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となりの国

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一体 おれは何人なんだ!?



8月9日



ケポスの町から出発。
川沿いで休憩したりしながら、なだらかな道を すすすー と走る。


















Dominical(ドミニカル)という海沿いの村に着いた。
この日はあまり走っていないが、もう暗くなってきているのでここらで休むことにする。


ここは海水浴を目的とした観光街道のようだ。
レストランやカフェ、お土産屋やホテルが並んでいる。

道の脇に立っていた看板には安そうなホステルの名前が書かれていたが、
途中のcabinas(カビーナス ー 安めのホテル、穴場が多い)を覗くと10000コロン(2000円くらい)の部屋があったのでそこに決めた。
決め手はオーナーの人の良さだ。

オフィスの中にこっそり置かれてあった値段表には、30$と書かれていた。
値下げしてくれたのかもしれない。


オーナーのおばさんはとても丁寧な人だ。
英語でちょっとした会話をしたあと、部屋の説明を逐一してくれた。

あなたは・・・日本人ね

なんでわかったのか聞いてみると、

ええ、だって日本人顔だもの。ええっと、あなたは面長だけど、中国人ってもっと顔が丸いでしょ。それに、日本人だったらいいなと思ったの。思った通りだったわ

と言ってくれる。




コスタリカでは、仕事に成功している中華系の人たちが増えてきているらしい。

アジア人顔を見るとchino(中国人)と呼ぶ中米人の雰囲気を見ると、chino=アジア人 という語彙変化が起こっているのかもしれない。
そのため数年経ったら 中国人=金持ち という図式ができて、他のアジア人も狙われてしまうことを危惧していた。

しかしこのおばさんの反応を見ている分だとそれは大丈夫そうだ。



…いや、中国人も狙われなければいいとも思っているけど。
というか、中国人も日本人もどこも似たような顔だよね、自分達から見てもさ。




本などで「”中国人”という総称を差別用語として使う国が多くある」と書かれているのを何度か目にした。

たしかにひどい使われ方をしているところもあった。
しかし、多くの人はただの呼びかけであったり、時には愛称や敬称として使っているようだった。

これを見ても、中国の人が世界に進出してきているということがわかる。



なぜこれだけchinoという単語に詳しいかというと、自分も時々chinoと言われるからである。
大方訂正せずに、そのまま中国人として振る舞うというわけではないけど、中国籍と間違われたまま出会って別れる。
特に言い直す必要性が思い浮かばないからだ。


でも同じくらいの確率でJaponesと当てられてしまうし、
Filipino(フィリピン人)と勘違いされることもある。
カナダのドーソンシティで一緒にすごした日本人には中国人顔だと言われたし…

結局自分はどう見られているのだろう。
なんだかよくわからん。



これをごらんのみなさん、自分、何人に見えます?





    ↑村の中で買ったフレッシュオレンジジュース。300コロン(60円くらい)だったか500コロン(100円弱)だったか忘れた。安いしうまい






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マッタク これだから精密機械というものは… という愚痴





デジカメの写真と動画をパソコンに取り込めなくなりました。



キャンプ時にパソコンで動画を作っていたのですが、そのときに

「USB装置がコンピュータからの電力を消費しすぎたため、1つ以上のUSB装置が停止しました」
「コンピュータの破損を防ぐために、電力を消費し過ぎている USB 装置を停止しました。その他の USB 装置も停止した可能性があります。電力を消費し過ぎている USB 装置の接続を解除すると、その他の USB 装置は使用可能になります」


と書かれた謎のウィンドウが表示されたんですね。
しかも2個3個連続で。


USBのところには何もつけておらず、なに言ってんのかわからないまま放っておいたのですが、
後日ブログを更新しようと思い、デジカメとPCをケーブルで繋げたら、画面にはファイルが表示されないしデジカメの画面には「通信エラー」の文字が。



PRAMリセットやらセーフモードやらfsckやら色々試してみたのですが何も変わりません。

おそらく本体の熱か衝撃のせいでUSBのところがおかしくなったか、デジカメのケーブルの中が切れたのかもしれません。




これはヤバいということで悩んだのですが、あるときパッとひらめきましたね。

そうだ、SDカードのでかくするやつを買えばいいんだ、と。



さすが自分。
天才かもしれない。



ということで、電気屋のある町に着いたのち、SDカードをマイクロSDカードごと買いましたよ。
8$もしました。
痛い出費。

でもしょうがない。
こればっかりは。



SD差し込み口から差し入れると、なんと!

