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グラナダで食い道楽 ・ Granada - Nicaragua観光〜いちにちめ

さて、マサージャから目的地であったGranada(グラナダ)へとやってきましたよ。
この間約15kmほどなので、すぐに着いてしまいました。

走っている間、通行人によく手を振られていたので、
この辺は旅行者が多いのだなということがわかります。


大きなスーパーを2つ越えたところに野外食堂があったので朝食、もしくは昼食を食べます。



ここの グランマ とかいう飲み物がものすごくおいしかったです。
なんの果物かはわかりませんが甘くて飲みやすくて最高でした。
値段は格安っていうわけではありませんでしたが、料理もおいしかったですよ。


この食堂を曲がってそのまま道沿いに行ってみます。
そっちが街の中心部のような気がしたので、こういうときは勘をたよりにすすんでみましょう。

すると、とあるホステルから声がかけられました。
良い部屋あるよ
とのこと。

中に入ると男女3人のバックパッカーがちょうど入れ違いに出て行くところでした。

ここのホステルはこの辺りで一番水回りがきれいよ

と女性バックパッカー。
中も見せてもらい、きれいだったので滞在の拠点はここに決めました。

値段はドミトリーで5us$。
実は向かいに4$のホステルがあるのをあとで知ったのですが、ここは静かだしベッドもトイレもきれいだしロッカーもザックが収まるほどでかいし人も少ないので、ここでOK。
後悔はしていません。


荷物も下ろし終わったところで、街の中心であるセントラル公園を覗きに行ってみます。




ドン!




ドン!!




ドドン!!!



なにこの街、めっちゃきれいなんですけど!

一目で気に入りました。
さすが観光都市。
数泊して観光することに決定です。即決。



    ↑公園沿いに並ぶ建物がやたらと豪華。ディズニーランドみたい

公園には観光客がたくさん。
でかいバックパックを背負っている人もちらほら見られます。
コーヒーやジュースが5コルドバと嬉しいお値段で売られていたり、アクセサリーや財布やTシャツなどのお土産品も置いてありました。

路上でタンクトップを試着する欧米人が異文化を感じさせてくれます。



ここから湖が近いということで、ウロウロしながら自転車で走り回ります。


    ↑裏路地もカラフルでいいですねぇ


    ↑おばけが出そうな家屋


    ↑フォーンの像。それともケンタウロスかも


    ↑なんか怖いなにか。祭りのときに山車に載せるのかな


湖が見えてきましたよ。



湖手前の公園。
誰もいません。
人はカフェやレストランが密集している地帯に集中しているようです。


そして湖がこちら。



空の色がいい具合に青い。
雨雲がちょうど去ったところだったので、雲の形もファンタジックでいいですね。


…えと、湖自体はあまりきれいではありませんでした。

でもこの橋を見てください。
かっこよくないですか?
これはなかなかいい仕事してくれてます。

でも湖はきれいじゃないです。(2回目)



アイスを食べ、フラプチーノの飲みながらフラフラ。
観光+道を覚えます。




ポップな街並の奥に緑の山。
いい色彩です。



やはりワールドカップが盛り上がっている模様。
カフェでも応援できるらしいです。
そういえばマサージャのホテルでも、少女が顔にペイント塗って「ゴーーーーーール」って叫んで走り回っていたっけ。




そうそう、なんでここグラナダに来ようと思ったかというと、
同じチャリダーでありネット友達であるUtourさんという方が
彼の友人が運営している日本料理屋がある
と教えてくれたためです。


  Utourさんのブログ


メキシコのコリマで自転車が盗まれたときに、(実際コリマはそこまで治安が悪くないそうです、メキシカンチャリダー談)気分を変えようと「ブログ村」というランキングサイトに登録したんですね。
その中で同じメキシコを走っている人がいて、時々ブログを覗いていたんです。
その人がUtourさんでした。

で、メキシコのプエブラを越えたあたりで思いきってコメントを残してみたところ、
メールをたまに送りあうようになったというわけです。

先を走っているだけあって色々な情報を提供してくれています。
連絡を取り合っている人は今のところUtourさんだけなので貴重な存在と言えるでしょう。
お世話になってます。

