- 2024/11/22
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今のところ自転車でなんとかやりくりしつつ 踏ん張りながら だましだまし 時には励まし合い時には喧嘩もしながら一人で世界を旅行中です。よかったらpart2 現地情報ややってほしいこと、知りたいことなどありましたらコメントかメールにて受付中!
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9月9日
ソナのホテルより。
幅の細い階段を自転車とともに降り、ロビーで荷物をくっつけて10時過ぎに出発。
ここから次の町、サンティアゴまではそんなに遠くないはずだ。
町のパンやでお弁当を購入。
その小さな菓子パン2つと昨日残ったジュースを携えて、残りの”龍の道”を進んでいった。
上下に坂は続くものの、こちらのほうはそれほど辛いものではなかった。
景色もグラデーションの強いグリーン。
なかなかよいではないか。
↑こんなステキ写真も撮れてしまう
↑美しい曲線を描いて続く坂道
↑草原と山と木のバランスがいい。こういう所好きです
さすがに菓子パンだけでは足りず、途中のレストランに寄っていく。
交渉の末、1$で昼食を食べられた。
ケチる癖がついてしまった。
安い。うまい。
↑こんなところに信号機があるなんて珍しい。スピード落とせの信号かな
そして気づかぬうちにサンティアゴに入った。
あっという間だった。
町の入り口は花が咲き乱れるところだが、中心部は喧噪としたところだ。
人が多く、高い建物がひしめき合っている。
正直あまり長居したくない。
↑カテドラル
許容範囲内の値段の宿を見つけ、泊まる。
雨が降りそうで降らなかった。
雷はバッシャンバッシャン鳴っていたのに。
↑日本ではスーパームーンスーパームーン言ってっけど、こっちの月も綺麗だったんだぞ!
本当はここで髪を切ろうと思っていた。
伸び放題でかなり邪魔になっていたのだ。
しかし荷物を抱えて床屋に行くのも嫌だし、もう一泊するのもどうかと思った。
そして、次の町に床屋があることを信じて先を行くことに決定。
本当はすぐにでも切りたかったのだが、ここは一つ、1日くらい我慢しよう。
↑朝食を食べた食堂の様子。料理が並べられているので指を指せば注文は完了するが、なにぶん値段がわからないので金銭感覚が問われる
ということで、9月10日。
進むべき道がわからなくなったが、適当に走っていたらどうやらパンアメリカンハイウェイに入ったようだ。
それにしても、あの龍の道と比べてなんと走りやすいことか。
全然起伏がない。
スイスイ行けちゃう。
こりゃ楽だ
と気を許したそのとき!
パンクした・・・
ひどい。
直したばかりなのに。
食堂のサイドを借りて自転車を修理。
「借りて」といっても許可はもらっていない。
人が来るところで自転車を分解していると、興味をもった人たちが集まってくる。
大体何を言っているかわからないが、そこは雰囲気で感じ取りつつ適当に答えながら流す。
そうそう、こっちから来た。向こうへ行くの。うん、へぇ、あっそうなんだー。
ってな感じだ。
タイヤにガラスが刺さっていたようで、それを取り除いて穴を塞ぐ。
道路は龍の道のほうがきれいだったな。
のんびりやっていたら結構時間を食ってしまった。
食堂で水を飲ませてもらい、再スタート。
↑整列する木。天気がいいので気持ちがいい
↑雲がくっきりはっきりしているまさに夏空
ガソリンスタンドで飲み物を買おうとしたが、高かったのでやめた。
話をそらすためにこの先の道とホテルの情報を聞く。
目指していたSanta Maria(サンタマリア)という村にはホテルはないらしい。
でも道沿いにホテルは点々としているようだ。
そこから数分走ると、後ろから軽トラが走ってきて目の前で止まる。
窓から手を振っている。
なにかと思いのぞいてみると、運転手がジュースをくれた。
ちょうど喉が渇いていた時にくれるなんて、あんた最高だよ!
もらったミックスジュースを飲んでいると、対向車側からさっきの車がクラクションを鳴らしながら戻っていった。
あの運転手はガソリンスタンドにいた人だったようだ。
こちらが飲み物を諦めたのを見て、わざわざ買って追いかけてきてくれたのだろう。
やさしいなぁ。
ここ二日間かなり倹約できているのではないか。
ケチも板についてきたのかも。
まあチャリダーやバックパッカーなんてケチってなんぼの商売だからね。しょうがないよね。
時刻はまだ昼の3時30分。
サンタマリア行きの曲がり角に到着。
そこにあった食堂でアイスを頼んだ。
店員さんと話をしているうちに、今日はここに泊まっていけばいいという流れになった。
2つだけだが部屋があるのだという。
値段は30$。
近くに1軒ホテルがあるが、ものすごく高いのだと言う。
テントがあればタダでもいいと笑顔で言ってくれるおかみさん。
次の町までは25km。
行ける距離だが、暗くなるだろう。
宿が見つけにくいところにあると辛くなる時間帯だ。
ヘタに動くよりはここで泊まるほうがいいかもしれない。
「じゃあ、キャンプで」