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となりの国

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いつ頃からか私はたくさんの友達を失いました。





ニカラグアに来て3ヶ月が経とうとしていた。




長い間同じ場所で生活していればそれは色々なことがあるわけで、


たとえば日本人チャリダーの3人組が来て一緒に食事に行ったり、
彼らから「もう使わないから」とパンクしにくいタイヤをもらったり、


オカリナをいたく気に入ってくれたストリートチルドレン風の青年たちと仲良くなり夜の街で音楽をかけながらたむろったり、
彼らはそれぞれ特技があって、オペラを歌えて入れ墨を生業にしている人、ギターやベーズやドラムを演奏できる人達など多才で、そんな彼らからスケボーの乗り方を少し習ったりもした。


ホテルの外でひったくりを見つけるのも数回に増えた。
盗みと宗教についてホテル従業員に聞いてみたところ、

「働きたくないからあいつらは盗みをする。彼らにとって盗むことと宗教は関係ないんだ」

と言っていたので、あまり宗教って意味がないのではないのかと思ったりもした。
ただそれで人生が変わったという人もいるので、なんとも言えないところだ。




ニカラグアを出る前日、長期間ずっと一緒に同室ですごしていたフランス人のオリバーが出て行くことになっていたので見送る。

彼とは一緒によくネットゲームをして遊んだ。

レストランにある台のサッカーゲームで遊んだこともあった。
瓶ビールを飲みながらの試合は白熱を極めた。
こちらの負けず嫌い加減にかなりウンザリしていたようだったので少しかわいそうだったかもしれない。

バスに乗っていく彼を見送り、翌日は自分の番だ。




ホステルのスタッフたちはみんな自分のことをひいきにしてくれて、とても居心地のいい環境で過ごすことができた。

時には言葉が通じず気持ちのすれ違いで喧嘩もしたけれど、しかし最後まで自分のことを見捨てずにいてくれたことがとても驚きだし、感謝している。



彼らに機嫌を聞く時はいつも「100%元気だ」と答えていた。
なぜいつも100%なのか謎だったし、そしてそれが羨ましかった。

自分は決して100%とは答えなかった。
いつもなにかしら小さな失敗や気になることがあったからだ。

彼らにとってそのような小さなマイナスは加算されないようである。


自分もいつも100%だったらいいのに。
そう思った。



きっと口で「元気出せ」とか「頑張れ」と言われてもこのような気持ちにはならなかっただろう。

彼らのカラッとした元気な姿と口ぶりと人懐っこさがそうさせたのだ。



そんなスタッフの一人、ロベルトは前日の帰る前にわざわざ挨拶に来てくれ、ジミーはその夜色々とご馳走してくれた上に”Nicaragua”とかかれたブレスレットをプレゼントしてくれた。
それは彼が毎日腕につけていたものだった。





翌日の朝、バスで空港へ向かい飛行機に乗ってコロンビアへと発つのだが、その間にいくつか問題があった。


その問題とは・・・


       次回へつづく






隣町までコロンビアの友達のためのお土産を買いにいった。





買ったものの数々。
自分のお土産が多くなってしまった。
左上の包みは木の宝石箱。
漫画『キミのかけら』でありそうなタイガーアイのネックレスとパチンコは自分用。







空手の張り紙があったので一度行こうと思っていたが、忘れてしまっていた。
結局行けずじまい。





使い勝手が本当によかったお気に入りのユニクロカーゴパンツともここでお別れ。
こんなやつとまたどこかで巡り会わないかな。




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命題「パッカーとチャリダーの違いについて」の予行




最近は動画作りに精を出しているせいで、ブログの更新をないがしろにしてしまっています。

書きたいことはあるのですがなかなか手がつけられないジレンマ。



ということで、ずっと書きたいと思っていた

「バックパッカーとチャリダー」

についての考察的ななにかを書き出してみたいと思います。


しかし、数日前に下書きをしたためてみたところ、本一冊とまではいかないまでも映画のパンフレット一冊分はありそうなくらい長くなりそうな勢いでした。
内容が多すぎて途中で下書きを諦めたほど。



なので今回はもっとざっくばらんに、ザザッとジャッと、体験版のような感覚で筆を、もといキーボードをとってみます。
いやキーボードとったら打てないけど。

まあ今のところの考え、ということで。



___________________




色々な人と話していると、どうも「旅行者」というくくりで見られてしまうことが多い。

しかし実際は同じ旅行者でも、バックパッカーとチャリダー、ライダーや自家用車旅行者、そして短期旅行者では全然違うものなのだ。


今回はバックパッカーとチャリダーの違いを紐解いていこう。(大雑把に)