Utourさんの旅も1ヶ月切ったそうなので、
チャリダー仲間が減るのは少しさびしいですが、あともう一息頑張ってほしいですね。


ということで、紹介してもらったJapanise Dining Bar KANPAIへ。


  店長のmasayaさんのブログを発見


  KANPAIの情報あれこれ


入ってみると、意外と日本日本していない雰囲気。
でも日本語や提灯なんかが見られます。

店へくる道中、物売りからハンモックを買ってしまったためお金がなく、とりあえずみそ汁のみ注文。
いやいやでもね、日本料理店に行ったらぜったいみそ汁は頼もうと思っていたので、これはこれでよかったというか、あの、結果オーライということです。はい。



そしたらなんと、餃子とご飯も付けてくれました。
せんべい付きの餃子って初めて食べましたがおいしい!
餃子の皮も手作りしているらしいです。


オーナーのMasayaさんとRickさんは仙台に住んでいたそうですが、津波で起きた原発への政府の対応に見切りをつけ、日本を飛び出したそうです。
そして同じMasayaという名前の町を見にニカラグアへ来て、そしてこの居酒屋を開くことになった

と、ナプキンペーパースタンドに書かれていました。


おしゃべり好きらしいRickさん(日本語はベテラン)が気軽に明るく声をかけてくれ、少しシャイっぽいMasayaさんをフォローしているすばらしいコンビネーション。
3人で写真を撮ってもらいました。





さすがにみそ汁だけでは申し訳なかったので、

今度はちゃんと全品の料金を払いますのでまた来させてください

とお願いしました。


他のところの外国料理屋と同様に、料金は高いんですよね・・・
まあしょうがないんでしょうけれど。

味噌をどうやって入荷しているか聞いたところ、日本からわざわざ取り寄せるか首都マナグアから買って来るとのこと。
こっちで買ったらめちゃくちゃ高いんだろうなー。




    ↑入り口





    ↑場所はビリケンさんの頭の先のところです…あ!間違えた。もう1ブロック右でした



お金ないですが、日本に帰れなくなるかもしれないけど、
まあなんとかしまーす。



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特大どんぶりスープと半ライス、Managua 〜 Masaya

居心地のよかったナガロテのホテルを、

もう一泊もう一泊…

と心で唱えながら、それに抗って抜け出すことに成功。
先へ進む。


この日は特に何もなく、首都であるManagua(マナグア)の手前の町までやってきた。
何もなかったので、あまり写真を撮っていない。


    ↑撮ったのといえばこれくらい。湖と火山がここでも見える


町の様子はというと、
人が多くて賑やかだが、建物が全体的に朽ちていて治安が悪い可能性もなくはないかな、という雰囲気だった。


ホテルを見つけたが満員だったので、もう一つのボロっちいほうにお邪魔した。
お値段は300コルドバ(約1200円)。

部屋はボロボロで暗くてジメジメしていてシャワーとトイレはあるのに水道だけなぜか共同、トイレットペーパーなし、鍵なし、チェックアウト9時。
これで300は高いんでないかい?

と思ったが、雨も降りそうだしここは我慢しよう。
ちなみに値下げしてもらってこのお値段だった。



というのが、前日の話。



次の日、
宿のそばの食堂で犬と猫を眺めながら簡単な朝食を食べたあと、
ザックと自転車の鞄の荷物を少し入れ替えた。
壊れかけてぶらんぶらんしている自転車鞄もビニールひもで固定してみる。

これでかなり楽になった。
背中の重さも少ししか変わってないはずなのにこんなに走りやすいなんて。




首都マナグアへ向かって走る。
すぐに着く予定だったのだが、なかなか辿り着けない。

心配になってきたので、道路に立っていた警察官に聞き、道を通り過ぎていたことを知る。
何度も道を尋ねながら行く先を探し、なんとか軌道にのったようで「Granada(グラナダ)行き」の看板が道路脇を流れるようになった。

