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思い出をおいていく [5カ国目グアテマラ入国 〜 Yaxha手前]

さて、ベリーズの国境でどうしたかというと、


まずは両替屋のおっさんが近寄ってきて不適な笑みで両替しないかと近寄ってきた。
両替はするつもりだったので話を聞く。
メキシコペソが余っていたのでそれを出すと、ペソは40だと言う。
40と言われてもまったくわからない。
これはいいのだろうか、悪いのだろうか。
念のため「45は?」と聞いてみると、「無理だよレートは40だから」と返された。
計算してもらうが、グアテマラのケツァールの値段を聞いてもやっぱりわからない。
その後は言葉が通じずに交渉は決裂した。

よし、じゃあこれを基準にして他も見てみよう。

次に声をかけてきたおじさんに聞いてもレートは「40」らしい。
まず先に出国手続きをしたい、
と言うと、イミグレーションへ案内してくれた。


建物の中で受付のおねえさんが「こちらが最初だ」と呼び止めてくれ、
英語で書かれた出国カードを受け取る。
電子辞書がないので戸惑っていると、おねえさんがはつらつとした声で逐一説明してくれた。
最後にベリーズで使った金額を計算し、記入完了。
笑顔で「次はあそこへ行ってね」と促される。

そこで出国税を37.50ベリーズ$(18.75us$)払う。
高い。

次にスタンプを押してもらい、終了。
とても丁寧で明るい出国だ。
国境というのはもっと厳つい感じのイメージだが、ここはそんなことなかった。


その出口で男が二人立っていて「両替は済んだかい」と話しかけてきた。
レートを聞くと、「45」だという。
「45」が相場から見てどうなのかよくわかっていないが、さっきより数字が大きいし得な感じがする。
どうせどこも手数料としてレートを下げているだろうし、ここ以外は国際空港を除いて両替できないだろう。
もう面倒だったので、”ボーダーなんとか”という名札を下げたその人達にペソとベリーズドルの両替を頼んだ。
さっきのおっさんと違い、細かいコインも回収してくれたのでありがたかった。


自転車を置いてきているので戻って門から出国する。
パスポートを見せると見張りの女性が「行っていいよ(親指グッ)」と言ってくれた。

どうなってるんだ、ここは。
入国時のギスギスした感じはどこへ?



すぐにグアテマラのイミグレーションになった。
自転車を置きながら銃を持った兵隊さんに「これ見張っててね」というと、何も言わずに「わかってるわかってる任せとけって」という顔をしてくれる。

自転車に鍵をかけ終わったあたりで、紙を持った女性がこちらへ向かってきた。

グアテマラに行くんでしょう?

手に持っているのは入国カードか。
書いてくれるのだろうか。
それともただのアンケートかもしれない。

出身地は?
どこへ行くの? ティカル? ここも、ここも行くのね。そう。
そういえば地図は持ってる?
じゃあタダであげるわね。

という小川の流れのような彼女の導きで立派な地図をゲット。


    ↑なんとこの地図、標高も書いてあるし、


    ↑距離まで載っている。文句無し。最高。


次にあっちでチェックを受けておいで

という言葉に従い入国の列に並ぶ。
順番はすぐにやってきて20Q(ケツァール = 13円らしいがこの時はまだ知らない)を払い、スタンプを押す。










え、もう終わり?

こんなんでいいの?
もうちょっとさ、こう質問とかさ、ないの?
ほら、あのテンプレートになってる「入国の目的は?」とかは?
どこに泊まるかとか聞いてもいいんだよー。
今回はちゃんと調べてあるよー。



前回の苦労はどこへやら、短時間かつ楽に入国が完了してしまった。


本当に入ってもいいのか不安になりながら国境沿いの町へ。



久しぶりのスペイン語に少し感動する。
ああ、懐かしのスペイン語よ。 ※著者はスペイン語はしゃべれません



物価がまったくわからないので、とりあえずコーラの値段を確認。
ふんふん、ここは350mlで3Qなのか。

ベリーズでは1ベリーズ$(50円)
メキシコではレストランでしか瓶は飲んでいないが、10〜12ペソ(80〜96円)だった。店で買えばもう少し安いはずだ。

感覚を掴むまではコーラ何本分の値段かという”コーラ算”で計ることになるだろう。


ちなみに、ここでは安かったがもっと先へ行くと4Qが普通で、所により7Qなどもあった。



この国境沿いの町はすぐに終わってしまい、そこを抜けるとジャングル風の山道になった。
ボロい石の家がちらほら見える。


走っていると視界が突然オレンジ色になった。


太陽が雲にかかったようだが、なぜオレンジになったのだろう。
不思議だ。 



グアテマラ東部の景色はこんな感じ。
メキシコ南部よりジャングル感が増している。



じつは朝から何も食べていなかったため、小さな村の食堂かどうかもわからないような小さな食堂で食事を注文する。

なんて言っているのかわからなかったがとりあえず値段を聞くと、なんと30Q。

たっか!


あれ?これは高いんだよね。
今までの経験からすると、コーラが3Qだとして7掛けの20〜25Qあたりが妥当なんじゃないかと予想。
しかしここで食べておかなくてはこの先食事にありつけるかわからない。
覚悟を決めて注文。


すると、


白身魚の丸焼きが出てきた。
海鮮料理はどこも高いので、それで瓶コーラ10本分なら安いかもしれない。
トルティージャが一緒に出てきたのを見て懐かしくなりながら食べる。


うん。
とてもおいしいけど、食べるところが少なくてちょっと残念。

まあいいか。



この辺はなんにもないところかと思っていたが、意外と村が多く立ち並んでいた。
途中で出会ったおじさんに話を聞くと、この先フローレスというところまではそんなに危険はないらしい。
ただ半分以上何を言っているのかわからない状態なので、本当にそういう意味だったのかはわからないが。


そしてあいかわらずの山道。

これ、わかりますかね?
ものすごい急なんですよ。


これが何度も何度も現れて体には疲労がたまり、3ℓ以上入れていた水もそこをつきそうになる。




いつのまにかベリーズでの嫌なことを忘れかけている自分がいることに気づいた。
国を離れグアテマラに場所を移ったからだろうか。
嫌な記憶は時間が解決してくれるとよくいうけど、
時間だけではなく距離も重要なんだろう。

再度ベリーズに来ることがあれば、その時にはこんな辛い思い出はボロボロに朽ち果てていることだろう。
2度の盗難を除けば、ベリーズはとてもいい国だった。



Yaxha(発音がどうしても聞き取れないが、文字通り読むとジャスア)という町へ続くT字路のあたりへ到着。
ここらは宿もキャンプ場もないということで、そんな話をしてくれた人の許可を取り、
彼の家の前にある元商店だったであろう場所でキャンプさせてもらうことにした。


そういえばあまり蚊がいない。
道中歌を歌ったていたら息がかなり切れたし、標高がちょっと上がったのかもしれない。

ただしハエやゴキブリは普通に生活していた。



グアテマラに入ってやっと携帯が繋がり、気づくと50件くらいメールが届いた。
ほとんどがクレジットカードの使用確認メール。
ベリーズでちょっと使いすぎたか。




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