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スラム街の中で暮らすよ! その10〜ぼくたちの失敗



毎度いろいろやらかしちゃう自分ですが、
今回も失敗談を書こうと思います。


それは月曜日のこと。

滞在期間を確認しようと、調べておいたイミグレーションオフィスへと向かいます。
日本大使館のほうが近そうなのでそちらにしようか迷ったのですが、終わる時間がイミグレのほうが1時間早かったので、そちらを先に攻めようという魂胆に出ました。

もしイミグレに辿り着けなかったら、大使館のほうへ行けばいいのです。
1時間以内で。


前日は夜更かししてしまい、気づいたら朝の8時。
少し寝とかなきゃいけないと思い、それからすぐに就寝。
目が覚めたのが11時。

よし、いい時間だ。
そろそろ起きよう。

そう思ってベッドの上でウダウダしていると、
そりゃあそうなりますよね。


2度寝です。


もう一度起きたのは昼の2時をまわっていました。

でもこれは想定内。
だってイミグレが閉まるのは4時だって言ってたもん。


急いで支度をし、自転車で出発。



イミグレーションに着くまでも道に迷ってはウロウロ、人に尋ねるとあらぬ方向を指差さしながらそのままノンストップでどっかに行ってしまった、なんてことがありつつ、丁寧に教えてくれる親切な人々にも巡り会えてようやくその場所に到着。



    ↑途中で見つけたカルメン教会。この日は中には入れなかった



    ↑装飾がとても細かい。折れたりしないのかな



    ↑本当のイミグレーションの場所



自転車を金網のところに立てかけ、いざ入ろうとしたとき、
警備員に呼び止められました。

ここは3時までだよ。



は?



いやいや違うでしょ。
4時まででしょ。
4時ってちゃんと聞いてきたんだからね。


どちらも意思疎通ができず、まわりをじゃんじゃん巻き込む警察官のおじさん。
警備室にいた男、ちょうどイミグレから出てきた中国人。

みんなの話から総合すると、整理番号を配られるのが3時までらしい。
だから今日はもう入れない、と。

しかもこの日は短パンをはいていたのですが、それが駄目だというのです。
意味がわかりません。

だって短パンのほうが武器とか危険物を隠しにくいでしょ?
なんでなのか聞いてみてもみんな知らないとしか言いません。
しかもジーンズはOKらしく、むしろ歓迎という雰囲気さえありました。
どういうことなの・・・

ちなみにサンダルもなぜか禁止らしいです。
これまた理由は不明。
ホテルを出る時になんだか嫌な予感がしてサンダルを履き替えてきたのでセーフだったのですが、さらにトラップがあるとは。



気持ちを切り替えてすぐに大使館に向かおうかそれともどうしようか。
悩んでいたらどうしていいのかわからなくなったので、もう少しここで粘ることにしました。
粘ると意外と何とかなるときもあるのです。
旅の経験というやつ。

でもなんともならないときもあるので、確率は50%くらい。


なんやかんや言いながらその場で留まっていると、イミグレからスタッフっぽい男がやってきました。
スタッフかと聞くと、違うけどヘルプをやっていると言うのですが、よく意味がわかりません。

彼は英語ができるので詳しい話を聞かせてくれました。
そしてこちらが困っているところを見ると、

ちょっと待ってて、いま頼みにいってくるから

と、中へ入って行きました。


戻ってくると同時に嬉しい報告が。
パスポートの確認だけだったら特別にOKだということになったそうです。


が、

やっぱり短パンの人は中に入れないとのこと。

だからなんで?
と聞くと、

さあわからない。頭がおかしいんじゃない?
と笑うヘルプの人。

うん、俺もそう思う。


自転車の荷物に長ズボンが入っていないのかと警備員に聞かれましたが、
残念、着るものは水着しか入ってないんですよ!
惜しかった!!



結局あと一歩のところで中には入れずじまい。
しかしペルプの人は「全員6ヶ月もらってるはずだよ、安心しなよ」
と言ってくれました。



今から大使館に行っても遅いので、落ち込みながらあまり利かないブレーキを駆使して帰りました。
帰りはくだり道。

このブレーキにも大分慣れてきたようで、そこそこスピードを出せるようになってきました。


行きは海沿いを通っていたのですが、帰りはさっきの教会を曲がり、パナマシティのど真ん中を通って帰ることにしました。


自転車では通りにくい露店街に入ったとき、スーパーの入口で発砲スチロールのコップに入った何かを売っているおばちゃんが目にとまりました。




朝から何も食べていなくて腹が減っていたのでそのコップが売られていくところを見つめていると、彼女がスペイン語でなにか言ってきました。

そしておばさんはスプーンを取り出し、鍋からそのドロッとしたなにかをすくって味見させてくれました。
見た目と臭いに反してなかなか悪くなかったので、一番安いのを購入。


上にチーズを乗せたものが上の写真です。
ペイサーダ・デ・マイセーナ とかいう名前だったかと思いますが、よく聞き取れなかったので間違えているかもしれません。

味は、リンゴのコンポートをすり潰して片栗粉かゼラチンかなにかでトロトロにしたような感じ。
砂糖の甘みが強く、かすかにシナモンのような香りもついています。
チーズはものすごく鼻につく臭いでしたが、食べてみるとクリーミーで癖が少なく食べやすいものでした。



都会の人ごみと車と下水の臭いにまみれてくたくたに疲れて帰宅。
オクタビオさんにも「疲れてるねぇ」と言われるほど今の自分はくたびれ感を演出しています。
彼ももう何日かでコロンビアに行ってしまいます。



部屋に戻ってベッドに倒れ込み。すぐにぐっすり


と思うでしょ?


この日も夜更かししてしまいました。
しかもアルコールを飲んだので、次の日は具合が悪くて大変でした。





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