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家政婦はサンタカタリーナ見た! Agua Blanca(グアテマラ)〜 Santa Catarina Mita

さあ、山の上から見えた町、Agua Blanca(アグアブランカ、ちなみにアグアは水・ブランカは白の意味)のホテルに泊まって次の日になりました。

チェックアウトが10時と早かったので、9時30分にはホテルを出て、カフェで優雅な朝食。
きちんとした朝食を食べるのは久しぶりです。

そのあと屋台でイチゴのミルクミックスジュースを頼むと、隣にいたお客さんがお金を払ってくださいました。
とてもありがたかったです。

そして町をぐるっと見回ってから出発しました。


チキムラからずっと一日でエルサルバドルに入れる圏内なんですが、もう少しグアテマラにいたいと少し遠回りをしています。
なんだか居心地がいいんですよね、グアテマラ。
道端にそこら中銃弾の空薬きょうが落ちてますけれども。


途中の店で飲み物を買って休憩したりしつつ、上り坂を登って山の中へ進んでいきます。



今日もあまり進む気にはなれません。
この国を見ておきたいというのもあるのですが、じつは隣の国・エルサルバドルの情報を全く入手していないのです。
別になければないでなんとかなるのですが、できればどこかでネットを使い、少なくともサンタアナの宿と国の通貨、宗教や治安や入国の様子などを知っておきたいところです。


一山向こうに町が見えるところまでやってきました。
距離にしてみればどうってことありません。
たぶん10数kmぐらいしか進んでいないでしょう。



あそこに行けばきっとネット屋があるはずです。
おそらく地図に載っていたSanta Catarina Mita(サンタ・カタリーナ・ミタ)というところでしょう。
進むべき道とは少し方向が違いますが、近いので立ち寄ってもいいかな、と思っていました。

しかしサンタ カタリーナ ミタへの道が見当たりません。
どうやっていくのかわからないまま町が見えなくなってしまったので、しかたなく先へ進むことになりました。


ボロい歴史を感じる崩れた橋を横目に、すぐ隣の新しい橋を使って川を渡ります。



するとガソリンスタンドの看板が現れて、そこには「wi-fi」の文字が。
看板の端っこには、あと1km先 という表記がなされています。
これは、と思い先へ急ぐと、道が左右に分かれているT字路のところにありました、ガソリンスタンド。

さっそくスタンド内のコンビニでコーヒーを手に取り、店員さんに「wi-fiは使えますでしょうか」と尋ねました。
そうしたら店員さん、不信な顔をして「ノー」と答えるではありませんか。





ええええええええ!!


ナ、ナンデ!? めっちゃ期待してたのに・・・!




ちょっと信用できないので外にいるガソリンスタンドスタッフの男性にも聞いたんですが、
「ノーアイ(ないよ)」
だそうです。


うーん、看板の写真を撮っておけばよかったでしょうか。
いや、もし撮ってあったとしても結局は ノーアイ でしょうから、意味がありませんね。


しょぼんとしてガソリンスタンドを出ると、進行方向とは逆の道にホテルの看板が並んでいるのが見えました。
もしかしたら、こちらからサンタ カタリーナ ミタへ行けるのかもしれない。
そう思い、看板の導かれるままに北の方向へ進むと、すぐに町が現れました。

よかった、今日はここに泊まりましょう。



60Q(780円)のよさそうなホテルがあったのですが、今日は少し奮発してワンランク上のセントロ(町の中心部)にあるホテルにしました。
でも10Qしか違わないんですけどね。
それにも関わらず、ネットは使えるしホットシャワーも出ます。
久しぶりの温かいお湯だったので、もう存分に浴びました。
ネットは回線が重く部屋の中では繋がらなかったのですが、このホットシャワーで十分大満足です。


この町は飲み物が豊富で、メキシコで常連だったオルチャータ(米で作ったジュース)やハイビスカスのジュース、フラペチーノやフルーツとミルクのミックスジュースなど色々そろっています。
なんて素敵なところなのでしょうか。


セントロにはたくさん人がいて、皆さん教会の方を見ています。
ほんとうにたくさんの人たちです。
教会内ではなにかミサのような行事が行われているようでした。
道路では警察が交通整理をしています。
なにか祭り事かと思い、一緒に見ていました。

すると、教会の中から多くの人とともに棺が出てきました。
祭りではなく葬式だったようです。
道で見つめていたたくさんの人たちもその棺の後を追いかけます。
すぐに広めの道路がすべて人で埋まってしまいました。
ざっと200人はいたと思います。

そんなに尊敬されていた人の葬式だったのでしょうか。
自分も少し後を追いかけてみましたが、すぐ飽きたのでホテルへ戻りました。



この日久しぶりにビールを嗜んだところ、次の日に二日酔いになってしまったので、もう1泊することにしました。

次の日は昨日のような賑わいはなく、セントロにはぽつぽつと人がいる程度です。
でも屋台やフリーマーケットのようなものはこの日もやっていて、閑散としているという感じでもありません。




ゆっくりと過ごせた いい一日でした。



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