- 2024/11/22
- Category :
[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
今のところ自転車でなんとかやりくりしつつ 踏ん張りながら だましだまし 時には励まし合い時には喧嘩もしながら一人で世界を旅行中です。よかったらpart2 現地情報ややってほしいこと、知りたいことなどありましたらコメントかメールにて受付中!
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
山岳地帯に入ってからというもの、飲み物のおかわりができる雰囲気がなくなってしまった。
ためしにコーヒーをおかわりしてみたところ、ちゃんと2倍の値段をとられた。
たくさん飲ませてくれるのは低地の暑い地域だけのようだ。
そんな空気も気質も冷たくなったこのあたりで、思いがけない出来事が起きた。
それはホテルを出てから数キロ走ったところにあるレストランでのこと。
走り出してそうそう見つけた店。
そんなレストランに入り、朝食とも昼食ともとれる時間帯に料理をたのんだ。
しかし値段が高く、9000ペソ(450円)もするらしい。
もっと安いのはないのかと聞いてみたところ、メキシコ訛りの店長はなんとすべて無料でご飯をごちそうしてくれた。
↑こんなにあるのにタダだとは。上の白いのはタラサのお家でも食べさせてもらったもの
コーヒーも勧められたがさすがに悪いと思い、断った。
すると少しさびしそうな顔をされる。
やっぱりもらったほうがよかったか。
そこの少年に
「これ、少ないけど」
と小銭を手渡される。
ええ!!
いいの?これ?!
すっごい助かる!!!
カンパまでしてくれるとは。
ホテルも併設しているらしかったので、昨日はこっちに泊まればよかったな。
体力的に無理だったけど。
↑ここの店の人はみんないい人たちだった
その先ものぼり中心の道がつづく。
休みながらゆっくり進んでいった。
それにしても肌寒い。
これでは自転車の荷台にくくりつけた洗濯物が全然乾かないではないか。
昨日はホットシャワーに気をよくして多めに洗濯してしまったのが仇になった。
服装も夏用から準冬用にチェンジした。
装備:
アウター E.メキシコの古着屋で買ったTシャツ
インナー E.ユニクロの網シャツ
ボトムス E.ユニクロのカーゴパンツ - 短パン形態
アクセサリ E.バフとタオル
”準”冬用なのでこんなもんです。
まだ太陽が出ていれば温かいし、走っていると汗が出るのであまり厚着してもしかたがない。
空は昨日にひきつづき曇っている。
晴れていればきれいな景色なのだろうけど・・・
今は雲に隠れてあまり見えない。
雨が降らないか心配だったが、だからといってどこか屋根のある場所でずっと立ち止まっているわけにもいかない。
しばらく走っていると、
青空が見えはじめ、霧が晴れてきた。
さっと目の前の雲が流れて消えていく。
ファンタジックなシーンだった。
↑かがやく草木と少年、そして奥を雲が隠しているのがまるで絵のようだ
ずっと向こうの山まで見える。
こんな高いところまで来たんだな。
下を見るとちょっと怖いくらいだ。
草原に光があたりその陰影が起伏を浮き上がらせる。
がんばって登ってきてよかった。
下りが少し多くなってきたので、推進力はタイヤの回転に任せ楽をしてのんびり前進していると、今までとは比べ物にならない大きな町が。
看板に書かれていたYarumal(ヤルマル/ジャルマル)とはここのことか。
すごい。遠くまで家が並んでいる。
連日走り続けていたから、ここでは連泊しようかな。
そしてホテル探しが始まるのだが、この町がかなりくせ者だった。
ものすごい急な坂が堂々と町の真ん中を横切っているのである。
この町、中心部は平地なのだが、そこをちょっと外れるとどこも坂道なのだ。
小さな町に人が集まり、広がりすぎて坂にも家を建てざるを得なくなったのだろうと予想。
とにかく大変だ。
自転車は特に。
これはあまりウロウロしたくない。
ウロウロしたくないってのに、必死になってまわった15000ペソ(750円)の安宿3軒はどこも部屋がいっぱいらしい。
最後はこちらから
祭りかなんかなの? なんで空いてないの? ねえなんで?
と詰め寄るしまつ。
祭りはないけどあれこれ
と言っていたが聞き取れなかった。
多分普段から人が多いとかそんなことを言っていたのではないかな。
しょうがないのでセントロ(中心部)すぐそばのホテルに泊まることにした。
値段は20000ペソ(1000円)だ。
もっと安いホテルがあるのにかなり悔しい気持ちだが、立地がいいし従業員もみんな笑顔で積極的に接してくれるので文句はない。
ホテルの部屋をとったのは4時近く。
そんなに走っていない感覚でいたが、こんなに時間がたっていたのか。
さて、久しぶりのお休みだし、ゆっくりしてようかな。