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となりの国

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断然トゥルアに滞在中!




 あらすじ

ウィリアム家でお泊まりはまだまだ続く。




今日はウィリアム君が仕事なので、その間彼の友達のチェチェと一緒に隣町までお出かけ。

ブガラグランデという町まで連れて行ってくれた。



    ↑ブガラグランデの中心部


チェチェはいつもプールの先生をしているのだが、ここの工場でも働いているという。




Nestleの工場勤務。
日本で言うところのネスレ。

コーヒーの製造に関わっているらしい。


収入多そうなのに副業をしているってことは、それくらいコロンビアの職業問題は難しいものなのだろうか。

それともプールのインストラクターのほうは趣味でやっているのかもしれない。





さっきから視界に入っていてずっと気になっていた背の高い教会へ侵入。


入るといきなり車登場。



まるでTOYOTAのディーラーのような展示のされ方。
なぜ車が飾られているのかは謎。


内装はこんな感じ。




  
    ↑手には生花が供えられている


まあまあきれいなところだった。
標準的な教会という感じ。



ソカロ(中心部の公園)はfree Wi-Fiが通っているらしい。



このWi-Fi zone、名前やメールアドレスなどを入力すると使えるようになるが動画共有サイトは使えないパターンではないかと予想。



帰りにチェチェが黒糖マシュマロを買ってくれた。



名前は忘れてしまったが、”ゼラチン”みたいな名前だったような気がする。

なかなかおいしかった。
唯一の欠点はすごく喉が渇くこと。






いつも誰かに付き添ってもらっていた自分だが、一人でトゥルアの町を歩き回ることももちろんある。




トゥルアの中心であるPlaza Boyaca(プラサボジャカ)。




チェスをやっているおじさんたち。

チェスの駒、でかいね。




のどかに鳥が木陰で休んでいる。
こんだけ近くても逃げないのは人間に慣れているせいか。


カットマンゴーを買ってみた。



太陽でぬるくなっているが、やわらかくて甘くておいしい。
ゼリーみたいにぷるぷるしていた。

そして安い。
なんと1000ペソ(50円)。





日曜日、近くの公園で子どもたちのためのサッカー大会をやっていて、その審判の手伝いにウィリアム君が来ていたのでそれを見学。


のはずが、知らないうちに手伝わされていた。


 




参加していた子どもたちにはヨーグルトとパン菓子が配られる。

それらを盗られないように見張っていたところ、
「それいくら?」
と尋ねにきたサッカーに参加していない子どもたちが多数存在。

いい商売になりそう。


公園には野生の馬が草を食みにきた。



かわいい。
小さいのでまだ子どもだろう。


それにしても、野生の馬が街中をうろついているというのは日本の常識的に考えると結構すごい。

山の中ならまだわかるが、街に住んでいる野生の馬だ。
ものすごく違和感がある。

夜バイクの後ろに乗っていると、ゴミをあさる馬の親子を見てちょっとした衝撃を受けたりもした。





家の近くの女の子が15歳パーティを開くというはがきが来たので、みんなで行くことになった。


ドレスコードはないらしいのだが、一応きちっとした服を着ていくことに。




前にコロンビアで仲良くなったジョンからもらった服を装着。




ウィリアム君もオシャレしている。
カフスボタンに苦戦。



夜の10時すぎからスタート。
すでに待ち疲れている自分。




まずはプリンセス(誕生日を迎える子がそう呼ばれていた)のダンス。

知り合いや家族の男性と交代しながらダンスを踊っている。



バンドマンやダンサーがどんどん来る。
なんとも豪華だ。



食事もあるということで期待していたが、ポテトチップや弁当に入った軽食のみ。

しかも家族たちが配り回るので、ガツガツ取って食べることは不可。



  オウノオ





右の子はパーティで仲良くなった近所の男の子。
彼も暇していたようだ。

左は前回も出てきたエドウィン。
恋人がいるのであまりダンスに乗り気ではなかった。

 




そうこうしているうちに滞在は一週間以上にも及んだ。

楽しい日々だった。
食事も毎日3食提供してくれ、言葉の通じない異国人に一生懸命話しかけてくれるここの家族と友人たちには感服する。


そろそろ出発しなくてはいけない。









この町ともお別れだ。




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トゥルアを案内されまくり!





