忍者ブログ

となりの国

Home > ブログ > 記事一覧

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ホッチョコブレイク 3:写真走馬灯

今回は今まで撮りためてきた写真の中で、自分でいいと思ったものを選別し、
その中でも特に構図を中心によかったものを抽出して載せていきます。


ページを開くのが重くなるため、フルではなくサムネ状態にしてあります。
大きくしたい場合はお手数ですが画像をクリックしてください。

現在ブログの画像容量が限界の半分を超えてきているので、画像はすべて最低画質にしてあります。

完全に時系列順ではなく少しだけぐちゃっとしてしまっています。




にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周(自転車)へ

拍手[2回]

PR

長期旅行者のレストラン 〜 Lady Ville、ベリーズ

朝9時に起床。

昨日、チェックアウト時間を聞いたら

部屋は10時までだけどキャンプ場は何時でもいていい、泊まらないのなら夕方5時まででもいい

と言っていたので、朝はいつものようにのんびり。

11時すぎにテントの片付けを終えパッキングが終了、そのまま荷物を持って昼ご飯を食べにいく。


開店している食堂が見当たらないので、今日の第一村人に聞いてみると「こっちだよ」と鼻歌を歌いながら案内してくれた。
細い小道を通り抜け、広い草原に出ると小屋があった。
そこが食堂らしい。

中に入って今日のオススメとコーラを注文する。
このコーラ、半分凍っていたのだが、これがとてもおいしかった。
液体と一緒に口の中に入る氷は柔らかく、サーっとほどけるように溶けていく。

料理もおいしくいただき、水を買い足してこの村を出る。
もう少し泊まってもよかったかもしれない。
少し名残惜しい。



猛暑の中ベリーズシティに向け走っているとレストランを発見。
水がすぐになくなるため、飲み物を買いに立ち寄る。





他にもカナダのバンクーバーから来たというチャリダー2人がここに来ていた。


店にはたくさんの写真が貼ってある。





ここを訪れた旅行者だという。
日本人のチャリダーの写真も2枚あると店の主人が言っていた。

キーカーカーへ行くと言うと、主人の兄弟がフェリーの仕事をしているらしく、
「これを見せればいい値段で乗れるよ」とフェリースケジュールの裏にサインをしてくれた。
ラッキー。


敷地内の庭で休んでいたチャリダーがこちらに来て軽い会話をする。

バックパックを背負って走っているのかい?
そりゃよくないね。
俺もやったことあるけど、背中に悪いよ。

そういえば前にもアラスカでこんなこと言われたなぁと思いながら、そうだねと返した。


店を出てようとすると、店の主人が「カメラで取るから自転車と並んで」とこちらへやってきた。

次ここに来た時は君の写真があるよ

と言って送り出してくれた。
フレンドリーでナイスな店だった。





しばらく走り、時間もいい具合に暗くなってきた。

ベリーズシティ手前のLady Villeという町に入ったようだ。
宿を聞くと誰も彼もが「village international hotelがこの先にある」と答える。
そんなにオススメなら行ってみようじゃないか。


道中アイスを食べたりしながら進んでいくと、空港へ行く分かれ道のところに大きな看板を発見。
さっきのホテル名がでかでかと書かれている。


入り口付近へ近寄ってみると、スタッフが歓迎ムードで出迎えてくれた。
台湾からきたというオーナー達が優しい笑顔でこちらへ来て声をかけてくれる。

値段はかなり高かったが、特別にと少しだけ値下げしてくれ、しかも夕食まで無料でつけてくれるらしい。
金を払っている最中、

ちょうど今日本人が1組泊まっているから日本語で会話できるんじゃないかしら

ということを聞かせてくれた。

これはいいタイミングにきたもんだ。

というか、こんなところになにしにきたのだろう。
空港から直接ベリーズシティに行った方がよかったんじゃないかな。


結局その日本人とは顔を会わすことなく終わってしまった。
残念だったが、会ったとしても何を話したらいいかわからないので、これでよかったのかもしれない。

高いだけありこのホテルはきれいで広く、サービスも大変よかった。
客が少ないのが心配になってくる。


    ↑特別に出された夕食。めっちゃうまかった



にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周(自転車)へ

拍手[1回]

