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となりの国

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さびしい光景たち、Coatzacoalcos

まずは何も言わずにこれを見ていただきたい。





このCancun(カンクン)に行きたかったのだが・・・


テレビなどでも取り上げられるほどの観光都市カンクン。

観光地だが安い日本人宿もいくつかあり、貧乏バックパッカーにもやさしい地らしい。

海がとてもきれいらしい。

ここから1060kmらしい・・・



メキシコの滞在期間終了まで時間がもうないので、ここは諦めるかもしれない。

近くまで行ってみないとまだわからないが、
一日60km走ったとして18日間。2週間半。

しかし休みなく毎日走れるわけもなく、
その上毎回60kmというのは結構キツい。
いけなくもないが、普段は40kmとかそこら。


この旅が始まった当初はこんな体たらくでは・・・

…いや、そんな変わんないか。
カナダやアラスカではもっと走ってはいたけど、30kmとかでキャンプ場が見えて「今日は疲れたからやーめた」とか やってたやってた。

走っている最中に取る休憩も、レストエリアがあったらほぼ毎回休んでたし。なんだかもったいないから。



そういえばTalaのホテルの主人やアメリカンチャリダー、Querétaroのルームメイトなどにかなり勧められていた Chiapas(チアパス) も今回行けそうにない。



前国のカナダでもそうだった。
なぜ出国がこんなにもギリギリになってしまうのか。

こんなハラハラ感、別にいらないのだけど。

もっと心に余裕を持ちたいのだけど。





あれ?



今カンクン行きキャンセルを決めれば、チアパス行けるんじゃないか?
そのままグアテマラに入ってしまえばいいのでは。

少し進んでしまってはいるがすぐに戻れる距離だ。


でもそれだと当初の予定が・・・


どうしよう・・・・・・




そんな思いつきを抱きながら、ここCoatzacoalcos(コアトサコアルコス)という、なんとも言いにくい町に到着。
ここはカリブ海に面している。

カンクンを飛ばして先を急ぐのであれば、カリブ海を望めるのはここだけだ。


それではご覧頂こう。

これが、カリブ海だ!








残念! 到着したのが6時過ぎでした!!

まあ次の日の朝また撮りに行きますよ。



この町に行く途中湿地帯があったのだが、そこの景色がすごくさびしかったので写真を撮った。



ね、さびしいでしょう。

天気が悪かったせいもあるかもしれないけど、広くて寒々しい景色だった。


それからCoatzacoalcosのトルタ(大きめの具沢山サンドイッチ)屋にあった絵がこちら。

漫画のジョジョっぽい、というか作者はこういう絵柄を元に描いているのだろう。




ちなみに次の日は外が大雨だったので、お休みー。
のんびり過ごしました。



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悪い値切り方、そして直線からの脱却…Isla〜Acayucan

疲れが回復しきっていなかったのでIsla(イスラ)でもう一泊、
と思ったがホテル従業員と軽いゴタゴタがあったのでこの日に出発。

自転車のタイヤの空気が抜けているが、直すのが面倒だったので空気を入れてそのままにする。
そのうち直そう。


町外れで昼食。
注文した牛肉のトマトスープ煮はさっぱりしてて、トマトの酸味が暑さにやられて減った食欲を増幅させてくれる。
けっこう高かったがうまかった。

そこの息子が英語を勉強しているようで、教科書とノートを持ってこちらに質問をしてきた。
日本でいう中学校低学年くらいの内容の教科書だった。

息子とおばさんと一時間ほど話をし、神に祈られながら店を出る。
この店を右に曲がると東へ行く下道だと教えてもらった。


下道は思っていたよりも激しかった。

とにかくアップダウンが酷く、平坦なところがまったくない。
のぼったと思ったら降り、降りたと思ったらのぼる の繰り返し。

暑さで飲み物もみるみる減っていく。


疲れたのでこの日は15km離れた隣町、Juan Rodríguez Clara(フアン・ロドリゲス・クララ)に泊まることにした。
全然進んでいないが気にしないことにする。


