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となりの国

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立っていると人に話しかけられる




  7月31日

体調はだいぶよくなったものの、なかなか完全に治らないこの症状を見て、これは高山病と断定。

山を登らずに海岸線から南下することにした。

少し調べてみたら、この山は雨期の景色がきれいだと書いてあったので、登ってみてもいいかなとも思っていた。

ちょっと残念だ。

 

 
    ↑こんな景色をもっと楽しみたかった

カルタゴより高い標高のところを通ってきたのにもかかわらずここで高山病になってしまったのは、やっぱり歌を歌いながら浅い呼吸で走ってしまったからだろうか。

本当に高山病なら早くここから出なくてはいけない。

ふらつく頭で出発し、バイクや車にひかれそうになりながら高速道路を戻っていく。

高速では巡礼者がたくさん歩いていた。 

テレビ局が定点撮影している。
 

8月2日に儀式的な祭り事があるので、その日が近づいているのだな、というのがこの人の数で判断できる。

サンホセをササッと抜け、Heredia(エレディア)の町へ向けて走る。

この先はくだりが多いと聞いていたので楽に進めると思いきや、アップがずっと続き体力が落ちている今は特に厳しい。

本当はもっと進むつもりだったが、頭痛がするのでこのエレディアで休むことにする。


それにしても、カルタゴとかエレディアとかアラフエラとか、この辺は独特でナイスなネーミングの町が多い。

ベリーズの英語センスあふれる名前(Crooked treeOrange Walkなど)やカナダの西部中央あたりの名前(トプリィバンダーフーフテルクヮなど)もよかったが、ここもなかなかレベルが高い。

メキシコ湾南のあたりは長ーい複雑な、それでいて似たような名前が多すぎて覚えるのが大変だった。

コアツァコアルコス・ミナティトラン・ビジャエルモサ・エミリアーノサパタ・エスカルセガ…
看板に書かれている文字のイメージで覚えていたので、見たらわかるけど道を聞く時には言えない、という状況がよくあった。