自然保護区にキャンプしよう 〜 Crooked Tree、ベリーズ

〜〜〜〜〜〜〜〜
メキシコではほとんどの場所でトイレに紙を流せないのですが、
ベリーズでは流せるところが多いことに衝撃を受けました。

そんなに高くないホテルでも流せるところがあったり、
キャンプ場でも流せたりと、
ずっとくずかごに紙を捨てなければいけない環境にあったので驚きました。

ただやっぱり水圧が弱く流せないところもあるので、そこらへんを見極めなくてはいけません。
〜〜〜〜〜〜〜〜


オレンジウォークには2泊した。
ここベリーズは小さな国なので、ゆっくりまわってみようと決めたのだ。
入国時に3週間と頼んだビザも30日間入れてくれたみたいだし。


オレンジウォークは小さい町だったが、これが第2の都市らしい。
ホテル周辺で北米人をよく見かけた。
英語が通じるからだろうか。
いったい何を見にきているのだろう。
それくらい見所はないと言っていい。

巨大なバックパックを背負った人たちもよく見かけ、女性バックパッカーも多かった。


八百屋の看板にchocolocoという文字が書いてあったので買ってみる。



どんなものかというと、
凍らしたバナナにチョコと砕いたピーナッツとココナッツとマシュマロと小さいカラーチョコがついたものだった。
バナナがシャーベット状で冷たく、暑いときにはいいかもしれない。

味としては、さすが元イギリス植民地、という感じだ。
腹が減って冷たいものが食べたくてしょうがないとき以外、今後これの登場はないだろう。




あっという間に時は過ぎ、次の朝に出発。

町を発って早々、バス停に座っていた男性に声をかけられる。
俺の庭にキャンプしてもいい、ということだった。
ありがたい申し出だったが、まだ昼の12時だったので断る。
 



この先あまり家がなく、道の悪い中を延々と走る。
水がなくなりフラフラになってベンチに休んでいると、後ろからおじさんがこちらへ向かって歩いてきた。

次の町までどれくらいか聞いてみる。
するとあと4kmくらいで着くと言う。
喜び勇んでそちらへ向かった。


道を右側にそれ、砂の道路を進む。
が、この道が予想以上に酷く、進むにつれ地面の砂が柔らかくなりタイヤが埋まってこけそうになるし、もっと行くと大きめの石がごろごろしていて自転車を押していかなくてはいかなくなった。

両脇には大きな湖が広がっていて、つまり湖の真ん中を通っていることになる。
景色はすごくよかった。
 

4kmと言われたが10kmくらいあるんじゃないかというくらい走ってやっとCrooked Treeという村に到着。
入り口にインフォメーションセンターがあり、そこへ呼び込まれる。
ここは自然保護区になっていて、1泊以上するなら税を払わないといけないらしい。
しょうがないので8ベリーズ$(4us$)払った。
国を出るまで有効だから、と係員に笑顔で言われる。

村の地図をもらい宿やキャンプポイントなどの情報を教えてくれ、わからないことがあったら何でも答えると言ってくれた。

疲れていたのでここで休憩していると、どうやらバスの時間がきたようでその係員がセンターを閉めて出て行ってしまった。
もしかしてもう少し遅くついたら金を払わなくてよかったんじゃなかろうか。



さすが自然を保護しているだけあり、いい景色が広がっている。

 
    ↑村全体がこんな感じの景色


    ↑そうですね、どう見てもスーパーマーケットです


    ↑鳥がとまっているのがおわかりいただけるだろうか

この村は鳥が多く、色々な種類の鳥類が数多く見られた。
昔鳥を飼っていた身としてはとても嬉しい景色である。


キャンプをするつもりだったが、試しに見にいってみようということで、さっきのスタッフに安いと言われたINNを覗きに行ってみた。

子どもたちの呼び込みを受け、そちらに行ってみるとオーナーのおかみさんが出現。
部屋を見てみると田舎のホテルとは思えないほどきれいで、湖を見渡せる景色も素晴らしかった。
始めは80ベリーズ$と言っていたが、値段が高くテント泊の予定でもあったで渋っていると70、60とどんどん下がっていき、最終的には50になった。

