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となりの国

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理想郷ティカルの消滅、El Remate in グアテマラ

朝起きてテントをたたむ。
雨が降りそうな天気だ。

自転車を走らせると思いのほか早く次の目的地、El Remate(エル・レマテ)へのT字路についた。



ホテルがあったので、試しに値段を聞いてみると240Qだそうだ。
うーん、まだ金銭感覚が整っていないけど、これは高いよなぁ。


道を右に曲がると左手に巨大な湖が見えた。
そしてたくさんの車や人が行き交い、サイドには建物が並ぶ通りになる。




町へ入ってすぐに目についたhostalへ行き泊まる所を確保。



ここは1つの大家族が経営しているようで、その中の一人である黄色いシャツを着た若い男性に案内される。
テント泊は25Qで部屋は35Qだそうだ。
やっぱりさっきのホテルは高かったのか。

部屋はドミトリーと言っていたが、連れてこられたのはベッドが2つしかない個室だった。
ベッドには蚊帳がついており、室内も清潔だ。
電球も1つついている。
鍵はないが、ここの家族を見る限りきっと大丈夫だろう。
携帯の電池がもうないので、コンセントがないのが痛いところだ。





台所で洗濯をしてもいいと言ってくれたので洗い物を持っていくと、家族の父が自分のコレクションを見せてくれた。


    ↑上に四角いus$コインが!すごい



自分で赴いたり人から買ったりして集めた外貨のコレクションだった。
これでもほんの一部らしい。

色々なデザインやカラフルな色彩が施された紙幣、独特な形を持った貨幣。
外貨を見るのが好きなのでなかなかおもしろかった。
特にたくさんの色を使ったお札があって、どこの国かは覚えていないがそれがきれいだった。
しかし偽造を防止するためにこんなにもデザイン性が向上されるというのも皮肉な話だ。



洗濯も終わりシャワーを浴びて街に繰り出す。
すぐ近くでインフォメーションセンターを見つけたので入ってみると、さっきの黄色いシャツの人がいた。
ここが本業の仕事場らしい。
広域地図とこの辺の詳細地図をもらい、ちょっとした街の説明をしてもらう。

他に何かないか探索していると、ツアーと書かれた店から人が出てきて中へ呼び込まれた。
ティカルという遺跡のバスツアーをやっているらしい。

150Qで朝日か夕日を見るガイド付きのツアー。
自転車で行くのは大変、坂が急でシンドイ。
ツアー代以外にもティカルの入場料150Qかかる。

という情報をゲット。

しかし。



ティカルはこの旅で一番楽しみにしていた。
石田ゆうすけという人が本の中で世界一にあげていた場所なのだ。
きっと人がいなくて村とかもなくて神聖で荘厳で霧に包まれたような、そんな場所を想像していた。
しかし、ここですでに、何重にも観光向けに搾取するようくくられた、歴史としてではなく現在の生活の餌にされる遺跡というのが目に見えてしまった。

なんだか残念だった。


だがそのおかげでこの街はかなり活気があり、建物はほとんどホテルかレストランで、夕方になれば出店がずらっと並ぶし、警察が見張っていて治安も悪くなさそうだった。
湖からは遠くまで景色が一望できる。
観光として割り切ってしまえば居心地もよく、ジョーダン好きのここの人たちも明るくやさしく良い所だった。


無料で宿のキッチンを使わせてくれるということだったが、帰りが遅くなったので屋台の鶏肉を食べる。
値段は20Q。
量は少ないがおいしかった。


明日は自転車でティカルへ行ってみよう。



そういえばhost”e”lとhost”a”lってなにか違うんだろうか。
ずっと英語とスペイン語の違いだと思っていたが、メキシコのサカテカスで日本人旅行者は違いがあると言っていた。
ただ本人もどこが違うかはあまり覚えていなかったらしく、結局わからずじまいだった。




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