 あらすじ

コロンビア・トゥルアのウィリアム家に宿泊中。




ウィリアム君はどこかへ行ってしまい、一人では暇だろうと気を効かせてくれたお父さんのウィリアムさんが仕事場まで連れて行ってくれた。



    ↑トゥルアの中心部はこんな感じ



ウィリアムさんはトイレやシャワーなどの水回り関係の品を売っている店で働いているようだ。


仕事場から少し散歩。

ブドウだらけのカートがなんとも芸術的だ。




ココナッツフラッペが安かったので買ってみると、なんとパッケージに日本語が!

 

「味覚は新しく体現してぃる」と書かれている・・・
どういう意味だこれ。



ウィリアム君と再会。
バイクの後ろに乗っけてもらい、彼の友達のルーチョと一緒にサルピコン(フルーツがいっぱい入った赤色のフルーツジュース的なデザート)を食べにいった。



    ↑スペインやイタリアっぽい顔立ちをした明るく気のいい人だ



夕方、別の友達エドウィンとショッピングモールへ。
大雨の中を猛ダッシュで駆け抜けた。



エドウィンと彼女、2人が付き合って3ヶ月記念という大事な日にプレゼントが欲しいらしい。



3ヶ月記念日ってなんなんだよ!!


と思いながら一緒に人形を物色。


人形だと子どもっぽいかな、と思ったので

「鞄とか靴とかにしたら?」

と伝えてみる。



しかし彼には十分な金がなかった!

それはしょうがないね。




    ↑ショッピングモール内にて。二人は偶然にもマリオブラザーズカラーの服装になっていた



     ↑立派な自転車屋もあった。この町にはかなり良さそうな自転車屋が多数存在している模様



    ↑こっわ!自分はプーさんのイーヨーが大好きなのだが、これはちょっと高田純次すぎる



    ↑彼らに写真撮られた。後ろに書かれてるのは「I ♡ NewYork」のスペイン語版



どんどんいろんな人を紹介してくるウィリアム君。
他のとこでもそうだったが、そういう習慣なのだろうか。

ただでさえ人の名前が覚えられないのにこれは困った。



    ↑ウィリアム君のいとこかなんか、血縁関係の家。ここにはたくさん動物が飼われていて楽しかった




別日には近くの公園へ。


    ↑いつものようにウィリアム君のバイクに跨がり4人で来園。後ろの青い人は係員のおじさんなので無関係



   ↑竹がたくさん生えていた



    ↑なかなかいいところだ
















    ↑この川に入るんだってさ



    ↑この写真から伝わってくると思うが、この川、めっちゃ冷たい



    ↑冷たく流れも速いし下の砂利も痛いので早々に上がりました




夕方には、中央に大きな木の生えている池を見学。



    ↑中央の木は鳥の巣になっていた







    ↑夕日が池に映る


  



