忍者ブログ

となりの国

Home > ブログ > > [PR] Home > ブログ > 8、ニカラグア > うらびれた"湖の"港町 San Miguelito で休養

うらびれた"湖の"港町 San Miguelito で休養





ここで、懺悔します。


それは4、5年前になるでしょうか。
山口県のとある田舎の浜辺で、その日はキャンプすることになりました。
誰もいない小さなビーチ。
警備員がいないので、許可をとらなくてもいいぜイエー!
と張り切ってテントを張りました。

6月の暑い日のこと。
テントの中は熱がこもり、うだるような暑さでした。
これビーチじゃなくて、砂漠だったんじゃないかと思えるほどです。
一人砂漠化状態。

そこで近くの商店まで飲み物を買いにいきました。


店員のおばあちゃんに2Lのウーロン茶を差し出して値段を聞きます。
するとおばあちゃん、500円と言うではありませんか。

ご、ゴヒャクエン!!!!


高すぎる!これは高い!

財布を忘れたので取って来ると嘘をつき、ちょっと離れた別の商店でお茶を買いました。
それでも300円していました。

高いけど、ちょうど飲み物がなくなっていたので、ここで買わずにあの砂漠へ戻ると命はありません。
しぶしぶ買いました。


あのおばあちゃんはずっと待っていたことでしょう。
きっとウーロン茶もぬるくなっていたに違いありません。
次の日はその店の前を猛ダッシュで駆け抜けました。



ふっ、そんな 200円くらい(笑)

と思う人もいるかもしれませんが、こういうのが積み重なると結構大きいのです。
このあとそのまま自転車で日本海側からベースキャンプがある新潟県へ向かったのですが、
そのベースキャンプ(一人暮らしの家)に戻ったときの手持ちの残金が、

100円

でしたからね。
本当に危なかった。




とまあ、田舎でも物価が安いところと高いところがあるよね、ということを話したかったのですが、
おそらく物流のしやすさや観光客の有無が関係しているのでしょう。


今いるグアテマラのモリート手前の小さな村は、物価は高くありませんでした。






朝テントから起きて道具をしまっていると、ここに泊めてくれた神父の奥さんが朝食をもってきてくれました。
これはありがたい。
こちらはなにもしていないのに。


それを食べ、テントも下に敷いていた板やシートを元あった場所に戻して出発準備完了。
天気もとりあえず今は晴れています。



    ↑庭にいた雄の鳥が雌の鳥の上に乗っかってサーフボードごっこをしていた。かわいそうだったので助けてあげたら雌の鳥、雄に向かって自分の頭をぐいぐいと首元へ押し付ける。か、かわいい。



村の様子はこうなっています。


サッカー場。




家が見にくいかもしれませんが、こんな感じの何もないところ。







今更モリートに行く気もしないので、そのまま道を戻ります。


昨日とは比べものにならないほどあっという間に主要道路に戻ってきました。
そこからまたコスタリカ目指して走ります。


途中雨に降られますが、この道は田舎道ながら家がポツポツと建っているため、雨宿りしながら濡れずに進むことができました。




左に道がある広めのT字路に出ました。
行く方向はまっすぐなのですが、疲れたので左にあったドリンクスタンドで飲み物を買い、バス停で休憩。

ちょうど同じタイミングでバイクに乗った男性もここに腰を下ろしました。
こうなると高確率で話しかけられるのは避けられません。

案の定、これからどこへ行くの?と声をかけられました。


言葉が通じないとわかっても一生懸命会話しようとしてくれるので、こちらからも質問をしてみました。


彼はこの先のSan Miguelito(サンミゲリート)に住んでいるということです。
大きい町? と聞いたところ、きれいな町だよ と答えたので、そんなに大きくはないようです。

まだ相手を信用していないので、
こちらは今金がなく、コスタリカに行って働くという設定にしておきました。
すると彼も、前にコスタリカで出稼ぎに行っていた と行っていました。
コスタリカはいいところだそうです。
その流れで、国境に橋はあるかという質問をします。
橋もあるし船もある、
橋はSan Carlos(サンカルロス)ではなく、その隣のSanta Fe(サンタフェ)というところにかかっている
という情報をゲットしました。

 


その男性と別れ、先へ進みます。
今日はもう昼なので、さっき話に出ていたサンミゲリートへ行ってみたいと思います。

途中、道の横でオカリナを吹いたりしながらゆっくり走りました。





右へと曲がる道のあるT字路に来ました。
ここを右に曲がり、7km行くとサンミゲリートだと看板に書いてあります。



    ↑T字路にあったおしゃれな「ようこそ看板」


しかしその先は、



なんだか暗い森へと繋がってるんですけど・・・
これは大丈夫なのか。



と、不安になりながら入ってみると、
ここの道の景色、めちゃくちゃきれい!!






多少起伏があるものの、楽しく走り抜けることができました。
そして湖が見えてきて、





サンミゲリートに到着。


疲れてホテルを探す元気がなかったので、目の前にすぐ現れたホテルへ。
15$と少し高かったのだけど、きれいだしネットも使えるということで悩みます。
+朝食付きということでさらに悩みます。
シャワーとトイレは部屋とは別だそう。

値段の単位をコルドバに直してもらい、そこから値下げしてもらって交渉成立。
ここに決めました。


ということで、2泊、お願いしまーす。







次の日は体中筋肉痛。
2日前に長時間走ったせいでしょう。
小さい頃から筋肉痛は2日後にひどくなるこの体。

フラフラとした足取りで町を見回ります。



これがカテドラル。
ペンキ塗り替えたばっかりみたいですね。




町の様子。
うらびれた港町を少し発展させたような雰囲気です。




小さな公園。
この場所にもきれいなホテルがありました。





湖へせり出す防波堤。
ここからボートが出るのかな。
線路がなぜあるのかは謎。

内緒ですが、ここで警察に逮捕されそうになりました。




湖の眺めはよかったです。
この方角からは夕日が見られるので、いいポイントですね。



ところで、最初に話した話は覚えておいででしょうか。
「田舎は高いところと安いところがピンキリ」という内容。
これ、見分けるのがなかなか難しいんです。


この町はというと、

レストランバーがたくさんあったのでいくつか入ってみたのですが、
どこも料理が120コルドバくらいしてます。

バーだからってこともあるかもしれませんが、高い!
どうやらここは物価の高いところだったようですね。
ボートもあるし観光客も見当たらないのに、なぜ!?


で、安い所を探しまわらなければならなくなりました。
結局泊まっていたホテルがレストランも兼任していたらしく、ここが一番安く食べられました。




そうそう、上手に値段交渉して成功すると、相手との距離がグンと近づき仲良くなれるということに、いつの頃からか気づきました。

ここのスタッフもかなり丁寧に案内してくれ、とても気持ちよく過ごすことができました。



にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周(自転車)へ

拍手[3回]

PR

Comment0 Comment

Comment Form

  • お名前name
  • タイトルtitle
  • メールアドレスmail address
  • URLurl
  • コメントcomment
  • パスワードpassword

PAGE TOP