- 2024/11/22
- Category :
[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
今のところ自転車でなんとかやりくりしつつ 踏ん張りながら だましだまし 時には励まし合い時には喧嘩もしながら一人で世界を旅行中です。よかったらpart2 現地情報ややってほしいこと、知りたいことなどありましたらコメントかメールにて受付中!
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
数年前から思っていたが、ネコと蛇は似ていると思う。
よく比べてみてほしい。
長く尖った2本の歯、つぶれた頭蓋骨の形。
黒いまだらや波線のもようも蛇の柄を連想させるし、つややかな毛並みがウロコのように光っている。
蛇愛好家にとっての一番の魅力はあのつぶらな瞳なのだろうけれど、
それを除外しても両者の似ている部分を見てとると、彼らの気持ちが少しはわかる気もする。
ネコ = 蛇 という図式。
…でもやっぱり大好きにはなれないが。
この日は色々ありすぎて長くなってしまったので、別ページに続きを載せますね。↓
昼と呼んでもおかしくない時間に目を覚ます。
朝からずっと雨が降っていて、地面はぬかるんでいる。
出発の支度をすませ、外に出て少し待機。
すぐに雨はあがるが、厚い雲はまだ先につづいていた。
鳥たちは上昇気流にのってグルグルと上まで登っていくが、これも先へ行くと一気に天候が変わる可能性もある。
結局、走っている途中で降られるのもいやなので、もう一泊することにした。
雨のせいもあるし、このホテルで働いているルームキーパーのおばさんが
「もし今日もまだいるならうちに来てごはん食べない?」
と言ってくれたからだ。
ただしちゃんと聞き取れたのは、”今日” ”家” ”飯”の3ワードのみ。
あとは憶測だ。
その話にのっかったのち、この日はほとんど部屋で過ごした。
町の散歩は昨日終わってしまったし、ちゃんとした休養日を作りたかった。
昨日食べたフラペチーノはおいしかった。
コロンビアのフラペチーノはとても安くておいしいが、量が少ないのがいけない。
小さい紙コップ1杯しかないのだ。
その7ozの量で1000ペソ(50円)。
値段は嬉しいんだけどなぁ。
夜になり、ドアがノックされる。
ホテルのカウンターでもあるレストランのシェフと話をしながら彼女の仕事が終わるのを待ち、それから帰宅するその足についていった。
家はそのフラペチーノを買った店の近くだった。
坂の途中に入口の格子ドアがある。
そこはアパートになっているようだったが、日本の造りとは違い、一軒家の部屋それぞれを一家庭に当てているような内装になっている。
しかし、暑いせいかどこも開放的なので、区切りがあるようには見えない。
本人達も他人の家庭に好き勝手出入りしているようだ。
入口を入ると通路があり、右と左にドア。
左がハウスキーパーの女性の部屋で右は別の人の部屋。
真っすぐ行くと大きなキッチンのようなところに出る。
ここは共用スペースだろうか。
隅にあった机の下には親ネコと子ネコが4匹入っていた。
部屋の椅子に座らされる。
パソコンがどうのと言っていたが、よくわからない。
ネットのパスワードを変えられて使えなくなったというようなことを話していたと予想。
もっとコンピュータに詳しければ助けられたかもしれない。
残念だ。
おばさんの息子が帰宅する。
牧師が説教しているミサの番組を大音量でかけて通じない会話を繰り広げた。
そして子ども達が2人3人と家のなかへ。
ここからがすごかった。
子どもが増える増える。
次々に部屋に入ってきていっぱいになった。
数人外へ出てはまた新しい人がぞくぞく入ってくる。
なんてフリーダム。
垣根なんてないね。
まわりがこちらのプロフィールを来る人来る人に伝えてくれるおかげで説明疲れをすることがなかった。
コロンビアの人たちは人懐っこい人が多い。
言葉が通じないとわかっても、それでもニコニコと笑顔でなにか伝えようとしてくれる。
すてきな国だと思う。
スペイン語を学ぶならコロンビアがいいかもしれない。
笑い話をしていると、そのうちたくさんいる子ども達のあだ名を紹介してくれることになったらしい。
一人一人紹介するたびに大爆笑が起こる。
ちゃんと覚えているのが「チョコクリスピー」君。
チョコ色の肌を持ち小柄で細い子だ。
