- 2024/11/22
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今のところ自転車でなんとかやりくりしつつ 踏ん張りながら だましだまし 時には励まし合い時には喧嘩もしながら一人で世界を旅行中です。よかったらpart2 現地情報ややってほしいこと、知りたいことなどありましたらコメントかメールにて受付中!
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パナマの「おーい!」
パナマに入ってからなんですが、目の前の人を呼ぶときや軽い挨拶をするときに裏声を使う男性が多いです。
高い声で「アオー↑ォ」と呼ぶのです。
ちょっと変。
「声を抜く」とでもいいますか、よく歌手の中でも音の終わりにそういうテクニックを使う人がいるのですが、それに似ています。
今思いつく歌手をあげると、椎名林檎とかジェイソンムラーズとか…
長く伸ばせば遠吠えになりそうなその歌い方を昔練習してみたりもしたのですが、全然うまくできませんでした。
だからその呼び声をちょっと羨ましく感じています。
変だけど。
そのうち誰かに教えてもらおうと策略中。
ただスペイン語でなんと言えばいいのかわからないので、そこをどうするかですね。
ジェスチャーじゃあさすがに「その声の出し方を教えて」なんて伝えられないし。
ちなみに、メキシコからパナマに入る前までは、
歯笛のように甲高いシーシー音を出して相手を気づかせる人(男女両方)が多かったです。
やっぱりこれも変だけど。
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朝7時。
何者かにテントをボスボス叩かれて目を覚ました。
オフィスを開けるから片付けろ
と言っていたように思う。
ガソリンスタンドに張ったテントをたたむ。
今回はエアーマットも寝袋も使っていなかったので、いつもより簡単かつ短時間で片すことができた。
これらを使うと、
1, マットは空気を抜き押しながら折り畳んでカバーに入れて買い物袋で何重にもし、
2, 寝袋も圧縮して小さくしながら丸め込み、このときうまい形にならないとやり直し(←心が折れる)、
そしてカバーに無理矢理詰めてこれまた買い物袋で何重にもかぶせる。
3, そして自転車の紐を一度ほどき荷物を載せて結び直して完了・・・
この行程がホントに手間で手間で、
いざ片付けよう!
という気すら起きない。
片付ける時間そのものよりも、この 片付けよう! までの時間がかかってしまうのが一番の問題だ。
その2つさえなければ、あとは服を着替えてポケットに普段使いの道具を入れ、そして床に残った荷物をザックにガッと詰め込めばテント内のものは全部なくなる。
その後テントをサササっと折り畳めばいいだけだ。
今度からできるだけこの「荷物を極力出さない DE キャンプ」作戦でいこうと心に決め、そのままその場を後にした。
↑朝早くに走るのは気持ちがいい。澄んだ空気で気分がスッキリする
颯爽と出てきたのはいいが、昨日の昼からろくにものを口にしていない。
腹が減った。
そのうちふらつき始めた。
この辺は町や店が少ない。
ガソリンスタンドで何か買ってくればよかった。
それなりの距離を頑張って走ると、目の前にスーパーが2つ現れた。
これはしめたと急いで店に入り、瓶ペプシとお菓子の軽食を買って食べる。
※前回、瓶は600ml弱と書きましたが、実際は350ちょっとでした。そんなに得じゃなかったぜ…
こういう小さなスーパーでは料理は売っていない。
たまに菓子パンが置かれているところもあるが、大体は調理前の食材や缶詰、それにお菓子やジュースなどが主だ。
日本のようにおにぎりや総菜パン、弁当やサラダ、スパゲッティといった調理済みの料理が手に入らないのだ。
腹減り具合が多少マシになったところで再スタート。
ここで少し進んだところにレストランを発見。
小さなお菓子数個じゃ食べ足りなかったので寄ることにした。
ほぼ同時に他の人たちが入ってくる。
男女2人で、まさに「私たち、サイクリストですよ」といったタイトな服にスパッツとヘルメット姿。
彼らは南米のアルゼンチンから来たと言っていたが、スタートがそこという意味であっておそらくアメリカ人かカナダ人だろう。
もしかしたらヨーロッパの人かもしれない。
英語が非常にしゃべり慣れていた発音だった。
