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となりの国

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日本食屋の界王様、ボゴタ

   

これでボゴタの話はいったん最後になるかと思います。



これまた情報ノートからなんですが、日本食屋があってそこの主人がなかなか面白い人だという話だったので行ってみることにしました。



 11章 日本食を食べよう

 

そこは今いるホテルからかなり離れたところにあります。

前にイミグレーションに行った話を書きましたが、そこより離れているので相当な距離です。

しかし今回はバスを使わずに自転車で行きました。

なぜなら酔うから。




この辺はバスとタクシーがたくさん通っているために、歩道のすぐ横まで車が寄せてきて走りづらく、そのうえ動いたり止まったりする動きについて行かないといけません。

自転車が走るには向かないところなのですが、そこをなんとか乗り越え、突然曲がり来る車を避けつつ、情報にあった場所へ到着。

かなり飛ばしましたがそれでも1時間近くかかっていたと思います。



これが入口。

 

 

提灯が垂れ下がっていたりしてわかりやすかったです。

ということで、こちら「侍や」にやってきました。



自転車を中に入れさせてもらい、席へ。

しかし日本人らしき人は見当たりません。

フタッフのおばちゃんは見るからにコロンビアの人だしスペイン語しかしゃべらないし、態度もなんだかちょっと感じが悪くて一瞬帰ろうか迷いました。

が、せっかく来たのでこらえます。

メニューの中から照り焼きを注文。

「照り焼き?カツ丼あるけど」

というおばちゃんに

「いや、照り焼きが食べたいから」

と返答。

 

    メニュー表がとても凝っています

値段は19000ペソ(950円くらい)と激高!



お財布の中はかなりキツいのですが、

いやでもほら、他の日本食屋はもっと高かったしさ、まあいいんじゃない今

日くらいは

と自分を言い聞かせます。




注文してしばらくすると、扉から日本男性が登場。

この人が例のご主人だそうです。

顔は厳しい感じですが、声はドラゴンボールの界王様のような優しい響きがあり、ひょうきんな人でした。



すごくおしゃべり好きみたいで、こちらがなにも話していないのにほとんど会話が止まりません。

ずっと相手のターン。

話すのが苦手な自分はむしろこういうタイプのほうが助かります。



出された料理はごはんとみそ汁、ほうじ茶。

そして照り焼きというよりも、醤油ベースのステーキといったほうが合っている牛肉の照り焼き。

正直期待していたものと違いました。



しかしごはんとみそ汁とお茶はおいしかったです。

 

    照り焼きの写真を撮るのを忘れた。



それらを食しながら、主人の話に耳を傾けます。

コロンビアとパナマの陸路横断の難しさとそれを最近やり遂げたジャーナリストの話から始まり、本の話、コロンビアの交通事情や情勢、哲学などの話に花を咲かせました。

「政治が適当で酷いし道路の補修も適当」というのは、

こちらでも、それからコスタリカの日本人宿を経営している人の話でもまったく同じでした。

日本書籍がたくさん飾ってあったのでいくつか拝借させてもらいました。

このご主人はとても本好きなようで、本が部屋に有り余りすぎたのでいらないのを店に飾って持っていってもらっているそうです。

こちらもなかなか荷物が多くてそろそろ限界量なのですが、せっかくのチャンスなのでもらっていくことにしました。

こんな感じでとても楽しい時間を過ごすことができました。

またおいで



と言われたので再訪を約束しましたが、距離と店のオープン時間の関係でなかなか行くことができず、結局もう一度訪ねることはありませんでした。

というのも、行こう行こうとは思っていたのですが毎日起きるのが昼過ぎで、午後3時までしか店が開いていないこの店に合わせて行くのが難しかったのです。

夜からも開いているのですが、暗い夜道はさすがに走りたくないのでそれもできず。

ここを出発したあと、おそらく一度ボゴタに戻ってくるので、そのときにまた立ち寄ろうと決めたのでした。

関係ないですが、とある道で竹でできたサックスを売っている人達と出会いました。

 

リードがサックスのものと同じなので音は完璧にサックスそのもの。

そこで、

自分もオカリナ持ってるよ



と見せたところ、吹いてくれと頼まれました。



吹いて聞かせると、

「ああいいねその曲好きだよ」

と適当に流され、そのあと日本の尺八の音が素晴らしいという話になり、そんな流れでこんなものをプレゼントしてくれました。

 

帽子の人が鼻筋にかけていた小さな眼鏡の造形物。



わあ。

嬉しいけどどうしようこれ。

潰れちゃいそう



眼鏡ケースにでも入れておこうか。

そうそう、なんでオカリナを持ち歩いていたかというと、

ここボゴタは路上パフォーマンスをやっている人がとにかくたくさんいるんですね。

彼らを バスカー とか ストリートパフォーマー とか言うらしいんですが、その人達に混じってオカリナ吹いてみようかなと狙っていたのです。

しかし結局最後まで吹くことはありませんでした。

だってすごく怖いんだもの。

前回パナマで吹いて全然ダメだった記憶が蘇り、どうせまたあんな風になるのだろうと考えてしまって吹けないのです。

実際演奏技術はまだまだ未熟なもので、狙うならオカリナという楽器の珍しさ、その珍しい音色で人を惹き付けるしかないのですが、いかんせんバスキング(路上パフォーマンスのことをこう言うらしい)にちょうどいい曲も持ち合わせていない。

そんななので全然自信が持てない上に腕もないわけで、実行にうつすことができなかったわけです。



もっと練習して上達したら、とは思うのですが、

じゃあどのくらいになったらやってもいいのか、そのときまでに旅は終わっているのではないか、

と思うと焦りも感じてしまいます。





関連:

 http://feel-the-earth.com/wp/?p=1880 

 バスキングについて書かれた記事です。興味があれば。

  「時間と場所が大事」と書かれていますが、それ以前の問題なんですけどー。





侍や
月曜から土曜まで 12:00〜15:00 18:00〜22:30
住所  Carrera 8-A No.124-22

親子丼やカツ丼がとてもおいしいらしいです。





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