データ通信できるではありませんか!!



さすが自分。
天才かもしれない。



それにしてもよかったです。
パソコン買い替えとかなったらどうなることかと思った。
ブログや動画投稿を諦めるところでした。



そんなわけで、このブログもまだまだ続きます。



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やすらぎの日々 Jacó 〜 Quepos




〜〜〜〜〜〜
スペイン語講座 その3

 絶対役立つスペイン語!

スペイン語圏に行ったときに絶対に使うであろう単語を挙げてみます。
数字も絶対に使いますが、今回は省きます。

※スペイン語は習ったわけではなく現地習得のものが多いので、相手の反応を見た感覚で捉えています。なので間違えているものもあるかもしれませんがご了承ください。



Que(ケ=何)Donde(ドンデ=どこ)Por que(ポルケ=なんで)

疑問詞ですね。
これは 便利。
話の流れしだいでは単体で使っても通じますし、指をさしたり地名や建物の名前を並べるだけでも大体の意味を汲み取ってくれます。
単語自体の意味が強いので、文章を作らなくてもなんとかなるという、初心者には強い見方

初心者を脱出すると、Como(=英語のhow)が便利になってきます。
Quién(キエン=誰)とかは使う機会がほとんどないので覚えなくても大丈夫。



Cuanto cuesta(クアント クエスタ=いくら)A que hora(ア ケ オラ=何時)

少し長めの言葉。
覚えにくいですが、特にクアント クエスタは重要なので覚えておきましょう。
クアント は量を尋ねる疑問詞です。

A que distancia(ア ケ ディスタンシア)というと、「どのくらいの距離か」という意味になります。これも地味に使えます。



Quiero(キエロ=したい)Me gustaria(メ グスタリア=できたら嬉しい)

両方英語のwantと一緒です。違いはメグスタリアのほうが丁寧だということ。遠回しな言い方なんでしょうね。
これらの後に名詞を持ってくれば「〜がほしい」動詞の原型を持ってくれば「〜したいんだけど」という意味になります。
スペイン語というのは主語によって動詞が変化するのですが、これの場合は原型だけ覚えていればいいので簡単です。Quieroがすでに1人称変化しているからということなんですが、まあ難しいことは今はいいでしょう。
quiero ir 〜(キエロ イール)と言えば「〜へ行きたい」、quiero ver(キエロ ベール)と言えば「見たい」となります。

この2つ、どのくらい違いがあるかというと、
店員さんにquieroを使うと一瞬相手が無言になり、me gustariaを使うとquieres(quieroの2人称単数、「あなたがしたい」)にわざわざ言い直される程度 です。
つまりあまり実感がないのでわかりません。
どっちがいいの!? という。
でもme gustariaを使うと相手の反応が時々優しくなる気はしてます。




とりあえず今回はこんなもので。

それでは、¡Asta la próxima!

〜〜〜〜〜〜




今回は書くことがあまりないので、写真を並べていきたいと思います。

こんなに何もないのは久しぶり。
道もなだらかで苦労はしないけどガンガン進めるわけでもなく、
町も点々とあるので食事や寝床に困ることもなし。

なにごともなく時は経ちました。






ハコを出てすぐに海の見える崖がありました。


こんな所に来たら、やりますよね。

火曜サスペンス劇場ごっこ。



  

思いのほか海がきれいでした。
もっと茶色い濁った色を想像していたので、意外でした。




いい感じの草はらがあります。
この地面にうつる木の影が絵になると思うのは自分だけでしょうか。




この柵のセンスがいいですね。






ちょうちょ。


コスタリカでは動物をたくさん撮る!

