- 2024/11/23
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今のところ自転車でなんとかやりくりしつつ 踏ん張りながら だましだまし 時には励まし合い時には喧嘩もしながら一人で世界を旅行中です。よかったらpart2 現地情報ややってほしいこと、知りたいことなどありましたらコメントかメールにて受付中!
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長年なにか同じものをやっていると知識や経験則による予測と判断ができるというじゃないですか。
経験者の勘というものですね。
長い間自転車で走っていると、そういう勘や知恵がついてくるものです。
たとえば、
空や風、動物、その他自然現象を見ての天気予測、
太陽の位置と空の明るさによる大まかな現時刻もしくは時間経過の感覚、
地図の図面や距離数を見たときの、そこに辿り着くまでの時間と距離感の把握、
その場の治安状況の判断、
交渉の法則、
言葉が通じる現地人・知らない言語しか話せない相手、それぞれに対する友好的会話を成立させるコツ、
などです。
自分もですね、何年もチャリダーをやっているというわけでもないんですが、それでも似たような法則を見つけたりすることがあるんですね。
特に辛いときとか道に飽きてきたときなんですけど。
例を挙げると、
道のゴミの量がだんだん増えてきたとするじゃないですか。
すると町が近いのかな、とか。
もっと言うと、
右側通行の道路で対向車の運転手席側である右の路肩にコーヒーのカップが落ちているとその先にコンビ二があるかもしれないけど、コーヒーは飲み切るのには時間がかかるから30kmくらい先かな、
とか。
まあゴミなんてどこでも落ちているので、これは当たる確率がそこまで高くないのですけど。
あとは山の道を走るのはキツいので、そういう勘づきが増えますよね。
山の上の方に鉄塔が建っているのが見えたら、この上りの終わりが近いだろうということとか。
なぜだろうと考えたら、電波を送受信する鉄塔ってできるだけ高いところに建てるのが多いんですね。きっと。多分。
それから上りの道で風が強くなってきたら、
その先にひらけた景色が広がっている=下り道に変わるのかもしれない、とか。
逆に言うと、風がないときはまだしばらく上り坂が続くということなんですが。
これらはよく考えればわかることなのかもしれませんけどね。
でも、こういうことに気づいていくのは成長しているようで楽しいです。
こういうのが旅行の"コツ"になっていくんでしょうね。
ただ、治安が良いか悪いかという判断は未だによくわからないです。
「住人の愛想が全体的に悪ければ治安が悪いのか」という命題を立てたんですが、そうでもないみたいだし。
あきらかにスラムっぽいところでも皆やさしくて非常に協力的なところはいくつかあったし。
今後とも気をつけていかなくてはいけません。
もう少し研究しなくては。
サンカルロス最後の日。
つまりニカラグア最後の日。
頑張って朝早く起き、30分くらい2度寝して
あー今日もう一泊しようかなー
という誘惑に打ち勝ってホテルを出た。
イミグレーションへ行ってみると、自転車の乗客はあまり来ないのか、スタッフがウロウロゴタゴタしながら丁寧に案内されつつ待たされた。
一応橋のほうから渡れないのか、と聞いてみたが、やはりそっちは封鎖されているみたいで船しか無理ということだった。
自転車を渡してもいいかを軍の人に聞かないといけなかったらしく、それで待たされたようだ。
出国カードを書きながらカウンターへ。
仕事は今していないと言うと、すごく笑われた。
職業欄に sempredora という感じの単語を書かされた。(正確には忘れてしまった)
それを見て若い審査官は復唱しながらまたも爆笑。
これは学生だと言い張ったほうがよかったのか?
出国税45コルドバを払い、そのまま別のカウンターから船のチケット250コルドバを払う。
お釣りはコスタリカの5000コロン札と700コロン硬貨でもらう。
ちなみに1$=545コロン、1円=5.36コロン。
1円=5コロン!
初めて!
初めて 1円= になった!!
今まで 1ペソ=8円 とかだったのに!!!
円が上回ったー!
でもこれ、あとで気づいたんですが、割り算をしないといけないので計算がとっても面倒。
しかも数値がバカ高くなるので、金銭感覚が狂います。
↑コロンのお札は絵が凝っていて色使いも良い。これ好き。今までの中で一番かも
いつのまにか自転車は船の上に横にされて縛られていた。
自転車の助けを乞う声が聞こえる。
席が全部埋まっているボートに乗ろうとすると、褐色の肌の若い男性がなにか話している。
自転車を載せるのに10$かかるらしい。(積載料なのかチップなのかわわからない)
10$=250コルドバ。
自転車も1人扱いなのか。
日本のフェリーでもそこそこ取られた記憶があるし、しょうがなくもらったばっかりの5000コロン札を渡す。
札入れにはもうお守りしか入っていない。
手持ちの残り700コロンと16コルドバ。
ボートで茶色い湖の上を滑りゆく。
↑チケットはこんな。意外としっかりした作りだが、使い込まれている
↑出港時の光景
↑船員がボートのエンジンをふかした
途中でカードを2つ渡される。
入国カードのようだ。
飛行機の入国を思い出した。
うーん、めんどくさい。
まわりは木がたくさん茂っていて鳥もときどき見えたりして、
ジャングルクルーズのように客を運ぶ。
楽しかったが、そのうち飽きてウトウトしだしたころにCosta RicaのLos Chiles(ロスチレス)に到着。
自転車をおろしてもらい、向かいの建物で降りた人が並んでいるのでそれにつられて並んでみる。
イミグレーションかと思ったが、どうやら荷物検査のようだ。
そういえばここのルートは麻薬の密輸があると聞いた。
でかいバックパックを係員に差し出す。
荷物を全部外に出さないといけないかと思ったが、鞄の口を開けるとそこから手をぐっと差し込んで中を手探りで探る。
底に手がついたところで手を引き出し、そのまま返してくれた。
自転車のバッグはそのままノータッチ。
雑っ!