  1、荷物  


多くの土地を訪れていると、仲良くなった人からお土産を貰うことがたまにある。

これはすごくありがたい。
ありがたいのだが、チャリダーに取って荷物が増えることはかなりの非常事態だ。

詳しい話は今回省くが、荷物も無限に持てるわけでもないし体力や自転車の故障の原因になるなど、問題が多々あるのだ。



その点バックパッカーはチャリダーほど気にしなくてもいい。
なぜならバックパッカーの移動のほとんどは乗り物だからだ。

荷物を背負って歩くより乗り物に乗せておくことのほうが多いので多少の重量の違いは大きな問題まで発展しにくい。


もちろんこれは人によりけりで、バックパッカーでも荷物を軽くすることを念頭に置いている人もいるし、乗り物をほとんど使わない人もいるので一概には言えない。


だが、体からはみ出ている巨大ザックを背負い揚々と街をさまようバックパッカーを何十回も見るにつけ、きっと荷物制限の問題は自転車ほどないんだろうな、と思うのだ。



ということで1の違い、

  荷物の臨機応変さ






  2、睡眠  


これは本当に偏見だと思うのだが、バックパッカーは起きるのが遅い人が多い気がする。

ドミトリーでは昼過ぎまで寝ているバックパッカーを一人は見る。


というのも、彼らの移動はバスの時刻に左右されるわけで、昼から発つ場合は別に頑張って早起きする必要はないのだ。



逆にチャリダーは起きるのが早すぎるということもある。
毎日朝5時に起床とか、わりと普通にあったりするからね。
びっくりだよね。


自転車の場合は、早く出発しないと走れる時間=距離が稼げないというのがあるのでしょうがない。


こう言うと自転車乗りは健康的に見えるかもしれないが、一日中自転車に乗って同じ姿勢でペダルをひたすらこぐので、実際ボロボロである。

体も、そしてケツも。




2の違い、

  活動時間




あ、自分っすか?
自分は・・・・・・バックパッカー生活ですね完全に。


いやほら昔はさ、自転車旅行中は4時起床とか普通だったんだけどさ、ってか大学時代からそんな感じだったこともあったんだけどやっぱそれってどうなのかなってだってずっとつづけていったらやっぱりからだがおいつkanakutekekkyokutukareteshimaunonedakaramimokokoromoguttarisuruyorikawanesounarumaeniyasunndahouga...(30分つづく)






  3、活力  


2の話のつづきになるのだが、上に挙げたようにチャリダーは朝早く起きてはペダルをこぐ日々を送っている。

それは体に負担がかかる作業であり、かなりの重労働だ。
 
だから町に着くと、彼らは休む。
とにかく休む。

彼らにとって町は観光する場ではなく、ゆっくり休養するところなのである。



町でのバックパッカーをチャリダー目線で見るととても驚く。
彼らは恐ろしく活動的なのだ。


今日は博物館へ行って遺跡を見に行って明日はバスに乗って隣町へ・・・



…休まないの?




そんなわけで、意外かもしれないがチャリダーはそんなに活発に観光はしない。
どっちかというと引きこもる人が多い。
性格も若干根暗な人が多い気がする。

その分町と町の間の部分を走行中に楽しむので、バックパッカーとチャリダーでは見るところが完全に違うのだ。





3の違い、

  旅行の観光ポイント



自分は町でも楽しみたいので一日それほど走りません。
楽しそうだと思ったら町にフラフラっと立ち寄って気に入れば数泊します。
わがままボディです。






  4、資金  


チャリダーとバックパッカー、どっちが安く旅行できるだろうか。











正解は、圧倒的にバックパッカー。



やはり時間というものは偉大で、距離が離れれば離れるほど移動時間に差ができてしまい、チャリダーは「食費・宿泊費」という旅費の大部分を占める部分がかさんでしまうのだ。

移動のスピードは何倍もバスのほうが早いので、いくら交通費がかからずキャンプもできるとはいえ、チャリダーたちは倍々ゲームでどんどんと差がつけられてしまう。
旅行進捗度も、金銭面でも。