数件まわったがホテルはどこも高かった。
ここらは物価が高いのかもしれない。


Islaが騒がしかったせいだろうか、この町はどことなくさびれていて寂しい。
道路に面して警察署のようなところがあるが、少し治安が心配だ。


ホテルのロビーでパソコンをいじっていると従業員の男の子2人が何かこちらに話しかけてきた。

よくこのブログで「話をする」という言葉が出てくるが、大抵の場合は
相手がスペイン語で二言三言ベラベラと言い、こちらはわからないというジェスチャーをする、あるいは適当にうんうんと相づちを打つ

というものであり、あまり会話は成り立っていない。

今回もほとんど実のある会話はできず、お互いのネット翻訳ソフトを使い、翻訳ソフト特有のよくわからない母国語同士でやりとりしあった。


夕食を食べに出かける。
ボロい食堂で、料理が40ペソということなので注文する。
飲み物にはaguafresca(こう注文すると果汁に水を混ぜたものかオルチャータが出てくる)。

料理はとてつもなく辛く、食べるのに苦労した。

会計のときになり料金を聞くと、なんと60ペソだと言う。
今までaguafrescaは大体どこもセットにしてくれるか高くても10台の値段だったので、これは高すぎる。
ぼったくられているのではなかろうか。
しかし、前もって「これは高すぎます」というスペイン語を書いたノートはホテルに置いてきてしまっていた。

とりあえず40ペソ払ったあとに単語単語で文句を言いつづけていると、相手は不機嫌ながら
じゃあ10ペソでいい
と言ったようである。

が、それも確証が持てない。
金を多く払いたくないのでずっと店の中で立ち尽くしていたら、相手はそのうち何かぶつぶつ言い、こちらを見もしなくなった。


これは・・・もう帰ってもいいってことだよね?


隣には警察があるし、食い逃げだと言われて銃を持ってこられても嫌だ。

しかし何も反応しないのでそのまま外へ出てみる・・・・・・






勝利!!



飲み物代がタダになってしまった。
10ペソくらいなら払うつもりだったのだが、これはラッキー。

後味は悪さは半端じゃないが、さっさとここを後にする。



次の日、
自転車のチューブのどこに穴が空いているのか、小さすぎて見つけられないので新しいチューブを投入。
早くもスペアチューブを使ってしまった。


部屋の鍵を返しにいくとスタッフたちが握手してくる。

この町に着いたときに検討はつけていたが、念のためアウトピスタへの道を聞いてみる。
下道はやはり坂道がつらく走りづらいので、高速道路を走ることにしたのだ。
するとスタッフの一人がスクーターで道案内してくれるという。