それはそれで面白かったのだが。


いい宿が見つからず立ちすくんでいると、買い物カートを押している背の低いおばちゃんが声をかけてくれた。

ホテルを探していると言うと、安いホステルとホテルを紹介してくれた。

ホステルは閉まっていておばちゃんがかけた電話にも出なかったので、その近くのホテルに泊まった。


  8月1日

エレディアからアラフエラまで戻る道を探す。

適当に走っていると、自転車に乗ったにいちゃんがこちらに興味を示してくれたようだ。

うちに泊まっていってもいいよ

と言ってくれたが、まだ朝の10時だったのでしぶしぶ断った。

それ、昨日言ってくれたらすごく助かったのに…

自転車の話をしたついでにエレディアへの道を教えてくれて、握手で別れた。


道は昨日よりもずっと楽になっていた。

頭痛や体の痛みも昨日より引いている。


エレディアに到着。

十字路で自転車をまたぎながら地図を眺めていると、またまた「何か手伝おうか」と言われた。

そのおじさんの言葉に従って道を進むと、以前サンホセに入っていったときに通った高速道路が現れた。

前回は左へ曲がったので、今回はその逆、つまり右を行くということらしい。

高速道路は好きではないのであまり使いたくなかったが、他に道がわからないし、しょうがない、行くしかない。


そこからは基本ずっとくだり道。

山の中に入り高速を外れると、坂はもっと急になっていった。

この分だと今日中に海に出られるかもしれない。



しかしそうもいかなかった。

川を渡ると今度はきつーいのぼりが待っていたのだ。

時間をかけて歩いて進んでいく。

しかし高度が下がったためか、体の痛みはほとんどなくなっていた。


    ↑山の中に突入。熱帯植物も増えてきた

アテナスという町に到着。

キャンプしようかとも思ったが、今日は日本時間で誕生日だし、
ということで高いホテルをとった。

でも夕食はインスタントラーメン。
チキン味。



ホテルに行く前に寄り道した店にて。
ずっと気になっていたChurchill(チュルチル)というものを注文してみた。

結果、かき氷だったらしい。
中には小さなゼリー状のものと水分をはじく黄色っぽい粉が入っていた。
どちらかというとハロハロに近いかも。

綿あめにりんご飴に、そしてかき氷。
そういえば日本も今は夏なんだな。



  8月2日

チェックアウトギリギリに出発しアテナスの中央公園で周辺地図が書かれた看板をチェック。

この先の道はまだのぼりが続いているらしい。

のぼり切った後は一気にくだって素早く進めるそうなのだが、

今は無理をしたくないのでルートを変更。
最近できたという高速道路から太平洋側を目指すことにする。



と、そこへ横から男が出現。

彼はイタリア人で、この町で店を切り盛りしているらしい。

えーもう行っちゃうのかい? もったいないよ。もう少しこの町にいてもいいと思うな。

これから娘たちをプールに連れて行ってそれから牧場でレクリエーションをするんだよ。ミツバチを観察(?)するんだ。たぶんその牧場でキャンプもできるし、もしよかったら一緒に来たらいいんじゃない? まあ今日の君の予定はわからないからなんとも言えないけど。

という感じの、ちょっと遠回しの誘いを受けた。

たしかにこの町は小さいがきれいな所だし、一緒に行きたいとは思ったが、

ついていったところで話に困ったりして辛い思いをするのだし、まだ昼前だし…

で、先に進むことにした。

昨日言ってくれたらすごく助かったのに…


ところで、なんでこんなに高速道路を嫌っているかというと、


まず、車が多い。

騒音だらけなので気持ちよく走れないし、車を怖がらせないようハンドルとコース取りに気をつけないといけない。

車のスピードも当然速いので危険だ。

トラックが通ると毎回轢かれそうになる。

風圧で引っ張ってくれるのは助かるけど。


それから、面倒くさい。

各国の高速道路は日本と同じく自転車不可のところも多く、現に今から通ろうとしている高速も本当は入ってはいけないらしい。

ただ、ところによっては黙認されているようで、大丈夫なところは注意されずに入っていける。

しかし本当にダメなところは警備員が通してくれない。

そんなときは大回りしたり別のルートを探さないといけないことになる。

それがとても面倒なのだ。

それなら最初から高速道路を通らないルートを行ったほうが早い。

それに、本当はダメなのにその道を使っている罪悪感を勝手に受けてしまうので、それも気が引ける要因のひとつだ。


あとは、景色が良くない所が多い。

車で円滑に進むために切り開かれた道路なので、景色を堪能できるところは少ない。

まわりの光景がずっと同じだったりするし、店も家も町もなにもないスペースが続くので、飽きがきてしまうのだ。

これは自転車乗りにはつらい。

こういった理由があるので、高速道路はあまり使いたくないのだった。



    ↑高速道路の光景。いい景色だけど、これが何時間も続くとなると…





でもまあさすが高速道路と言うべきか、アップダウンも多くなく、2時間でOrotina(オロティナ)についた。



さあ、ここからが太平洋コースの始まりだ!

…始まりなので、その前に休息しましょう。

宿を確保。

6000コロンのわりに部屋が広くいいところだったので、つい2泊してしまったのもいい思い出。
昼から大雨だったし、オーケーオーケー、結果オーライ。

ここまでくると気温も上昇している。

水シャワーと無くなった毛布が、数日前までいた高原との違いを見せてくれる。

正直暑いより寒いほうが好きな自分としては、実はこれはがっかりパターンだったりするのだが。




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早起きは健康に大敵! Cartago






今日も朝早く起床。
なぜなら朝食があるからだ。


このホステルは朝7:30〜8:30にパンケーキとフルーツの軽食がでる。
それを狙ってここ数日は早起きをしている。
なんと、毎日8時起き!

