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やっぱりボゴタは石の町





以前コロンビア・メデジンのホステルで出会ったフランス人のハーフの女性、マリさんがここに住んでいて博物館で働いているということで、
ボゴタに来た際には中を案内してくれると約束していました。


メールでやりとりし、今日いざ尋ねるときがきたのでその報告をします。




 7章 友人に会いにゆこう


自転車で行こうか迷いましたが、置く場所がないかもしれないので歩きでいくことにしました。
盗難予防です。


昼にホテルを出て、途中チュロスを昼食に買いながら、その博物館のあるナシオナル大学を目指します。




歩いて2時間弱、目的地のMuseo Geologico Nacional Jose Royo y Gomezに着きました。

Geologicoの文字でピンとくる方もいるかもしれませんが、
ここはGeology、つまり地質学の博物館です。


到着時はちょうど昼休憩だったらしく入場口でストップをかけられましたが、マリさんの名前を告げて呼んでもらいました。

久しぶりの再会を喜び、さっそく中へ。



入場の検査が厳しいのはここに全世界の通話内容を読み取っているアンテナがあるからだそうです。
スパイなどを入れられないということでしょうかね。



    ↑入場許可証をもらい、証明書のような紙を渡されました。出るときに関係者のサインをもらわないといけないらしいです



入っていった建物の内装は、博物館というよりも大学のよう。

それもそのはず、博物館はこの中の一部分だけであり、この建物の大部分は化石や土石、考古学関係の研究所だったのです。


それを知らずに来たのでびっくり。
入っても大丈夫なのか怖々しながらマリさんに着いて行きます。



    ↑研究所内に飾ってあったこの絵は、マリさんがここへ来た当初に書いた絵なんだそう。
    ちなみに彼女はここでイラストレーターの仕事をしています。



    ↑外にあったこの看板も彼女の作品。リアルなタッチです



いくつか部屋をまわってマリさんの用事を済ませたあと、いよいよ博物館の中へ。

扉を抜けると、そこには化石と石の世界。
 



今は閉園時間なのでだれもいません。


案内されたのは関係者以外立ち入り禁止の扉。

その中に化石を掘り出しきれいにするプロフェッショナルの男性が仕事をしていました。
彼はプロ中のプロだそうで、この業界じゃかなりの有名人らしいです。

これから大きなところで展示される予定の巨大な化石をちょうど今手入れしていたところだったみたいです。

そんなすごい人からコーヒーをいただきました。



部屋を出て、コーヒーを飲みながらマリさんの案内に従って館内を歩きまわります。

小さな頃からなぜか石や宝石が好きで、
雑誌「小学○年生」の宝石特集を見ては家の敷き砂利からルビーやサファイアを探そうとしたり、
学校帰りに綺麗な石を見つけては持って帰って容器に入れたりしていたような子だったので、
ここでテンションがかなり上がってしまいました。

別に全然詳しくはないのですが、綺麗な石になんとなく惹かれる性分なようです。



そのうち開園時間になったのでマリさんは仕事に戻り、一人で見てまわることになりました。
記帳にサインをして好き勝手に歩き回ります。


ここでザッと100枚は写真を撮ったのですが、そんなに載せられないので抜粋して
選んでいきます。



まずはダイアモンドから。





なんとカプセルに入っているこの黄色い小さいのもダイアの一種なんだそうです。





危険なウランも展示されていました。

 



手前がペリドット、奥がトパーズ。
自分の誕生石のペリドットはハワイの火山で見たことがあります。





こちらはルビー。
実際マジマジとこういう石を眺めるのは初めてなので、とても興奮しています。





ものすごく大きなタイガーアイ。
目が良くなるのと金運・賭博運が上昇するといういわれがあります。




欲しい。
でもデカすぎる。



日本から取ってきたものもあるようですね。




 

これは動物の毛がついています。

 



なんすかこれ!
表面がすごいボコボコして線状に隆起しています。
霜柱みたい。

 



なんすかこれシリーズ その2。
放射線状の模様がたくさん並んでいます。

 


なんすかこれシリーズ その3。
隕石っぽい。
絵画でこんな模様ありそう。 

 



結晶タイプの岩石。

 



これなんかすごく神秘的ですよね。

 



これとかもうすごい。
光を反射しているのとかもう。
 




氷のように透明な石。

 



その緑バージョン。

  



こっちは透明のなかに鮮やかな青が入っています。
きれい。

  



ピンクで半透明って珍しい気がする。

 



水にインクをたらすマーブリング技法みたいな模様。

 



この透明感のある色好き。

 



見えにくいけど上のほうが細かくケバケバってなってます。

 



ここまでくると芸術ですね。

 




さて、これはウンコの化石らしいですよ。
ウンコの化石といえば、ゲーム『どうぶつの森』にも出てきましたね。

 



このウンコ犯人は、

コイツ↓がしたんじゃないかと言われています。

 

それにしても、とうの昔にひねり出したウンコをこんな未来になってたくさんの人にマジマジと見られるなんて、本人も考えてなかっただろうなぁ。

気の毒に。



これもマリさんがプラスチックから作ったそうで。

  

太鼓のヘビです。


これの本当の大きさは・・・


 

こんなにでかかったんだそうです。
左のケースが人の背と同じくらいの高さ。

こんなのがいたなんて・・・



こちらは日本でも問題になったアスベスト。

 



そいでこっちは塩の結晶だそうです。
こんな風になるものなのかー。

 



ブラックライトで光る石達。





 

実際に目で見るともうちょっと違う色に光っていたかと思います。



こんなのをたくさんカメラに収め、マリさんのもとへ戻りました。


あと30分で仕事終わるから待ってて

ということで、すぐそこの公園でぶーらぶら。
きれいだったのでここでも写真を撮ってしまいました。










マリさんはこれからキャリアアップのために英語を習うのだと言い、この日ちょうど料金を払いに行くということだったので、英会話教室まで付き添いました。

彼女は数ヶ月前に夫と別れてシングルマザーになったので、お金をより稼がなくてはならなくなったのだそうです。


その教室で、”自分がもしスペイン語を習うとしたらいくらかかるのか”聞いてもらいました。


そのお値段、20万円




むりやわー。





その後帰るつもりだったのですが、よかったら夕食一緒にどう?と誘われたので付きあうことに。

家で作ってくれるという話だったのですが、時間が遅くなってしまったのでいったんマリさんの家へ行き、
彼女とルームシェアしている幼なじみの美人な同居人と一緒に夕ご飯を食べに行き、
そのあと日本の『森のピアノ』というアニメ映画を見たりしながら過ごしました。



夜もふけ、いつのまにか深夜12時ごろになっていました。

タクシーで帰ると言うとマリさんはすごく心配し、わざわざ調べてホテル周辺の地図を描いてくれました。

今から呼ぶタクシーは安全だけど、道を間違える振りをしてぼったくるのがたまにあるから。

とマリさん。



食べ物をおごってくれたり、とってもお世話になってしまいました。
本当にありがたいです。


噛むと元気になるから持っていって、とパックにつめて渡されたコカの葉を、部屋かタクシーに落としてしまったのが心残りです。

でも、とても楽しい充実した1日になりました。




↓拍手コメントの返事↓


sさんへ

そういってもらえてとっても嬉しいです。
正直言うと「本当にこのままでいいのか」とか、「進むの遅すぎるんじゃないか」とか、
たくさん悩みながら進んでいるのが現状です。
だからその言葉で少しホッとしました。
ありがとうございます!




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