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となりの国

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カバーニャってなに? Escárcega 〜 Conhuas

キャンプしているにしては遅い時間に起き、テントから這い出してダラダラと片付ける。


この建物を出て5分ほど走るとEscárcegaの街中に入る。

疲れているのでここに2泊する予定だ。
ホテルはどこにしようか悩みながら通りを走る。
適当に目に入った安そうなホテルに値段を聞いてみると本当に安かったので部屋をとった。
一泊150ペソ也。


ここもネットが使えないということで、少し戻ったところにあるバーガーキングへパソコンを持って行ってブログの更新なりその他色々作業した。
気づけば2時間くらい居着いていたようで、足下を執拗に掃除された。

このあたりの地域は旅行者用のwi-fiが手に入りづらい。
まるで日本のようだね。



昼飯にチキン屋で35ペソのチキンプレートペットボトルドリンク付きを、夜に20ペソのナポリタンを食べた。

600mlのコーラが安い所で9ペソ、高い所だと15ペソ、普通はだいたい12ペソくらいなので、
こういうところで食べたほうが自炊するより安く肉が食べられる。


この町はあまり大きくはないが割となんでもある。
観光の見所が盛りだくさんのところよりこういうところのほうが自分は好きだ。
みんなの人当たりもいいし、物価も安い。

ここがいい場所でよかった。



    ↑ホテルの壁に描かれていたこの辺の地図。メモ代わりに写真を撮った




次の日は雨が降った。
走るのは休みなのでちょうどいい。

バーガーキングに行ってネット。
今回は1時間ですませておいた。


あとは部屋でゴロゴロしたりちょっとした買い出しに行ったり、ゆっくり過ごす。

昨日ナポリタンを買った店へ、今度は鶏肉を食べに行ってみた。
ここは飲み物なしで30ペソ。

うーん、肉の量が少ないな・・・




出発の日、タイヤの空気を入れてホテルを出る。

町の外れで見張りをしている銃器を持った警察?兵隊?に挨拶し、先へ進む。


やはり疲れがないときに自転車で走るのは気持ちがよく、とても楽しい気分になってくる。
空は晴れているが風が冷たくてサイクリングにはもってこい気候だ。


地図によると、ここから50km先まで10km毎に村があるようだ。

    ↑一番左端から右へ進む

これは安心だ。
飲み物や食べ物に困ることもないし、次々と現れる村が走行を飽きさせない。
途中で何かあっても楽にキャンプができるだろう。

安心しながら走っていると、道が良いせいもあってほぼノンストップで一気に50km先まで来てしまった。
その間3時間。
しかも全然疲れていない。

すごい、これはすごいぞ。

ということで、Centenarioで昼食を摂り、もっと先へ進むことにした。



    ↑昼ごはんのトルタと炭酸水とオルチャータ。ここの店員の女の子がかわいかった


しかしこれが大失敗。

ここから坂が多くなり、すぐに脚が疲れてしまった。
調子にのらず、素直にさっきのところでキャンプするんだった。


疲れたので足をのばして眠りたい。
ホテルを探すが、エスカルセガから先、ホテルというものはほとんどないと言っていいようである。

    ↑まだこんなにあるの!?という景色


Conhuas(コンウアス)という小さな村付近に到着。
左手に曲がるとBalankuという遺跡があるようなので行ってみる。
パレンケの遺跡の近くにはホテルがたくさんあったので、ここでも1個くらいはあるかもしれないと思ったのだ。

奥に入ると料金所があり、中には会計兼案内係のおじさん。
ホテルはあるかと聞いてみる。

さっきの道路に戻った先のところになにかがある、と言っていた。
コンウアスという村の名前のほかに、しきりにカバーニャス、カバーニャスと見知らぬ単語を言っているのが気になる。
ついでにここの遺跡を見にいってみようかとも思ったが、ここから少し距離があり今は疲れているのでやめておいた。
水ももう200mlくらいしかないし、料金も三十数ペソもかかるらしいし・・・

金使いたくないし...



村のレストランで水を買う。

店の脇に糸鋸のような、豆腐を切る道具のようなものが積み重なっていたが、どうやら蜂に巣を作らせるものだったようだ。養蜂所でもあるのだろうか。


もう少し先へ進んでみると、すぐに"stay with us!"と書かれた看板が現れた。
ここがそのホテルだろうか。


    ↑確かに「カバーニャス」と書かれている


入ってみると、なにやら小さな藁ぶきの家が数件立っているところに案内された。
これが カバーニャ。

ここに泊まれるのだという。



価格は300ペソ。
これは・・・ものすごく安いのではないか。
これってつまり、コテージだよね。


なんとハンモックつき!!
乗っかってみると、見た目とは裏腹の安定感でなんとも居心地が良い。
今まで何度もハンモックを売っているところを見てきて悩んだあげくに荷物になるからと買わずにきたが、これは買っておいたほうがよかったかもしれない。

そして、

ベッドは天蓋付き!!
天蓋というか蚊帳ですね。初体験。
ここらは虫が多いからかなり便利。
夜に下ろさないと熱がこもってつらいけど。

こんな見た目のところなのに、

なんとコンセント!
電気もちゃんと通ってます。
ただやはりネットは無理とのこと。



水回りもきれいにしてありました。
お湯は出ません。


すごい。

こんな所に泊まってもいいのだろうか。
カナダだったら300ドルはするんじゃないかな。



しかし、現実はそう甘くもなかった。

この村は学校は何個もあるがレストランが2軒しかなく、カバーニャで一通りくつろいだあとに行ってみたら全部しまっているではないか。
夕方5時で閉店だったようだ。

少し奥にひっそりと建っていた店も閉まっていて、しょうがないのでこの夜はエスカルセガで買ったインスタントのミネストローネで飢えをしのいだ。
米も焚こうと思ったが、水がないのでやめた。

やっぱり米よりパスタとかマカロニのほうが水も少なめで安上がりにできるかもしれない。
今度試してみようか。



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