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となりの国

Home > ブログ > > [PR] Home > ブログ > 11、コロンビア > やっとこさ先へ進みます。

やっとこさ先へ進みます。



こうして、ボゴタのホテルを出た。



自転車と荷物をひきいて、ひと気の多い通りへ。

そこでもう一度オカリナを持った。

作戦というのはつまり、自転車と荷物を見せることで注目度を上げるというものだ。



最初の20分ほどは相変わらず音沙汰なし。

今日も無理か…と思ったころ、初めてコインを入れてくれる人が現れた。

それから数分後、女性二人がこちらに興味を持ったようで、しばらく話をしてあと写真を撮ってくれた。



それがスイッチになったように、次から次へと人が来ては帽子にお金が入れていってくれた。

同じ人が何度も来てはソンブレロにコインを入れてくれたり、お札を手渡してくれる人まで出てきた。

まわりには数人が足を止め、自分との間隔を多少あけながらオカリナの音色を聞いてくれていたのだが、
そんなに腕に自信がない自分には、それが少し怖くなってきたのでここで終了。

全体でおそらく30分くらい吹いたと思う。

時計がないので詳しい時間はわからないが、1時間もやっていなかったはずだ。

入っていたのは5200ペソ(260円)。

大体1食分の値段だ。

初めてもらったにしては十分すぎる。


    ↑こんなに入れてくれた。すごく嬉しい



ウハウハしながらササッと町をでる。

上機嫌で自転車を走らせた。

途中の横断歩道で日本通のおじさんに話しかけられたりして、ニコニコと対応しながら北西を目指した。



すぐ隣の町でホテルが目につく。

一応値段だけでも聞いてみようかとも思ったが、もっと先へ行くつもりなのでここは我慢。

値段を聞いてしまうと、そこそこ安い値段でも断りきれずにそのまま泊まる流れになってしまうことが多いからだ。

しかしそのあとすぐ、その街中で大雨が降ってきてしまった。

目に入ったエンパナーダ屋(三角形のコロッケのようなもの。中身は店や地域によって違う)で昼食をとりながら雨宿りする。


雨が落ち着いてきたあたりで安ホテルを探しまわるが、ここはどのホテルも高かったのでやめた。

雨が完全に止んだところで出発することに。



道路が濡れているため、泥はねがすさまじい。

おかげで自転車の荷物とズボンと靴が泥水がかかり、ひどい有様になってしまった。

こんな状態を見たらどのホテルも泊めたくはならないだろう。

無理に先へ行こうとしたのはやはり失敗だったか。


その先、Mosquera(モスケラ)の町の入口にあったホテルへ。

一応野宿も考えていたが、さすがにこんなべちゃべちゃな土の上でキャンプはしたくない。

ガソリンスタンドのところに立っていたホテルは17000ペソ(850円)と安く、ホテルの従業員は渋い顔をしながら泊めてくれた。



部屋を取ったあと、夕食を食べにモスケラの町の中へ。

疲れていたので町を見回るつもりはなかったのだが、この日は休日だったので開いている安い食堂がなく、結局奥まで見て回るかたちとなった。

ここでもエンパナーダ屋でエンパナーダを3つほど食べて済ませてしまった。

一つ700ペソ(35円)と、この辺では安いほうだ。

思えば今日はエンパナーダしか食べていない。


    ↑こっちの方のエンパナーダ屋はソースがたくさんあって楽しい。この中ではアボカドのソースとブラックベリーの甘酸っぱいソースが好き



モスケラというところは観光地ではないと思うが、なかなかしっかりした町づくりがされてあった。

中心広場は広く店もたくさん並んでいるし、レンガの学校らしきところも立派できれいで住みやすそうなところだった。




    ↑整頓された街並



    ↑ヤシの木がこの地域の暖かさを物語っている



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