なんて言っておきながらこれまで全然撮っていなかったので、気持ち程度に撮っておきました。

だって言うほど珍しい動物なんて見ないんだもん。
騙されたかな。





そんな穏やかな日々をすごし、この地図の中央右あたりにあるQuepos(ケポス)に着きました。
2日がかりで。

ケポスで泊まったら次の日は夕方まで大雨だったので、もう1泊してしまいました。
5000コロン(917円)の安宿だったので、休憩と思えばいいタイミングだったと思います。

ずーっと寝てすごしました。


疲れているのかもなー。



しかしこの辺は本当に物価が高いです。
600mlコーラがどこも900コロン(165円)もしてるし、水も高い。

現地の人は水道の水ガブガブ飲んでるから多分飲めるんだろうけど、ちょっとねえ。
水銀とか混じってたら嫌だしなぁ、とか考えたら飲めない。
最終手段にしておこう。





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サーファーの隠れ家・Jaco(隠れてない)






部屋に業者が入るということで、オロティナのcabinas(ホテルの一種、安くてきれいな部屋がそろってる所も多い)から出てゆく。




道が少しわかりずらく、というのは途中から道がなぜか北向きになったからなのだが、
本当に間違ってないか心配しながらズイズイと進む。


すると、やっと看板が出てきた。


         ↑↑  ↑             ↑



って看板多いなっ!

ここぞとばかりに気持ち多めに配置してない?




海抜がほとんど0ということで、気温がかなり暑い。
体から頭から汗がだくだく出る。


まわりの店も南国を感じさせる造りにガラッと変わった。



数日前は夜は寒いくらいだったのにこんなに違うなんて、とても変な感じだ。



途中で見つけたソーダ(レストラン)で休憩。



    ↑こっちのメニューはこんなの。ここは海外からの旅行者も多いため、英語表記もある


またまたチュルチルを注文。
”グラニサード”ともいうらしい。






今回はこんな見た目。アテナスのよりも少し安かった。




    ↑例の”水分をはじく謎の粉”。ミルク味




体もいい感じに冷えたところで出発。


すぐに海が現れた。




海だー!


 


うみだー!!!



久しぶりの海に気分が高揚してしまい、落ちていたカメラ熱が再発してしまいました。
なので、今回はたくさん写真を張っつけてあります。すみません。
ブログにたくさん写真を貼るのは控えようと決めたばかりの話です。




なだらかな道が続き、この先もこんな風に幸せが続くんだね


そう思っていました。




しかし、そううまくいかないのが現実。

来てしまったんです。




  坂   が   。






そう、思い出した。
海のそばを走っているからといって、平坦な道が続いているところはほとんどなかったことを。


日本を走ったときにも、
メキシコのプエルトバジャルタ〜バラデナビダッドを走ったときにも、
たしかにきっつい上りがたくさんあった。


そうだったのだ。




そしてこの日も急な上り坂で自転車を押し上げる作業が待っていた。

途中で2度雨が降ってきて雨宿りしたり、休憩中に猿を見つけて写真に収めようとしたら逃げられたりしながら、
クタクタになってのぼっていった。



どれくらいのぼったかというと、これくらい。



結構来たでしょう?




で、これをごらんください。



これはですね、昼の3:40の映像です。



日落ちるの早くね?
まだ夕方とは言いがたい時間じゃないですか、4時前って。

赤道に近づくと日が短くなるのかな。





前にネット友達のチャリダーさんが、
「中米の海沿いは時々”おっ”となる景色はあれど、ほとんどパッとしない」
というようなことを言っていたのだが、

まさしくその通り。


時々、おっ!っとなるのだけど、それ以外はイマイチ盛り上がらない。
今のところ本当に情報そのままだったので、もう舌を巻いたね。




とにかく汗でグリップを滑らせながら、やっと今日の目的地のJacó(ハコ)ちかくに来ました。


        ↑     ↑       ↑  ↑    ↑   ↑



って また看板多すぎ!!

なんか増えてるし。






このへんは観光地化されているらしく、ここまで来るのに何個もホテルを見つけた。
そのうちの何軒か見てみたのだが、値段がかなり高い。

コンビニで売っていたコーラだって900コロン(165円くらいか?)してたし、物価が高騰しているようだった。




自転車で移動している人も増えていた。


旅行者っぽい欧米人が3人道路脇を走っている。
その後ろをついて走っていた。

すると、そのうちの一人が転倒してしまった。

右腕と右脚を擦りむいて、何ヶ所も血がにじんでいる。
痛そうだ。

一緒に止まって様子を見たのだが、特になにもすることができず、他の仲間に睨まれたのでそのまま去った。


こういうときは何をしていいのかわからない。

水をかけるにも、持っている水ボトルはあまりきれいじゃないし、相手も水を持っていたのでそれで済むことだった。
軟膏を渡そうか迷ったが、まずは傷口をちゃんときれいにしないといけないし、ガーゼや包帯がないと服や靴に擦れてあまり意味がないだろう。
なにか声をかけようにもなんと言っていいかわからない。


見つめるだけで終わってしまった。

そして、自分は転倒には気をつけようと思ったのだ。

それだけだった。





ハコの町に入る。

  ↑この左の海沿いのとこ。指は関係ありません


ハコは”箱”と同じアクセントで読む。
ここはサーファーのメッカらしい。

サーファーが集まるということで、小さな村か小規模な観光地風の町を想像していたのだが、いきなり高層ビルが数軒見えて気が引けた。


もしかして、でかい都市だった・・・?


