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となりの国

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ヽ(`Д´#)ノモンギ− っとなるモンギ

〜〜〜〜〜

Boyaca(ボジャカ)方面に行ってから、レモナーダ(レモンジュースらしいがレモンっぽい味がしないおいしいジュース)をとんと見なくなりました。

ボゴタから北西のほうは、レストランの飲み物といえばレモナーダ!というくらい頻繁に出されたのですが、
ボジャカのほうではグァジャバ(グアバ)ジュースとモラ(ブラックベリー)ジュースが大多数を占めていました。

体に良さそう!

〜〜〜〜〜


ちょっと愚痴っぽくなってしまうのだが、モンギの話を聞いてください。



町外れのホテルを出て、モンギの町へ向かう。




目的地まで標高2800m。
今日700mは登るらしいが、走り始めは全然そんな気配はない。
それより砂利道がずっと続いていて、そっちがとても辛かった。

トラックがたくさん走っていて土ぼこりが立ち、口や鼻、荷物に降り掛かってくる。
石にハンドルを取られ車道の中央に出そうになるし、タイヤの損傷も心配だ。



しかしそれも数kmで終わった。
「終わった」とは、道がきれいになったという意味もあり、上り道が始まったという意味でもある。


    ↑山の始まりにあった看板。この先色々な観光地があるみたいだ



    ↑Laguna Negra(ラグーナネグラ)とは”黒い湖”という意味。15kmなら余裕があったら行ってみたいが、きっとキツい道なんだろうな




しんどい坂道も、あのトタ湖への地獄坂と比べれば全然たいしたことはない。
へのカッパ とでも言っておこうか。


こんなのちょちょいのちょいと行ってやろう。
ぜーんぜん平気っす。
ぜーんぜん。


と、今にも倒れそうなくらいフラフラしながら自転車を進めた。



”ようこそモンギへ!”
の看板が現れたとしても油断してはいけない。

その先モンギの街中までまだ4kmほどあるのだ。




やっと着いた。
子どもに「旅行者?」と話しかけられながら白い外壁が並ぶ通りへ入った。




さて、ここでまず始めに何をやったかというと、


そう、お分かりの通り、





ホテル?
ちがうちがう。










ト イ レ 探 し だ 。




非常事態にまでは陥っていないが、それでもトイレに行きたくてしょうがなかった。


店の何軒かに尋ねてみるがどこもないらしい。
”貸してくれない”という意味だろう。


道を歩いていたおじさんに、

セントロに行けばあるんじゃない?

と言われ、トボトボと先へ進もうとしたそのとき!
後ろから、

家のトイレを使わせてあげる

というおばさんの声が。



すぐ近くの家へ入りトイレを使わせてもらった。


しかし、こんな風にすすんで自分家のトイレを使わせるというのは何か裏がありそうだ。
荷物に注意しつつ急いで用を足した。



トイレから出ると、おばさんが薬のような物を持ってきた。

この粉末を水に入れるとエネルギーが補給できるの。サイクリストはみんなこれを使ってるわ。よかったらこれ一瓶あげる。

というようなことをジェスチャーとともに言う。


そして  55000ペソ払え  と。



そう、ものを売りつけようとしていたのだ。
やっぱり何か企んでいたな。


値段を言われたあと、あざけりの笑いとともに

そんなの払えねーよ

と突っ返した。


おばさんは

じゃあこの名前をメモしておいたら? お金が入ったら買えるでしょ。

というが、こちらは仕事がないので収入もない。
メモしたところで無駄だ。

そう伝えるとかわいそうに思ったのか、じゃあ少し分けてあげる、とドリンクボトルの中の水にその粉末を少しだけ入れてくれた。


ダメ押しに色々言っておいたのが功を奏したのか。
そんなに嬉しいものでもないが、ラッキーと言えばラッキーだ。



結果だけ見れば、

トイレを貸してくれてしかもスポーツ飲料の粉を分けてくれた

というすごく良い人のようにも見えるが、でもそれは過程を無視した”結果”のみであり、自分はこういうのは好きじゃない。

金持ちに見られたのも不愉快だった。



ちなみに、メモはしてないがその商品の名前は NRG(エネレへ) というものだった。
多分一生買うことはないだろう。




お礼を言って家を出てセントロへ。




ここの教会は、古い感じになにか説得力を放っている。


しかもここの教会、
なにがすごいって、
なんと時計が正常に動いているのです!!