これだから首都とか大きい町は大変だ。
人がたくさん住んでいる町っていうのは、なんだか変な引力が働いているのではないか。
もしくは変な魔法がかかっているのではないか。
それくらい迷いやすい。


道に迷っていたせいで時間がなくなったので、マナグアはまったく見ることをしなかった。
そのまま通り過ぎる。



観光都市グラナダへ向け走っていると、
「sopa de res(牛肉のスープ)」
の張り紙があったので立ち寄ってみた。

昼ご飯がまだで、腹が減っていたのだ。


見た目は普通の家だが、中庭に入るとテーブルと椅子が並んでおり、そこに案内され座ると、何も言わずに水が出される。
水が出てくるのは日本ではよくある光景だが、こっちでは全くと言っていいほどない。
高級レストランならあるのかもしれないが、そんなとこ行ってないからまったくない。

キンキンに冷えた水で乾いた喉を潤していたら、ラーメンよりもでかいどんぶりにこれでもかというほど大量に具が入ったスープが出てきた。

キャベツ人参ジャガイモ冬瓜カボチャ骨付きの牛肉
贅沢だ。
チキンコンソメで味付けしたのだろうか、色も黄色っぽく、ローリエのような葉っぱが浮かんでいた。
別皿にはタマネギと一緒に炒めた白米。

おいしかったが最後はかなり腹がキツかった。
これは夜ご飯いらないかもしれない。


支払い時に100コルドバと仰天のお値段が言い渡される。

が、水もがぶがぶ飲んであんだけでかいスープを平らげ、店の家族たちも優しくサービスもよく犬も猫も鶏もかわいかったので、むしろ安いのかもしれない。

帰りがけに子どもから小さなマンゴーを3つもらった。



腹もくちくなったところで出発。

…もうすこし休んでおけばよかった。
苦しい。





遅くなったし天気も悪くなったので、この辺で泊まろうと、
店がたくさん並んでいる村に狙いを定め、ホテルを探すことにした。

村の端っこにあるガソリンスタンドがあり、宿の場所をスタッフに聞こうかと思ったら忙しそうだったので、軽トラのそばにいた客に聞いてみた。

すると後ろから女性が現れて

英語はしゃべれる?

と聞いてきた。

英語でホテルはどこか聞いてみると、もう5km先のMasaya(マサージャ)というところにたくさんあるということだった。

そんなことはどうでもいいというように、

自転車でここまで来たの? メキシコも通ってきた? ワオ、勇気あるね!

そしてハイタッチ。
ものすごいハイテンションで褒められ続けた。


別れを告げてマサージャへ。
入ったホテルにはドミトリーもあり、5$で泊まれるという。
しかも案内されたドミトリールームには誰も泊まっていない。
これはラッキーとばかりに1泊、いや2泊した。

宿を運営しているおばちゃんが

日本から来たの! すごいねぇ。 ねえ、日本語でwelcomeってなんていうの?

とまたまた褒められた。
うれしい。


飲み物を買いに店へ行ったら、そこの客の一人にまた同じ質問をされた。
今日何回目の「ようこそ」だろう。
みんな一回では聞き取れない。
でも歓迎されているというのは伝わっているので、とてもいい気分だ。


この町はアメリカからのバックパッカーがよく来るようで、ホテルの個室にも数人泊まっていた。
ここってそんなに有名なところだったのだろうか。
2日目に女性のバックパッカーが部屋を見に来たとき、

あなたもバックパッカーなの?