    ↑逆さまに写真を撮ったみたいになる




大きなショッピングモールはまだあるということで、そちらにも行ってみることに。


フードコートには日本食屋があり、yakimeshiやらyakisobaやらの言葉に引かれてそっちへ向かう。



するとここのおばちゃんの口から日本語が飛び出してきた。

日本人の友達がいて、その人から教わったそうだ。


流暢に日本語で話すのを横で見ていたウィリアム君。
その後、彼がこの出来事を話のネタのひとつに加えたのは言うまでもない。



    ↑ジュースがジ1ースになっているのがひっかかる。たしかに似てなくもない




 つづく



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ズボンの穴、そして友人のコロンビアーノ





ラ・パイラという無名な村で路頭に迷った次の日。

救いの手を差し伸べてくれた人たちは朝はやくから働いていた。



テントの中は灼熱のようで、しかし蚊が入ってくるためテントを開けられないというまさにサウナ状態。

寝苦しい夜を過ごして寝不足気味だが、ここにずっと居残っているのも迷惑な話であろう。


テントを片付けて出て行こうとすると、朝食を提供してもらった。
ありがたくいただく。



コロンビアでは家に遊びにきたお客には食べ物と飲み物を提供するのがマナーになっている。
それを断るのは失礼に当たるのだそうだ。

皆さんもコロンビアに来て家に招待されたときは、素直に彼らの接待を受け入れましょうね。





友達のいるトゥルアまではそこまで距離が離れていないということなので、のんびり進むことにした。


道は非常になだらか。
なんとも走りやすい。

昨日の絶不調が嘘のように颯爽と道路を走ることができた。



整備された道路と草地を通り、苦労もせずにトゥルアへの看板が見えた。



       ↑Tulua  ↑Tulua        ↑Tulua
   って看板つけすぎ!




看板に従い右に入ると、分かれ道。
人に尋ねながら中心部へと目指した。


聞き慣れないトゥルアというところは小さな村だとばかり思っていたが、これがなかなか広い。
迷ってしまいそうなくらいだ。

しかし、後日聞いたのだが、トゥルア在住のコロンビア人に言わせるとまだまだここは小さいらしい。

小さな村をたくさん見てきたので、自分の感覚が麻痺してしまっているのだろうか。
それとも相手の志が高いのか。


少なくてもサルサルよりは断然でかい。
5倍は優にあると思う。





さて、中央広場へ到着。

電話レンタル屋で携帯電話を借り、友達の元へ電話をかける。


もちろん言葉は通じないので、電話を貸してくれたおばさんに渡し通訳してくれるよう頼む。
携帯を受け取った彼女はそのまま電話を切ってしまった。


なにやってんだ! といいながらもう一度かけなおし、別の人へパス。



結果、
「ここで待っていれば迎えにきてくれる」という。

それじゃあオカリナでも吹きながら待ちましょうか。




    ↑ついにズボンが破れてしまった。かなり使い勝手のよかったお気に入りのユニクロカーゴ。これはもうはけないな
※下には自転車用スパッツをはいているのでご安心ください。




    ↑ちなみに横側もごらんの通り。ウエストポーチが擦れていたせいで横に裂けてしまっている。縫うと針穴から余計に穴があいていくので、修復できる手段はアップリケくらい




警察や野次馬が集まりだし、自分を取り囲み守る守備陣形が自然と組まれるのを感じつつ待つこと10分ほど、
コロンビアのグアタペで出会った友達、ウィリアム君がバイクで登場。

彼についていき家へと招待された。



    ↑ウィリアム君。年は一個下



久しぶりに会った彼の両親たちにも挨拶。

なんと、彼の部屋を使わせてくれるという。
好きなだけ泊まっていっていいよ、の声に甘えて本当に好きなだけいることにした。




そんなわけで、翌日からここトゥルアの観光が始まります。

この日はテント泊で寝不足だったため、寝ます。
おやすみ〜。




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タイヤは空いても、部屋は空かず。



ラ・ビクトリアからハイウェイの25号線に戻ってきて南へ進む。




目指すはTulua(トゥルア)という町。

ここには以前グアタペで出会ったコロンビアンの知り合いの家族がいるのだ。
その中でもサッカー教師をしているという人と仲良くなり、SNS上で「また会いたいねー」なんて話をしていた。


距離的に考えて、急げば今日、ゆっくり行っても明日には着くだろう。




しかし、ちょっと待って。

これ見て! ↓





Zarzal(サルサル)だって!!!!



サルサル。



こんなおもしろそうな名前の町、行きたくなるじゃないですか!