おかげで昨日の夜は気を失いそうになるほど眠かった。


キッチンで皿を受け取ると、料理を提供していた男性スタッフが「もっといるだろ?」と自分の分の果物を全部こちらの皿にうつしてくれた。

出発時にはホステルスタッフ3人に見送られて狭い入り口から出発。
泊まっていたときもこちらを気遣う素振りを見せていたり、最初のにらみ顔からは想像がつかない。

ツンデレというやつだろうか。



天気はあまりよくない。
雨が降ってきたのでちょうどあったマックに逃げ込んで、ついでに早めの昼食を食べる。

そのすぐ近くに自転車屋とアウトドアショップがあり、自転車パーツをつけたかったが節約やその他の理由でやめた。



その先は高速道路になっていたようで、自転車通行禁止マークが見えた。
しかし目の前には2台自転車が走っている。
地元民だろう。

何か言われたら怖いので、そのうちの1台にこっそりついていくことにした。


風防のため真後ろを走る。
料金所が見えたが、その自転車乗りはそのままスルー。
入ってしまってもいいのか心配になったが、こういうときは平常心。
顔に出してはだめだ。

通り抜けた瞬間、料金所の中からブザーが鳴る。
あせって振り向く地元民。
あ、やっぱりこの人も気にしてたのね。


それでもなにごともなく道を通り抜けることができ、トレースしていた地元民が道を逸れると、すぐ目の前に現れた別のサイクリストにのり移る。

浮遊霊になった気分だ。
…いや、この言い方はよくないかな。
「他の人と一緒に走っている気分だ」に訂正。



キツいのぼり坂になった。
隣町Cartago(カルタゴ)までは20kmとすぐ近くだったため軽く着いてしまうと思っていたが、これは誤算だった。
ガスカードリッジ(大)がザックに増えた分、すごく重い。


しかもここで

アラブリーデーーーーーーー(ラブラディラブラディラブラディラブレェディ×2)ーーーーイ

とBill WithersのLovely Dayを歌ってしまったものだから、酸欠になってクラっときてしまった。
一瞬目の前が真っ白になった。


    ↑しかもこんな天気なのに。全然ラブリーデイじゃない

まだ大丈夫まだ大丈夫、と息を吸わずに伸ばしていたせいなのだが、
いつもよりも限界が近いといいますか、「ここが限界!」っていうところから意識が遠のくまでの間の時間がいやに短かった。
ちょっと高いところにいるせいだろうか。

しかし現在の標高は未だに知らない。



それから歌はLOVE PSYCHEDELICOのbeautiful daysに移り変わるとともにくだり道になり、新垣結衣のHeavenly Daysになったあたりで左へと道を折れた。
その後なぜか坂本冬美の夜桜お七を歌いながら、
お江戸でござる懐かしいなー 面白かったなー 杉浦日向子さんの解説とダメ出しが毎回よかったんだよなー 杉浦日向子さん癒されたわー
なんてことを思い出しながら町へと入った。


カルタゴの入り口にも大きめの自転車屋があったので覗いてみるが、めぼしい物はなかった。
このへんはランクの高いサイクルショップが多い。

だが、今探すべきなのは自転車屋ではない。
お宿でござる。



カルタゴはサンホセよりも安い宿があると聞いてきたので期待していたのだが、



ペンション「お一人様ですか、そうすると14000コロン(2500円ちょっと)ですね。一人なので今なら13000コロン(2300円ちょっと)でご提供できます」

B&B「うーん、うちは今いっぱいなんだよねぇ。もう一個のB&Bにいってみてごらんよ、有名なとこ」

町外れの気のいいタクシー運転手「こっちにもホテルあるけど高いぞ。中心部にもどって探すんだな。ははは」

安いと有名なB&B「電話番号渡すんでマネージャーに聞いてみてください。え、日本語しか話せないんですか。そりゃ大変だ(笑)じゃあちょっと待って… ええと、朝食つきで35$です。もっと安いとこ?いいやないねぇ。そのペンションが一番なんじゃないの?」