うん、みごとなネーミングセンスだ。
人の出入りも落ち着いたところで料理を出してくれた。
レストランのメニューとほとんど変わらないが、肉は少なかった。
これはしょうがない。
皿にはその牛肉の切れ端とごはん、そして筒状のパスタが大盛りで入っていた。
そのクリームパスタがとてもおいしかった。
食後にミルクとコーンと粉チーズが入ったデザート?を提供してくれる。
味は薄いがチーズが砂糖のように甘く、うまく混ぜるとなかなかおいしい。
…いや、そこまでおいしいものでもないが完食した。
コロンビアの家庭料理はこんな感じなのだなと実感。
ごちそうしてくれてとても感謝した。
暗くなったので帰りは危険だと、息子さんがホテルまで送っていってくれた。
本当はその部屋で泊まっていけと何度も言われたのだが、せっかくホテルで部屋をとってしまったし、荷物もそのままにするのは心配だ。
バイクの後部座席に乗りこむ。
慣れないバイクに乗ったため、
ちょっと待ってそこに足をかけて、イヤ違う危ない危ないそっちじゃなくてそこだよ
と指示を飛ばしてくれる子ども達。
くらい夜道を無事に送り届けてくれ、その日は終わった。
実は明日もタダで飯をもらってしまったのだが、それはまた次回のはなし。
ここからはとりたてて書くことがない。
プエブロヌエボからひたすら走り、Buenavista(ブエナビスタ)という町の手前で泊まった。
このへんはホテルがどこにでもあるので困る。
どこも安いので泊まらないともったいない気持ちになり、キャンプをしようという気分にならないのだ。
↑ここでやっとマンゴーがお目見え。おいしそう
↑この濃淡のついた草原。すばらしい
↑夜のバーでは牛串とフランクフルトが売られていた
昼の雨に阻まれながら、合間を見てスタート。
ここんところ雨が本当に多い。
Caucasia(カウカシア)という大きな町を通り、そこのスーパーで食料を調達。
ここのフローズンコーヒを食してみる。
安くてうまかったが、なにぶん量が少なく飲みごたえがないので残念だった。
夕食に寄った家庭レストランではみんな積極的で話が弾んだ。
コロンビアで料理と一緒に出てくる、紅茶と桃を混ぜたような味がするジュースのことについて聞いてみる。
名前はgualapo(グアラポ)というらしい。
「こっちのsakeだ」と言っていたが、アルコールが入っている様子はない。
コロンビア原産のソウルフードという意味だったのかもしれない。
だが他の店ではレモネードと呼んでいたし、この飲み物の謎は深まるばかりだ。
↑カウカシアの安ホテルの壁にこんなものが。漢字に直すと「侍家」
その先、途中の小さな町でスープをおごってもらいながら、名も知らぬ村でまたまたホテル泊。
この時点でキャンプはあきらめている。
安いからいいよね。
↑高原が広がり自分好みの景色がつづく
↑カウカシアのスーパーで仕入れたマンゴーを休憩がてらに食べる。メキシコのものより甘みは少なく酸味が強かったが、それでもおいしい
↑ジュースを頼んだらスープをおごってくれた店。じゃが芋がまっ黄色で”インカの目覚め”のようだった。ホクホクで甘くておいしかった。ごちそうさまです
↑エメラルドグリーンとシーブルーに輝く蝶。モルフォ蝶とは違うみたい。アオスジアゲハっぽかったけど、なんて名前なんだろう。
これがそこら中で飛んでいた。
他にも他種の蝶やトカゲ、イグアナ、鳥もたくさん生きている。
一番多いのはロバ。
そしてコロンビアはバイクがとても多い。
バイク社会なのだろう。
バイクタクシーは道路にあふれ、女性でさえも大型バイクに乗っているくらいだ。
バイクは道路を横切るタイミングの目測が計りにくい。
何回か轢かれそうになったことがある。
泊まった村から短くきつめの坂をいくつか越え、日差しと蚊に悩まされながら川に沿って道路を走っていくと、Caseres(カセレス)Taraza(タラサ)という町にたどり着いた。
↑道中の光景。すてきすぎる
↑奥に広がっている裾野もいいね。こういう所が好きなところを見るに、自分は前世は馬だったのかもしれない
一目でここが気に入ってしまったので、2泊することに急遽決定。
まだ昼になって間もないのに適当にホテルの部屋をとる。
高めのホテルだったが、綺麗だしスタッフも和気あいあいとしていてとても居心地がよい。
↑前世として疑われている馬も絵になる
この町は、今までコロンビアで見てきた他の町とは少し違う雰囲気を持っている。
