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となりの国

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サーファーの隠れ家・Jaco(隠れてない)






部屋に業者が入るということで、オロティナのcabinas(ホテルの一種、安くてきれいな部屋がそろってる所も多い)から出てゆく。




道が少しわかりずらく、というのは途中から道がなぜか北向きになったからなのだが、
本当に間違ってないか心配しながらズイズイと進む。


すると、やっと看板が出てきた。


         ↑↑  ↑             ↑



って看板多いなっ!

ここぞとばかりに気持ち多めに配置してない?




海抜がほとんど0ということで、気温がかなり暑い。
体から頭から汗がだくだく出る。


まわりの店も南国を感じさせる造りにガラッと変わった。



数日前は夜は寒いくらいだったのにこんなに違うなんて、とても変な感じだ。



途中で見つけたソーダ(レストラン)で休憩。



    ↑こっちのメニューはこんなの。ここは海外からの旅行者も多いため、英語表記もある


またまたチュルチルを注文。
”グラニサード”ともいうらしい。






今回はこんな見た目。アテナスのよりも少し安かった。




    ↑例の”水分をはじく謎の粉”。ミルク味




体もいい感じに冷えたところで出発。


すぐに海が現れた。




海だー!


 


うみだー!!!



久しぶりの海に気分が高揚してしまい、落ちていたカメラ熱が再発してしまいました。
なので、今回はたくさん写真を張っつけてあります。すみません。
ブログにたくさん写真を貼るのは控えようと決めたばかりの話です。




なだらかな道が続き、この先もこんな風に幸せが続くんだね


そう思っていました。




しかし、そううまくいかないのが現実。

来てしまったんです。




  坂   が   。






そう、思い出した。
海のそばを走っているからといって、平坦な道が続いているところはほとんどなかったことを。


日本を走ったときにも、
メキシコのプエルトバジャルタ〜バラデナビダッドを走ったときにも、
たしかにきっつい上りがたくさんあった。


そうだったのだ。




そしてこの日も急な上り坂で自転車を押し上げる作業が待っていた。

途中で2度雨が降ってきて雨宿りしたり、休憩中に猿を見つけて写真に収めようとしたら逃げられたりしながら、
クタクタになってのぼっていった。



どれくらいのぼったかというと、これくらい。



結構来たでしょう?




で、これをごらんください。



これはですね、昼の3:40の映像です。



日落ちるの早くね?
まだ夕方とは言いがたい時間じゃないですか、4時前って。

赤道に近づくと日が短くなるのかな。





前にネット友達のチャリダーさんが、
「中米の海沿いは時々”おっ”となる景色はあれど、ほとんどパッとしない」
というようなことを言っていたのだが、

まさしくその通り。


時々、おっ!っとなるのだけど、それ以外はイマイチ盛り上がらない。
今のところ本当に情報そのままだったので、もう舌を巻いたね。




とにかく汗でグリップを滑らせながら、やっと今日の目的地のJacó(ハコ)ちかくに来ました。


        ↑     ↑       ↑  ↑    ↑   ↑



って また看板多すぎ!!

なんか増えてるし。






このへんは観光地化されているらしく、ここまで来るのに何個もホテルを見つけた。
そのうちの何軒か見てみたのだが、値段がかなり高い。

コンビニで売っていたコーラだって900コロン(165円くらいか?)してたし、物価が高騰しているようだった。




自転車で移動している人も増えていた。


旅行者っぽい欧米人が3人道路脇を走っている。
その後ろをついて走っていた。

すると、そのうちの一人が転倒してしまった。

右腕と右脚を擦りむいて、何ヶ所も血がにじんでいる。
痛そうだ。

一緒に止まって様子を見たのだが、特になにもすることができず、他の仲間に睨まれたのでそのまま去った。


こういうときは何をしていいのかわからない。

水をかけるにも、持っている水ボトルはあまりきれいじゃないし、相手も水を持っていたのでそれで済むことだった。
軟膏を渡そうか迷ったが、まずは傷口をちゃんときれいにしないといけないし、ガーゼや包帯がないと服や靴に擦れてあまり意味がないだろう。
なにか声をかけようにもなんと言っていいかわからない。


見つめるだけで終わってしまった。

そして、自分は転倒には気をつけようと思ったのだ。

それだけだった。





ハコの町に入る。

  ↑この左の海沿いのとこ。指は関係ありません


ハコは”箱”と同じアクセントで読む。
ここはサーファーのメッカらしい。

サーファーが集まるということで、小さな村か小規模な観光地風の町を想像していたのだが、いきなり高層ビルが数軒見えて気が引けた。


もしかして、でかい都市だった・・・?