中心部のB&B「料金は朝食付きで15000コロン(2700円)だけど、もういっぱいだよ」



なんすかこれ。

まずホテルが少ないし、安くないし。
ペンションなんて、2回も紹介されたからね。
付いていったら「あ、ここ最初のところだ」って。

今思えばこのペンションは、あのレベルであの価格だったらかなりの高物件だったんじゃなかろうか。


で、
3時間探しまわった後、
最後に聞いたB&Bの目の前にホテルがあったんでそこに泊まりました。
トイレシャワー別で12000コロン(2100円)と言ってたのが10000コロン(1800円)に変わり、8000コロン(1500円)にまで値下げしてくれた。

中米では10$前後のホテルを目安に探していたのでこれでも高いのだが、しかし値下げしてくれたのは助かった。


というのも、探している最中に眠気と疲労とでフラッフラになっていたのだった。
立ち寝しそうになりながら探して、やっと見つかったこの宿で倒れ込んだ。
その後、体中の筋肉痛と熱と頭痛で5泊した。(これを打っている今も泊まってる)


そう、だから無理に早起きをしてはいけないのだ。
寝不足になると風邪を引きやすく、そうでなくても体温が下がったままの状態が続くため寒気を感じたり腹を下しやすい。
自分はロングスリーパーのため、ひとより多く寝ないといけない。
いつも出発が遅いのにはちゃんと理由があるのだ。




まあそれはさておき、町の様子を書いていこう。


宿を探しているときにみつけた教会跡のようななにか。


中は庭園になっていて犬たちが駆け回り、とてもきれいだった。



後日行ってみたが、門が閉ざされていて入ることができなかった。
非常に残念だ。
でも門が開いていた日は具合が悪かったし、しょうがない。


    ↑門外から撮った写真



カテドラルはやはりカルタゴ巡礼の日に近いとあって、人が行列をくんでいる。






周辺もお祭り騒ぎ。
綿あめやりんご飴も売っていて、日本の祭りに近い雰囲気を感じることができた。


教会の中。






巡礼者はこのように膝をついてすり寄りながら祈りつつ中央へ向かう。
なんだかすごい異様な光景だった。
これをしようと、教会の中央入り口だけ混み合っていた。

宗教性の強い行事ではあるが、多く人の表情はニコニコしていて楽しそうだ。
そう、これくらいがいいんだよね。
必要以上にいかめしくする必要はなく、強制的でもなく、楽しんでできればそれが一番いいと思う。こういうのは。










正面はこんなの。



そういえば黒いマリア像が有名らしいが、見るの忘れたなぁ。
まあそこまで興味ないし、いいか。



それよりも、ここは甘い物であふれている。
そっちのほうが重要だ。

  





ここのミックスナッツが安くておいしかった。



菓子パン屋の数も多かった。

その安さのあまりメキシコではたくさん、でもないがそれなりに食べたものだった。
正直当たり外れが大きいのでもう当分いらないかな、と思っていたが、ここでまたそれなりに買うことになるとは!

外れを引くとほとんど同じ味しかしないメキシコの菓子パン。
クッキー生地みたいなものを使っていて、それがマズくはないのだがすぐに飽きてしまう味なのだ。
おいしいのはすごくおいしいのだけど。


さて、こっちの菓子パンはどうか。


…メキシコよりは外れが少ない気がする。
うん、おいしいおいしい。
特にパイがおいしかった。
上にレモンジャムのようなものが塗ってある気遣いもうれしい。


値段はとても安いわけではないが、これなら食べ続けられるかもしれない。






ホテル近くには線路と駅のようなものがあった。

電車があるとは珍しい。
今も動いているのだろうか。

久しぶりに見た電車は少しだけかっこよく見えた。



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サンホセで店を浪々とする人


風邪引きました。
頭がグラングランします。
体痛いです。

朝食に目がくらみ、睡眠時間を削ったのが原因と思われます。

本当に風邪なのか、蚊を媒体にした何とかウイルスなのか、はたまた高山病なのか、
真実は謎につつまれているのですが、
ブログが滞っていたのでそろそろ書きたいと思います。