いいのかそれで。
とりあえずイミグレーションはもうちょっと先にあるそうで、そちらへ自転車を押していく。
ここかな、と思った建物は入国税の支払い場だった。
600コロン払わされる。
残り100コロンと16コルドバ。
うまくやれば払わなくてもすんだかもしれない…
ここで両替商がいたのだが、手持ちが少なすぎて交換できないと言われる。
使えねーなぁ。
小さな小さな小屋に人が並んでいたので、ここがイミグレだとわかり、並ぶ。
審査はかなり適当。
こちらは何もしゃべらなくてもパスポートにスタンプを押して返してくれた。
地図があるか聞いてみたが、ないと言われる。
ここから地図探しの時間が始まった。
近くのレストランに立っていた警備員に聞いてみる。
雑貨屋があるからそこにあるんじゃないか、ということだ。
銀行の場所も教えてくれ、そちらへ行ってみる。
この町はとても小さい。
もうちょっと大きいのを想像していたのだが、全然。
小さいオシャレなカフェとスーパーがある日本の田舎の町、という感じだ。
そう、ここにはスーパーがあった。
この小ささでちゃんとしたスーパーがあるとは思っても見なかった。
物価のチェックは落ち着いてからしに行くことにする。
お金をおろし、きれいなカフェで昼食。
朝ご飯を食べていなかったので腹が減った。
↑このブラックベリーのジュースはめちゃくちゃおいしかった。
ここのオーナーが英語をしゃべれるので、コロンとドルの計算や地図がある場所などを聞いて少しおしゃべりした。
地図は見つからないので、さきにホテルを見つけることにする。
まだ昼だがこの先おそらく町がないので、今日はここに泊まることにした。
3000コロン(550円くらい?)の部屋を見つけたので1泊とった。
あれ?
コスタリカってかなり物価が上がるって色んな人から聞いたんだけど、
高くなくない?
エルサルバドルの宿は20$前後が主だったから、こんなに安いのが見つかるとは思わなかった。
さっきのカフェは確かに高かったけど、
コスタリカの中部までは2$しないで料理が食べれたのにいつの間にか2$になり、いつの間にか3$になっていて、最近では4$近くまで上がっていたので、
ここの3500コロン(6.42$、内飲み物代が1$弱なので実質5.50$)も予想範囲内だ。
他のレストランでは飲み物付きで2200コロン(4$)だったし、あまり変わらないんじゃないかな。
この町の物価が安いというのもあるかもしれないけれど。
前にも、国に入ってすぐの町は物が安いけど奥に行くにつれて高くなっていったので、
その国の中でも場所によって物価がバラバラなのは経験済みだった。
荷物を置いてホテルの外へ出る。
警察がいたので地図がどこで手に入るか聞いてみると、すぐそこのところに雑貨屋があると言われた。
そっちへ行ってみると、わかりづらいところに店が並んでいる。
その一番奥の店で地図を聞いてみた。
あるにはあったが小さくて情報量は少ない。
しかも無料ではないらしい。
ないよりはいいだろう、と100コロン(約20円)出してそれをゲット。
ネットで地図は調べられるが、やっぱりすぐに見られるように紙として持っておきたい。
そのあとスーパーで値段を見てみる。
コーラ600mlが610コロン、ペプシ同量が650コロン、小さいスナック菓子が100~150コロン、インスタントスープがたしか600コロンくらい・・・
んー、ピンとこないけどそんなに高くなくない?
身構えすぎたのかな。
コーラをドルや円に直してみると610コロン=122円と1,11$。
確かに高いけど、うーん。
しかしコルドバに直してみると、30.5コルドバ。
あ、これは高い。
コーラのペットは12~15コルドバで買えたから、約2倍になってる。
そうかー、でもなんでピンと来ないんだろう。
アラスカ・カナダ並みに高いというイメージできたから、高く感じないのかもしれない。
なんだかガンガン使ってしまいそうで怖い。
スナック菓子は値段ほぼ一緒だけど。
まあどちらにしても、前もって情報をもらっていたおかげでショックほとんどなかったのは救いだった。
スーパーの入り口に、入国審査後すぐに地図と銀行の場所を尋ねたさっきの警備員がいて、ポケットから地図が落ちそうだよ と教えてくれた。
そのあと道を歩いているとさっきの警察が、地図は見つかったかい? と聞いてくれた。
いいところだ、この町は。
よく探索してみると、なぜか服屋が多い。
それからバックパックやサンダルが売っている店もいくつかある。
さっきは 小さいオシャレなカフェとスーパーがある日本の田舎の町 と言ったが訂正。
小さいオシャレなカフェやスーパーが並ぶ商店街がある日本の田舎の町、に昇格です。