彼の後を自転車でついていき、無事に町を脱出することに成功。



それから60km強の道のりを走り続け、なんとかLa Tinajaから続いていたアウトピスタの直線部分を抜けることができた。

    ↑この緑色の線              ↑この黒い線まで


途中の食堂で突風が吹き、空を見ると雲が出てきていた。
これが太陽を隠したおかげで後半は少し涼しくなったが、雨が降りそうな空模様だった。




    ↑アウトピスタからの光景。



    ↑これはなんでしょう。気球にしてはまったく動いていなかったし…






    ↑伸びた!!! 少し先へ行ってから振り返るとこんな形になっていた



    ↑田園風景がずっと続く




アウトピスタを一旦抜け出し、Acayucan(アカユカン)というところへ。

適当なホテルに飛び込んだ。


ここの印象は、
建物がかなり古い。

全体的にボロボロだ。
だから新しく建ったのであろう中央部のホテルなんかがすごく目立っている。

セントロは賑わいを見せるこの町も、少し外れるとのどかな下町風景に早変わり。
あとなぜかタクシーがたくさん走っていた。
バスよりタクシーを使う文化なのだろうか。


”メガ”と書かれたトルタを持ち帰りで注文。
チーズやアボカドが入っていてクリーミー、揚げた豚肉も香ばしくておいしい。


夕方、空には雨雲が広がっていた。

夜8時から次の日の11時まで眠り続けた。



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ルートを変更しますか?

~~~~~~~
     メキシコ人はチーズがお好き

2度目のケレタロにて、同室の人と英語で話をしていたとき、

「日本かぁ。寿司おいしいよね。でもこっちの寿司は日本と違うでしょ」

と聞かれたので、

「そうそう、でもメキシコのもおいしかったよ。チーズが入ってて」

と言うと、

「こっちの人はチーズが大好きだからね、なんにでも入れてしまうのよ」

となぜか少し言い訳のような口調で話していました。
飲むヨーグルトも安価でたくさん売っているので、乳製品が好きなんでしょうね。
辛い物多いし。

チーズ入りの巻き寿司もおいしかったのですが、
アボカドとチーズが入った焼き飯がものすごくうまかったです。
あれは本当にオススメ。
また食べたいなぁ。

~~~~~~~



朝起きてテントと荷物を片付け、少しのんびりする。

昨日世話になった人が8時か9時にまた来ると言っていたからだ。



9時になっても来なかったので村を出ようとしたとき、隣で農作業中のおじいさんが
「コーヒーでも飲まないか」
と誘ってくれた。

しかし断る。

なんだか無償で色々もらえるのは気が引けた。

悪い気がするし、催眠薬入りの飲食物など万が一なにか事件に巻き込まれたときに対処できないからだ。

自転車を押して去ろうとするとさっきの人の奥さんらしき人がまたコーヒーを誘ってくれる。

ここのお茶会みたいな感じなのだろうか。

村の出口で、ここで世話になった人と再会したので礼を言い、アウトピスタに出る。

颯爽と恰好よく去ったが、それにしても腹が減ってどうしようもない。

腹が減った腹が減った

と連呼しながら走ること数十分、レストランを発見。

もちろん立ちよる。

トラックの運転手らしき人たちに絡まれてちょっとだけ話をしながら卵料理を食べる。

ここでも「自転車に鍵なんて いらないいらない」と言われた。

これはつまり、ちゃんと人が見えている場所にあれば、誰も盗ろうとは思わない、ということだろう。

もしかしたらうまくやればそれを逆手に取れるかもしれない。

・・・何をどうするのかはまだ思いついていないが。

まだ雲はあるが青空が見えているためそれほど雨の脅威はないだろう。

むしろ太陽が隠れていて多少暑さが和らぎ、走りやすい。

昨日雨に濡れたりキャンプしたりで体が疲れているので、それほど進まずにCosamaloapan(コサマロアパン)という町で泊まることにした。

アウトピスタを出てしばらくするとコンビニがあり、暑かったのでフラペチーノを買って飲む。

するとコンビニの内装工事をしていた人たちに話しかけられた。

一人は英語ができ、しかも俺と同じくらいのそれほど高くない英語レベルだったので、久しぶりにスムーズな会話ができた。

その人は、日本に友達がいるからいつか行ってみたいんだ、と語っていた。

街中に入りソカロの一つ手前の道路にある宿に泊まる。

やはり安い所だと汚いことも多く、案の定ここもそうだったが、汚いことそれ自体はあまり問題ではない。
大変なのはベッドバグや蚊がいることだ。
以前それで体をかきむしってしまい、今でも跡が残っている。

ここは殺虫剤を撒いていたようで、虫は1匹たりとも目にしなかった。
そのかわり、乾かしていたタオルに強い殺虫スプレーのような臭いが染み付き、次の日苦しむことになる。



近くの食堂でパイナップルの乗ったタコスを食べ、眠りについた。

このへんではパイナップルが名産なのだろう。
よく目にする。


次の日には自転車がパンクしていた。

出ばなをくじかれた。

しかも外が非常に暑く、パンクを直すだけでも相当の体力を持っていかれる。




______________





さて、アウトピスタをつたって順調に(スピードは遅いが)進んでるわけなんですが、

ここでルートを若干変更しようかな、と考えています。

といっても、隣の内陸部を走る下道に変更するだけなんですが。

ただ、このアウトピスタはとても走りやすくて、それだけが心残りです。
とりあえず少し走ってみてアップダウンがきつくなければそのまま行こうかと思っています。




なぜ別の道を行くかというと、


あのですね、ここのアウトピスタが



その、なんていうか…





くっそツマラン!!