4の違い、

  旅費の差




________________________





まだまだあるのですが、とりあえずこのあたりにしておきましょう。


どうです、全然違うでしょ。

だからお互い話していても全然話が合わない。



みんな(バックパッカー)は

「こっちのバスのほうが安いですよ。ここから20分のところにバス停があるんで」
「あそこの美術館行きました?学割効くので持ってたら安いですよ」

とか話してんのにこっちは入る隙がないんですよ。
だって接点がないから。




そんなに違う両者、話しかける機会があったときには気にかけてみてください。






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いつ頃からか私にはたくさんの友達に囲まれていました。



今回は普通の現状報告。




ニカラグアにきて早2ヶ月半。
この生活にも大分慣れてきました。


相変わらずグダグダやっています。


時々路上でオカリナ演奏をしているのですが、それを聴いてくれた人達が声をかけてくれます。

曲のレパートリーはまだまだ少ないうえにゲーム音楽を中心に吹いているというマイナー嗜好なため広く食いついてくれることはないのですが、

「ゼルダの曲吹いてたでしょ」

と言ってくれる人がちょいちょい出てきてくれたりして嬉しいです。
”ゼルダの伝説”は知っている人がどこにでもいるので反応もよく、練習してきてラッキーでした。



他にも

「あ、アヴェマリア吹けるのか」

「コンドルパサ(コンドルは飛んでいく)だね」

と注目してくれる人もいて、そのおかげで知り合いもたくさん増えました。




以前ちょっとだけサンドイッチとアイスコーヒーを売っていた時期がありました。

本当に少しの間だけだったのですが、今でも街角を歩いていると「おーい卵サンドイッチ!」と言われたりしています。



「今日はアイスコーヒーないの?」

とか

「サンドイッチどうしたの?」


と聞かれるときには、

 みんな好きじゃないみたいだから

と答えるのですが、

「あらそうなの。私たちあなたのコーヒー気に入ってたのよ」
「私はあの卵サンド好きだったけどな」

と言ってくれる人達がいて驚きました。
だって全然売れなかったんですよ、本当に。


やめてしまったことを残念に思ってくれる人達がいてとても嬉しかったです。

もしかしたら、もっともっと続けていればもう少し売れていたのかもしれないと少し後悔していますが、しかし今更再会する気はありません。
環境も変わりましたしね。


ここニカラグアのマヨネーズって日本のものと違い酸味が強いんですよね。
日本のはもっと甘くてコクがあるのですが、その違いのせいでこちらで作る具の味がかなり変わってしまい、おいしく作るのが難しいのです。

なにを足したらあの”コクまろ”な味になるのかわからないし、自信のないものを売るのはあまり好ましいことではないので、今更売りたいという気持ちにはなれません。






動画も作らないといけないのですが、なかなか作ることができません。
やる気が全然出ないのです。



今までなら動画内でやりたい企画や編集がなにかしらいつもあるんですよ。


たとえば、

オープニングを作ってみようとか、
BGMやSEをつけてみよう、
この曲を入れたい、
リプレイやムービーの静止画を挿入してみよう、
音声を外して他のムービー画像につけてみよう、などです。


それをどう差し入れるか考えながら白熱して動画を作っていたのですが、今回はそういうのがあまりなくモチベーションが維持できていません。


初期のころなんかは
撮影時に構成を想定して「このシーンをこういう風に使おう」と考えながら撮っていたのですが、
いつのころからか編集の遅れやアイディアの枯渇によりそういうのもなくなってしまい、「とりあえず撮っておこう」の連続で編集に余計時間がかかっているのが現状です。



ニカラグアにいる間にニコニコの動画を1つ、youtubeの動画を2つ作るつもりだったのですが、今までの成果は



なんと



です。



これはマズい。
早く進めなくては。

でも、やらなきゃやらなきゃと思ってると余計できないんですよね。



なんだか反省回になってしまいましたが、これから精進したいと思います。

ただこの怠惰な性格はどうにも治りそうにありません。





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旅の相棒の選び方 〜 ザックの話





旅行といえばかばん。

ボストンバッグを旅行のお供にする人もいれば、ザック、スーツケース、ウエストポーチなど様々。
長期間の旅行ならばたくさん入って丈夫なスーツケースを使う人が多いでしょうか。


両手を空けておきたいならザックやデイバックが便利です。
ザックを背負って世界旅行をしている人を俗に「バックパッカー」と言います。

※ザック=バックパック=リュックサック




今回は世界旅行に持っていくべきザックの話。





旅行のタイプによって使用するザックは違うとは思います。

バスやヒッチハイクなど乗り物中心で進むバックパッカーは自力で運ぶ距離が少ないため80ℓ以上の容量の超大型ザックを使っている人が多いようです。


自分の場合、最初は基本歩きで進む予定だったのでザックは55ℓとそこまで大きくなく、また荷物も全体的に小型で軽量の登山系中心に揃えていきました。


その後計画は変わり自転車で進んでいくわけですが、そちらでも好都合だったため、これはいい選択だったと思います。
しかしテントは小さすぎて体力回復につながりにくいので、そこはちょっと失敗だったかもしれません。




