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となりの国

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すっごいおごってくれるよ!



家に泊めてくれた優しい家族たちに別れを告げたわたくしことレイが向かった先はフレスノという町。

そこまで10km少々の道のりだった。

それでも2時間ほどかけてフレスノに到着。

平地なら1時間もかからずに行ける距離なのだが、なにぶん山。

行程に2倍以上の時間を要してしまう。

しかし時刻はまだ昼。

時間的にまだまだ先へ行ける。



とりあえず飲み水がもうないので、ここで手に入れておかなければ! と、適当に入った店にて「水をください」と注文。

すると店員の男の子が、こっちのほうがいいだろうと気を利かせてくれコップに入った温かいアグアパネーラ(黒糖の飲み物)を持ってきてくれた。

しかもタダで。

え、いや、そういうことじゃなかったんだけれど・・・

せっかく出されたのだし、ありがたくいただく。

たまたま電話を借りにきていた少年たちと会話を交わし、

「がんばってね」と、今度は彼らからスポーツ飲料のゲータレードを貰った。

なんかこんな見ず知らずの人なのに色々いただいてしまってホント恐縮です。

結局水は手に入らず、「他の店ぇ~」 と探しながらなぜか目についたホテルに入っていくわたくしことレイ。

いつものこと。

ちょっとした調査ですよ。

ここらのホテルの平均をね、知りたかったんです。

この町のホテルの値段はそこまで高くなく、wi-fiが備わっているところが多いのが嬉しい。

嬉しさのあまり、ついつい泊まってしまいました。

これもいつものこと。

いやほらちょっと足がね、疲れてたかなーって。

軽く棒のようになってると言っても間違いじゃない状態なんじゃないかなーって。

そんな気がね、したんです。

水シャワーしか出なかったが、部屋はきれいでネットの接続もまあまあ。

途中からネットに繋がらなくなってしまったが、こちらのDNSをいじってなんとか解消。

買い出しをして食べ物と飲み物をそろえる。

プツプツはするがそこそこ快適なネット環境、そして生活環境を整えることに成功した。

この町の食堂は値段は安くそしておいしい。

高いところでも6000ペソ(300円)が普通だし、中には3500ペソ(175円)や3000ペソ(150円)といった格安店まである。

料理と一緒に出されるジュースはなにも言わなくてもおかわりを聞いてくれるし、店員たちの接客もどこもすばらしくいい。

薄暗く店がぎゅうぎゅう詰めになっている商店街を見ると治安はとても良いとは言えなさそうだが、なかなか気に入ってしまった。




    ↑街中の様子

__________

うっかり2泊したその翌日。

フレスノを出発。

予想ではこれからもまだまだ登山が続くだろうからと、3000ペソの安い料理屋で食事をし気合いを入れる。

すると、そこを出て50歩ほど歩いたあたりで他の店に声をかけられる。

「どこにいくの?アグアパネーラ飲んでかない?」

もっと早く言ってくれれば!!

もう腹がたぷたぷになるまで飲んでしまったところだよ!

こうやって町を出るまでにアグアパネーラやジュースを3人に誘われてしまった。

ここまで招待されたのはさすがに今まででもなかった。

山の中の小さな町なのに、なんだかすごいところだな、
と思いつつ急勾配の坂を進む。




    ↑斜面に畑がたくさん作られてるのをよく見る

そんな山奥だが、車は割と多い。

とくにバギーが多いのが目にとまった。

それまで3輪の車が多いところやバイクばっかりのところはあった。

今回それに”バギーが多い土地もある”という割とどうでもいい情報が新たに加わった。

それにしても、

3輪は安いからでバイクは小回りが利くからもしくはやっぱりこちらも安いからだとして、バギーが多い理由、その利点はなんなんだろう。

砂利道も全然ないのに。

ただ流行っているだけだったりするのかな。






山の天気は変わりやすい。

あんなに晴れていた天気が、しだいに雲に覆われてきている。

ずっと坂をのぼっているだけあり、すぐ隣は崖。

景色はそこから見下ろす形となる。

眼下に崖の底が見える。

それくらい急激に落ち込んでいるのだ。

落ちたら一たまりもないだろう。

そのまま目を上げていくと、そびえる幾多の山麓がおりなす谷間の線を見ることができる。


    ↑写真だと霞んで見えずらいが、谷間が奥まで続いている



    ↑すぐ目の前は急激に落ち込んでいる

しばらく走り、前回の勘違いが生んだ噂の”マンサナーレス”に続く分かれ道へとやってきた。

本当にあったのか。





進むべき道はまっすぐ、マンサナーレスは右。

どちらへ行くか考える前にとりあえず腹ごしらえ、とそこにあったレストランへ入っていく。

ここがちょっと高めの値段設定でゲンナリ。

諦めて先へ進もうとしたとき、そこで食事をしていた人がこちらへ来て「いくら必要なんだ?」と言いながら2000ペソくれた。

しかもその後、その人が会計でもらっていたおつりの1000ペソをまたしても手渡してくれた。

なんていい人なんだ。

そしてなんてリッチなんだ。

3000ペソ(150円)のスープを実質無料で食べることができた。

ありがたがりながらいただいた。

しかしこれだけではない。

料金を払うとき、今度は店員のおっちゃんが「2000ペソでいい」と1000ペソ返してくれた。

なんと無料どころか”1000ペソ+”になってしまったではないか。

なんということだろう。

ああ、コロンビア人、太っ腹すぎるだろ・・・

地図で見るとマンサナーレスは山の奥にあるらしく、ここから少し距離が空いていた。

なのでそちらへ寄り道はせず、まっすぐ進むことにした。


            ↓ここマンサナーレス





天気はついに雨に変化。

こりゃもうダメか、ここでテント張らせてもらおうか、

そんな目算を立てながら民家の倉庫の軒下で雨宿りしていると、前方に続く道の先に家の塊と教会の先端が見えた。

距離はそこまで離れていないように見える。

これはもう行くしかないと、それが蜃気楼や幻覚でないことを祈りながら走って、走った。





町の入口にあったホテルらしきところへ。

値段は18000ペソ(900円)と安く、しかもwi-fiも使えるらしい。

こりゃ儲け!

16000ペソ(800円)の部屋もあるらしいのだが、シャワーは水しか出ないということだった。

ということは18000ペソの部屋はホットシャワーが出るということ!

ここのところずっと冷たい水シャワーだったし、この辺は少し肌寒くなってきている。

ここは2000ペソ我慢してホットシャワーを浴びるべきだろう。



広い部屋ではないが、安心できる場所を手に入れたわたくしことレイ。

ネットの状況もかなりよかったので、ずっと作るのをサボっていた動画をここでアップした。








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