いや、きれいなんですよ、景色。

畑が果てしなく広がる大地に

松山千春を思わず口ずさむほど。

ただね、景色がずっとずっっっと同じで、さすがに飽きてきます。


見てくださいこの記事。
今のところ一個も写真ないでしょ?

これだ!という、感性に訴えかける絵がなかなか見つからないのです。


それにね、直射日光がハンパないんですよね。

上を遮るものがほとんどないのでずっと日の下で走り続けないといけなくて、飲み物もお湯に変化してるし
数日前に買った水なんかはちょっと悪くなってたり。

本当に熱射病直前になって、

そうなると発汗が止まるので水だけ飲んでも体内に入ってかないんです。

昔日本を自転車でまわった時も、食中毒と熱射病のダブルパンチで動けなくなり、

和歌山県の病院にタダで泊めてもらったりしたものでした。



高架下で売り子をしていたおばちゃんにコーラを売ってもらって、一緒に写真撮るようお願いされたりしながら、

その場の近くにあったIslaという町(それでも15kmほど離れている)に向かってアウトピスタを抜けました。



少しだけですが景色が変わって、
草原の匂いや謎の家のちょっとした並びなんかがすごく楽しく感じてしまいます。


 
    ↑なぞの家のちょっとした並び


10km先にあったミニコンビ二で塩分たっぷりのピーナッツを食べたら、体から汗が止まらなくなって酷いことに。

そのままIslaの中に入っていって適当なホテルにチェックインしました。

シャワーに入った時は安堵感でいっぱい。

かなりやばかったです。

この町、小さいながらも様々な店が軒を連ねているので、ちょっとした道具の補充にいいかもしれません。

さすがに高級品は厳しいとは思いますが。


街には熱気があり、昭和の商店街といった趣があります。

街の真ん中に電車が走っているのも面白いと思います。

ただあたりが騒がしすぎてこちらの声を聞き取ってくれないのが難点といえるでしょう。




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ブタさんといっしょ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

メキシコのパソコンは @ がキーボードの 2 の上に書かれているんですけどね、
これ、どうやって出すのかわかりません。
シフトキー押しても違うのになるし・・・

どうすんでしょうね、これ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




どうやら前回の記事の町名はC.D.Mendosa(シウダッド・メンドーサ)というらしい。
今日はここを抜ける。

Mendosaと書かれた門をくぐると(これで名前がわかった)、すぐに次のOrizaba(オリサバ)に入る。
ここで、もうすぐ切れそうな靴ひもの替えを買い、自転車のブレーキをきつめてもらった。
昨日の 死の坂道 でブレーキがおもいっきり削れてしまったのだ。


