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となりの国

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崩壊したはずの町、Ruinas de León Viejo 〜 Nagarote

ホステルから出て、前もって確認しておいたレオン脱出への道を進む。
こういう大きな街だと抜けるのも一苦労だ。


調べたところによると、
このレオンという町は別の場所から引っ越してきたらしい。
もともとはモモトンボ火山の近くにあったのだが、それが噴火して膨大な被害が出てしまい、

これ以上こんなことがあってはたまらん!

と西のほうに移動してきたのだとか。

んじゃあその崩壊した町は今どうなっているのだろう。
気になる。

ってことで、元レオンへ行ってみることにした。




向かうは火山ふもとの町、Puerto Momotombo(モモトンボ町)
と地図を見て作戦を練ったのだが、
まわりの雰囲気から察するにここが元レオンではないっぽいことに途中で気がついた。
地図をよくよく見てみる。
モモトンボ町の右下にちっちゃく

Ruinas de Leon Viejo(ルイナス・デ・レオン・ビエホ)

と書かれていた。
ルイナスはなにかわからないが、ビエホは古いという意味だ。

ここか!

ここが本物か!!



    ↑レオンビエホの看板。こんな遺跡もあるのだろうか


名前の入った看板がいくつか目についたので観光地になっているのかもしれない、
と少しやる気メーターが下がっている。
本当はあまり人が入らないところに行きたかったのだが、まあしょうがない。気を持ち直す。


レオンビエホの場所がわからず、とりあえずLa Paz Centro(ラパスセントロ)という村に一泊。
ここのタマリンドジュースは酸味を上手く消していてとてもうまかった。


    ↑カラフルな置物を売る店が多数存在。


    ↑どう見てもお土産だが、ここに観光客は来るのだろうか


    ↑出来はかなりいい。きれいでかわいく目を引く



朝、自転車がパンク。
チューブ変えて次の日にパンクって・・・


    ↑ペッタンコだ


    ↑ながーい針金が刺さっていた



レオンビエホ行きの道を見つけ出し、左手側に曲がる。
屋台があったのでここで遅い朝食を食べた。

    ↑トルティーヤにチーズと炒めタマネギとクリームとスープをかけた食べ物。名前は忘れたがこの辺ではよく見られる

あんまり腹は膨れなかった。




目の前にはモモトンボ火山が見える。
地面は石畳がきれいに敷き詰められていた。
デコボコが少ないので普通の石畳よりも走りやすい。
たぶん最近作ったのだろう。


近頃なんだか体が疲れやすく、思うように進めない。
自転車バッグの中身の一部をバックパックに移したからだろうか。
すぐに休憩してしまうので、走行に時間がかかる。

幸運にも売店があり、そこでエナジードリンクのラプトルを買った。

グアテマラの回でこのラプトルを紹介した時に「デカビタCの味がする」と書いたが、ちょっと違うかもしれない。
正確には「梅ソーダ」の味に似ている。
うん、ちょっとすっぱいところなんか梅ソーダにそっくりだ。
おいしい。


少し残してとっておき、再び走行開始。
すると自然と鼻歌が飛び出す。

あれ? 元気になってる。

エナジードリンクを飲んだ瞬間元気になるなんて…

もしかしたらカフェイン中毒か!?
エルサルバドルでコーヒー飲みすぎたしなぁ。



    ↑どんどん大きくなる火山。ふもとに湖が見える


そんな感じで快調に、しかし暑さにバテながら旧レオンへ到着。

小さな公園があったので休憩して景色を眺めた。








草原がきれいに広がっている。
噴火の被害があったとは思えない。

向かいから男達が集まってきて囲まれた。
工事するから邪魔だということだった。
もうすぐ行くと湖があるよ、と教えてくれたので、そちらへ向かってみる。


村の中はビーチのような細かい砂がたまっていて非常に走りづらい。
タイヤが砂に埋まりスリップしてしまうのだ。
これで転んだら自転車の鍵に砂が入って使い物にならなくなるから、慎重に進むように心がけて走った。


村の様子はというと、なんの変哲もないただの村だ。
すでに時は経ち、復興し終わっているみたいだった。
地元の人のことを考えるとそれはよかったけど、でもちょっぴりがっかり。
もっとこう、
悲劇の惨状という感じの景色を想像していたのだ。




村の中で新しめの門が見えた。
ここに博物館と歴史資料館があるらしい。
が、料金がかかるそうなのでやめて先へ進んだ。

このときは興味がなかったけど、2$で入れるなら見ておけばよかったかもしれない。


端っこに着き、マナグア湖にぶつかった。


    ↑木の小舟が浦島太郎に出てきそうな景色を演出している


    ↑火山のてっぺん付近は溶岩で赤茶く禿げている


ベンチもあったのでしばらくここで山を眺めていた。

そういえば国境で会ったメキシコ人に

こっちの川は気をつけろよ。ペニスの中に入り込んで突き刺してくる魚がいるからな。

と言われていた。
怖いので川や湖には絶対に入らないようにしよう。



昼食を食べてから、数時間前に左折したT字路へと戻ってくる。
カフェインが切れたのか、また体が重い。

ちょっと行ったところにちょうど良くNagarote(ナガロテ)の町があった。
今日はここに泊まることにしよう。


このナガロテ、なんとなく入ったところなのだが、なかなか整った街並で静かでかなりいいところだった。




    ↑タージマハルっぽいと思うんだけど、どう思います?


    ↑坂の上に遺跡風の門。根元は水が流れるようになっていました




    ↑中心部には旗が立っていて楽しげ


    ↑ジュース屋のスムージーがおいしい。コーヒーミルクが20コルドバ(80円)、パパイヤバナナ(あと1つ何か忘れた)が27コルドバ(108円)



体も疲れているのでここでしばらく休む。

夏バテかな。



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