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となりの国

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無職チャリダーからコックに就職? のまき(少し修正)






自転車で走っている最中、頭の中で吹奏楽部でやっていたオーボエの話になって、他の人はオーボエのブレスの仕方をどのようにしてるのか気になり、じゃあ見てみましょうと動画でプロの演奏を見ていたらどうにも吹きたくなってしまったreiですどうも。


今この日記で書いてるあたりから首都のサンホセまではもう何も起きないだろうから、この辺はササっと軽く書いてしまおうという企みをもっていたのですが、
何か起きてしまったのでちゃんと書きたいと思います。



〜 ♦ 〜 ♦ 〜 ♦ 〜 ♦ 〜 ♦ 〜



サンタロサの町を出てゆくと、やっぱり雨。
降ったり止んだりするその隙間をかいくぐって進みますが、昼すぎから止まなくなってしまった。
雨宿りのついでに昼食を摂っていたダイニングバーで雨がおさまるのを待つが、まったく降り止まない。
小雨になったときを狙って一気に走る。


    ↑そとはどしゃぶり



    ↑雨の中で自転車レースが行われていたようだ。シャッターチャンスの先頭争いは逃してしまった




Muelle(ムエージェ)という大きな交差点の上にたつ小さな町。
全然進めていないが今日はここで休むことにする。

ちょうど目の前にCabinasと書かれていたところがホテルだったらしいので、家のなかへ声をかけてみた。



ここから先はこのCabinasというホテルが多く点在しているようだ。
しかもかなりレベルが高い。
どこもネットが使えるし、クーラーも使い放題。
しかもシャワーから湯が出る。

グアテマラから湯が出るホテルが一気に減ったので、これは嬉しかった。
しかし値段もそれに合わせて少し上がってしまった。


ここもそう。
ネットが使えるしクーラーも使い放題、チェックアウトは24時間後だし熱々のシャワーが出て部屋と扉が広くて大きい。
きれいなベッドで横になり幸せを噛み締める。

そんな生活。



    ↑夕食は豪勢にステーキを頼んでみた。マッシュポテトはやっぱりうまい






今日こそはサンホセの近くまで走るぞ!
と意気込みながら昼の1時に出発。遅い。


今日も雨。
このところずっと雨が降っていて晴れの日がない。
雨宿りしながらちょっとずつ進む。


    ↑雨宿りしたバス停の後ろ側では、使われてなさそうな小さいショッピングモールがあった



何度目かの雨宿りでのこと。

レストランバーでarroz de pollo、つまりほぐし鶏のチャーハン、それからカフェオレを昼飯として食べていた。
ウェイターのきれいな女性が近くでこちらを見てくるので大変食べづらい。
いつものガツガツ食いを抑えて控えめに食べた。

外は大雨。



チャーハンを食べ終わるとキッチンからシェフの男が出てきた。
味はどうだった?
おいしかったと答えると嬉しそうな顔をした。

少し会話をしたあと、
日本料理の作り方を知りたい、何かキッチンで作ってくれ、
と言われる。


料理には自信が、あるほどでもないがわりといけるクチなので、
よし、じゃあこっちで手に入りやすい食材でなら、親子丼でも作ってあげようかな。

いや、待てよ。
とここで考える。

日本料理にはダシがかかせない。
しかしここらでは味の素が手に入らない。
かつおぶしも煮干しも昆布もあまり手に入らないのではないだろうか。



キッチンに入れてもらったが、調味料は塩こしょうと中国醤油(?)と鶏と牛のコンソメくらい。
醤油もあったがちょっと変な味だ。
ダシを取る食材名もスペイン語でなんと言うかわからず、唯一知っていたmariscos(魚介類)の単語を言うと、冷蔵庫から小さなカニを出された。


ホールスタッフである女性の一人が持っていたスマートフォンで翻訳サイトを駆使してお互い会話していたのだが、それでも伝わらなかった。

しかしあのサイトはかなり精度がよかった。
URLを教えてもらっておけばよかったかもしれない。



結局材料がなくて作れないということになった。
ダシなしで作っても、味が薄すぎたり偏りすぎておいしくない。

自分が昔イチゴ嫌いだったのもキャベツが食べられなかったのも、理由はひとつ。
ひとえに初めて口にしたそれがマズかったことに由来する。

だから、日本食を食べたことのない彼らにおいしくないものを提供したくなかったのだ。



ここ(コスタリカ)で日本食レストランを開けばいいよ!

友達がニカラグアでやってるけどコストがバカ高いんだって
という会話が繰り広げられた。



日本食じゃなかったら作れるよ、とスマートフォン上で打つが、
いや、大丈夫だよ、と返される。

オムレツとか上手く作れますけど… 運がよければ
どうでしょうか……うん、いらないですかそうですか。


そしてコーヒーを1杯ごちそうしてくれた。






外へ出て走り出した時、料理が作れなかったことがとても悔やまれた。
こんなことなら味の素買っておけばよかった。

でも売っているのを見かけたのはメキシコまで。
国の首都なら手に入るらしいが、だいたいスルーしてきている。

後悔先にたたず。



それともう一つ、おごってくれたコーヒーを2口しか飲めなかったこと。
これが本当に悔しかった。


ああ!
コーヒーをくれ!!
あのコーヒー、飲ましてくれ!!!


話の流れでほとんど飲めなかったあのコーヒーが愛おしい。
せっかくタダだったのに・・・


    ↑クビタスというところでの出来事でした



この先のフロレンシアという町にはホテルはないよ。
キツい上りを10km行ったところにQuesada(ケサダ)という大きな町があって、その公園の前にあるよ。
あと、そっちとは反対方向だけど、フォルトゥナ方面に行けば3kmくらいのとこにあったはず。

とシェフのデイビッドさんに教えられたほうへ向かう。
外はだいぶ暗くなってきている。


    ↑フロレンシアの街並。奥に見える霧のかかった山が日本画みたいだったのだけど、うまく写ってない…


    ↑本当は左へいくのだが、時間がないので右の道へ



    ↑だって左はこんなに坂になっているんだもの




教えられたcabinasを見つけられたが、そこには誰もいなかった。
しょうがないからオカリナを吹いて待つ。






20分くらいでオーナーの夫婦が帰ってきた。
値段は高かったがこの際しょうがない、ここに1泊。




先の道の情報もデイビッドさんにもらったので、次は日記ではなく今後の作戦会議を開こうと思う。
↑やっぱりこの先も色々なことが起こったので、作戦はそのときに書くことにします。



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