サルサル。




これは行くしかない。


ということでサルサルの町へ方向を変える。




    ↑きれいな木のトンネルをくぐって町へ入る。スピードを出させないためのバンプがあり、上下にドッスンドッスンしてかなり走りにくい




このようなのどかな光景が続くのかと思いきや、




中心はかなりゴミゴミしたところだった。(写真無し)



レストランで安い食事をすますと、そこのお客がこちらを見て(厳密には自転車と荷物を見て)キャアキャアと歓声を上げながら色々と質問してくれた。


旅をしていると割とよくあることだが、それでもいろんな人が注目して気にかけてくれていることは素直に嬉しいと思う。




町を一通り見て回り、さて先へ行こうとしたところで



プッシュー



という甲高い音が後ろのタイヤから聞こえる。



これは・・・

ものすごく嫌な予感が。





みるみるうちにペッタンコになるタイヤ。


ああ、やっぱり。
パンクしてしまった。




自分で直してみたが空気は抜けるばかりだったので、サルサル中心部までもどり、先ほどチェックしていた自転車屋を訪ねる。


「これはもうダメだね」


と、自転車屋からダメの烙印を押されたチューブは手早く取り替えられることとなった。



そうこうしているうちに時間がかなり押してしまったのでホテルを探す。

しかしなぜかどこもいっぱいで空きがないらしい。



こんな観光地でもないところで宿がないなんて・・・
としょぼくれる。
サルサルを出て先へ進むしかなくなってしまった。





サルサルから10kmほど走った地点。
そのあたりで、タイヤの様子がおかしいことに気がついた。


さっき直したはずの新品のチューブから、マックスまで入れていた空気がなくなっていたのだった。


入れたはずの空気が、いずこかへ消えてしまった。
たちまちの内に。




え?

・・・なにこれ手品かな?
それとも詐欺?





あの自転車屋め!

初診のときにタイヤのパンクを見抜けなかった時点で腕前は察していたが、高いチューブ代だけ持ってかれてしまった。

戻って「これをどうしてくれるのだ」と言ってやりたかったが、さすがにこの距離を自転車を押して戻る元気はない。


泣き寝入りするしかない。



ただ、これは自転車屋がすべて悪いとも言いがたく、この症状はタイヤのチューブがホイールのどこかで傷つき裂けていたのが原因だったようであり、
その裂けた部分を先ほど自分でパッチをつけて隠してしまったため、修理屋は気がつかなかったという具合だろう。



裂け目が入っている患部には修理パッチを張りつけ分厚くしてごまかし、無理矢理進む。

ここで寝泊まりするのはさすがに難しいだろう。
道路が近すぎるし見渡しも良すぎる。


  




行き着いたさきはLa Paila(ラパイラ)という村。


今日はここで宿を探すことにした。




最初に入ったホテルは20000ペソ(1000円)となかなか。

しかし2階建てで自転車の出し入れがしにくく、部屋の中もせまいうえにジメジメしていて若干すごしにくそうだ。


ここはとりあえずキープで他を探すことに。




他数軒を回ってみたがどこも部屋はいっぱいで空きがない。

最初のホテルに戻ってみると、そこもすでに埋まってしまったようだった。


なぜ・・・



なにか祭りでもやっているのだろうか。

寝床が見つからない腹立ち紛れに、なぜこんなに部屋がないのか聞いてみる。


この時期、ちょうど作物(サトウキビかなにかだったと思う)の収穫があり、パトロンが大量に人を雇っているらしい。
その人達がほとんどのホテルを占領しているため、このあたりにはホテルの空きがないということだった。




それではキャンプをしましょう!


と疲れた体を引きづりガソリンスタンドへ向かうが、テントを張ることを拒否されてしまった。

そこで相談に乗ってくれた人が近くの家を訪ね、おそらく友人の家だったのだろう、そこでキャンプさせてくれることになった。


軽食までごちそうになってしまい、ついていなかった日にやっと光が射したところでこの日は眠りについた。






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