____________________





はい、じゃあまずは
サンホセに着いたときにやろうとしていたことのラインナップをあげていきましょう。

こちら。


1、自転車の修理、買い替え、ちょっとした改造

2、ガスカートリッジの入手

3、小型の釣り竿セットの入手

4、チューナー・メトロノーム・楽譜の入手

5、その他備品の購入

6、髪を切る

7、路上でオカリナを吹く

8、地図や本、服などのいらないものを売る



こんな感じだったんですけどね、
なんかサンホセがイメージのサンホセと違かったといいますか、
1週間くらいいるつもりだったのに、なんとなくゆったりできない空気が流れているといいますか、
とにかくこんなに色々やる気力がそがれてしまったんですね。

なんでかはわかりませんが。
多分思ってた以上にごちゃごちゃした町だったからだと思います。


しかも、自転車の修理はすでに済んでしまっているし、ガスカートリッジもサンホセに着いて早々手に入ったので、それで満足した部分もあります。


それとね、髪はペンション田中に行けば無料で切ってくれるっていう情報があったので、それを期待していたんですよね。





甘かった。




つまり、コスタリカに入る前から立てて温めてた予定を特に達成しようともせずにすごしてしまった、
ということを先に言っておきます。



_______________________




サンホセで行った地区は大まかに分けて「ムルティプラサ」「歩行者天国」「サンペドロ」の3ヶ所。


まずはバスMulti Plaza(ムルティプラサ)へ行きました。
なぜ自転車じゃないかというと、ここは高速道路の中にあるらしく、自転車で行くとちょっと面倒だと聞いたからです。


中米一と言われるエルサルバドルのサンサルバドルにある「メトロセントロ」でも見つからなかったので、期待していなかった。

が、意外や意外、キャンプ用品が置いてありました。
この通り。




ほら、テントとかも置いてる。
キッチン用品がたくさんある大きな雑貨屋の一部にあったので見逃すところでした。

蚊よけの網がついたハットを買おうかとても悩みましたが、

結局走っている最中に首や顔を刺されることって稀だよなー、刺されることが多いのは寝てる時
だけど寝ながら帽子かぶれないしなー

と、買うのをやめました。



メトロセントロは、
端っこに来た。言うほどでかくないじゃん。と思ってたら実は先に道が… やっと端まで来た。と思ったらそこから3階が始まる…
というような入り組んだ構造だったのですが、このムルティプラサは整えられて作られているので非常に見て回りやすかったです。



で、歩き回ってたらこんな物が、





めっちゃ欲しー!!


画材屋です。
何種類ものペンやら鉛筆やらパステルやら色々置いてありました。
写真は300数種類の色鉛筆。

B3の鉛筆を買おうか迷いましたがここは我慢。
B4持ってるしね、メキシコで買ったヤツ。
すでに芯が折れてボロボロだけど。




とある服屋に日本語で「永遠に続く生存闘争」だったかそんな言葉と共にゴキブリがひっくり返っている絵がプリントされてるTシャツが堂々と店頭に飾ってあって、

あんなの誰が買うんだろう、

とか思いながらも、

あれ来たらちょっとおもしろいかな

とか考えてる自分もいて困りました。



買いませんでしたけど。





楽器屋さんを見つけたので見てみると、
楽譜があるにはあるけど種類が少なくて分厚いのが多く、曲もイマイチだったので買うのはやめました。

ネットで探せ と思われるかもしれませんが、欲しい感じの楽譜って意外と見つからないものですよ。
しかもネットで見つけたとしてもパソコン開かないと見れないし。
紙に書き写すのなんて面倒くさくてまっぴらごめんだし。
携帯で写真撮っても演奏に支障をきたす小ささだし。


で、楽譜は諦めてメトロノームとチューナーが合体した機械を買いました。
4000円か5000円くらいしてたかな。
高い。
けど日本でもこれくらいだった気がするし、まあいいか。



後日、チューナー付きでオカリナを吹いてみたところ、
なんと、
いつも336Hzにあわせて吹いていた模様。

普通は440〜445Hzなんだって!