これは場違いなところに来てしまったかもしれない。
このへんはホテル代がどこも高かったから、ここはもっと、恐ろしく高いのではないか。
そう思った。


しかしそのビルを抜けるとあっけないほど田舎の景色が広がった。
田舎というか、海水浴客が賑わう海の町というイメージそのまんまの景色だ。




すでに暗くなってきていたので、目の前にあったcabinasに泊まる。
15000コロン(2750円)と高かったが、値下げをお願いしたら5000コロンも下げてくれた。
人のいいおじさんだった。

それでもちょっと高いほうなのだが、まあいいことにする。





ところで、全く関係ないのだが、このJacoーハコという名前を聞いて一番に思い出したのは姉のことだった。

いや、ちょっと違うかな。

正確に書くと、思い出したのはhaco.という名前の通販カタログだ。


  ←これ


姉が時々買っていたのだが、男性用のものも少しだけ取り扱っていたためにお下がりで見せてくれていたのだった。


これがなかなかおもしろくて、

これは実用的でいい とか、このデザインはない とか、これはいいけどこんなに送られても困る とか、

そういうのを考えたり言い合ったりするのが楽しかった。


ときどきそんな風に他愛もない日本での日常をふと思い出す。
だからといって帰りたいかどうかと聞かれると、

まだ全然帰りたくない。






次の日。




寝坊してしまったので、ここにもう一泊することにした。


いやほら、ついね。
別にわざと寝坊しているわけではないし。

それにほら、『キノの旅』という小説にも
「一つの国に3日いるのがちょうどいいんだって」
と書いてあったし。
この作者もバイクで世界を旅行してる人だし。

まあ一つの町に4日以上いてしまうのが自分なんですけど。。。




このおそく起きた昼はどうしたかというと、
せっかく海が近いので、どんな感じなのかちょっとだけ眺めに行ってきた。





それまではちょっと汚いかな…と思っていた海も、こうして見るとなかなかきれいに見える。
青空のおかげかもしれないし、サーフのイメージのせいかもしれない。



その後は自転車にのって町を散策。
荷物は荷台につけたままである。





お土産屋もこの通り。
やっぱり観光客が多いのね。







アート展に、






服屋も南国風でいい味出してる。


 



最初入ったときは高層ビルに圧倒され、どんなところかと思ったが、
見て回ってみるとポップで小さなリゾート地という感じだ。
想像通り。

店を見ながら自転車で通り抜けていくのがなかなか楽しい。







    ↑「変なタトゥー」
     しかしスペイン語はHを読まないのだ!




アイスショップでアフォガートを食べていると、子連れの女性に「英語は話せますか?」と声をかけられた。


肌の色がキャラメル色の彼女、話を聞くとニカラグアからコスタリカのロスチレスに行くときに同じボートに乗っていたそうなのだ。

その自転車に見覚えがあると言われた。

まさかこんなところで会うなんて!
本当にびっくりだった。


ハイタッチをして別れた。

いやー、荷台の荷物取らなくてよかった。




一通りハコの町を見たあとは、一度ホテルに戻って海水パンツに着替え、海へ泳ぎに繰り出した。




空がきれいだ。






さすがサーファーに人気の土地。
波が高い。
巻き波っていうんですか? こんなに立派なのが何度も来るのなんて初めて見た。


波が高いので泳ぐのはやめて、ビーチベンチでのんびり海を眺めていた。



サーフィンはやったことがない。
某携帯ゲームで知り合った友達は1年前にサーフィンを始めたと言っていて、とてもうらやましかったが、
教わる人もいないしきっかけもなかったので、やらずに今にいたる。

興味はあるんだけどね。


町にはサーフ教室と書かれた看板を何度も目にした。
1回100$



・・・・・



サーフィンをやる機会は、この先訪れるのだろうか。



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