と早口で聞かれたが、なんと言っていいかわからなかった。
基本移動は自転車だけど、うんぬん
と説明がめんどくさい。
英語も出てこず、とっさに

Charider

とチャリダー(自転車旅行者)を英語風に発音してしまった。
これ思いっきり日本語なのにね。
でもその女性は

あーそうなのぉ

とわかった風に返事をしてくれた。
相手にするのが面倒だったんだろうなー、きっと。



    ↑ホテル近くにあった教会を撮影。何もなさすぎて、これだけ見たら作り物の町みたい。もっと奥に行けば色々ありますよ



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崩壊したはずの町、Ruinas de León Viejo 〜 Nagarote

ホステルから出て、前もって確認しておいたレオン脱出への道を進む。
こういう大きな街だと抜けるのも一苦労だ。


調べたところによると、
このレオンという町は別の場所から引っ越してきたらしい。
もともとはモモトンボ火山の近くにあったのだが、それが噴火して膨大な被害が出てしまい、

これ以上こんなことがあってはたまらん!

と西のほうに移動してきたのだとか。

んじゃあその崩壊した町は今どうなっているのだろう。
気になる。

ってことで、元レオンへ行ってみることにした。




向かうは火山ふもとの町、Puerto Momotombo(モモトンボ町)
と地図を見て作戦を練ったのだが、
まわりの雰囲気から察するにここが元レオンではないっぽいことに途中で気がついた。
地図をよくよく見てみる。
モモトンボ町の右下にちっちゃく

Ruinas de Leon Viejo(ルイナス・デ・レオン・ビエホ)

と書かれていた。
ルイナスはなにかわからないが、ビエホは古いという意味だ。

ここか!

ここが本物か!!



    ↑レオンビエホの看板。こんな遺跡もあるのだろうか


名前の入った看板がいくつか目についたので観光地になっているのかもしれない、
と少しやる気メーターが下がっている。
本当はあまり人が入らないところに行きたかったのだが、まあしょうがない。気を持ち直す。


レオンビエホの場所がわからず、とりあえずLa Paz Centro(ラパスセントロ)という村に一泊。
ここのタマリンドジュースは酸味を上手く消していてとてもうまかった。


    ↑カラフルな置物を売る店が多数存在。


    ↑どう見てもお土産だが、ここに観光客は来るのだろうか


    ↑出来はかなりいい。きれいでかわいく目を引く



朝、自転車がパンク。
チューブ変えて次の日にパンクって・・・


    ↑ペッタンコだ


    ↑ながーい針金が刺さっていた



レオンビエホ行きの道を見つけ出し、左手側に曲がる。
屋台があったのでここで遅い朝食を食べた。

    ↑トルティーヤにチーズと炒めタマネギとクリームとスープをかけた食べ物。名前は忘れたがこの辺ではよく見られる

あんまり腹は膨れなかった。




目の前にはモモトンボ火山が見える。
地面は石畳がきれいに敷き詰められていた。
デコボコが少ないので普通の石畳よりも走りやすい。
たぶん最近作ったのだろう。


近頃なんだか体が疲れやすく、思うように進めない。
自転車バッグの中身の一部をバックパックに移したからだろうか。
すぐに休憩してしまうので、走行に時間がかかる。

幸運にも売店があり、そこでエナジードリンクのラプトルを買った。

グアテマラの回でこのラプトルを紹介した時に「デカビタCの味がする」と書いたが、ちょっと違うかもしれない。
正確には「梅ソーダ」の味に似ている。
うん、ちょっとすっぱいところなんか梅ソーダにそっくりだ。
おいしい。


少し残してとっておき、再び走行開始。
すると自然と鼻歌が飛び出す。

あれ? 元気になってる。

エナジードリンクを飲んだ瞬間元気になるなんて…

もしかしたらカフェイン中毒か!?
エルサルバドルでコーヒー飲みすぎたしなぁ。



    ↑どんどん大きくなる火山。ふもとに湖が見える


そんな感じで快調に、しかし暑さにバテながら旧レオンへ到着。

小さな公園があったので休憩して景色を眺めた。








草原がきれいに広がっている。
噴火の被害があったとは思えない。

向かいから男達が集まってきて囲まれた。
工事するから邪魔だということだった。
もうすぐ行くと湖があるよ、と教えてくれたので、そちらへ向かってみる。


村の中はビーチのような細かい砂がたまっていて非常に走りづらい。
タイヤが砂に埋まりスリップしてしまうのだ。
これで転んだら自転車の鍵に砂が入って使い物にならなくなるから、慎重に進むように心がけて走った。