だから普段低く吹かないとピッチが合わなかったのか〜、と納得。


でも低いほうが音が響いて好きなんですけどね。
それに今持っているオカリナで440Hz出すためには、かなりの強さで吹きこまないといけないみたいです。
音が割れるー。

練習せねば…




ムルティプラサに話を戻しまして、


ガンショップでスコープをチェック。
そんなに高くもなかったので買おうかと思いましたが、きっと使う機会もそんなにないだろうということで却下。

拳銃は安くても、ン万円代。
安いのか高いのかはわかりません。

サバイバルナイフも今はそんなにいらないかなーということで、どんなのがあるのか見ただけで終わりました。
全部使いにくそう。
柄のところでペグが打てるような形のが欲しいんだけどな。




あとは服を一つ買って終了。
服を買ったのがスイッチになって散財しそうになりましたがなんとか抑えました。
危ない危ない。


___________



次に向かったのが町の中心部に位置する歩行者天国とその周辺です。


このへんはとにかく人が多いしなんかもうごちゃごちゃしています。
歩くと疲れる疲れる。

東京みたいな感じかな。
東京あんまり行ったことないけど。


街並はこんな感じです。









教会もあったんで見学してきましたよ。













コスタリカの教会は美しいステンドグラスが多くて素晴らしい。
いやー、まいっちゃうね。





で、ここにもアウトドアショップがあったんですが、















ありましたよ。







ガスカートリッジが。



場所を先に言うと、
サバナ公園からまっすぐ歩いて歩行者天国に入り、MONEY EXCHANGEとかBANCO NATIONAL(※銀行名間違えてるかも)と書かれた小さい丸い建物がいくつか建っているところで一本左の道に入ります(つまりそこで左に曲がって次の角を右)。
でそこから数ブロック歩くと左手側に拳銃と、奥にはテントが見える店があるのでそこに入りましょう。
たしかAmericaなんとかという名前だったと思います。


入り口には拳銃やらボウガンやら刀やら物騒な物が置いてあり、奥にはキャンプ用品がちょこっと置いてます。
そこにキャンプ用の青いガスカートリッジが置いてありました。

ただキャンプ用品自体はちょっとしかありませんでした。

釣り道具もロッドはなくなぜかリールだけちょこんと置いてありました。
なぜセットで置かないのか。


あ、そういえば釣り具探すの忘れてたな。




あとは最初来た時から狙っていたバス停前の大衆食堂。
コカコーラという名前の、一番治安が悪いとされるところにあります。
歩行者天国からちょっとはずれます。

ここに最終日に行ってきたんですが、料理を提供しているおやっさんが日本人でした。
たしか鹿児島出身と言っていたと思うのですが、

今日はどこへ行ったカ

どうダ、おいしいカ

という怪しい日本語で話しかけてきます。

他の客には
この人は日本から来ました
とそこだけ流暢な日本語でしゃべり、日本語を解さないその客は何度も頷きながらものすごく戸惑っていました。


2000コロン(3.66$)の現地料理はとてもおいしく、おそらく本当は飲み物がつかなかったと思うのですが、オルチャータ(米でできた甘い飲み物)を

これはこっちで取れる果物のジュース、どうぞ

とこれまた片言の日本語で渡してくれたから、この人はいい人。

おっちゃん、それ果物ではないけどな!



