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となりの国

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どこでもいい、ゆっくり過ごしたい Catazajá〜Palenque

朝10時、宿のスタッフに叩き起こされる。
どうやらここの宿は10時チェックアウトのようだ。
メキシコでは12時チェックアウトのところが多かったので、ここもそうかと思っていた。

急いで支度をし10時半にマスクパナを出る。
もう一泊するつもりだったがやめた。


途中のバス停で休んだり、そこを近くに住んでいたおじさんに見つかりちょっとした会話をしたり(道を聞いただけとも言う)しながら
約60km先の次の町Catazajá(カタサハ)に到着。


    ↑カタサハ近くにも遺跡っぽい何かがある。さすがパレンケのお隣


前回は慎重に宿を選びすぎて失敗したので、今回はササッと近くにあったホテルにチェックイン。
しかしその部屋、ファンも冷房も壊れていて壊滅的な暑さだった。
そのうえジメジメしていて居心地が悪い。


 最 悪 だ !



涼しい所を見つけに外に出たが、外も暑い。
涼しいはずの教会の中もこれまた暑い。

だって教会の中に扇風機が備え付けてあるんですよ。
こんなの初めて見た。


しかしこの町はよそ者にやさしいらしく、周りは歓迎ムードで溢れていた。
しかも何かの祭りだったようで、規模は田舎の盆踊りという感じだが、広場でチャーチ音楽のライブを聞いたり食べたり飲んだり犬やネコを眺めたり、意外と楽しかった。



寝苦しい夜が過ぎ、昼前にさっさと出て行く。
今日はPalenque(パレンケ)へ行くのだ。

それまで行くかどうか決めかねていたが、

このさい行ってやろう、
せっかくだし、
ここを知ったのも何かの思し召し、

などと言い訳のようなことを並べ立てながら本道を逸れていく。





なだらかなアップダウンが続き小さな集落をいくつか越えると、大きな町が見えてくる。
ここがパレンケのようだ。
試しに近くにあったホテルの清掃員に値段を聞いてみる。

なんと1350ペソだそうだ。

な、たかいよな

とウインクしながら痛い顔をする清掃員のおじさん。



向かいのホテルにも行ってみると何も言わずに250ペソに値段を下げてくれたようだが、ここはもう少し進んでみよう。

ホテル街の中に入ってみると久しぶりにホステルを見つけた。
”ホステル”なんてもの自体すっかり頭になかったので、それを見つけた時の驚きと嬉しさはかなりのものだった。


    ↑ホステルで飼われている鳥。かわいい


値段も安く、ここに決定。
遺跡は明日行くことにして今日はゆっくりしていよう。



それにしても暑い。
ここはジャングルのまっただ中。
何もしていなくても雨のように汗が流れてくる。

よく昔のコントで、ホースが見えないように頭から水を出して焦っているのを表現したネタがあった。
『笑う犬の生活』でもウッチャンがコンビニのレジ打ちをしながらやっていたことがあったのだが、覚えている人はいるだろうか。

まさにそれ。
本当に、水がないとこれ脱水症状にすぐなるってくらいの汗の量だったのだ。
これは俺がおかしいのだろうか。



他のホステルもそうであるように、ここにもキッチンが備え付けてあったので、久しぶりに自炊をしてみる。
近くのスーパーで買い出しをしてきて、キッチンでご飯とチキンスープを作った。

その内訳は・・・


 米 ー 約2ペソ
 肉 ー 18ペソ
 ほうれん草 ー 5ペソ弱
 塩、パプリカパウダー、マジョラム、油 ー 全部で2ペソくらいか(塩とパプリカはホステルのものを使ったので実質無料だが、買ってしまったので一応計算に入れておく)
 胡椒 ー 0ペソ(ホステルのフリーのものを使った)
 固形チキンスープの素 ー 1.5ペソ


で、だいたい28ペソ。
うむ、この量で好きなものが好きなだけ食べられて28ペソだったら相当安いほうだ。
かなり安いほうの食堂のコミーダコリーダ(日替わり定食)と同じくらいかそれよりも安い。


    ↑フラッシュを焚いたら米が白飛びしてしまった

ちなみに味はかなりうまくできた。
肉をもう少し多めに叩いて炒める時間を短くし下味をつけたらよかったかなというところだったが、うまかったので良し。
決めては固形チキンスープの素だろう。さすがクノール。

飲み物を入れると+21ペソ。

メキシコって他のものと比べて食べ物・飲み物の物価が高いんだよね。


今後、余った米が悪くなって捨てるというただの自転車の重りにならないことを祈る。
それが毎度のパターンなのだ。

どうか、どうか完食できますように。なるだけ早めに。



夜、アジア人顔の人がホステルのスタッフと長話をしている。
日本人かと思ったが、英語の中に時々中国語訛りが混じっている。


同じ部屋だったので(ホステルはドミトリー式の安部屋があるのが一般的)、中国人ですか?と声をかけてみる。
相手はこちらを中国人だと思ったらしく中国語で話しかけてくれたがわからなかったので、高校の頃に選択授業で習った
「私は日本人です」
という中国語を返してみると、彼はよろこんで英語で話をしてくれた。

どうやらカナダの学生らしく、1週間休みがあったのでバスでメキシコ巡りをしているらしい。

こちらの英語が下手すぎてスムーズで正確な会話はなかなかできなかったが、
ここがよかった とか、
こっちはどうだった とか、
そういう旅の感想やオススメポイントを話すだけでもいい時間を過ごせた。



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