村の様子はというと、なんの変哲もないただの村だ。
すでに時は経ち、復興し終わっているみたいだった。
地元の人のことを考えるとそれはよかったけど、でもちょっぴりがっかり。
もっとこう、
悲劇の惨状という感じの景色を想像していたのだ。




村の中で新しめの門が見えた。
ここに博物館と歴史資料館があるらしい。
が、料金がかかるそうなのでやめて先へ進んだ。

このときは興味がなかったけど、2$で入れるなら見ておけばよかったかもしれない。


端っこに着き、マナグア湖にぶつかった。


    ↑木の小舟が浦島太郎に出てきそうな景色を演出している


    ↑火山のてっぺん付近は溶岩で赤茶く禿げている


ベンチもあったのでしばらくここで山を眺めていた。

そういえば国境で会ったメキシコ人に

こっちの川は気をつけろよ。ペニスの中に入り込んで突き刺してくる魚がいるからな。

と言われていた。
怖いので川や湖には絶対に入らないようにしよう。



昼食を食べてから、数時間前に左折したT字路へと戻ってくる。
カフェインが切れたのか、また体が重い。

ちょっと行ったところにちょうど良くNagarote(ナガロテ)の町があった。
今日はここに泊まることにしよう。


このナガロテ、なんとなく入ったところなのだが、なかなか整った街並で静かでかなりいいところだった。




    ↑タージマハルっぽいと思うんだけど、どう思います?


    ↑坂の上に遺跡風の門。根元は水が流れるようになっていました




    ↑中心部には旗が立っていて楽しげ


    ↑ジュース屋のスムージーがおいしい。コーヒーミルクが20コルドバ(80円)、パパイヤバナナ(あと1つ何か忘れた)が27コルドバ(108円)



体も疲れているのでここでしばらく休む。

夏バテかな。



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教訓:ホステルだからといって一番安いわけではない、Chinandega 〜 Leon

チナンデガ滞在3日目。
この日は町の中心部を見に行こうと自転車を走らせる。
宿をもっと安いところに変えるつもりだったので、荷物は全部背負っている。


大きな像が立っている十字路を右に曲がり中心部へ向け進んでいると、なんと国境で会ったアルゼンチン人チャリダーに再会できた。
荷物を調達していたらしく、小さな店の前、つまりちょうど歩道に立っていて車道を走るこちらを見つけてくれたのだ。

そこには彼一人。
他の2人はどうしたのか聞くと、もうすでに次のLeon(レオン)という町へ行ってしまったという。
少し話をしてすぐに別れた。
なぜ彼がまだここに残っていたのかはわからないが、多分海のほうへ行っていたのではないだろうか。
ここから海まではそんなに離れていないので、そこで2泊していたのかもしれない。

なぜそう思ったかというと、この街にはあまり見所がなかったからだ。
賑やかではあるが、歩き回ってもあまり楽しいところではなかった。
この町は訪れるところではなく、住むところという感じだ。

  

ビートルズの流れるおしゃれなカフェで朝昼兼用の食事をし、ATMで足りなくなってきた現金を補充。
町の人たちはフレンドリーだが、きれいなところとはあまり言えない。
ホステルを尋ねてみるが値段が高く、1軒入っただけで探すのがおっくうになってしまい、結局2泊した郊外のホテルに出戻った。



次の日に気合いをこめて出発。
気合いをこめないともう一泊してしまいそうだった。


昨日の像の十字路を左に曲がってレオンへ。

道を走っている途中、自転車に乗っている男に自転車を横付けされた。
なにか話しかけられるが何を言っているのか全然わからない。
適当に「うんうん」「へー」「そっかー」と日本語で相づちをうって流す。
最初は警戒したが、どうやら良い人のようだ。
この先の道のりやこの辺りの話などをしてくれているようである。
話が途切れないよう気を使っている様子が見て取れた。
彼は、

〜 acampaña.(アカンパーニャ)