他のところも見て回ったらいいんじゃない?とおかみさん。
ただ、ここより安い宿泊所でも70$はするしこんなにきれいじゃない、とのこと。
もし戻ってきてくれたら朝食と昼食をつけるしバードウォッチングもできるよ、と言ってくれた。


うーーーん・・・・ホテルを見になんて行かなきゃよかった。
泊まりたくなってしまったではないか。
どうしよう、せっかく値下げしてくれたしご飯もつくなら泊まってもいいかも…

と悩みながらキャンプサイトにも行ってみる。


高そうなロッジで受付をしているらしい。
値段を聞いてみると20ベリーズ$。
ロビーで無料のWi-Fiも繋げるらしい。

即決。
ネットに繋げられるのが決め手となった。
ごめんね、おかみさん。



キャンプサイトにはシャワーとトイレと水道が完備されている。
たき火で自炊もできそうだったが、材料がないのでレストランへ。

ご飯にカレー風味の豆の煮たものがかかっていて、申し訳程度に焼いた肉が乗っかっている。
とてもおいしかった。
レモネードなのにパイナップル味のジュースもなかなかうまい。

店にあった張り紙には「クレジットカードのことは聞かないで。夫が使い込みで死んだの」と書かれていた。
ジョークかと思ったが、彼女の気だるい雰囲気を見ると、もしかしたら本当なのかもしれない。


食べ終わると外は暗くなっており、暗闇の中を帰る途中、ホタルが大量に飛んでいるのを見つけた。
その幻想的な光景を見ながらキャンプサイトにもどると、なんとこちらでも数匹飛んでいるではないか。
ホタルを見ながらキャンプなんて、贅沢だなぁ。


結局ネットは繋がらなかったが、夜にも鳥が飛んでいてかわいいし、小さなカエルは半透明できれいだし、楽しい一夜を過ごすことができた。












にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周(自転車)へ

拍手[1回]

販売人と物乞いと子どもと村人とのやりとりが捗る国 〜 ベリーズ Orange Walk

ホテルの庭に座っているオーナー夫妻と会話をし、見送られて出発。


次の町のレストランで朝昼兼用の食事を注文する。
点いていたテレビがスペイン語だったため、スタッフにスペイン語で話しかけてみる。
ちゃんと通じたようだ。

会計時にメキシコ人か、と聞かれたので違うと答える。

じゃあドイツ人?

違うよ。日本人。

へー。んーと、你好(頭を下げる)・・・・・あ、これは中国かハハハ

やはりスペイン語は楽だ。
なんでだろう。
文法とか気にせずに使っているからだろうか。
そしてそれが素直に通じてしまうからだろうか。



通りに座っている人たちはこちらに"Hey!"と声をかけ挨拶してくれるし、
トラックに乗っている子ども達は全員が手を振ってくれる。

いい国だな、とつぶやく。



今走っているこの道は村がずらっと並んでいるようで、畑や野原に出ても数十分走るとまた家が建ち並ぶところに入る。

そのため飲み物を買い飲みしながら走ることができた。
買いだめする必要がないのは便利だ。
自転車が重くなってしまうと進むのが大変になるから。

とある村の中華系のスーパーで飲み物を買った。

AriZonaの見たことがなかった味、オレンジ。
あとチョコミルクだ。
両方ともなかなかおいしかった。


その同じ村でのこと。

自転車で走っていると目の前の男が道を塞いできた。
手にはギブスのような筒状のものをつけ、首にかけている。
最初のほうは聞き取れなかったが、「俺たちは心の友だ、2ドルくれ」ということらしい。
こっちも金がないから2ドルくれよ、と言ってみた。
すると、

俺が? 君に?

