- 2024/11/22
- Category :
[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
今のところ自転車でなんとかやりくりしつつ 踏ん張りながら だましだまし 時には励まし合い時には喧嘩もしながら一人で世界を旅行中です。よかったらpart2 現地情報ややってほしいこと、知りたいことなどありましたらコメントかメールにて受付中!
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
いつものようにのんびりと、チェックアウトギリギリにホテルを出て行く。
今日はパナマシティまで20kmくらい走れば終わる。
早めについて安宿を探すとしよう。
そういうプランでこの町を出発した。
予想とは裏腹に、目の前には急なのぼり坂が次々と立ちはだかる。
太陽からの熱視線が肌を焦がす。
空からこちらを応援してくれているのだろうか。
しかし逆効果である。
腰が痛い。
体が重い。
背中の鞄も重い。
ムービーをまわした時に思わず放ったセリフが
「荷物絶対日に日に重くなってる」
だったほどだ。
子泣きじじいでも入っているのではなかろうか。
しかも自転車はブレーキが常に擦れてペダリングが重い上、
いざブレーキをかけても完全停止するのに4秒くらいかかってしまう。
『電車でGO』で言えば、ブレーキ3か4くらいの止まらなさだ。(最近ゲームネタが多くてスマン...)
その上、くだりの坂道では減速できるだけで止まることはできない。
体も車体もコンディションが最悪で、スピードを上げることすらできないまま走りつづけた。
なんとかパナマ運河に到着。
そこには中華風の門と記念碑が建てられていた。
何かの150周年記念らしい。
しかし残念なことに、スペイン語も中国語も読めない自分にはそれが一体なにを祝っているのかわからなかった。
↑運河をつなぐ橋。狭くて長い
↑船舶が泊まっている。さすがパナマ運河
さて、ここからだが、
この橋を渡って左へ進めば Estación de Balboa(バルボア駅舎)に着くと例のガイドブックに載っている。
そこは元駅で、今はショッピングモールになっているそうだ。
せっかくだからちょっとよってみましょう。そうしましょう。
行ってみたが、どうにもこうにも見つからない。
おかしいな、真っすぐ行けば見えるはずなんだけど・・・
疲れが溜まってどうしようもなくなってきたので駅舎はあきらめ、道行く人にダウンタウンへの行き方を聞いてみる。
すると、一通り行き方を教えてくれたあと、
「道を間違えたらすごく危ない場所に出るから、そのときは全速力で走っていくんだよ」
と忠告を受ける。
…マジですか。
↑途中教会っぽいところに立ち寄ったら、ついに自転車の鞄が取れた。
こう見ると少し滑稽だね。
↑ナイフで穴をあけ、カラビナでつなぎ止める(上から撮影したもの)
まわりは朽ちたマンションが建ち並ぶ。
ゴミはそこら中散乱している。
一目で治安が悪いとわかる様相だった。
言われた通り行ったつもりだったが、いつの間にかアンコンの丘という公園をぐるっとまわって来ていたようで、気がついたら入口に戻って来ていた。
なにこれ魔法みたい。
もう一度挑戦。
今度はバルボア方面ではなく中央の道、つまり自動車道に沿って走った。
...はずなのだが、いつの間にか右のルートに入っていたようだ。
おしゃれなドームに着いたので、そこの屋台で飲み物とホットドッグを買った。
サッカーを応援するときの音と歓声が聞こえる。
警備員の話では、今いるこの道路は最近できたばかりの新しい道だそうだ。
太平洋に突き出した道路が、遠くに見えるビル群のほうへと続いている。
セントラルへの行き方も教えてもらったが、クネクネと進まないといけないらしく、よくわからなかった。
臨海公園に沿って少し先へ行ってみると、その先は自転車禁止のマーク。
しょうがないので別の道を探そうと立ち止まっているとき、公園を散歩中の妻を連れたおじさんが声をかけてくれた。
「ホテルを探してるならすぐそこにちょっと安いホステルがあるよ」
「とても安い?」(もっと安いホテルは?と聞こうとしたが、上手く通じなかった)
「いや、ちょっと安い。この道路をくぐってそこの広場をまっすぐ行った右側だよ」
ここか。
ホスタルミアミ、と書かれている。
入口を探してウロウロしていると、中にいたオーナーがドアを開けてくれた。
値段は10$。
これで「ちょっと安い」なのか。
部屋にはベッド2つと扇風機、木の枝で作られた小さな台と雰囲気に合わないオフィスチェア。
扇風機はあまり風が来ないが、洗濯物を干す紐が部屋についていたのはうれしい。
シャワーに更衣室部分がないのがちょっと不便。
トイレは壊れていたようで、流した後にタンクの中にある弁を押して閉じないといけなかった。
これまで何度もトイレの故障をこっそり直してきた身としては、そんなこと全然平気だ。
数日後に業者が来てそれも直してしまった。
中はボロいが景色も悪くないし、バルコニーから夜風が入ってきて気持ちがいい。
一歩外に出ると・・・
オーナーの話では、夜の11時くらいまでなら外を出歩けるということなので、注意していれば大丈夫なのだろう。
ここに数泊泊まることにした。
↓コメント返しのコーナー