これまで教会に時計がついていればそれは全部壊れているか狂っているものだったので、これには驚いた。
めっちゃ便利じゃないですか!

腕時計をなくしてしまった身としてはこれはありがたい。






近くのカフェで軽食をとる。

ここは安くて店員の女性の対応もよく、自分の中でお気に入りの店となった。


    ↑甘い蒸しパンとミルクコーヒー




    ↑店内にはたくさん絵が飾られていた



その店員さんに安宿はどこにあるのか聞いてみた。

こっちに来てと言われ、一緒に近くのドラッグストアへ。
その店の人がどこかのホテルへ電話してくれたのだが、部屋は安くて30000ペソ(1500円とかそこら)だそうだ。

そんな金は払えないのでお断りすることにした。



ここモンギは、物価は安いがホテルはかなり高いのだ。
トイレを探している途中でも、ここのホテルは高いぞ、と何度も言われていた。




カフェへ荷物を取りに行くと、広場を歩くポーランド人だという人に声をかけられた。
彼も今日ここに来たらしい。


英語で少し会話したあと、

この辺はたくさんホテルがあるから

と場所を教えてくれた。



hospedaje(オスペダへ=宿泊施設)と書かれたところへ足を運び、扉をノック。

しかし誰もこない。
壁には電話番号。

これは…
かけろ ということだろうか。

しかしスペイン語を操れない自分には無理だ。



そう判断し、別の場所へ。
…行こうと思ったのだが、どこも扉は閉ざされている。


結局電話をしなければいけないのか!!





一か八か大きなホテルへ行ってみる。
が、やっぱりここも扉が閉まっていた。

そこから町の眺めを見つめていると、扉からおかみさんが登場。
その人が安宿に連れて行ってくれるらしい。


と思いきや、中心の広場まできてそこから動こうとしない。
いやだからドアが閉まってて電話がー
と何度も言うがまったく動かない。




おかみさんと別れ、たまたま目についた観光案内館へ入ってみる。

そこにはさっきのポーランド人が座っていた。


案内人らしい男に電話が必要だがスペイン語ができないということを必死に伝えるのだが、全然通じないうえにちゃんと聞いてくれない。

そして電話をかけてくれるのではなく、キャンプ場が近くにあるからそこへ行けとその情報を紙に書き始めた。


荷物を安全に置きたいからホテルを探しているのに、それだったら広場のベンチで寝たほうがタダだしそっちのほうがいいだろ!!

としびれを切らし、そこから出て行った。
慌てるポーランド人。
やっぱり言葉は通じず「ああ、他の町に行くんだったらいいよ」とアホなことを言う案内の男。


ちなみにキャンプ代は10000ペソらしい。
たっけぇ。




腹立ち紛れに乱立しているオスペダへのドアをノックしてまわる。


何戸かすぎたあたり、
道を歩いていた女学生たちに、ホテルを探しているんですか?とちょうど尋ねられたときに、
そのドアは開いた。



まだ若い女の子が扉の横に立っている。
部屋は空いているという。
そして値段は25000ペソ(1250円)。
そこから20000ペソ(1000円)に値下げしてもらった。


家族で経営しているらしいこの宿の人達は、丁寧で物腰柔らかくとてもいいところだった。

2泊頼んで荷物を置く。

ああ、疲れた。




こんな感じであんまりいいことが起きなかったモンギの初日であった。




 
    ↑夜に入ったファストフード店のメニュー。上のほうにperro(犬)と書かれている。



    ↑ちょうど犬が店内に入ってきたので、おいしく香ばしい犬焼きを。照り焼き風に焼いてこれが本当のテリーヌ・・・って違いますからね。
    ホットドッグのことをこっちでもperro caliente(ペッロカリエンテ、カリエンテは温かいという意味)と言うらしいのです。





そういえばこっちのテレビやネットで、中国がネズミやネコや犬を食べるということが話題になったらしく、

日本でもたべるんでしょ?

とか

日本ではどんな肉を食べるの?

とよく聞かれた。




    ↑注文したのはチョリパパ(チョリソーとポテト)。ソースがこんなに付いてくる。左から、何かのフルーツの甘いソース、ケチャップとマヨネーズを混ぜたソース。マスタード、ホワイトソース、ケチャップ。




    ↑もちろん全部かけました。マスタードをベースにうまいことミックスして食べられるようなかけ方にしてみました。おいしかったです。
    甘いソースもおいしかったけど、やっぱりケチャップが一番合うかな。





モンギ編 つづく…



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