帰りには頭を下げながら

ありがとう、また来ます

と言われ、こちらも笑いながら退場。

うん、またおいで。




_________





最後はサンペドロ地区ですね。

ここは隣町Cartago(カルタゴ)へ行く途中にあるんですけど、
行き方を詳しく言うと、

サバナ公園から2号線をずっと辿って、途中歩行者天国でちょっと右にズレるけどそれでもずっと辿っていって、
右手のきれいな中華街の入り口があってもそのまま直進。

道が二つに分かれても心配せずに大きい道を選びましょう。
大丈夫、ルート2A とか書かれてても大丈夫。多分両方同じ道に出ます。
スポーツショップを横切り、39号線が交わってぐちゃぐちゃした道路に遭遇してもそのまま真っすぐ。
そこからサンペドロ地区です。

そこからずっと、ちょっと心配になるくらい進みます。
軽いのぼりになってますが挫けないで。
左手に PLAZA DEL SOL というモールが見えたらそのすぐそばにそれはあります。


アウトドアショップです。

今考えたらガスカードリッジはもう手に入っているわけで、別にアウトドアショップを探す意味は全然ないんですけどね。
でもなんかこれまでずっと探し続けてきた後遺症といいますか、なんか見つけると嬉しくなっちゃって覗きに行ってしまうこの性。

だって珍しいんだもん。





ここも量は豊富とまではいきませんでしたが、小物が充実していました。
ムルティプラサでは買わなかった蚊よけネットをここで購入。

いやほらこっちは帽子ついてなかったしさ、がさばらないし軽いし値段も安いし、ね。



あと、向かいに自転車屋が2軒ほどありました。
片方は自転車屋というより自転車関連の車のオプションってかんじでしたが、そっちの店に、

ほら、

これ、








ぐっはあああぁぁあっぁあ












めっちゃ欲しいいいい!!!




そう、自転車のちょっとした改造、というか改造に入らないけど、つまりこういうことだったんです!
フロントバッグつけたりサイドミラーつけたりしたかったんです。


でもこれ、お高いものでして、しかもこの日はカルタゴに向かう途中だったものですから、
少し迷ったけど買うことはしませんでした。

第一これ以上荷物が増えたら重すぎるし。
転倒したらすぐ壊れそうだし。
自転車持ち上げるのも大変になりそうだし。
操縦も難しくなりそうだし。

下の部分がまったくないってのがちょっと不安ですよね。
重いもの入れたらポッキリいきそう…



ということで自転車には一切手を付けておりません。

予定を立てると大抵失敗する男、それが私です。




あ、そうそう、
蚤の市みたいなところで物を売るには、市役所で手続きした後、場所代をいくらか払わないといけないみたいですね。

それならいいや。

ここでは売らないでおきます。




と、こんな感じでコスタリカのサンホセ、ショップ情報は終わりでーす。



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はい、じゃあ作戦会議しますよ、お菓子もありますよ in Costa Rica

街の話の前に、これから先の作戦を立てます。

はーいみなさん、集まってください。




さて、コスタリカ・サンホセからパナマへむかう道は3つあります。


1、山の中を通っていく道

2、太平洋側から通っていく道

3、カリブ海側から通っていく道






集めた情報をで、予想していることをであげていくと、


1→ 辛い、寒い、天気が悪い
   ケツァールが見られるかもしれない
   宿代が高い
   途中から町がない
   虫が少ない
   汗をかかずに心地よく走れそう
   景色がよさそう
   時間がかかる


2→ 暑い、起伏がそれほどない、天気も割といい
   宿代が安い
   海で遊べる
   少し戻らないといけない
   虫が多い
   旅行者が多い
   早く進める
   野生動物がたくさん見られそう(途中に自然公園とかもあるらしい)

   

3→ リモンという町の治安が悪い(通り抜ければ問題ないかもしれない)
   観光都市があり、ナマケモノを近くで見られる
   イミグレーションが1、2とは違う場所にある
   一番早くパナマに入れる
   物価が高そう
   人が少なそう




こんな感じでしょうか。


みんな太平洋側の海岸線を通っていったほうがいいよ、と言ってくれているのが現状です。

が、ケツァールを見たいのなら山を通らないと絶対見れないということらしいです。




最初は断然1ルートを行く気でいたんですよ。

実はですね、事前に情報をゲットしていまして、

こちら





前にも話した「水曜どうでしょう」で、このサンヘラルドデドータというところに行ったのです。

どこにあるかというと、





ここ。
1ルートです。


で、これを見た時に絶対このルートを通ろうと思ったんです。




でもね、こっちは上りが本当に辛いと思うんですよね。

しかもですね、






高ッ!!!