さて、

「旅行に行こう」
「ザックを買おう」

となったときに

どれを選べばいいのか、
どのブランドがいいのか、

迷いますよね。



ええ、ええ、わかります。


アウトドアショップやスポーツ店に行ってみると、壁にはズラッと並ぶザックの山。
大きい店では天井近くまでそれは覆い尽くし、脚立が用意されたりしているところなんかもあったりして、
もうこれ初心者にしてみれば山に登る前から登山させられちゃってる勢いがありますよね。
店のやる気がもうすごい。



そんなたくさん選択肢があって、
「じゃあどれを選べばいいの?」
ってなったとき、

言えることは一言。





とにかく試着せよ!!



これに尽きます。



ネットで買っちゃダメ!

ブランドとかもそこまで考えなくていいと思います。




とりあえず必要な容量のものを見ながら、デザインで気に入ったものを手に取ってみましょう。

参考に、山小屋1泊で大体30〜40ℓくらいでしょうか。
3泊以上だと多分50〜60ℓくらい。
おそらくキャンプでも同じ程度で、ホテル泊まりならもっと少なくなります。というかこれあんまり参考にならないか。


どの程度荷物を持つのかにもよりますが、気持ち少し大きめを選んだ方が後々役に立ったりします。
あとは体力との相談となるでしょう。




ポイントとなるのは、


肩ベルトのつなぎ目部分がしっかりしているか。

ここは壊れやすいのでチェック。
ベリッといかないようにね。
ついでに肩にきちんとフィットしているかもチェックしましょう。



それからストラップやパッドなど、体に変に当たっていないか。

放っておくと痛くなったり痣になったりするので、試着で確認しましょう。
特にプラスチックや固いところが当たっている場合、長時間の着用はものすごいストレスになります。
あとは腰ベルトとチェストストラップもつけてみて体に合っているか見てみてください。



ザックの入口はチャックより紐で締め上げるタイプのほうが便利です。

というのも、荷物があふれ返ったときに紐だと融通がかなり利くのです。
あとチャックだと汗や雨で錆びて動かなくなったりもしますし、修理も大変です。

自分のはポーチなども含め1年半で外気に触れているほぼすべてのチャックが動かなくなり、開けっ放しになっています。
これは汗っかきだからというのが大きいかもしれませんが。
他の人はどういう状態なんだろう。



他に、背中の通気性とクッション性。

背中は常に触れる部分なので、よく吟味しましょう。
クッションがついていないとすぐに背中が痛くなってしまいますが、その分蒸れやすくなります。
旅行中の余分な汗は長期旅行者にとって大敵。
臭い、布地の劣化、洗濯物の増加、変色、錆、体力低下、不快感、水分が多量に必要になる、中のものにしみ込む、などなどいいことがありません。

暑いのに汗をかかないのは熱中症になってしまいよくありませんが、余計なところで汗をかくのはできるだけ抑えたいところ。

各種ザックでも背中の熱が放出されるように考えられたデザインが多種多様に出ていますので、色々試してみてください。
自分の背中にフィットしていてかつ暑くならなそうなものを選びましょう。



あとは、サイドポケットなど外側から入れられる別口のポケットがたくさんあると便利。

すぐに出し入れできる点と、小物類が見つけやすくなる点、潰れを予防できる点にメリットがあります。
デメリットは出し入れしやすい分盗られやすいところでしょうか。
大事なものは入れないようにしてください。



他にもあるでしょうが、とりあえず一度使ってみないとわからないところもたくさんあると思います。




自分が使っているのはグレゴリーのz55。


    ↑これのグレーのやつ


日本を回っていた時のものは底がすり切れていたので新しく買ったのですが、これはなかなか使いやすいです。
55ℓは世界旅行者の中では多分小さい方なのではないかと予想しています。


グレゴリーは重くて値段も高めだそうなのでオススメできるかどうかはちょっとわかりません。
自分は気に入っていますけどね。

さっきも書いたように腰ベルトについているチャックはすべて錆びて動きませんが、防水性の布で隠れている正面とトップ(フタになっているところ)の大きめのポーチ部分はいまだに使えています。


ちなみに自分がこのザックを選んだ1番のポイントは、
本体の見た目と「グレゴリー」という名前です。

そう、ただかっこいいから。

それだけ。



本人に合ったザックに出会えるかどうかは運も絡むので、まあこんな選び方でもいいんじゃないですかね。(適当)

もちろん試着して決めたので、今回のポイントには沿って買いましたよ。




ということで、ザックの選び方でした。




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