と少し驚いた表情を見せた。
が、すぐに泣くような仕草をし出す。

God bless me...

と言っている。
こちらとしては、この人が信仰している神を持っているわけではないので何と言っていいかわからず、とりあえず

せやな(yeah)

と答えておいた。

男は目から涙を流しながら

2ドルでいいんだ、くれよ

としつこくせまってくる。
ごめんね、泣き落としはこっちの得意分野だから、君の嘘泣きは通用しないんだ。

男は自転車を片手で強く掴み、タイヤを脚で挟んでいるので前には進めない。
ギブスに銃が隠れていないかチェックした後、

がんばってね

と言いながら男の肩を叩き、バックして彼を振り払う。
男は、後ろから車が来てる、とあわてて教えてくれたが、それでも手を離そうとしない。
バス停でおしゃべりしていたお母さん達がこちらに気づき、声をかけてくれたおかげで男はひるみ、自転車から距離をあけた。
その隙に男の横を通り、good luck, good bye.と言って逃げ出した。

他でも物乞いに絡まれたことは数回あるが、こんなにしつこいのは初めてだったな。



Orange Walkの看板が見えたのでそちらにタイヤを向ける。
進むと店がいくつか現れるが、「町」という感じではない。
地図の文字の太さからすると、結構な大きさの所なはずなのだが。


日よけパラソルの下で食べ物や飲み物を売っている家族がいたので、ちょっとよってみる。
“コップに入った白い何か”がオススメだと言われたので、試しにそれを購入。1ベリーズ$(50usセント)。
食べてみると、とろっとした牛乳プリンという感じだった。

その家族はニコニコとこちらに話かけてきた。
ちょうどいいので情報を聞いてみることにした。

そして、
オレンジウォークはもう半マイル(800m)先であること、
ベリーズはベリーズシティ周辺以外は治安がよくキャンプもできること、
などを聞き出した。

やっと英語になれてきたみたいだ。
スムーズな会話ができて嬉しくなった。



オレンジウォーク中心部へ到着。

路上で何か民芸品のようなものを売っている年齢不詳の男に声をかけられる。
お互いグーにした手をぶつけ合う。

お前日本人だろ

とずばり言ってきた。

なんでわかったの?

見た目でわかるよ。中国人は目がもっと小さいからな

あれ?でもけっこう中国人と間違えられてたんですけど。
ってことは他の人は知っててわざと間違えていたということか?
いやでもさっきのプリン売りの女性も話の流れ的に中国人だと思っていたようだったし・・・

考えてもわからないので、その男が何を売っているのか聞いてみた。
カラフルな細い布状のそれは、ベルトだったようだ。
白い紐で belize という文字が縫われている。

これをつけておけばベリーズに行ったことのある人に会ったとき話が弾むだろ

と男は言う。
ベルトもだいぶよれよれになってきたし買ってもいいかな、と思ったが、長さが短かったのとすぐに破れてしまいそうだったので保留。
グッと親指を立てて男に突き出すと、男はまた拳を差し出した。
ぶつけ合う挨拶をして別れる。


メキシコでも似たような挨拶があったが、少しだけ違う。
メキシコ版は、手を握手の要領で合わせてパンと叩いたあと、すぐに拳をぶつけ合うのだ。

これを教えてもらったのは、メキシコシティにいた時に自転車を修理してもらった職人のおっちゃんだった。
さすが職人というべきか、拳をぶつけるタイミングが非常にシビアで、なかなか納得してくれず何度もやらされた。
メキシコに来てすぐに教えてもらったので、結構使いどころがあっておもしろかった。



久しぶりに酒を飲んでみようと、店でビールを買ってみた。

ベリーズ産のビールらしい。
入国したときからこの名前がよく目に入ってきたので気になっていた。

味は・・・うーん、あまり好きではない。
苦いなーと思っていたら、なかなかのアルコール度数だったようだ。


酒はまた当分いらないかな。



にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周(自転車)へ

拍手[2回]

PAGE TOP