オリサバを抜けると工場地帯があり、それからは景色がジャングルのような様相になる。
熱帯地域になったようだ。
とても蒸し暑い。


    ↑こーんな


小さな村で昼食。
セットメニューのコミーダコリーダを頼んだら25ペソと今までで一番安かった。
店のおじさんに、

自転車は見えてるから鍵なんかかけなくていいよ

と言われたが、いやいやいや と言いながら適当なジェスチャーでごまかししっかり鍵をかける。
このへんは治安がいいということなのだろうか。


その先、きれいな街並のFortinをササッと過ぎ去り、Cordoba(コルドバ)へ。

ネットでブログの不具合を質問していたのが気になっていたこともあり、この先大きな町がなさそうなので、
今日はここで泊まろう。

安い宿を見つけ部屋をとる。

疲れていたのか3〜4時間昼寝をしてしまった。
そのせいで夜に眠れなくなり、次の日は重度の寝不足に。
も、もう一泊だ・・・




    ↑道に時々桜が咲いている。ちなみに2月後半


    ↑これほどの気温になるとカラフルな花が出てきて目に楽しい


・・・

・・・・・

・・・・・・・・・


コルドバの街を出ると緩い下り坂続きでとても走りやすい。

が、とんでもなく暑い。
空はこれでもかというほどの青空。
熱中症になりそうだ。



海岸沿いのベラクルスと、そこを飛ばして東へと向かう道のT字路へやってきた。
La Tinaja(ラ・ティナハ)という小さな町は、その境目あたりに位置する。


買い物や聞き込みをしたが、ここの人たちはあまり愛想がよくない。
もし村人たちの態度と治安が関係しているのであれば、ここは盗人に注意かもしれない。

ちなみにこの「居住者の接し方とその治安の関係性について」はただ今身をもって研究中である。


まだ時間はあったので先に進もうと思ったが、
これから先大きな町があるのは下道で、高速道路はおそらく泊まる場所が野宿に限られるであろうこと、
ここまでは下道で来たが、できれば高速にのって一気に進んでしまいたいこと等を踏まえ、
この日はここで泊まることにした。

なにより直感が 今日はこれ以上進むな! と言っている。

あまりたよりにならない我が直感だが、これほどガンガン主張しているところはあまり見られないので、これに従うことにした。


泊まったモーテルは350ペソ。
高い。
ものっそい高い。

でも日本円で2800円だし安いと考えることにし、この日は上等の部屋で過ごした。



    ↑ここで見つけた垂れ幕。ゲーム好きとしてはかなり興奮した。これほっしい…
    一番右上のひげの人と真ん中あたりの赤い鉢巻きの人とその2つほど左のげっ歯類だけわからないなー



次の日、
直感がまたしても もう一泊! と言っている。
空が曇天で、今にも雨が降り出しそうだ。
こんな空は久しぶりに見た。

もう1泊したかったが、さすがに金を使いすぎたため出発。
チェックアウトギリギリの昼1時という遅い時間もあって、少し急ぎ目に走る。


ここの高速道路も自転車が通れそうだ。
よかった。

自転車を一気にこぎ進める。


夕方近くになり、やはり雨が降ってきた。
これでもよく持ったほうだ と空模様に感心しつつ、少し走り近くのレストランへ逃げ込む。

この村にはホテルはないねぇ

と店のおばさん。

そうはいっても雨でこれ以上進めないので、高速からはずれ村の中に入る。
この村の名前はEl Barrio(エル・バリオ)というらしい。


道に立っていた村人にどこでキャンプするべきか聞いてみる。
するとその人は他の村人たちも巻き込んで色々と手配してくれた。

屋根のある所に熊手で地面をかいて整地してくれ、テントの設営を手伝ってくれ、
あまつさえコーヒーと乾パンまで持ってきてくれたのだ。


    ↑テントの目の前にはブタ。しゃっくりの要領で一定間隔毎にブヒッと言う


    ↑なんと椅子とテーブルも完備。テントの下には断熱材で使われるスポンジを入れてくれた。写っている包み紙はもらった乾パン



テントに潜り込んでいると目の前に鶏が集まってくる。
顔を出すとひそひそと遠くへ逃げ出す。

そんなことをやっているうちに日は暮れ、時は6時半。

さっきの人たちがまた戻ってきた。
向こうの家がなんとかと言っている。
向こうに行け、ということだろうか。


ということで引っ越し。
ここが気に入っていたのだが、ご好意に背きたくはない。


そうして20mほど移動した先の建物には黒板が備え付けてある。
彼女らが天井に電球をとりつけてくれ、灯りがついた。

どうやら学校かなにかのようだ。
カサ デ サルー と言っていたが何かわからない。



    ↑右奥にはトイレがある


雨が強くなってきたので心配して場所を確保してくれたのだろうか。
嬉しいが、ここは床が固く、さっきの所のほうが寝心地はよかった。


外からフルーツの匂いがただよってくる。
ここはまさに南国。


この日、久しぶりにたくさん蚊にさされた。
かゆい。すごく。
蚊には愛されるほうなのだが、ずっと蚊のいない地域を走っていたので油断した。
テント内の蚊を圧死させ、蚊取り線香で”ここは危険だ”ということを外の蚊たちに知らせつつ眠りについた。



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