どう違うのか説明が難しいのだが、
道が狭くて混み合っており、規模は小さいのに大きな町のように見える、
とでも言うのか。
うまく説明できないが、とにかく肌で感じる町の様子がいつもとちょっと違うのだ。
↑土曜日だったせいか催し物をやっていた
↑売られているひよこ。かわいい
↑天井にスケスケの暗幕。こんなに大きなのは今までなかった
一番いいのはドリンク屋とアイス屋がたくさんあること。
食べ物も相変わらずうまい。
せっかく2泊するのだからもう少しこの町を探索してみようかと思う。
コロンビアに入って、日本人だと当てられる確率がまた1割2割ほど上がった。
それまでも思いのほか当てられていたのだが、こっちに来てからはかなり多い。
アジア人=中国人という図式が成立している海外で、これは偉業だ。
これも他のバックパッカーやライダーやチャリダーのおかげだろうか。
日本人旅行者が多く来ているのかもしれない。
この日も「日本人だろ?」と国籍を当てられてしまった。
道端で商売しているジュース売りのおじさんだ。
彼にいいことを教えてもらった。
コロンビアではジュースを買うとおかわりすることができるらしいのだ。
そう言いながらオレンジジュースをもう一杯ついでくれる。
こちらのオレンジは酸っぱいが、それが疲れを癒してくれる。
そういえば昨日もスイカのジュースを2杯くれたっけ。
さすがにコーラとかpostobonなどの商品は無理だろうが、fugo(100%果汁ジュース)やagua fresca(水などで割った果汁ジュース、この言葉自体はメキシコのみ通用する)だったらサービスしてくれるらしい。
ためしに次に止まったレストランにもう一杯飲み物をもらえるか頼んでみた。
笑顔でOK。
値段もそのままだった。
そのジュース売りにブドウジュースはあるか聞いてみたが、もっと先に行かないとないらという。
ネットで知り合ったチャリダーの人が、こっちのブドウジュースがものすごくおいしいとブログに書いていたのを覚えていたのだ。
もしかしたら時期が違うからかとも思ったが、どうなのだろう。
ぜひ飲んでみたいのだが。
マンゴーがたくさんなっているとも書かれていたが、ここらではとんと見かけない。
やっぱり時期が違うのだろうか。
ほかにも、ぜひ食べてみたものに「ピラニアの塩焼き」がある。
動画にコメントをくれていたのだが、
TVゲームのFF11だったか14だったかに「ピピラの塩焼き」という攻撃力を上げるアイテムがあるらしく、
そのモデルがピラニアらしい。
調べてみると、南米では普通にピラニアが食べられるという。
それなら食べてみなくては。
ということで、それも探しているのだがはたして見つけることはできるのか。
乞うご期待。
この日はわりと真面目に走り、アップダウンの繰り返しを乗り切りPueblo Nuevo(プエブロヌエボ、ニュータウンという意味)の村にやってきた。
入ってすぐにドリンク屋。
これは寄っていかなくては。
念のため店員のおばさんにブドウはないか聞いてみるが、やはり無いとの答え。
zapote(サポテ)という聞き覚えのないフルーツが書かれていたのでそれを頼む。
見た目はココナッツのようだが、中は赤い果肉で、コロンビアでは有名なんだそうだ。
「そうだ、いくら?」
「2500ペソ(125円)だよ」
「2500ペソ!!?」
「そうだよ。安いでしょ~」
「えー。小サイズ(chico)はないの?」
「それってどういう意味?」
「えっと、小さいの(pequeño)」
「んー、小さいのでも2500だね。そのかわりおいしいの作ってあげるから」
おばさんの押しに負け値下げ交渉は失敗。
出されたジョッキにはピンクの液体で満たされていた。
牛乳と砕いた氷が入っている。
飲んでみると、パパイヤの味に似ている。
飲み干したちょうどそのとき、おばちゃんがやってきて
「もう一杯いるでしょ」
とさらに並々ついでくれた。
そうだった。
ここは飲み物のおかわりができるんだっけ。
さすがに腹が痛くなりそうだと思いながらも笑顔で飲み干した。
しかもおばちゃんときたら、値段も2000ペソにまけてくれた。
なかなか憎いことをしてくれる。
その先すぐにホテルが見え、20000ペソ(1000円)だというので泊まることにした。
本当は次のPlaneta Rica(プラネタリカ)というちょっとオシャレな名前の町まで行くつもりだったのだが、今日は疲れた。