのネット。
ブログを更新したりなんなり、あっという間に深夜になってしまった。