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Xpujil 背中を寝違えた日 、Nicolás Bravo メキシコのアイスクリン

カバーニャを出て小さな店で水を2.4ℓ買い込む。

この先、村はちょいちょい出てくるのだが、店や食堂はまったく見当たらず。

あるとしても学校のみ。

なぜこんなに学校があるのか。悪いことではないけどさ。

カバーニャのコテージがあったコンウアスから30km行ったFelipe Angelesという村でやっと食堂が見つかった。

卵料理を食べている最中、大きな音を立ててノロノロと大型のトラックが坂をのぼってきた。

中から中年の男女2名が出てきてここで食事をする模様だ。

会計を済まし自転車の鍵を開けているときに手を洗っている女性と目が合いお互い会釈する。

そうそう、こちらに来てすぐに気づいたのだが、メキシコは会釈がとても通じる。

軽くペコっと頭を下げれば向こうも返してくれるし、意味合いもおそらく日本と同じ軽い挨拶という感じで合っていると思う。

その後この道は店や家がどんどん増え始め、そのうち大きな建物が増えてきた。

自転車のタイヤを見ると、またまたまた針金が刺さっている。

そろそろチューブにパッチをつける作業をしなくてはいけないようだ。


Xpujil(シュプヒル と発音していたと思う)という気持ち大きめの町に着き、泊まる所を探しまわって見つけ2泊頼み、落ち着く。

自転車の修理は明日でいいや。

この日はゆっくりしていよう。

次の日、昼に起きる。

なんと背中が寝違えていた。

左の肩甲骨あたりがものすごく痛い。

体を曲げると痛いし、背中をのばそうとすると痛いし、動くたびにズキンズキンと痛みが響く。

息を止めていないと「うっ」と声が出てしまうくらいの痛さだ。

自転車を直すのがつらい。

しかもゴムのりのチューブに穴があいていて中身が全部なくなっているではないか!

もー、痛いのにー。

ていうか、背中を寝違えるってなんだよ!!


歩いて行ける場所にシュプヒル遺跡があるそうだが、今日はもう暗くなるし明日にしようと決める。

こうして今回もまた観光はあまりしないのであった。


 _______________________


翌日もまだ痛みは引かず、この状態で荷物を持ったまま遺跡を探索するのも辛いのでそのまま強行することにした。



道端でよく見るサングラスの落とし物。
自転車用のゴーグルも落ちている時があるので、チャリダーが結構いるのだろうか。


アップダウンの続く道。

呼吸するたびに背中が響く。

気をそらすために別のことを考えることにした。


 ああ、こんな暑い日は羊羹が食べたいな
 水ようかんがいいな
 あと葛餅っぽい透明なやつの中にこしあんが入ってるまんじゅうもいいな、冷やして ※↓これ                                   
 あんみつ屋みはしのあんみつも食べたいな



……痛みは変わらない。

痛い痛い言いながら走り、気づくと70km先のNicolás Bravo(ニコラスブラボ)に着いていた。
もう少し進めなくもないが、思っていたよりもよさそうな村だったので今日はここに泊まることにしよう。



リヤカーでアイスを売っているのを発見しひとつ買う。


アイスクリームというよりは、高知県のアイスクリンのようだ。シャーベット状でシャリシャリしていておいしい。
四国に行ったときのことを思い出した。

あーごっくん馬路村が飲みたい。
あー武道餅食べたい。


アイスを食べているとまわりのおじさん達が話しかけてきた。

いつものように、

どこにいくんだい

と聞かれたので、

ベリーセ(ベリーズのスペイン語読み)とグアテマラ

と言ったら、

ベリーセはこっちだけどグアテマラはチアパスの方だよ

とおじさん達。

 「いや、ティカルのほうから抜けるから」
と言いたかったが何と言っていいかわからず、柱を指差し

ここがニコラスブラボでーここがベリーセでしょー、でーここがグアテマ…

グアテマラはあっちのチアパスの方だよ
と間髪入れずにおじさん。










ん な ば か な !



ムキーっとなったので、少し離れたところに座りなおした。
すっかり荷物を置いているのを忘れていたが、なにも盗られることはなかった。
実際バスや車がよく止まる場所だったので、かなり危なかったのだが。



    ↑村にいた派手な鳥。黒柳徹子というあだ名を授けよう


ホテルはないと思っていたのでどこにテントを張るか探しながら、一応村人にホテルはあるか聞いてみた。
すると向こうにあるよ、という答えが。

え、あるの!? こんなところに?


自転車乗りのおっさんに着いていくと、そこは普通の売店。

しかしここがこの村のホテルだと言う。
売店の横にあるほっそい路地を通り抜けると、たしかに数字の書いた扉が並んでいる。

トイレ別、風呂はかけ水で150ペソだそうだ。
これで150は高い。

前に訪れた山の中にあるPalmar de Bravoという村では、トイレシャワーテレビが付いて130ペソだった。
まあ、部屋の中は下水臭で溢れていたのだが・・・


だがしかし、こういう水回りが別の部屋は初めてだったので泊まることにした。

部屋の中は四畳半という感じの広さ。
ベッドと椅子とゴミ箱(ゴミ箱はついてないホテルが多い)が置いてあって、天井にファンが付いている。
たとえて言うなら独房みたいな部屋だが、きれいだし悪くない。
暑いのを除けばかなり居心地はよかった。

ただ、背中の痛みのせいで寝る態勢を保つのに苦労した。
うまい姿勢で寝ないと肩甲骨まわりが酷くうずくのだ。
眠りに落ちるのにそれはそれは時間がかかったと明記しておく。








追記:背中の寝違えで検索してくれる人がたまにいらっしゃるので、
以前拍手コメにて、この記事を読んでくれた方から教えてもらった情報を貼付けておきます。


http://ameblo.jp/studio-leaven/entry-11158798204.html





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