さすがにこれはひどくないですかねぇ。
3食つきとはいえ・・・



2ルートだとバックパッカー用の宿があり10$とかで泊まれるらしいです。



別に、どうでしょうファンではなくたまたま見ただけですし、

サンホセに来てからというもの、こう何度もケツァールケツァールという言葉を目にしたものだから
少し熱が冷めてしまいました。


だから1ルートにこだわる必要はなくなったんですよね。





で、今迷っているわけです。

どうしよう。


パナマ入国は検閲が厳しいという話も聞き、なおさらどうしよう。




とりあえず、サンホセの隣町であるカルタゴというところには行こうと思っています。
今カルタゴで祭り、ではないけど宗教的な集まりをやっているらしく、
一番のピークは8月1日か2日なんだそうです。

そのへんが誕生日の自分としては、ちょっと寄って見ていきたいなーと思っています。
さすがに8月まで滞在はできないとは思いますが。



思いますが。




思いますが。








・・・してしまうかもしれない自分が怖い。







というか本当にどの道から行こうか本気で悩んでるので、これどうすればいいのかもうわからんので気の棒を倒してそっちに行くとかそういう原始的な方法を駆使してこの苦難を乗り越えんとしなくてはいけないのか、という関係のない方向へ悩みが向いてしまっているこの現状をなんとかしたいこの気持ち、情動、パッションオブフィアーネス、これを打ち消さんがためにはまず一度すべてを忘れてこの状態をリフレッシュしなくてはならず、そののち一度悩んでしまうと袋小路に迷いこんでしまうために頭の中を真っ白な状態にしたまま思うまま気の向くままに決めてしまうのが一番の方法であるからすれば、その場合時間がかかりすぎて悩む気持ちを常に持ち続けなくてはならず、精神的安定を早く計りたいのであればすぐに決めてしまわなくてはいけないのであるがどれも一長一短だしやっぱり選べないーどうしようーまあ今すぐに決めなくてもいいかあとで考えようかそうだそうしようでもやっぱりすぐに決めちゃったほうが楽になるから本当はもっと悩ま……






【なにも決まらないまま、作戦会議終了。】




そうだ、今回ちょっと短かったんで、コスタリカでおいしかったお菓子の紹介をしたいと思います。

まずはこちら。



candy maiz

日本の”ひなあられ”をでかくして少しだけ薬臭くしたような味です。

ひなあられは姉が好きだったんですが、その影響で自分も好きになってしまいました。
日本のひなあられはサクサクの中にまぎれてピーナッツとか紛れ込んでいやがるので、こちらはその邪魔なピーナッツを避けることなく食べることができる一品です。

じつにうまい。



次にこちら。



gomitas

グミです。
砂糖が付いてて味もちゃんとフルーツ味。
変な風味とかじゃなく、ちゃんとフルーツ味でした。

これはいいですね。
どこにでも売っているし、自転車のお供になりそう。
ただ一度開けると食べかけで取っておくのが難しいのが唯一の欠点でしょうか。

まあ別段珍しくもないただのグミなんですけどね。
でもおいしい。



どちらも1〜2$くらいだったと思うので、見つけたらどうぞ食べてみてください。



今まで頼りにしてきた炭酸のエナジードリンク、ラプトルが、
こちらでは見かけなくなりました。
そのかわりオレンジっぽい見た目の炭酸エナジードリンク(名前は忘れた)が出てきたので飲んでみたのですが、

おいしくなかったです。


あれには
  気をつけて。



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