だったか、たしかそんなことを言っていた。
自転車仲間だね、という意味だと思う。
これでcampañaという言葉を聞くのは3度目だ。
ラテンアメリカの人々は仲間意識が強いのかもしれない。
悪い気はしない。

ぼくはこっちだから

と言って別れた。



地図を見る限り、時間には余裕がある。
休憩を多めに取ったりコンビニでフラペチーノを飲んだりしながらゆっくりと進んだ。


レオンにて。
泊まるところはもう決めてある。
地図の広告で載っていたホステルだ。
値段はわからないが、カテドラルにも近いしスーパーもそばにあって便利そうだ。
ドミトリーだったらバカ高い料金は取られないだろう。
しかもコーヒーと朝食が無料らしい。

そこへ向かおうと思ったが、レオンの町に入ってすぐのところにピンとくるホテルを発見。
入ってみると、値段が120コルドバ(480円)とめちゃくちゃ安い
即ここに決めた。



自分は平気だったが、普通の人だったらちょっと嫌がるかもしれない感じの部屋だった。
狭くて清潔感がない。
ただ色々なところのホテルを点々としてきた人なら、これはまだきれいなほうだと思うだろう。
こんな見た目と値段なのにネットが繋がるのがびっくりだ。

笑顔で接してくれるおばちゃんがよい。
名簿帳には数日前の日付で日本人のカップルの名前があった。
もっと早く来ていたら会えたかもしれないが、会ってもどうしていいかわからないので、ここに着く日は今日でよかったのだろう。


自転車がどうしてもパンクを直して欲しいと言うので、しょうがなく直してあげる。
ちゃんと水を使って穴を調べた。
大変な作業だ。

はい、終わり。
と起こして上げたはいいが、その夜、直したはずのタイヤがまたペッタンコになっていて
本当にもういい加減にしなさいよアンタ、お母さん情けなくなっちゃう
という、更正しきれない息子にやきもきするドラマが始まりそうな展開。そして感情。

直しても直してもへこんでしまう自転車を放っておいて、町を探索するのでした。


ちなみに宿の場所はこの弁天さんの頭の先のあたりにある。

    ↑右が行こうと思っていたホステルの広告


    ↑パリスーパーマーケットをすぎたところ



そのホテルで2泊して、その後もう2泊は広告のホステルに泊まることにした。
せっかくだし朝食とコーヒー無料だし泊まってみようかと思ったのだ。
値段が8$のところを80コルドバと聞き間違えたのが一番の理由なのだが、もう予約しちゃったし、しょうがないよね。


このホステルはスタッフが快活で優しいしいい所だったが、金がかかりすぎるためあまり好きではなかった。
キッチンもすごく良い設備とは言えず、水は有料だし扇風機は足りてないしネットは重い。
貴重品入れが大きいのはよかった。


    ↑国境でもらった地図があるのもポイント高い。というか、これ普通にタダなんだね。freeって書いてある。だまされるところだった

このへんはあまりにたくさんのホステルがあり、町を歩くと5分で3つは見つけられるほどなので、他を探したほうが安くていいところが見つかるかもしれない。


    ↑ワーゲンバスに書かれていたホステル。5$らしいがどこにあるかわからないし、これでも最初の宿のほうが安い。


カフェやレストランは値段が高いところが非常に多い。
覚悟を決め、高い料理に手を出す。

    ↑これで110コルドバは高すぎる


町はそんなに大きくない。
家並みはきれいだ。
メルカドもたくさんある。




    ↑これがカテドラルらしい


    ↑カテドラルアップ。ここの教会はだいたいこんな風に古い見た目だ


    ↑カテドラル中。かなり広い。最近世界遺産に登録されたらしい


    ↑最初の安宿に近いサンフアン寺院。裏のメルカドにはなぜか両替商が札束を持ってたむろっていた

 
    ↑関係ないがコルドバの50札がいい味出していて好きだ。25センターボコインも金色できれい




メルカドにて苦労して自転車チューブを探し出し、交換した。
これで直ってくれればいいのだが。



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