- 2024/11/22
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今のところ自転車でなんとかやりくりしつつ 踏ん張りながら だましだまし 時には励まし合い時には喧嘩もしながら一人で世界を旅行中です。よかったらpart2 現地情報ややってほしいこと、知りたいことなどありましたらコメントかメールにて受付中!
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翌朝、
残ったチャーハンを温めて食べながら、犬達といっしょに昼までラウロが起きるのを待った。
彼が起きてきたので今から出発することを伝えると、ラウロはこの先の道の情報と、距離的に今日泊まるのにちょうどいい町の名前を教えてくれた。
この先しばらく上り坂があり、その先はずっとくだりが続くらしい。
途中の湖がとてもきれいだということも教えてくれた。
実際走ってみるとこの坂がかなり辛い。
始めは緩い坂だったその斜面はしだいに高さを増し、何度も休憩をはさまないといけなくなった。
しかもここは2000mを越える高所。
息がすぐに上がってしまう。
軽いギアでとにかくペダルをこぐ。
こうなると、もうなにも見えない。
山がきれいだとか、花が咲いているだとか、そういうことを気に留められなくなる。
坂の途中にあったパン屋で昼食をとりつつ、どうにかこの山を越えることに成功。
そこから一気にくだり道になり、聞いていた通り奥には湖と橋が見えた。
湖は兵隊が数人見張りをしていた。
ゲリラかなにかが来るのだろうか。
その湖はとても美しく見えた。
自転車で苦労して来たからきれいに見えるのだ、とかそんなキザなことは言わない。
たぶん晴れているからだろう。
疲れているときれいな景色もどうでもよくなってしまう。
どこかの研究でも、疲労がある場合は色彩を検知する能力が下がるという実験結果があったそうだ。
かといって、バスや車ではすぐに過ぎ去ってしまうので、やっぱり景色を十分楽しめるとは言えない。
自転車や歩きでのんびり世界を楽しむのが、自分は好きだ。
↑この湖で釣りは禁止らしい
↑湖沿いにあったレストランからの景色
↑そのレストランは高そうだったので、次の町へ行って食事をした
おいしかった
道をずっとくだる。
緑が生き生きしていて見応えがある。
空も雲もとてもきれいだ。
その先Choconta(チョコンタ)というおいしそうな名前の町へ。
ホテルつきのガソリンスタンドがあったので、とりあえず値段を聞くため訪ねる。
値段は20000ペソ(1000円)とまあまあで、wi-fiはないが部屋はきれいでトイレシャワーも一緒になっている。
この設備で20000ペソはこの辺では上々なので、ラウロから教えてもらった町よりまだまだ手前だが、今日はここで過ごそうと思う。
荷物を置いて町の中心部に入っていった。
外から見ると小さそうなこの町も、中へ入ってみると家や店が密集していて活気がある。
帽子を地面においてオカリナを吹いてみようかと思ったが、勇気が出ずにやめてしまった。
帰りにまたここに立ち寄ってそのときに吹いてみよう、と嫌なことを先延ばすことにした。
いや、「ことにした」というより「ごまかした」と言ったほうが正しい。
本当に吹くかどうか、自分でも定かではない。
気温が寒いこのチョコンタだが、いいホテルを見つけたため暖かいベッドで眠ることができた。
久しぶりにゆっくりくつろごう。