常に笑顔でフワフワと話しかけてくる彼らは、自分と同時期にスタートしたという。
南米はすばらしく、そんなに危険もなかったと言っていた。
ただ一ヶ所を除いて。
それはペルーの北側の道らしい。
ノートにメモしようとすると、
「Piura > Trujillo (coast road)
not safe」
と書いてくれた。
この間は2人もバスを使ったらしい。
強盗が頻発しているそうだ。
そしてこの先ホテルはあまりないそうで、何個かホテルがある町の名前を教えてもらった。
このままパンアメリカンハイウェイ(今走っている道路)を行くより、ここから35km行ったところにあるGuabalaを右に曲がると、
少し遠くなるけどとってもきれいで車も少ないわよ
という情報もくれる。
お互いのメールアドレスとウェブサイトの交換をして写真を撮りあい、手を振った。
www.contoursofacountry.com
↑2人のブログ うまく開かないときは直接URLにつけてください。
なるほど、皆が通るこの道を外れて行くのもおもしろいかもしれない。
途中で大きめの町もあるみたいだし、そっちのルートで行くことに決定。
しかしこの日はその手前でストップする予定だ。
というのも、サンフェリにホテルがあるという話を昨日聞いていたからだ。
これはおそらく間違いはないと思う。
なぜなら、わからないのにわざわざその場から何十キロも離れた町の名前を出すわけがないからだ。
早くシャワーを浴びたい。
体がベトベトだし、ふくらはぎは虫に刺されて何ヶ所も膨らんできている。
ガソリンスタンドで休みながらやっとサンフェリに到着。
まだ昼だが、疲れたので今日はここまでとする。
本当の町の名前は”サンフェリクス”らしいが、どう聞いても”サンフェリ”にしか聞こえない。
右がLas Lajas(ラスラハス)で左がサンフェリと看板に書かれている。
どう見てもラスラハスの方にホテルがありそうだが、ここは一つ騙されたと思ってサンフェリに行ってみよう。
バス停やスーパーがある十字路を曲がり、坂をのぼると家がぽつぽつと流れてくる。
きれいな教会があるところで止まり、中を見学した。
↑黄色くてメルヘンな教会
↑壁画とステンドグラスがすてきだ
↑中は今工事中みたいだ
そこにいたおじさんたちにホテルの場所を聞いてみる。
ここにはない、と最初は答えたが、戻ったところにある病院のそばに1つあるらしい。
ここまで病院なんて見なかったがとりあえず行ってみよう。
念のため他の人にも聞いてみることにした。
するとやっぱり最初は悩んでから病院を右に…と言っていた。
この情報は正しいらしい。
病院がどこにあるのかはわからないが。
ちょうど隣がネット屋だったので、そこでブログの更新や調べものなどをした。
するとさっきホテルの場所を聞いた人がもう一度来て、もっと安いところを紹介すると言ってきた。
また隣の店へ戻ると、そこの店員の女性が1日なら10$で泊めてあげられるということを告げられる。
荷物をネット屋の主人に頼み、部屋を見せてもらいに行く。(←危険。真似しないように)
道路からずいぶんと逸れ、かなり中の方まで入って行った。
着いたのは普通の一軒家。
そこにくっつくように孤立した部屋があった。
ドアを開けると中はベッドが2つ、むき身の洋服掛けにはたくさんの洋服がかけられてあった。
生活感がむき出しだ。
トイレもあるし、今日はこの部屋を空けるからベッドもどちらでも使っていいわよ
と店員の女性。
なんだかちょっとだけ嫌な予感がしたので、他も見てみるということでその場を離れた。
多分大丈夫だったのだろう。
何も心配する必要はなく、ここで安値で泊まることは可能だったはずだ。
しかし、以前人の家に泊まらせてもらってひどい目を見ているので、警戒しないわけにはいかなかった。
ネット屋へ戻ってこの辺のホテルの場所を探した。
やはりサンフェリにはホテルはなく、あるのは隣のラスラハスだったようだ。
騙された。
世間に。
道を戻って十字路を横切り、ラスラハスへ。
適当なホテルへチェックイン。
値段は20$と高めだったが、値段はこの際どうでもいい。
ゆっくり休みたかった。
1泊だけだし。
部屋それぞれが小屋として独立しているキャビン式で、かなりきれいな部屋だった。
さすが、高いだけある。
ここならばいい夢が見られそうだ。
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