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スペイン語の先生は警察官


~~~~~~

役には立たないスペイン語講座

marica(マリカ)という言葉は「ゲイ」という意味があるのだそうですが、これは仲の非常にいい同性の友達への呼びかけにも使われます。

わざわざ言葉のラストに毎回つけ加えるのです。

ここら辺の方言なのかもしれないので、スペイン語圏どこでも使えるのかどうかはわからないのですが、最近はamigoよりもこのmaricaのほうがよく耳にします。

調べてみると、「腰抜け」という意味もあるらしいです。

これは憶測ですが、このあたりではどうやら仲の良い人を冗談めかしてけなすのが一般的な友人との付き合い方なのかもしれません。

イギリスでもそういう非常にフランクな人付き合いをするということを耳にしたことがあります。

この呼びかけを異性にも使うのかはちょっとわかりません。

男が女に「プリンセーサ」と言っているのは何度か聞いたことありますけど、これは一種の口説き文句のようなものなんでしょうかね。

あとはhuebo(ウエボ=卵)を使った言葉で「くそくらえ!」みたいな意味があると聞いたのですが……忘れてしまいました。

コロンビアではこのように、食べ物を使った慣用句が多いらしいですね。

コロンビアの料理おいしいですもん、それも頷けます。

~~~~~~

そうそう、2つ前の投稿で書き忘れてましたが、一番行きたかったCaño Cristales(カニョクリスタレス)という川へは行くことができなくなりました。

そこへは行くには道がなく、飛行機で飛ぶしかないらしいのですが、この時期はその飛行機が出ていないそうです。

そんなわけで適当に仕入れた写真だけ張っときます。



警察官の家に泊めてもらった、という話から。



家には他の人も住んでいるそうで、ルームシェア状態になっていた。

住んでいるのは女性の看護士とその彼氏で、彼氏のほうはボゴタの歯科学生であり、今は休みでたまたまこちらへ泊まりにきているのだそうだ。

その彼氏は英語が少しできるが、他の人はまったくできなかった。

つまり言葉はほとんど通じない。

しかしそんな中でも家主のラウロは、

俺がスペイン語の先生になってやるから

と色々な言葉を教えてくれようとした。

この日はみんなまだ仕事があるということで自分一人が家に残ったので、シャワーを借り、それからキッチンが汚れていたので片付けた。

茶碗洗いをし終わる頃には警官の2人が帰ってきて夕食を買ってきてくれた。

ぶにゅぶにゅした肉料理でちょっと食べにくいものだったが、ありがたく食べさせてもらう。



この家では黒い犬が2匹飼われている。

一匹は芸がうまい老年のラグロ、もう一匹はいつも元気に暴れ回る年若いソル。

2匹がじゃれ合ってそのうち喧嘩に発展するので、なかなか賑やかなお泊まりとなった。

ラグロの隣の、ベット状に変化するソファーに眠らせてもらった。

次の日に出発しようと準備をしていたら、

俺たちは昼まで仕事だから、村んなかをブラブラしといてくれ

と言われた。

どうやらまだ泊まっていていいということらしい。

なにも言わないまま、2連泊が決定した。

昼までセスキレ村を見てまわる。


    ↑交番の近くには小さなメルカド(マーケット)がある


    ↑街中の様子↓
 
 


    ↑すぐ奥に峰々がよく見える



教会が立派だった。

コロンビアでは、どんな小さな村でも教会はきちんと見栄えよく建てられている。
ここの教会はオシャレな造りになっていて興味を引かれた。



中を見たかったが、扉が閉まっているのでそれは叶わなかった。

数ブロックしかない村だったが、人がたくさん出歩いていて賑わっていた。

昼休み中のラウロ達2人と食事をし、交番で他の警官たちに紹介され取り囲まれふざけ合っていると、ラウロだけ就業時間になったようでいったん家に帰ることになった。

どうやら今日は夜勤があるらしく、それで早く帰れたらしい。



    ↑最初に出会った警官2人。手前がラウロ

ラウロのバイクにまたがり山のほうへ連れて行ってもらった。

そこには友達だという女性が住んでいて、ラウロさんから彼女を旅に一緒に連れて行けとしつこく言われた。

結婚しちまえばいい

とはやし立てるが、この人のこと別に好きではないし、それに言葉とか金とかどうするんだろう。

そう聞いてみたが、そりゃなんとかなる、というようなことしか言わない。

ワインを数杯もらって別れ、今度は湖方面へ。

奥に入るには外国人は入園料がいくらかかかるそうだが、その手前の柵の位置から見学。



このへんの水源になっていて、水力発電にも使われているのだとか。

そしてその後、山のもっと上へバイクで登り、村を見下ろせるところへ連れて行ってくれた。

    ↑遠くに住む妊娠中の奥さんから何度も電話がかかってくるらしい

日も暮れかけたので帰宅。

帰りがけに八百屋へよったので、今夜は自分が夕食を作ることを宣言した。

泊まらせてくれたお礼に、と思ったのだけれど、材料費は負担してくれたのであまりお礼にはなっていない。



帰って料理開始。

ラウロは夜勤に備えて眠るらしい。



メニューはいつものチャーハンとトマトスープにした。


親子丼を作ろうかと思ったのだが、材料が足りなかったので断念。

肝心の鶏肉がなかったのだ。


ここコロンビアは牛肉が安い代わりに鶏肉が高い。

日本と真逆である。

実は料理を二人分以上作ったことがなかったのでうまくできるか心配だったが、なんとかそこそこ食べれるくらいの味に仕上げることができた。

歯科医学生の彼氏が率先して食べてくれ、

すごくおいしいよ。今すぐシェフになれるね

と言ってくれたが、本心かどうかはわからない。

昔ファミコンのカラオケができるゲームで、採点時に

「イマスグスターニナレマース」

という適当なコメントが流れるものがあったのだが、

この時、そのフレーズが頭をかすめた。

それのせいで、どうにもお世辞にしか聞こえなかったのだ。

同時に、そんなどうでもいいものを今更思い出したのがちょっと可笑しかった。



ラウロが言うには、この村は仕事がたくさんあるという。



もうお金もないし、もし働けるならどこかで働き口を見つけたいが、

そう簡単にはいかないんだろうなぁ

と思ってしまうとどうしても前向きな返事ができない。




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