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となりの国

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山から荒野に突入、いい景色が続く





エルボルドのホテルを出発。

町の本当の姿はその先にあったようで、家が少ない過疎地から店が並ぶ繁華街へと変化。

そこで3000ペソ(136円)の安い朝食をもらう。

安いといっても内容はあまり充実していないので、実際はちょっと高めなのかもしれないが、他の店は5000ペソもしているのでさすがに朝食にはそんなに払えない。

自分でパンやジャムなどを買って食べればいいのかもしれないが、食料を入れるかばんのスペースが今はないのだからしょうがない。



    ↑少し先にあった町の看板。現在標高1000mのところにいて平均気温27℃らしいです。あっつ!

町を出ると急激な下りが待っていた。

そして絶景も待っていた。





ちょっと待って。

どっちかにして!

楽して距離を一気に稼ぐチャンスであるせっかくの下り道を、

ブレーキを幾度となくかけて写真をバシャバシャ撮りながらその全景を眺めてゆっくりゆっくり進むこととなるのだが、

でもまあ空も曇っていて暑くないしペダルをこぐ必要がないぶん体力を温存できるのはうれしいところだ。


    ↑めっちゃ広くて美しい。はしゃぎながらカメラを取り出す


    ↑真ん中あたりに空けた空間がある。なんだろう、行ってみてみたいが道はない


何枚写真を撮っただろうか。

坂の終わりになると今度は割と平たんな道に変わり、家もまばらに見えている。

この分だと苦労せずに進めそうで一安心。



しかし嫌な予感はしていた。

だってパストっておそらく山の上の町でしょ。

ということは、これから地獄が待っているのではないだろうか・・・

いくつかの村と川を越えると、




   ↑ホステルと書かれたところがあり、泊まりたい欲求を頑張って抑えた。前進しなきゃね



    ↑なぞの石碑。多分El Rosarioという町ですよ、という意味だと思う



なぜか景色は一気に荒野へと変化していった。


   
    ↑木がこんだけしかない


    ↑どこを見ても荒野



小さな村の店で飲み物と水を買い、一休み。


    ↑そこで売られていた家具。手作りなんだってさ

今日はここでキャンプしようかと思ったが、この1km先に野宿にいい場所があるということなのでそちらに行ってみる。

すると、道路脇に立てられた看板にはガソリンスタンドの表示とともに「ホテルあります」のマークが!



今日はホテルにしようかなーと心はルンルン気分。

サンバのリズムで進んでいると、もう一つ小さな村が現れた。



大きなガソリンスタンドに沿って建っているこれまた大きなホテル。

しかし入口が全部ブルーシートで隠されていた。

覗き込んでみると、窓ガラスが割れている。

・・・あー、これはやってませんわ。

しょうがないので広場の横の店で一息ついていると、そこの店員のおじさんが


「この先町がないしこのあたりはとても危険だから、今日はここで泊まりなさい」


と言ってくれた。

このおじさんはエクアドル人のようで、旅行中に強盗にお金を全部盗まれ、それからここで働いているらしい。

まわりや他の店の人達もにこやかに気さくに話しかけてくれた。

普段なら警戒してくる人も中にはいるのに、ここはとってもオープンだ。

これは小さな組織のなかだからだろうか。

平和を築くためのなんらかの仲間意識が働いているのかもしれない。

だから、夜に目の前の道路でバイクの転倒事故が起きたときにはまわりの家から大勢の人が出てきて助けてあげていたのを見たときには感心した。


本当にものすごい数の人が来たのである。



とても結束力のある土地だと思った。



この日は金曜日で、向かいのディスコバーから大音量で流れてくる重たいリズムの曲を聴きながらテントのなかで眠った。




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