これは場違いなところに来てしまったかもしれない。
このへんはホテル代がどこも高かったから、ここはもっと、恐ろしく高いのではないか。
そう思った。


しかしそのビルを抜けるとあっけないほど田舎の景色が広がった。
田舎というか、海水浴客が賑わう海の町というイメージそのまんまの景色だ。




すでに暗くなってきていたので、目の前にあったcabinasに泊まる。
15000コロン(2750円)と高かったが、値下げをお願いしたら5000コロンも下げてくれた。
人のいいおじさんだった。

それでもちょっと高いほうなのだが、まあいいことにする。





ところで、全く関係ないのだが、このJacoーハコという名前を聞いて一番に思い出したのは姉のことだった。

いや、ちょっと違うかな。

正確に書くと、思い出したのはhaco.という名前の通販カタログだ。


  ←これ


姉が時々買っていたのだが、男性用のものも少しだけ取り扱っていたためにお下がりで見せてくれていたのだった。


これがなかなかおもしろくて、

これは実用的でいい とか、このデザインはない とか、これはいいけどこんなに送られても困る とか、

そういうのを考えたり言い合ったりするのが楽しかった。


ときどきそんな風に他愛もない日本での日常をふと思い出す。
だからといって帰りたいかどうかと聞かれると、

まだ全然帰りたくない。






次の日。




寝坊してしまったので、ここにもう一泊することにした。


いやほら、ついね。
別にわざと寝坊しているわけではないし。

それにほら、『キノの旅』という小説にも
「一つの国に3日いるのがちょうどいいんだって」
と書いてあったし。
この作者もバイクで世界を旅行してる人だし。

まあ一つの町に4日以上いてしまうのが自分なんですけど。。。




このおそく起きた昼はどうしたかというと、
せっかく海が近いので、どんな感じなのかちょっとだけ眺めに行ってきた。





それまではちょっと汚いかな…と思っていた海も、こうして見るとなかなかきれいに見える。
青空のおかげかもしれないし、サーフのイメージのせいかもしれない。



その後は自転車にのって町を散策。
荷物は荷台につけたままである。





お土産屋もこの通り。
やっぱり観光客が多いのね。







アート展に、






服屋も南国風でいい味出してる。


 



最初入ったときは高層ビルに圧倒され、どんなところかと思ったが、
見て回ってみるとポップで小さなリゾート地という感じだ。
想像通り。

店を見ながら自転車で通り抜けていくのがなかなか楽しい。







    ↑「変なタトゥー」
     しかしスペイン語はHを読まないのだ!




アイスショップでアフォガートを食べていると、子連れの女性に「英語は話せますか?」と声をかけられた。


肌の色がキャラメル色の彼女、話を聞くとニカラグアからコスタリカのロスチレスに行くときに同じボートに乗っていたそうなのだ。

その自転車に見覚えがあると言われた。

まさかこんなところで会うなんて!
本当にびっくりだった。


ハイタッチをして別れた。

いやー、荷台の荷物取らなくてよかった。




一通りハコの町を見たあとは、一度ホテルに戻って海水パンツに着替え、海へ泳ぎに繰り出した。




空がきれいだ。






さすがサーファーに人気の土地。
波が高い。
巻き波っていうんですか? こんなに立派なのが何度も来るのなんて初めて見た。


波が高いので泳ぐのはやめて、ビーチベンチでのんびり海を眺めていた。



サーフィンはやったことがない。
某携帯ゲームで知り合った友達は1年前にサーフィンを始めたと言っていて、とてもうらやましかったが、
教わる人もいないしきっかけもなかったので、やらずに今にいたる。

興味はあるんだけどね。


町にはサーフ教室と書かれた看板を何度も目にした。
1回100$



・・・・・



サーフィンをやる機会は、この先訪れるのだろうか。



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