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となりの国

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絶景かなぁ〜絶景かな、あと虫





出発前のタイヤに空気を入れる儀式を今日も終え、
朝9時の風景のなかを走る。
モーテル内のいざこざで少しイライラ気味。
上り坂にも悪態をつくほどだったが、自転車をこいでいたらそんな気分もなくなってしまった。

それにしても、この日走った景色のきれいなこときれいなこと!
高台から見下ろすアングルが多くて、広い世界が目に飛び込んでくる。
素晴らしすぎて、写真を数分で20枚くらい一気に撮ってしまった。
なんかもう楽しくなっちゃって。


たくさん撮ったのでたくさんアップしようと思うのですが、サイトが重くなりそうなので今回はページを改めたいと思います。
すみませんが下のリンクを押してください。

 ↓


パッと見同じような写真が続いて飽きるかもしれませんが、ちゃんと見ればそれぞれに味があって自分はどれも気に入っています。
全部大切な思い出。



    ↑この谷の折り重なり!


    ↑遠くまでつづく千切れ雲もかわいいですね


    ↑小さい山と草原の組み合わせがみどりみどりしていてグッド


    ↑奥の2つの山脈がいい味出してます。あと鳥が飛んでる



少し移動。


    ↑高い山が右手に現れる。ふもとの畑にも注目


    ↑少し下からの角度。火山なのかな?



もう少し下ります。


   ↑3つ上の写真の、低高度からの図。こういう広大な景色を見るのが好き


    後ろ側の写真。山が並んでその下に緑の坂があるこの構図!最高!



実はこの先に見晴し台があったことが判明。
でも高度がかなり下がったところにあったから、撮り損はしてない。全然。


    ↑見晴し台より、山のふもとをアップにして撮影。こういう畑でできる模様もいいですよねぇ



大きめのガソリンスタンドがあり、看板にwi-fiの文字を発見。
期待せずに入ってみる。

見張りの人に聞いてもwi-fiの単語すら知らなくて適当に「ない」と言われたので、看板を携帯の写真で撮って見せる。
(誰か)がいないからちょっと待って、と言われた。
ホントにちょっとだけ待って店の中へ入り、レジが空いたところを狙って店員に聞いてみる。

すると、あるけど店長しかパスワードを知らない ということだった。
コーヒーを買っている間に店長が来てくれ、パスワードの書かれたメモを手渡される。

うーん、どこもこんな風にちょっとゴタゴタするんだよなー。
なんかこう、ルールとか犯罪防止とかなんやかんやで色々あるんだろうなぁ。



    ↑とつぜん猫が店内に入ってきた


ガソリンスタンドを出て自転車を3こぎすると、そこでタイヤの異変に気づいた。
タイヤの空気が20%くらいに減っている。

前からチューブに穴は空いていたのは知っている。
というのも、穴が小さすぎて見つけられないから放っておいたのだ。
毎朝空気を入れる方が楽だから。

しかし今回はちょっと様子が変だ。
これまでなら朝空気を入れれば1日は持つはずだった。
こんなに早く抜けるはずがない。
これは穴が大きくなったか別のところに穴が空いたかだろう。
きっと後者。

ということで道の横でパンク修理を決行。
ダラダラこなす。
暑い。


    ↑ほらまたこういう風に油汚れを付けてきやがるこの自転車め!まったくしょうがないやつだ


一応直したが多分まだ穴があるだろう。

自分は桶を持っていないので、穴の確認は水ではなく手や頬、唇の触覚と聴覚で行うのだ。
そのため、ある程度大きい穴でないと発見できない。



積乱雲が左側の山の頂上付近にかかっている。
雨が降るかもしれない。
こちらに来るのはあと3〜4時間というところか。



あたりに川が多くなってきた。





地図で道を確認した時に大きな川にぶつかるところがあり、キャンプにも距離的にもちょうどよさそうだったので、そこを目安に走っていた。
そろそろ着くかもしれない。



まだまだつづく緑と青の世界。


    ↑似たような見た目だが、こっちの方が畑が多く黄緑色が鮮やかになっている


    ↑いい色が出てます


かなり低いところから見るとこんな感じ。


    森感がかなり出てきます。走り回りたい


     こういうのも大自然という感じ素晴らしい。奥に牛がいます



この辺まで来ると小さな村が等間隔にたくさん並んでいました。
地図には載っていなかったから今日は野宿するつもりだったんですが、家の敷地内でテントを張らせてもらえれば少し安心かも。



村の1つで目にした教会。
青緑の大理石のような素材で作られていて美しい。
自分好みの建物だった。
中も見たかったけど閉じられている。



大きな川のそばで食堂が軒を連ねていた。
トラックがたくさん停まっていたので、運ちゃんの休憩場になっているのかもしれない。
そこで hotel の看板を発見。
人に聞いてみると、川を渡って数km先にあるらしい。
せっかくだから行ってみよう。

今日はキャンプする気満々で、水も4ℓくらい買い置きしているのだが、疲れたしホテルで寝たい。
ほら、雨も降りそうだしさ。



長い急な坂をのぼりホテルまで着く。
感じのいいおっちゃんに1部屋頼んだ。
値段はそこそこしたが、まあいいや。
そのぶん交渉してチェックアウトを6時から8時に変えてもらった。


その夜は激しい大雨。
おっちゃんは雨が降るのは2日に1回くらいだよ と言っていたが、このところ毎夜降っている。



壁を背にベッドに横になっていると、背中で何か動いていたので慌てて振り払う。
振り返って見てみるとゴキブリがたたずんでいた。
撃退。

死んだ振りをされたせいで、ティッシュで掴もうとした時にいきなり動き出し枕の下に隠れたのにはビビった。
そいつはやっつけたのだが、あとから2匹目が登場。
そっちは取り逃がしてしまい、マットレスとベッド台の間に逃げ込まれ、そのまま見失ってしまった。

また出てきそうだったので、電気を付けクーラーをガンガンに付けておいた。
暗いときによく動き出しているようだったので。
あと寒さで動きが鈍くなるのを祈って。

ちなみにここは掛け布団がない。
めちゃくちゃ寒くて凍えながら横になっていた。
言うまでもなく、ほとんど眠れなかった。



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