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となりの国

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殺人現場につき通行禁止、Cojutepeque




ホテルを出てパン屋で朝食を摂る。

今日は朝から快晴。

昨日とは打って変わって乾いた涼しい風が吹いている。
タルトを食べながら、早く走りたいと気持ちが急く。

朝食がすんで、それではスタート。

早くこの街を抜けたい。



    ↑ほら、こんなに晴れてる

道路を往来する車もだいぶ少なくなった。
やっと落ち着いて走れると思った矢先、道を横切るように黄色いテープが貼られている箇所に出くわした。

警察が道を見張っている。

ここは封鎖中だから村の方へ回り道をしろ、ということだった。

何があったのか聞いてみると、警官が頭にピストルを模した指を当てて撃つマネをするジェスチャーをした。

自殺か他殺かわからないが、この警官の量ならきっと誰かが殺されたということだろう。

村のなかの細い道を通って先へと進んだ。


途中で道を間違えそうになりつつ、Cojutepeque(コフテペケ)に到着。

いい宿かキャンプできそうな場所があれば、今日はここに泊まろうかと思っている。
街中へ入る。




    ↑コフテペケの手前には湖が見下ろせる場所がある


    ↑湖の左側の映像。ここに住んでいる人はきれいな景色を毎日眺められるんだろうなぁ


たくさんの車が行き交う通りをその流れに沿ってゆっくりと進む。
中央広場に着いたが、
ここまでホテルは見当たらなかった。

普通はこれくらい走ったらホテルの1つや2つはあるはずなのだが、ここはホテルがないのだろうか。

小さい町ならないことも珍しくはないのだが、ここは結構大きめのところだ。

疲れたのでカートのアイス屋でアイスを購入。25セント。

この辺のカートアイス屋はアイスにイチゴ風味の練り飴のようなものをかけてくれるようなのだが、この練り飴がとてもおいしい。
むしろ練り飴だけ食べたい。

アイスのほうもおいしいが、練り飴に負けてしまっている。
完全敗北だ。




    ↑中央へ行く途中で見つけた好みの教会


    ↑中にスタンドグラスが見える。入ってみたいが格子は閉まっていた


一息ついてから改めて探し始める。

道路を歩いていると、おじさんがこちらに気づいて声をかけてくれた。

通りがけの他のおじさんも巻き込んで、あっちが安いこっちが安い とホテルの場所を数カ所教えてくれた。

しかし行ってみると、今まで見た中で一番汚い部屋がそこにあった。

シャワーもない。

安いし我慢して泊まってもいいが、朝7時に出ないといけないというのが辛い。
早すぎてきっと起きれないのでやめる。

少し外れたところにも1ヶ所あったので行ってみるが、ちょっとだけ高めだった。

ネットも使えるらしいが、時間制限があるらしい。

詳しくは何を言っているのかよくわからなかったので却下。

どこの宿のスタッフもすごく面倒くさそうにしていて、その点も嫌だった。



街を越えて先へ行く。

    ↑街を抜けると道路が広くなっていて嬉しい

空はどんどん曇ってきていてもうすぐ雨が降りそうだ。



    ↑黒い雲がせまってきている


数km走ってモーテルを発見。

値段はここも少し高めだが、スタッフがにこにこしていて優しい。

この先はしばらくホテルはないらしいし、雨の中キャンプはしたくないのでここに泊まることにした。

自転車を部屋の中に入れると、一気に雨が降り出す。

我慢してくれていたかのようだ。

しかしこれから食べ物を買いに行かないといけない。

空の我慢の甲斐も虚しく、結局全身びしょぬれになってしまった。



ここのホテルは快適だったが、次の日の8時半ごろ、寝ているところにドアをノックされた。

昨日チェックアウト時間を聞いたら10時と言っていたのに、あと10$かかるというようなことを言っているようである。

話も通じず面倒だったのでさっさと出て行ってやった。

言葉が通じないというのは、歯がゆい。




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